天然欠損の右下7番。ブリッジを勧められたが戸惑っている

相談者: 海さん (44歳:女性)
投稿日時:2009-01-26 19:01:41
はじめまして。

右下7番のが子供の頃正しく生えてこず抜歯となり、欠損のまま30年余り放置していました。

数年前から、このままでは対応する上の歯が伸びてきてしまうと指摘されていたのですが、最近訪れた歯科で、実際伸びてきているのでブリッジを入れた方がいいと勧められました。

欠損の隣の歯2本はすでに金属がかぶっているので、健康な歯を削るわけではないから負担が少なく、保険適用なら5000円程度と言われました。


親知らずはすべて抜歯したので延長ブリッジになります。
奥歯という力のかかる場所に延長ブリッジということで、不安を感じています。

また、ブリッジを入れたために隣の歯2本に負担がかかり寿命が短くなってしまうようなことはないのでしょうか。

5000円というのはずいぶんお安いのですが、普通そのくらいのものなのでしょうか。


将来的にはインプラントを考えていますが、費用が高いので、つなぎとしてブリッジを利用することも考えています。


セカンドオピニオンをいただければ幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-01-26 19:33:02
海さん
こんばんは

お口全体がどのようになっているのかわかりませんが、例えば、右側で噛みにくいとかでしょうか?

まずは、右側に噛み合わせが必要なのかどうかを考えます。

例えば、平均的なヨーロッパの人は臼歯部がなくなっても、すぐにを入れたりはしません。
ですが、左も噛みにくいとか、噛み合せに不満がある場合は、失われた部分に何か噛み合わせを作ることがあります。


ですから、噛み合せも気になっていなくて、今現在も、将来も、これから今残っている歯を大切に残していくのであれば、右下7番には「何もしない」という選択があります。

その場合は、右上7番が伸びてきても別に何もしません。
それにより、噛み合わせが悪くなった場合は別です。



ですが、海さんは、どうも噛みにくいとか、どうしてもそこに歯があった方が良さそうだと考えていらっしゃるのでしたら普通は、インプラントか、延長ブリッジになるでしょうね。

延長ブリッジの場合は、噛み合せの強い人や、噛み癖、歯軋り等があると考えられる人にはお勧めしません。
(特に神経がない場合破折することがある)

実際に、延長ブリッジは上の歯にはぶつけないかもしれません。
確かに冠が被さっているし、削る量は大してないかもしれませんが、そういうことが問題ではなくて、どのような噛み合せの人なのか、という点がこういうご質問では最も重要なポイントになります。

それを忘れてしまったならば、その歯(右下6)を失うことになりかねないからです。

ですから、しっかりと噛み合せのことを気をつけてくれる先生であれば、大丈夫かと思います。


そのブリッジが長く持つかどうかは、その部分が良くブラッシングできるかどうかにかなり影響されますので、お忘れなく。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-01-26 20:52:43
そうですね‥。

ブリッジを入れたために隣の2本に負担がかかり寿命が短くなってしまうようなことはないのでしょうか。

あります。
なので、僕は奨めていません。


>5000円というのはずいぶんお安いのですが、普通そのくらいのものなのでしょうか。

そんなモンだと思いますよ。
あまりお勧めはしませんが‥。


宮下先生もお書きのように

 「特に神経がない場合破折することがある」
 「どのような噛み合せの人なのか」
 「その部分が良くブラッシングできるかどうかにかなり影響されます」

と言う事を踏まえて、担当の先生としっかり相談される事をお勧めします。


お大事にどうぞ。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-01-26 21:11:23
両先生のご意見に同意します。

私は歯内療法歯周病の講座で研修医をしたのですが、延長ブリッジはとても嫌われておりました。

延長した部分の下が磨けなくて、歯周病にやられていた症例を沢山見たので、私もお勧めは致しません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 海さん
返信日時:2009-01-26 21:27:39
多くのコメントをありがとうございます。


かみ合わせは決してよくはないと思います。
顎関節症を患い、治療したこともあります。

右に奥歯がないため左でかみ続けてきたことと、元々の生えるスペースが十分になく、重なって生えている歯も結構あり歯並びがよくないためと思います。

神経のない歯は左上6番だけです。
いつも左でかむために、そちらにばかり負担がかかって悪くなったのではないかと思っています。


>>ブリッジを入れたために隣の歯2本に負担がかかり寿命が短くなってしまうようなことはないのでしょうか。
>あります。
>なので、僕は奨めていません。

>それを忘れてしまったならば、その歯(右下6)を失うことになりかねないからです。


これは痛いですね。
右上7番が伸びてきても放置する選択肢もあるのですね。
早急に結論を出さず、別の歯科医にも行ってそれとなくきいてみます。
回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-01-27 15:46:03
延長ブリッジ歯根破折が結構起きますので、余りお奨めできません。


上の7番が3ミリ程度の挺出であれば、下にインプラントをして徐々に上7番を顎骨内に戻しながら、正常咬み合わせにする事が出来ますし。

おそらく顎関節症は右に症状が出たと思いますが、これも少し咬み合わせと、顎の姿勢を直す事により治せると思います。




タイトル 天然欠損の右下7番。ブリッジを勧められたが戸惑っている
質問者 海さん
地域 非公開
年齢 44歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 延長ブリッジ・カンチレバー
歯の数が足りない(先天欠損)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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