歯周病の治療のために歯茎を切ると言われて不安になっております
相談者:
しーさーさん (40歳:女性)
投稿日時:2009-02-13 19:18:01
歯周病の治療についてご質問させていただきます。
しばらく前から数回に分けて歯石を取ってもらっています。
歯周ポケットを計っていただいたところ3mmから深い所で5〜6mmとのことで、深い所は歯茎を切って歯石を取るとのことです。
身近にそういう治療を受けた人がいないので、具体的にどのような事をされ、術後どのような状態
歯科衛生士さんからあらかたの説明を聞いたはずですが、その時は「歯茎を切る」という事でびっくりしてしまい、ほとんど上の空で聞いていたようであまり覚えておりません。
切った後は縫い合わせて食事も普通に出来るし、時間が経てば歯茎も元通りに戻ると言われたような気がしますが、ネットの情報によりますと完全には元に戻らないようにも書いてありますし、実の所はどうなのかと心配です。個人差があると言う事でしょうか?
ちなみに動く歯や歯磨きの時の出血などもなく、自覚症状がないのですが、一部骨が溶けているところがあるらしく、このままいくとそのうち歯がぐらつき始め、最後は抜けてしまうとのことでした。
もちろん一生自分の歯で噛める事を願いますので、治療を続けてもらうつもりですが、この治療後は歯磨きをがんばれば現状維持を保てるのでしょうか?
あと、ほかの歯周ポケットが3mmほどの所ですが、こういうところもこれからだんだん深くなっていくのでしょうか?
今までも虫歯に矯正にと歯医者さんにはお世話になってまいりましたが、歯周病になっているとは思っておりませんでしたのでこの先いつまで自分の歯で噛めるのか不安でなりません。
漠然とした質問で申し訳ありませんが、どうか回答をお願い致します
しばらく前から数回に分けて歯石を取ってもらっています。
歯周ポケットを計っていただいたところ3mmから深い所で5〜6mmとのことで、深い所は歯茎を切って歯石を取るとのことです。
身近にそういう治療を受けた人がいないので、具体的にどのような事をされ、術後どのような状態
歯科衛生士さんからあらかたの説明を聞いたはずですが、その時は「歯茎を切る」という事でびっくりしてしまい、ほとんど上の空で聞いていたようであまり覚えておりません。
切った後は縫い合わせて食事も普通に出来るし、時間が経てば歯茎も元通りに戻ると言われたような気がしますが、ネットの情報によりますと完全には元に戻らないようにも書いてありますし、実の所はどうなのかと心配です。個人差があると言う事でしょうか?
ちなみに動く歯や歯磨きの時の出血などもなく、自覚症状がないのですが、一部骨が溶けているところがあるらしく、このままいくとそのうち歯がぐらつき始め、最後は抜けてしまうとのことでした。
もちろん一生自分の歯で噛める事を願いますので、治療を続けてもらうつもりですが、この治療後は歯磨きをがんばれば現状維持を保てるのでしょうか?
あと、ほかの歯周ポケットが3mmほどの所ですが、こういうところもこれからだんだん深くなっていくのでしょうか?
今までも虫歯に矯正にと歯医者さんにはお世話になってまいりましたが、歯周病になっているとは思っておりませんでしたのでこの先いつまで自分の歯で噛めるのか不安でなりません。
漠然とした質問で申し訳ありませんが、どうか回答をお願い致します
回答1
回答日時:2009-02-13 21:58:46
こんにちは。
歯ぐきを切る処置があるなんて、初めて知ると驚きますよね。
ただ文面からは、極めて一般的な処置の流れではある様に思います。
参考⇒歯周病(歯槽膿漏)の治療の流れについて説明
のページの、
参考⇒歯周外科治療
というところですね。
術後は、歯ぐきが多少下がって、歯と歯の間の隙間が少し大きくなる感じになると思います。
腫れた歯ぐきが引き締まった、と捉えて貰うと、悪いことではないと理解して貰えるかと思います。
ただし、その後のケアが不十分だと歯周病の再発や、露出した歯根面の虫歯のリスクは高くなります。
歯周処置というのは意外と、処置終了後数年が、特に注意が必要です。
今回はもちろん必要があっての歯周外科処置だと思いますので、出来るなら頑張られた方がいいと思いますし、終わった後、傷が落ち着いてから(数週間後〜)は、しっかりとしたセルフケアと、定期的な受診によるプロフェッショナルケアを忘れずに頑張って下さいね。
歯周病はまじめにやればきちんと止められる病気ですので、まずは歯周ポケットを大体3mm以内にまで全て抑えて(←今回はそのための手術ですね)、その後の状態維持に努めて下さい。
担当の先生や衛生士さんとよく話し合いながら、頑張って下さいね。
参考⇒歯周病 TOP
歯ぐきを切る処置があるなんて、初めて知ると驚きますよね。
ただ文面からは、極めて一般的な処置の流れではある様に思います。
参考⇒歯周病(歯槽膿漏)の治療の流れについて説明
のページの、
参考⇒歯周外科治療
というところですね。
術後は、歯ぐきが多少下がって、歯と歯の間の隙間が少し大きくなる感じになると思います。
腫れた歯ぐきが引き締まった、と捉えて貰うと、悪いことではないと理解して貰えるかと思います。
ただし、その後のケアが不十分だと歯周病の再発や、露出した歯根面の虫歯のリスクは高くなります。
歯周処置というのは意外と、処置終了後数年が、特に注意が必要です。
今回はもちろん必要があっての歯周外科処置だと思いますので、出来るなら頑張られた方がいいと思いますし、終わった後、傷が落ち着いてから(数週間後〜)は、しっかりとしたセルフケアと、定期的な受診によるプロフェッショナルケアを忘れずに頑張って下さいね。
歯周病はまじめにやればきちんと止められる病気ですので、まずは歯周ポケットを大体3mm以内にまで全て抑えて(←今回はそのための手術ですね)、その後の状態維持に努めて下さい。
担当の先生や衛生士さんとよく話し合いながら、頑張って下さいね。
参考⇒歯周病 TOP
回答2
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-02-13 21:59:56
しーさーさん、こんにちは。
歯周病の治療のことで、色々とご不安であろうと思います。
>歯周ポケットを計っていただいたところ3mmから深い所で5〜6mmとのことで、深い所は歯茎を切って歯石を取るとのことです。
フラップ手術のことでしょうか?
※フラップ手術とは…
⇒歯周外科治療
実際にご自身が受けられる大切な治療のことです。
その場で色々と聞くことは難しいかもしれませんが、不明な点は担当の先生や衛生士さんに、しっかりと確認されてください。
もっとも、
>ネットの情報によりますと完全には元に戻らないようにも書いてありますし、実の所はどうなのかと心配です。個人差があると言う事でしょうか?
とのことに関して、「元に戻らない」というのが何を指しているのかは不明ですが、しーさーさんが想像しているような状態ではないと思います。
歯茎を切った処置の後に、見た目から明らかに元の状態とは異なる様子には普通なりません。
なお、歯周病の治療については、一朝一夕に終わるものではなく、期間もかかるため、特に担当の先生や衛生士さんとのコミュニケーションが重要です。
これまで特に歯周病を意識されていなかったのであれば、尚更ご不安になるとは思いますが、
・今のしーさーさんの歯茎の状態がどうなのか
・どのような治療とケアをしていくのか
ということを説明されると思いますので、よくお聞きになられてくださいね。
お大事にどうぞ。
…と、渡辺先生とかぶりました^^;
歯周病の治療のことで、色々とご不安であろうと思います。
>歯周ポケットを計っていただいたところ3mmから深い所で5〜6mmとのことで、深い所は歯茎を切って歯石を取るとのことです。
フラップ手術のことでしょうか?
※フラップ手術とは…
⇒歯周外科治療
実際にご自身が受けられる大切な治療のことです。
その場で色々と聞くことは難しいかもしれませんが、不明な点は担当の先生や衛生士さんに、しっかりと確認されてください。
もっとも、
>ネットの情報によりますと完全には元に戻らないようにも書いてありますし、実の所はどうなのかと心配です。個人差があると言う事でしょうか?
とのことに関して、「元に戻らない」というのが何を指しているのかは不明ですが、しーさーさんが想像しているような状態ではないと思います。
歯茎を切った処置の後に、見た目から明らかに元の状態とは異なる様子には普通なりません。
なお、歯周病の治療については、一朝一夕に終わるものではなく、期間もかかるため、特に担当の先生や衛生士さんとのコミュニケーションが重要です。
これまで特に歯周病を意識されていなかったのであれば、尚更ご不安になるとは思いますが、
・今のしーさーさんの歯茎の状態がどうなのか
・どのような治療とケアをしていくのか
ということを説明されると思いますので、よくお聞きになられてくださいね。
お大事にどうぞ。
…と、渡辺先生とかぶりました^^;
回答3
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2009-02-14 01:51:06
自覚もなく、余程進行しないと痛む事もなく、骨が溶けて歯が揺れて失われる羽目になるのが歯周病の特徴です。
糖尿病とかと同じような生活習慣病と言われているのは、そう言う理由です。
根の表面に付いている歯石、歯垢は歯周ポケットが深くなると外科的な処置をしないと完全には取り切れません。
その為に、時として外科小手術をする事は良くあるのです。
歯医者で手術と言うとビックリするかも知れませんが、現在では治す治療として一般的になっています。
なので、ご心配されないで下さい。
治療後も安心し切って油断したりせずに、定期的メインテナンスをお勧めします。
少々大変に感じられるかも知れませんが、失われた歯は戻って来ません。
今が良い機会と信じて頑張って下さい。
糖尿病とかと同じような生活習慣病と言われているのは、そう言う理由です。
根の表面に付いている歯石、歯垢は歯周ポケットが深くなると外科的な処置をしないと完全には取り切れません。
その為に、時として外科小手術をする事は良くあるのです。
歯医者で手術と言うとビックリするかも知れませんが、現在では治す治療として一般的になっています。
なので、ご心配されないで下さい。
治療後も安心し切って油断したりせずに、定期的メインテナンスをお勧めします。
少々大変に感じられるかも知れませんが、失われた歯は戻って来ません。
今が良い機会と信じて頑張って下さい。
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-02-14 10:58:36
お三名の先生方と同意見です。
歯周治療の得意な先生であればお任せして良いと思います。
松元先生もお書きのように
「治療後も安心し切って油断したりせずに、定期的メインテナンスをお勧めします。」
です。
頑張ってください。
歯周治療の得意な先生であればお任せして良いと思います。
松元先生もお書きのように
「治療後も安心し切って油断したりせずに、定期的メインテナンスをお勧めします。」
です。
頑張ってください。
相談者からの返信
相談者:
しーさーさん
返信日時:2009-02-15 21:46:49
先生方へ
お忙しい中、
ご回答くださり感謝いたします。
お礼の連絡が遅くなり申し訳ありません。
渡辺先生へ
歯医者さんで外科手術が日常的に行われているなんて知りませんでしたので、本当に驚きました。
それもまさか自分がしてもらう事になろうとは・・・。
>術後は、歯ぐきが多少下がって、歯と歯の間の隙間が少し大きくなる感じになると思います。
そうなのですか・・・。
一体どんな風になってしまうのか不安ですが、症状が良くなるのであれば今は見た目にこだわっている時ではありませんので、受け入れられるようがんばります。
>腫れた歯ぐきが引き締まった、と捉えて貰うと
自分で見た限りではその部分はとくに腫れも無いように見えるのですが、それが歯周病の怖いところなのですね?
今回の治療箇所は以前に乱杭歯の矯正のために抜歯した歯の所で、矯正後は元々は隣り合っていなかった歯と歯が少し傾きながら寄りかかっているような感じになっていて、上の方はぴったりくっついているが下には隙間があるような所で、歯間ブラシやフロスなども使って気をつけて汚れを取っていたつもりなのですが、やはり自分の歯磨きだけでは汚れが取りきれていなかったのですね。
>歯周病はまじめにやればきちんと止められる病気ですので、
とても励みになる言葉をありがとうございます。
中本先生へ
>フラップ手術のことでしょうか?
はい、そのようです。
>歯茎を切った処置の後に、見た目から明らかに元の状態とは異なる様子には普通なりません。
それをお聞きしてほっといたしました。
なにやらものすごく怖い事を想像してしまって、とても憂鬱でしたので。
>これまで特に歯周病を意識されていなかったのであれば、
はい、よく歯周病の症状として聞くような症状がとくに見当たりませんのでまったく意識しておりませんでした。
素人の判断はこわいと今回痛感いたしました。
松元先生へ
>糖尿病とかと同じような生活習慣病と言われているのは、そう言う理由です。
自覚症状なしに進むというのは本当に怖いですね。
年も年ですし、これからは食べ物にも気をつけていかなければいけないなと改めて思いました。
>その為に、時として外科小手術をする事は良くあるのです。
小手術と言っていただけるとなんとなく少し怖さが薄れます。
フラップ手術で検索すると「歯肉剥離掻爬手術」とかいうとても怖そうな名前が出てきてとても怖かったので。
タイヨウ先生へ
>歯周治療の得意な先生であればお任せして良いと思います。
今までは虫歯の治療でお世話になってきましたが、歯周病での治療を受けるのは今回が初めてなので、そうである事を信じてお任せしたいと思います。
>「治療後も安心し切って油断したりせずに、定期的メインテナンスをお勧めします。」
はい、絶対そうします!
各先生方、この度は本当にありがとうございました。
お忙しい中、
ご回答くださり感謝いたします。
お礼の連絡が遅くなり申し訳ありません。
渡辺先生へ
歯医者さんで外科手術が日常的に行われているなんて知りませんでしたので、本当に驚きました。
それもまさか自分がしてもらう事になろうとは・・・。
>術後は、歯ぐきが多少下がって、歯と歯の間の隙間が少し大きくなる感じになると思います。
そうなのですか・・・。
一体どんな風になってしまうのか不安ですが、症状が良くなるのであれば今は見た目にこだわっている時ではありませんので、受け入れられるようがんばります。
>腫れた歯ぐきが引き締まった、と捉えて貰うと
自分で見た限りではその部分はとくに腫れも無いように見えるのですが、それが歯周病の怖いところなのですね?
今回の治療箇所は以前に乱杭歯の矯正のために抜歯した歯の所で、矯正後は元々は隣り合っていなかった歯と歯が少し傾きながら寄りかかっているような感じになっていて、上の方はぴったりくっついているが下には隙間があるような所で、歯間ブラシやフロスなども使って気をつけて汚れを取っていたつもりなのですが、やはり自分の歯磨きだけでは汚れが取りきれていなかったのですね。
>歯周病はまじめにやればきちんと止められる病気ですので、
とても励みになる言葉をありがとうございます。
中本先生へ
>フラップ手術のことでしょうか?
はい、そのようです。
>歯茎を切った処置の後に、見た目から明らかに元の状態とは異なる様子には普通なりません。
それをお聞きしてほっといたしました。
なにやらものすごく怖い事を想像してしまって、とても憂鬱でしたので。
>これまで特に歯周病を意識されていなかったのであれば、
はい、よく歯周病の症状として聞くような症状がとくに見当たりませんのでまったく意識しておりませんでした。
素人の判断はこわいと今回痛感いたしました。
松元先生へ
>糖尿病とかと同じような生活習慣病と言われているのは、そう言う理由です。
自覚症状なしに進むというのは本当に怖いですね。
年も年ですし、これからは食べ物にも気をつけていかなければいけないなと改めて思いました。
>その為に、時として外科小手術をする事は良くあるのです。
小手術と言っていただけるとなんとなく少し怖さが薄れます。
フラップ手術で検索すると「歯肉剥離掻爬手術」とかいうとても怖そうな名前が出てきてとても怖かったので。
タイヨウ先生へ
>歯周治療の得意な先生であればお任せして良いと思います。
今までは虫歯の治療でお世話になってきましたが、歯周病での治療を受けるのは今回が初めてなので、そうである事を信じてお任せしたいと思います。
>「治療後も安心し切って油断したりせずに、定期的メインテナンスをお勧めします。」
はい、絶対そうします!
各先生方、この度は本当にありがとうございました。
タイトル | 歯周病の治療のために歯茎を切ると言われて不安になっております |
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質問者 | しーさーさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯周病(歯槽膿漏)治療 歯周外科治療(フラップ手術) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。