骨吸収のある右下6番。ブリッジorインプラントの治療の進め方について

相談者: TAZさん (42歳:男性)
投稿日時:2009-01-26 21:56:02
1年前に化膿し治療してもらった右奥上6番は、当初から動揺がありましたが根の治療等の後終了し、動揺は少しよくなったものの半年後には右下6番の歯茎が化膿し再度通院しました。

上の6番も切開して根の裏も掃除(?)したりして以前よりはしっかりしてきましたが、ポケットも深め(6か7)、化膿しがちで健康な状態にはなっていません。

かみ合わせ歯軋りも原因の一つとして、まずはマウスピースなども使いかみ合わせの修正をしながら治療をしていました。



勤務地事情により別の所に移り、別の医院に通い始めました。

こちらでは基本方針は理解の上で進めることになりましたが、こちらでは右下6番の歯の吸収があるのと根が割れている可能性がある為骨を回復させる目的で、まずその歯を抜歯してブリッジにして骨の回復を待ち、その後骨が回復しまた必要ならばインプラントを考える(?)という話でした。

本医院の先生は元々それぞれの長所と短所があるため、話の結果により進め方を決めましょうというスタンスだったのですが、ほんの1、2週間の間に下の6番は抜歯してブリッジで直し、骨の回復を待ちましょうということで方針が決まってしまっていました。

以前の処置があまりよくないということで、右上6番の根の治療もし直す必用ありという話です。

ただし、初回に撮ったたった一枚のレントゲン(それも上顎の部分は白くなっていてあまりはっきり写ってないので、上の6番の根の部分は良く見えない)を元に全体の状態を把握しているとは思えない状況下において、下の6番の治療をとりあえず進めることに疑問を覚えます。


ブリッジ・インプラントどちらを否定するつもりも無く、将来的にインプラントをしなければいけなくなる可能性があるのであれば、はじめからCTが取れる医院に行ってちゃんと調べてもらってからのほうが良い気もするし、

骨の状態が悪ければ先に抜歯してブリッジにて健康な歯(5番7番)を削り治療することにも、それらにかかる費用と治療方針の面から考えて妥当なのかもしれません。


歯の状態・レントゲンの情報もなく、下顎の骨の吸収状態も解らないのに聞くこと自体に無理があるとは思いますが、答えられる範囲で教えてください。セカンドオピニオンとしてアドバイスをいただけると幸いです。


よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-01-27 05:02:11
TAZさまおはようございます。

現在の主治医の治療計画の根拠について疑問を感じていらっしゃるのですね。

この辺りの治療方針決定の根拠を再びお尋ねになるのは勇気のいることだと思いますが、このまま疑問に感じたままずるずると治療が続いていくことには賛成いたしかねます。

はっきりご自身で確認なさって、納得のうえ治療を受けられたほうがいいでしょう。

後悔先に立たずといいます、もし何かあったとき益々不安にさいなまれて困ってしまうことになるでしょう。


もし聞きづらいような雰囲気のDrなら、思い切って転医なさったほうがいいかも知れません。



参考になさってください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-01-27 12:58:33
んんん?

>骨の状態が悪ければ先に抜歯して、ブリッジにて健康な(5番7番)を削り治療する

これはダメ(?)ですよ。
仮に一時的に骨の回復を待つ程度であれば、健康な歯は削らずに部分入れ歯か(噛めないのは前提で)接着ブリッジ保隙する程度にとどめましょう。

健康な歯を削りブリッジ → インプラント

と言うのは、僕の中では「本末転倒」と言うか「ナシ」なんですけどね‥。


もし、治療方針がブレてしまうようであれば、セカンドオピニオンを求められる事をお勧めします。

回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-01-27 13:48:10
結論から言わせてもらいます。

ブリッジを少しでも視野に入れた治療方針の相談的説明では、普段私がする話とはだいぶんかけ離れています。

インプラントの良い面を知り尽くしている歯科医では、を失った時のファーストチョイスはインプラントです。

インプラントを少しでも視野に入れているのであれば、しっかりしたセカンドオピニオンを得てください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: TAZさん
返信日時:2009-01-27 22:13:16
山田先生・タイヨウ先生ならびに松山先生、

大変参考になるご意見ありがとうございました。

お話を伺って、私が誤解してブリッジの後にインプラントという
理解をしているのかもしれないので、抜歯(今週土曜予定は延期してもらい)の前に先生に確認すると同時に、他のお医者さまに診てもらい最終的に方針を定められればと思います。


あと2点確認させてください。

インプラントを見据えた上でブリッジではない方法で様子を見る方針だった場合、歯周病による骨の吸収の進行が抜歯することにより止まることは理解できるのですが、減ってしまった骨の回復を期待しインプラントをすべきかを決めるという考え方は理解できる対処法でしょうか?

セカンドオピニオンはインプラントの実績のあり、CTの施設の整った所で診てもらうほうが良いですか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-01-28 03:28:20
>減ってしまった骨の回復を期待しインプラントをすべきかを決めるという考え方は理解できる対処法でしょうか?

インプラントをすると骨が回復するようなことは聞いたことがありません、インプラントは生体にとっては異物ですから吸収することはあっても、回復はしないと思います。


>インプラントの実績のあり、CTの施設の整った所で診てもらうほうが良いですか?

私は実績はないよりはましと言う程度だと思います、CTについてはあったほうが便利だとは思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-01-28 09:30:21
ん〜、その一本だけを治療するのでしたら

「木を見る」治療になるのかもしれませんが、複数のを治療するのでしたら、「森を見る」治療をしなければいけません。

その場合、抜歯のタイミング、その部位を短期間ブリッジで行くのか、それとも入れ歯を使うのか、他の歯の治療のタイミングは?

という複数の問題が出ます。


CTを置いているかどうかと言うよりも、全顎的な治療を実践している医院かどうかが重要です

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-01-28 09:42:55
(;_;)

ロングな回答を打っている間に消えた‥。


では、気を取り直して、簡潔に。


>減ってしまった骨の回復を期待しインプラントをすべきかを決めるという考え方

山田先生がお書きのように、インプラントをしたからと言って歯周病で減った骨レベルが健康な状態に「回復」はしません。

おそらく、担当の先生が言っている「回復」とは「抜歯をして空いてしまった穴がふさがること」だと思います。

この穴がふさがる期間は
 粘膜レベルで数週間
 骨レベルで数か月〜1年程度
です。

なので、健康なを削らずに「部分入れ歯」や「接着ブリッジ」で十分、その期間は過ごせるはずです。

また「数か月なら我慢できる」と言う事であれば「何もしない」と言うのも口腔衛生と言う観点から言えば最も良い選択になるかもしれません。
(なにも入れない期間が数年と言う事になると話は別ですが‥)



>インプラントの実績のあり、CTの施設の整った所で診てもらうほうが良いですか?

TAZさんの場合、下顎の6番ですよね。
下顎の大臼歯インプラントは他の部位のインプラントに比べて失敗のリスクが最も少ないとされています。
言葉は悪いですが「インプラント初心者の先生でも、ほとんど失敗しない」場所です。

実績はもちろん、あればあるだけ良いのかも知れませんが、数十ケースの経験があれば問題は無いと思います。
(もちろん、安易な気持ちで治療される事はダメですよ)


また、CTに関しても、その医院に設備が無くても(機械は数千万円しますから!)、提携している医療機関で撮ってもらえる環境であれば十分だと思います。
(もちろん、その医院にあれば手間は省けますから便利ではあります)


担当の先生としっかり相談され、良い結果になる事を期待します。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-01-28 09:50:38
タイヨウ先生のおっしゃる回答6に同意です。

下顎の六番なら、名医にしてもらう必要性は無いと思いますよ。簡単だし。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: TAZさん
返信日時:2009-01-28 21:53:18
お忙しい中貴重なご意見を頂き大変参考になりました。

このようなサイトが存在し、的確なアドバイスをしていただいた諸先生方に感謝いたします。


通院中の歯科医との話し合いとセカンドオピニオンを参考に相談をしながら、進めたいと思います。


方針が決まりましたら、アップデートをさせていただき、その段階で暫定的に解決ということにさせていただくつもりです。
ありがとうございました。



タイトル 骨吸収のある右下6番。ブリッジorインプラントの治療の進め方について
質問者 TAZさん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:6番(第一大臼歯)
インプラント治療法
ブリッジ治療法
その他(歯科治療関連)
回答者




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