上顎左2番の根が短く動揺があり抜歯予定。その後の治療方法について
相談者:
Hi-Roさん (28歳:男性)
投稿日時:2009-01-06 22:51:49
初めまして。
現在、かかりつけの先生に治療をしていただいておりますが、今後の治療法について悩んでおり、広くアドバイスいただきたく、投稿させていただきました。
【症状】
上顎左2番の歯が根がなく、ぐらぐら
【現状】
?小学生の頃、1本歯が余計に生えたため、抜歯。
その際に今回の2番と根がつながっていた関係で、根が弱り、現在はぶら下がっている状態。
?学生の頃矯正をしており、その影響か前歯1〜3番の計6本の根が短い(一般的な長さの半分くらいとのこと)。
?上下の歯が突合しており、噛合せが悪い。
??及び?の影響か、両1番前歯に薄い縦筋(亀裂)、上顎左3番の歯茎が後退し、ややぐらついている状態。
?左1番と3番の間が狭い。
【提案された治療法】
A ブリッジ
・上記?であるため、両前歯及び3番の計3本にてブリッジを作り、補強を兼ねつつ歯を入れる(?2??)。
・上記?であるため、より強い素材(保険適用外)を使う必要がある。
B インプラント
・上記?であるため、難易度は高そうである。
・場合によっては土台作りから始めなければいけないかもしれない。
【相談事項】
(1)ブリッジもしくはインプラントのどちらが推奨されるか?もしくは第3の選択肢はあるか?
(2)ブリッジにした場合、セラミックだと1本8万円×4本分=32万円、ジルコニアを使用した場合その約1.5倍(=約50万円)とのことだが、金額の妥当性及びジルコニアの使用に関してどうか(実績がまだ浅いとのことですが)?
(3)インプラントにした場合、今後、現状の?について解決する手段はあるか?
以上、長々とすみませんが、よろしくご教授ください。
現在、かかりつけの先生に治療をしていただいておりますが、今後の治療法について悩んでおり、広くアドバイスいただきたく、投稿させていただきました。
【症状】
上顎左2番の歯が根がなく、ぐらぐら
【現状】
?小学生の頃、1本歯が余計に生えたため、抜歯。
その際に今回の2番と根がつながっていた関係で、根が弱り、現在はぶら下がっている状態。
?学生の頃矯正をしており、その影響か前歯1〜3番の計6本の根が短い(一般的な長さの半分くらいとのこと)。
?上下の歯が突合しており、噛合せが悪い。
??及び?の影響か、両1番前歯に薄い縦筋(亀裂)、上顎左3番の歯茎が後退し、ややぐらついている状態。
?左1番と3番の間が狭い。
【提案された治療法】
A ブリッジ
・上記?であるため、両前歯及び3番の計3本にてブリッジを作り、補強を兼ねつつ歯を入れる(?2??)。
・上記?であるため、より強い素材(保険適用外)を使う必要がある。
B インプラント
・上記?であるため、難易度は高そうである。
・場合によっては土台作りから始めなければいけないかもしれない。
【相談事項】
(1)ブリッジもしくはインプラントのどちらが推奨されるか?もしくは第3の選択肢はあるか?
(2)ブリッジにした場合、セラミックだと1本8万円×4本分=32万円、ジルコニアを使用した場合その約1.5倍(=約50万円)とのことだが、金額の妥当性及びジルコニアの使用に関してどうか(実績がまだ浅いとのことですが)?
(3)インプラントにした場合、今後、現状の?について解決する手段はあるか?
以上、長々とすみませんが、よろしくご教授ください。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-01-07 03:20:03
Hi-Roさまこんばんわ。
上顎左2番の歯が根がなく、ぐらぐらしており抜歯になるためその後の補綴方法について悩んでいらっしゃるのですね。
拝見していないので断定は出来ませんが、文面からは矯正治療?によると見られる歯根の吸収と矯正治療の仕上がりの悪さ?(切端咬合?フレアーアウト?)がありそうなので、補綴方法の決定については判断がかなり難しいように思われます。
その辺りを考慮せずに私なりの考えですと、前歯なのでインプラントよりブリッジの方が長期間にわたり安定した予後が見込めるように思います。
またブリッジの設計においては?、?ガ動揺していないのなら、?2?でなさったほうがいいように思います。
動揺があるならその原因を探った上で解決してから、ブリッジにするかインプラントを選択するか決めることになります。
素材については一般的にはジルコニアが審美的にはよりきれいなものが出来ますが、それより歯科医の腕のほうが重要だと考えています。
また技工士の腕も重要になってきますが、腕のいい歯科医は下手な技工所には発注しないと思います。
インプラントにする場合は前歯部だけに慎重に事を進めないと、後で思わぬトラブルになると思います。
一番危惧するのはインプラントの露出です、臼歯部ならインプラントが露出しても審美的な問題は起こりませんが、前歯部だとかなり問題になると思います。
そのあたりのリスクについてしっかりと説明を受けた後、納得の上でインプラントになさったほうがいいように思います。
参考になさってください、お大事になさいませ。
上顎左2番の歯が根がなく、ぐらぐらしており抜歯になるためその後の補綴方法について悩んでいらっしゃるのですね。
拝見していないので断定は出来ませんが、文面からは矯正治療?によると見られる歯根の吸収と矯正治療の仕上がりの悪さ?(切端咬合?フレアーアウト?)がありそうなので、補綴方法の決定については判断がかなり難しいように思われます。
その辺りを考慮せずに私なりの考えですと、前歯なのでインプラントよりブリッジの方が長期間にわたり安定した予後が見込めるように思います。
またブリッジの設計においては?、?ガ動揺していないのなら、?2?でなさったほうがいいように思います。
動揺があるならその原因を探った上で解決してから、ブリッジにするかインプラントを選択するか決めることになります。
素材については一般的にはジルコニアが審美的にはよりきれいなものが出来ますが、それより歯科医の腕のほうが重要だと考えています。
また技工士の腕も重要になってきますが、腕のいい歯科医は下手な技工所には発注しないと思います。
インプラントにする場合は前歯部だけに慎重に事を進めないと、後で思わぬトラブルになると思います。
一番危惧するのはインプラントの露出です、臼歯部ならインプラントが露出しても審美的な問題は起こりませんが、前歯部だとかなり問題になると思います。
そのあたりのリスクについてしっかりと説明を受けた後、納得の上でインプラントになさったほうがいいように思います。
参考になさってください、お大事になさいませ。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-01-07 09:28:10
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-01-07 13:02:14
僕としては最低でもレントゲン&口腔内写真が無いと判断できませんね。
もし、CTを撮って骨幅、高さ共に十分であれば松山先生のおっしゃるように、インプラントが第一選択になるでしょうか。
しかし、十分な骨が無いと判断された場合には、山田先生のおっしゃるように?2?ブリッジがよろしいかと思います。
また、ジルコニアに関して言えば、実績のある歯科医師+技工士であれば大丈夫だと思います。
過去の症例写真などを見せてもらえれば参考になると思いますよ。
もし、CTを撮って骨幅、高さ共に十分であれば松山先生のおっしゃるように、インプラントが第一選択になるでしょうか。
しかし、十分な骨が無いと判断された場合には、山田先生のおっしゃるように?2?ブリッジがよろしいかと思います。
また、ジルコニアに関して言えば、実績のある歯科医師+技工士であれば大丈夫だと思います。
過去の症例写真などを見せてもらえれば参考になると思いますよ。
相談者からの返信
相談者:
Hi-Roさん
返信日時:2009-01-07 21:59:47
先生方、いろいろとアドバイスありがとうございました。
一部、現状について補足させていただきますと、
・噛合せに関しては、上下の前歯が噛む度にがっちり当たってしまっているような状況です。
現在、お世話になっている先生によると、上の前歯は下の前歯より若干前でに噛合うのが普通とのことでした。
・その他に歯周病等の悪い症状はありません。
・歯の動揺(3番及び両1番は若干)については、根が短いことと、噛合せが原因のようです。
歯を入れるということと、補強をしたほうが良いということで、両者を兼ねられるブリッジを考えておりましたが、一度インプラントについても、できるできない(適す適さない)を含めて、診断だけはしてもらおうと思います
(現在お世話になっている診療所では設備がないとのことでしたので、他を紹介していただくことになりますが)。
また、追加で恐縮ですが、根が短くなってしまった場合の治療法(補強法)などはあるのでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくご教授ください。
一部、現状について補足させていただきますと、
・噛合せに関しては、上下の前歯が噛む度にがっちり当たってしまっているような状況です。
現在、お世話になっている先生によると、上の前歯は下の前歯より若干前でに噛合うのが普通とのことでした。
・その他に歯周病等の悪い症状はありません。
・歯の動揺(3番及び両1番は若干)については、根が短いことと、噛合せが原因のようです。
歯を入れるということと、補強をしたほうが良いということで、両者を兼ねられるブリッジを考えておりましたが、一度インプラントについても、できるできない(適す適さない)を含めて、診断だけはしてもらおうと思います
(現在お世話になっている診療所では設備がないとのことでしたので、他を紹介していただくことになりますが)。
また、追加で恐縮ですが、根が短くなってしまった場合の治療法(補強法)などはあるのでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくご教授ください。
回答4
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-01-08 08:22:36
>根が短くなってしまった場合の治療法(補強法)などはあるのでしょうか?
根を長くする様な方法はありません、しかし歯周組織を健全に保つことが出来れば問題は起きないと思います、この場合臼歯部の咬合が安定していることが前提です。
実際には咬合状態と歯周組織の状態、下顎の運動方向、運動時の歯と歯の当たり具合、離れ具合のなどの診査をして判断しないといけないので、文面からだけでははっきりと申し上げることは出来ません。
根を長くする様な方法はありません、しかし歯周組織を健全に保つことが出来れば問題は起きないと思います、この場合臼歯部の咬合が安定していることが前提です。
実際には咬合状態と歯周組織の状態、下顎の運動方向、運動時の歯と歯の当たり具合、離れ具合のなどの診査をして判断しないといけないので、文面からだけでははっきりと申し上げることは出来ません。
回答5
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-01-08 10:00:01
>一度インプラントについても、できるできない(適す適さない)を含めて、診断だけはしてもらおうと思います
>(現在お世話になっている診療所では設備がないとのことでしたので、他を紹介していただくことになりますが)。
それが良いと思います。
その結果、インプラントが無理なのであればブリッジを考えれば良いわけですからね。
じっくり検討されてください。
>(現在お世話になっている診療所では設備がないとのことでしたので、他を紹介していただくことになりますが)。
それが良いと思います。
その結果、インプラントが無理なのであればブリッジを考えれば良いわけですからね。
じっくり検討されてください。
タイトル | 上顎左2番の根が短く動揺があり抜歯予定。その後の治療方法について |
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質問者 | Hi-Roさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:2番(側切歯) インプラント治療法 ブリッジ治療法 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。