下唇のしこりを粘液嚢胞と診断されたが悪性腫瘍ではいかと心配

相談者: hinaパパさん (33歳:男性)
投稿日時:2009-02-02 02:16:37
こんばんは。下唇のしこりについてここ2ヶ月ほど非常に悩んで
いて、ぜひご相談頂きたい事があります。
長文ですが、ご容赦下さい。

【症状と経過】

・12月上旬
左下唇に米粒程度の透明な粒ができる。
たまにできるものでもあるので、しばらく放置。

・12月中旬
→その後、数回つぶれたりできたりを繰り返し、若干硬くなり白くなる。(以後透明な粒はできない)
ネットで調べたところ、粘液嚢胞ではないかと思い、病院を受診する事にする。

●Y南共済病院(地域大規模病院)口腔外科
診断は粘液嚢胞。
潰れているので切除もできないし、この大きさなら放置してよい。
白いのは口腔粘膜が厚くなっているため。
ガンなら大きくなるので心配はいらない。


・1月上旬
下唇とは別に、食事中に上あご内側に巨大な血豆ができたので、病院を受診。ついでに下唇も相談。
(前回の病院は年末で休みのため別の病院へ)

下唇は大きな変化はない。
白く少し硬い状態。

●日立Y病院(地域中規模病院)口腔外科
診断は粘液嚢胞。
1ヶ月後(2月上旬)の切除をすすめられる。
上あご内側の血豆は外傷性びらんで1週間ほどで完治。

※ここで2つの病院で見解が分かれたことに疑問を感じる。
気になるから切除の方向で検討する。



・1月中旬
運悪く?食事中に患部(左下唇裏)を強く噛んでしまう。
患部が大きく白くなり、食事や下で触ると強い痛み。
噛んだ事が原因とわかっていても痛みが気になり、また悪性腫瘍ではないかと心配になりだす。

前回切除で見解が分かれたので、セカンドオピニオンを兼ねて大学病院と知人の病院で診てもらうことにする。


●T大学歯学部付属病院口腔外科(大学病院)
診断は粘液嚢胞。
強く噛んだことにより口内炎を併発している。
痛みは1週間から10日ほどで消える。

粘液嚢胞については、これでは小さく手術の必要なし。
先生によるとわざわざ痛い思いをする必要はないとの事。


●知人の歯科医院(個人病院)
知人の診断も粘液嚢胞。
心配している悪性腫瘍ではない。
大学病院で診てもらっているなら、悪いものならすぐに徹底的に検査にまわすので心配はいらない。

また、これを切る事は予後も考えるとお勧めできない。
どうしてもというなら、メスではなくレーザーでの切除を勧める。


※先生により切る、切らない(1:3)で見解が分かれ悩む。
口内炎は1週間ほどで完治。
痛みも消える。

ただその後、患部がさらに固いしこり上になった事が気になり、ネットでいろいろ調べだす・・・・・・
ここから悪循環で、本当に粘液嚢胞なのか?、悪性腫瘍ではないのかと色々心配になりだす・・・
そしてDrショッピング状態へ・・・・


・1月下旬
患部は見た目は分からない状態。(白い部分も消える)
舌の裏で触ると患部の膨らみを感じ、手で硬いしこりを確認できる。 
※あくまでも自分でわかる程度。


●K歯科大学病院口腔外科(大学病院)
粘液嚢胞と診断。
粘液嚢胞は固くなるものなのか聞いたところ、通常とは違うが、粘液嚢胞と考えて問題ないとの回答。


●N大学歯学部付属病院口腔外科(大学病院)
粘液嚢胞の可能性大と診断。
どうしても気になるなら切除して組織検査も可能という事で、数日後に切除してもらう事に。

しかし数日後に切除してもらうおうとしたところ、患部が目で確認もできない状態。
触診でも他の部位との区別が先生の手ではつかない状態。
これでは切除はしない(できない)と言われ、数ヵ月後の経過観察に。
  

●T歯科大学付属病院口腔外科(大学病院)
数人の先生に触診で診断され、粘液嚢胞の疑いと診断。
しこりは噛んだことによる瘢痕のようにも感じるとの事。

瘢痕であれば、最大で3カ月程度治るのに時間かかかる。
現時点では悪いものの可能性は限りなくない。
1ヶ月後に見せてほしいと言われる。



●再度知人の病院(個人病院)
知人の診断でも、前回見たときより、所見(白い部分)が全くなく、触診でも他の部位と差が分からない。
このレベルだと個人の感じ方のレベルになっているので、もう気にしないでよいのではと言われる。

また専門の口腔外科医なら、所見や触診でほぼ判断はつくので心配はいらないと言われる。



【現在の状態】

・7個所(大学病院4、地域病院2、個人病院1)全ての病院で粘液嚢胞の疑い強いと診断。

・気になる左下唇裏に舌で触れると小さな硬いしこりを感じる。

・手で触ると周辺の組織と比べると若干硬い感じ。
ただし唇裏なので、他にも同様にしこりに感じる部分はある。
 小唾液腺?リンパ節?

・上記は第三者(医師含み)ではほぼ分からない状態。
 つまり見た目も、触診でも自分が意識して分かるレベル。

・痛みはほとんどない。
気にすると(舌でいじったりすると)ある気がするというレベル。



【ご質問】

1.さまざまな病院、先生に診てもらいましたが、一貫して粘液嚢胞(の疑いが強い)という診断でした。

ただ私が調べた限り、通常の粘液嚢胞とは症状が若干異なります。
※初期の水疱は同じだが、その後再発せずしこりになった点。

プロの医師皆さんが診断しているから大丈夫なのでしょうが、しこりのように硬い理由が分かりません。

ケースによっては、しこりのようになるのでしょうか?

ただの小唾液腺の塊の可能性、もしくは硬いしこりは強く噛んだ事が原因なのでしょうか?
また粘液嚢胞が再発しないのは何故でしょうか?


2.本当に悪性腫瘍等の可能性はないのでしょうか?
なぜ私が悪性腫瘍の疑いを捨て切れないのかというと、初期のガンはほとんど痛みがなくしこりになっていると見聞きしました。そうすると今の状態は該当しているといえばいえ当てはまります。


(心配な点)
 ・しこりになっている ※ただし自分で触ってわかる程度

(安心な点)
 ・痛みはほとんどない。(意識するとある気がする)
   →初期だからないのかも・・・
 ・大きさはほとんど変わっていない
   →悪性度によっては進行度合いが違いますよね?
 ・表面の白い部分は消え、外見上はわからない(膨らみも)
 ・触診の感じが、境界明瞭な点。
   (悪性のものは明らかに境界不明瞭になる)

本当にプロの口腔外科医の方は見て触診だけで、ほぼ悪性のものかどうかという判断はできるのでしょうか。
もちろん100%確定診断するには、組織検査するしかないのしょうが・・・・・


3.確定診断してもらうにも、切除する事もできない。
  (部位が第三者では分からない状態)

他に画像診断(MRI)や血液検査等、その他の方法で診断できないのでしょうか?
それとも無理を言って切除してもらう方がいいでしょうか?



4.根本的に私が気にしすぎている状態になっている事は分かっておりますが、いわゆる小さな事を気にしすぎている口腔心身症状態なのでしょうか。

決してプロのお医者さんの言う事を疑っている訳ではないのですが、先生によって微妙に言っている事が違うなどでその度にどうすべきか考えてしまいます。

またDrショッピング状態になっている自分にも困っています。
※昔から体の事となると、異常に心配になる傾向。


5.今後どうすべきでしょうか。経過観察するしか方法はないでしょうか?
100%払拭されるまでは、心配です。

またどの程度経過観察すれば、悪性腫瘍の心配はなくなるでしょうか?(現時点で気づいて2ヶ月です。)
知人の医師には、心配の必要ないと言われていますが・・・


長文で失礼しましたが、よろしくご回答お願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-02-02 03:01:07
hinaパパさまこんばんわ。

下口唇のしこりがで無いかと心配で心配で仕方がないのですね。

お気持ちは十分理解できますが、粘液嚢胞で間違いないと思います、仰るように確定診断は生険をすることになりますが、あくまでも癌の疑いがある場合だと思います。

おそらく検体を採取するにも、その場所すらわからないためにしなかったように思います。


現在2ヶ月経過しているわけですから、心配は無いでしょう。

悪性腫瘍なら決して縮小することはありません、心配なさらなくても大丈夫です。

今後経過観察に来るように言われている時に、一度診察をしていただいたらそれでOKです。


心配しすぎも考え物ですよ、性格だからしょうがないと言うこともありますがその性格と一生付き合わなければならないので、自分の性格と折り合いをつけるすべも身につけるようなさってください。

回答 回答2
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-02-02 11:27:56
hinaパパさん、こんにちは。

唇の症状で大変ご心配なことと思います。


【1】

ですが、複数の病院を診断して、共通の見解が「粘液嚢胞」であるにも関わらず、文面のみのインターネット医療相談で、

>本当に悪性腫瘍等の可能性はないのでしょうか?

とご質問なされるのは、率直に申し上げてナンセンスです。


>さまざまな病院、先生に診てもらいましたが、一貫して粘液嚢胞(の疑いが強い)という診断でした。

>ただ私が調べた限り、通常の粘液嚢胞とは症状が若干異なります。

実際に診察の上で診断を下した専門家たる医師の判断と、hinaパパさんがご自分で情報収集された結果とを比較した場合、どちらを重視するか、言うまでもないことです。



【2】

切除か経過観察かは、最終的にはhinaパパさんの判断でお決めになることです。

お決めになる際の判断材料としては、医師の助言・コメントが重要となりますが、そのコメントとは、インターネット相談で求められるものではなく、実際に診察をした医師から述べられることです。

hinaパパさんの場合では、もう充分にそのようなコメントは揃っていると思います。

不安なお気持ちは分かりますが、インターネットというものは使い方を誤ると、重大な悪影響を及ぼします。


既に現実世界での多数の医師による見解が出ています。
これ以上、同症状についてネットで情報収集されることはお止めになられて、現実の医師による助言・指示にしたがって、今後の方針をお決めになられてください。



【3】

>いわゆる小さな事を気にしすぎている口腔心身症状態なのでしょうか。

口腔心身症も一つの病態です。

ですから、hinaパパさんが口腔心身症であるかどうかの判断は、この場では法的にもテクニカル的にも行うことができません。


お大事になさってください。

回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-02-02 12:12:39
とる取らないの手術だけについて

下唇を咬んでしまう事が多いと、粘液嚢腫は再発しやすいものです。

とってもとっても新たな粘液嚢腫が出来る可能性があります。
取る手術はしないで、自然消失するのを待つことで私の場合は解決しています。



しこりについて

咬んでしまったりすると、下唇はしこりが出来やすいです。
これも安静が保たれれば自然になくなります。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-02-02 12:24:09
hinaパパさん、こんにちは。

粘液のう胞が硬くなる理由としては、咬むことによる瘢痕の可能性がありますね。


>本当にプロの口腔外科医の方は見て触診だけで、ほぼ悪性のものかどうかという判断はできるのでしょうか。

ほぼできます。
これは経験的な要素がかなり強いと思います。

確定診断は病理組織検査によって行います。
したがって、取らずに行う診断は推定診断(臨床診断)と言うことになります。


咬まなくなって瘢痕が消えてくればまた粘液のう胞が発生する可能性もあります。
それまでは経過観察でよいのではないかと思います。




タイトル 下唇のしこりを粘液嚢胞と診断されたが悪性腫瘍ではいかと心配
質問者 hinaパパさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 唇の病気・異常
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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