歯性上顎洞炎を放置して上顎洞癌になることはありますか?

相談者: okamotoさん (38歳:男性)
投稿日時:2009-01-18 12:41:25
最近、歯性上顎洞炎を診断されました。
まだCTは撮っていません。

そこでネットでいろいろと検索したところ、気になったもので教えてください。


多分小学生のころに右上6番を歯根治療をして、その後しばらくして上顎にフィステルがあるのに気がついていましたが、よくわからず、放置していました。

もう30年近く右側の慢性副鼻腔炎(後鼻漏、鼻閉)に悩まされています。
子供のころより、こんなものかと思っていたため、耳鼻科でもよくならず、ずっとあきらめてきていました。

今回どうやら右上6番の根先感染が悪化したため、右頬痛が出てきて耳鼻科で診断されました。


そこで教えてほしいのですが、多分私の右鼻は30年近く慢性副鼻腔炎であったと思います。

ネットでは数十年の経過で上顎洞が発生するというのを見つけました。
とても心配しています。


現在は右頬痛がひどく、歯痛もあります。血性鼻漏はありませんが、癌発生の危険は50歳代よりと書いてあったのですが、私のように30年近く歯性上顎洞炎を放置したことで上顎洞癌になるようなことはありうるのでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-01-18 14:07:25
okamotoさん、こんにちは。

上顎洞炎と診断されたとのこと、色々とご不安であろうかと思います。

ただ、

>私のように30年近く歯性上顎洞炎を放置したことで上顎洞になるようなことはありうるのでしょうか。

とのことに関しては、決して一般的な話ではないと思います。
少なくとも私はそのような症例を存じません。

一方で、長い間上顎洞炎で悩まれていた方は多数存じています。

加えて、『30年近く歯性上顎洞炎を放置』と書かれていますが、okamotoさんが実際に、30年間持続して歯性上顎洞炎(すなわち慢性の歯性上顎洞炎)であったのかどうかは不明です。

今回の歯性上顎洞炎としての頬の痛みと、幼少時からの鼻の症状は、同一であるかどうかは分かりません。

私見としては、10歳未満の時期から性の上顎洞炎を発症する可能性は、決して高くないと思います。


いずれにしても、今回の症状は、歯性上顎洞炎との診断が出ているとのこと。

色々とご不安なお気持ちは分かりますが、過剰に不安感を強められず、担当の先生の指示に従って適切な治療をお受けになられてください。

お大事にどうぞ。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-01-18 18:36:03
こんばんは。
私も中本先生と同じ見解です。

まず過去の経緯も大事ではありますが、今現在が歯性上顎洞炎であるならば、歯科での受診をお勧めいたします。

その名の通りが原因となっているのでしょうから、この部分に治療を施さなければ根本的な解決にはつながらないと思われます。


なのであまり聞きかじりの情報に過敏にならず、心配事は耳鼻科でも歯科でも担当医に直接お聞きになり治療に専念なさって下さい。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-01-18 23:17:28
>ネットでは数十年の経過で上顎洞が発生するというのを見つけました。

そのようなことはありません。

しかし、上顎洞炎の手術の30年後に術後性上顎のう胞という病気になることはありました。
ただし最近では手術法が見直されたために、ほとんど発生することはありません。


炎症とがんとはまったく別の病気で関連性はほとんどありません。

参考にしてください

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: okamotoさん
返信日時:2009-01-20 04:34:40
中本先生、田中先生、畑田先生


どうも有り難うございます。


現在の治療に専念し、経過を見ていきたいと思っています。



タイトル 歯性上顎洞炎を放置して上顎洞癌になることはありますか?
質問者 okamotoさん
地域 愛知
年齢 38歳
性別 男性
職業 会社員(技術系)
カテゴリ 上顎洞炎(蓄膿症)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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