フラップ手術を受け1ヶ月経過、術後の歯肉のえぐれが大きく治りません
相談者:
nekohebiさん (40歳:女性)
投稿日時:2009-02-24 11:13:02
先月、審美歯科(矯正医師と歯周病医師常勤)歯周病治療の為のフラップ手術と矯正装置の装着を一度に受けました。
左上7番右上6番の歯槽骨吸収が大きく抜歯後インプラント予定です。
咬み合わせを直すため全ての歯を矯正し、また矯正と同時進行でインプラント予定の2箇所の歯を少しづつひっぱって、骨再生を促すとのことでした。
こうした治療のまずは一番始めとして、
「フラップ手術にて歯周病の原因を取り除き、骨が増えるお薬(薬品名は聞いていませんが粒状の白い粉みたいです。歯ぐきから透けて見える部分があります。)を入れます」
との説明で手術を受けたのですが、抜糸後、上下ともに1〜3番くらいまでの歯肉がかなり短くなり、特に左上中切歯は歯の根元が数ミリ露出してしまっていました。
手術前に歯肉の形が変わるとはご説明頂いていませんでしたので驚き、日頃少しでも歯ぐきを減らさないように大切に丁寧にブラッシングしていたので、本当にショックでした。
矯正の担当の先生に申し上げると、
「矯正で変化しますし、矯正後もし歯ぐきが足りなければ治せますから」
とのお返事です。
先生のお言葉通りを私も望みますが、でも心配です。
私が得た情報では歯肉の修復は難しいものであるといったお話が多くありました。
本当に、せめて元の形に戻るのか、とても不安です。
矯正で歯並びが健康になっても、このままの歯ぐきでは笑うことができません。
矯正・フラップ手術・インプラントによって、完全に歯周病を治し自分の歯の健康を保っていくのが目的の一代決心が、初めの一歩で弱気になっています。
手術の担当医師(歯周病専門医)がインプラントも行う予定だと思います。
もし、歯肉の修復が必要になれば、やはりその先生がなさると思いますが、今回のことで、お任せするのが怖いです。
医院は変わってもインプラントはインプラント専門の先生を探した方が良いでしょうか。
歯肉の修復も「治りますよ」の言葉を信じても良いのでしょうか。
どうか、アドバイスをよろしくお願いいたします。
左上7番右上6番の歯槽骨吸収が大きく抜歯後インプラント予定です。
咬み合わせを直すため全ての歯を矯正し、また矯正と同時進行でインプラント予定の2箇所の歯を少しづつひっぱって、骨再生を促すとのことでした。
こうした治療のまずは一番始めとして、
「フラップ手術にて歯周病の原因を取り除き、骨が増えるお薬(薬品名は聞いていませんが粒状の白い粉みたいです。歯ぐきから透けて見える部分があります。)を入れます」
との説明で手術を受けたのですが、抜糸後、上下ともに1〜3番くらいまでの歯肉がかなり短くなり、特に左上中切歯は歯の根元が数ミリ露出してしまっていました。
手術前に歯肉の形が変わるとはご説明頂いていませんでしたので驚き、日頃少しでも歯ぐきを減らさないように大切に丁寧にブラッシングしていたので、本当にショックでした。
矯正の担当の先生に申し上げると、
「矯正で変化しますし、矯正後もし歯ぐきが足りなければ治せますから」
とのお返事です。
先生のお言葉通りを私も望みますが、でも心配です。
私が得た情報では歯肉の修復は難しいものであるといったお話が多くありました。
本当に、せめて元の形に戻るのか、とても不安です。
矯正で歯並びが健康になっても、このままの歯ぐきでは笑うことができません。
矯正・フラップ手術・インプラントによって、完全に歯周病を治し自分の歯の健康を保っていくのが目的の一代決心が、初めの一歩で弱気になっています。
手術の担当医師(歯周病専門医)がインプラントも行う予定だと思います。
もし、歯肉の修復が必要になれば、やはりその先生がなさると思いますが、今回のことで、お任せするのが怖いです。
医院は変わってもインプラントはインプラント専門の先生を探した方が良いでしょうか。
歯肉の修復も「治りますよ」の言葉を信じても良いのでしょうか。
どうか、アドバイスをよろしくお願いいたします。
回答1
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2009-02-24 11:19:28
そうですか、気になるでしょうね。
『上下ともに1〜3番くらいまでの歯肉がかなり短くなり、特に左上中切歯は歯の根元が数ミリ露出してしまっていました。』
歯周外科を行うと、どんなにうまい人でもある程度の歯茎の減りは致し方ません。。。
さらにその部分に少しでも腫れ、炎症が残っていれば、腫れが引いた分、見た目の歯茎の量は減りますので、たいていの患者さんは、凹んでしまいます。
ただし、それは炎症の結果であれば、炎症がない状態こそが『本来の正しい歯茎』なので、量が減ったことであまり凹まないで下さいね。
炎症が残り続ければ、最終的には『抜歯』ですから。
『上下ともに1〜3番くらいまでの歯肉がかなり短くなり、特に左上中切歯は歯の根元が数ミリ露出してしまっていました。』
歯周外科を行うと、どんなにうまい人でもある程度の歯茎の減りは致し方ません。。。
さらにその部分に少しでも腫れ、炎症が残っていれば、腫れが引いた分、見た目の歯茎の量は減りますので、たいていの患者さんは、凹んでしまいます。
ただし、それは炎症の結果であれば、炎症がない状態こそが『本来の正しい歯茎』なので、量が減ったことであまり凹まないで下さいね。
炎症が残り続ければ、最終的には『抜歯』ですから。
回答2
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2009-02-24 12:23:28
術前のその歯の部位のポケットの深さとかはどれ位だったのでしょうか?
全顎的に歯周病が進行していたのでしたら、手術するしないに関わらず治療をして歯茎の炎症が治癒するのに合わせて、どうしても歯周病を抱えていた元々の歯茎の状態よりも痩せてしまいます。
それは、歯茎が炎症を起こしていて腫れていたのであって、病的な状態だったのです。
病態が続けば、その歯は最終的に抜歯に成ってしまいますから、歯周病は治した方が、自分の歯を残したいと言う希望に叶うのです。
ちゃんと治って、メインテナンスを継続し健康な歯茎の状態が持続すればクリーピングと言って、少しだけですが歯茎が伸びて来る現象も起きます。
最終的に矯正とか被せる治療とか組み合わせながら、歯茎の状態と歯の状態が審美的に仕上がるようにしていただけると思いますので、治療の途中で驚かれたのだと思いますが、諦めないで下さい。
先生の説明がやや不足していた事は否めないと思いますが、良くお話し合いして、どうしたいのか、どうなるのか見極めては如何でしょうか。
歯茎を再生する治療はとても難しく、世界の先端治療レベルでも凌ぎを削っているものです。
しかし、最先端では、結構再生させる事も出来る、と言う報告も少しずつ出始めています。
一番難しいのは歯と歯の間の歯茎、骨が失われている治療ですが、これも再生(私自身は最早完全に歯周美容再生整形外科と思っています)させる報告もほんの少しですが出て来ています。
諦めないで、希望を持って治療を受けて下さい。
やや気に成っているのですが、治療前に歯科用CTでの精密検査はお受けになっているのでしょうか?
それがあったら、予測がかなり付きますし、骨の高さとか繋がり方、連続性を具体的に3D画像で見える筈で、それを見ていたら、そこまでショックは受けなかったのでは、と思います。
骨がなくなっていれば、最初の治療で歯茎がこれ位に成ります、と言う説明とか理解が出来たのではと思います。
又、”左上7番右上6番の歯槽骨吸収が大きく抜歯後インプラント予定です。"との事ですが、やはり歯科用CTで精密検査して出来る限り抜歯と同時にインプラント植立治療を受けた方が良いと思います。
その方が可及的に組織維持が可能になり、患者さんの体にかかる肉体的苦痛が少なくなりますし、何よりも嫌がられる手術が1回で済んでしまう事も充分に可能ですから。
ここら辺に関しては、意見がかなり分かれてしまっており、DRで治療方法が相当に異なります。
良く先生の説明をお聞きに成って、納得してから治療をお受けに成る事とお勧めします。
全顎的に歯周病が進行していたのでしたら、手術するしないに関わらず治療をして歯茎の炎症が治癒するのに合わせて、どうしても歯周病を抱えていた元々の歯茎の状態よりも痩せてしまいます。
それは、歯茎が炎症を起こしていて腫れていたのであって、病的な状態だったのです。
病態が続けば、その歯は最終的に抜歯に成ってしまいますから、歯周病は治した方が、自分の歯を残したいと言う希望に叶うのです。
ちゃんと治って、メインテナンスを継続し健康な歯茎の状態が持続すればクリーピングと言って、少しだけですが歯茎が伸びて来る現象も起きます。
最終的に矯正とか被せる治療とか組み合わせながら、歯茎の状態と歯の状態が審美的に仕上がるようにしていただけると思いますので、治療の途中で驚かれたのだと思いますが、諦めないで下さい。
先生の説明がやや不足していた事は否めないと思いますが、良くお話し合いして、どうしたいのか、どうなるのか見極めては如何でしょうか。
歯茎を再生する治療はとても難しく、世界の先端治療レベルでも凌ぎを削っているものです。
しかし、最先端では、結構再生させる事も出来る、と言う報告も少しずつ出始めています。
一番難しいのは歯と歯の間の歯茎、骨が失われている治療ですが、これも再生(私自身は最早完全に歯周美容再生整形外科と思っています)させる報告もほんの少しですが出て来ています。
諦めないで、希望を持って治療を受けて下さい。
やや気に成っているのですが、治療前に歯科用CTでの精密検査はお受けになっているのでしょうか?
それがあったら、予測がかなり付きますし、骨の高さとか繋がり方、連続性を具体的に3D画像で見える筈で、それを見ていたら、そこまでショックは受けなかったのでは、と思います。
骨がなくなっていれば、最初の治療で歯茎がこれ位に成ります、と言う説明とか理解が出来たのではと思います。
又、”左上7番右上6番の歯槽骨吸収が大きく抜歯後インプラント予定です。"との事ですが、やはり歯科用CTで精密検査して出来る限り抜歯と同時にインプラント植立治療を受けた方が良いと思います。
その方が可及的に組織維持が可能になり、患者さんの体にかかる肉体的苦痛が少なくなりますし、何よりも嫌がられる手術が1回で済んでしまう事も充分に可能ですから。
ここら辺に関しては、意見がかなり分かれてしまっており、DRで治療方法が相当に異なります。
良く先生の説明をお聞きに成って、納得してから治療をお受けに成る事とお勧めします。
相談者からの返信
相談者:
nekohebiさん
返信日時:2009-02-24 13:27:24
佐藤先生、松元先生、お忙しい中ほんとうにありがとうございます。
泣きそうです。
ものすごいプレッシャーの中の手術(身体にメスが入ったのは初めてです)だったので・・諦めず、前向きに考えてゆくよう気持ちを切り替えます。
担当の先生とは十分な話し合いの上でしたので、自分でも判っていたつもりになっていたので動揺が大きかったのだろうと思います。
私の場合、長年上7番6番に痛みがあり、そのたび通院はしたのですが、掃除のみでこれ以上は治療することができないと言われていたのをお受けしていました。
今回痛みに限度を覚え病院を替えました。
現在の担当の先生のお話では、虫歯なし、歯も良く磨けているのに極端に2本だけ吸収し、痛みがひどいところから、一般的な歯周病とは少し違うタイプだとのことでした。
レントゲン撮影のみでCTはまだ行っていません。
担当の先生に確認してみます。
以上のことから、2本以外は歯周病ではなく、健康な状態だとわたしは考えていたようです。
しかし、佐藤先生、松元先生のご回答により、フラップ手術によりポケットの状況(場所によって1-3mmくらいはあったと思います)そのものが歯茎ラインとして、がたがたの線のように現れちゃったのかなあ、と感じます。
たしかにポケットの深いところが大きくえぐれ、少ないところはましな状態です。
松元先生ご回答の中の「クリーピング」。希望になります・・。歯磨きと健康維持をさらに丁寧に実践していきたいと思いました。
それでもだめなら矯正終了後、再度治療法を探してみます。
インプラントの治療ももういちど説明をお願いしてみます。
本当にありがとうございました。
頑張ってみます。
泣きそうです。
ものすごいプレッシャーの中の手術(身体にメスが入ったのは初めてです)だったので・・諦めず、前向きに考えてゆくよう気持ちを切り替えます。
担当の先生とは十分な話し合いの上でしたので、自分でも判っていたつもりになっていたので動揺が大きかったのだろうと思います。
私の場合、長年上7番6番に痛みがあり、そのたび通院はしたのですが、掃除のみでこれ以上は治療することができないと言われていたのをお受けしていました。
今回痛みに限度を覚え病院を替えました。
現在の担当の先生のお話では、虫歯なし、歯も良く磨けているのに極端に2本だけ吸収し、痛みがひどいところから、一般的な歯周病とは少し違うタイプだとのことでした。
レントゲン撮影のみでCTはまだ行っていません。
担当の先生に確認してみます。
以上のことから、2本以外は歯周病ではなく、健康な状態だとわたしは考えていたようです。
しかし、佐藤先生、松元先生のご回答により、フラップ手術によりポケットの状況(場所によって1-3mmくらいはあったと思います)そのものが歯茎ラインとして、がたがたの線のように現れちゃったのかなあ、と感じます。
たしかにポケットの深いところが大きくえぐれ、少ないところはましな状態です。
松元先生ご回答の中の「クリーピング」。希望になります・・。歯磨きと健康維持をさらに丁寧に実践していきたいと思いました。
それでもだめなら矯正終了後、再度治療法を探してみます。
インプラントの治療ももういちど説明をお願いしてみます。
本当にありがとうございました。
頑張ってみます。
回答3
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2009-02-24 22:54:17
すみません、ポケットの深さが3mm程度ならフラップを行うのは如何なものかと思われます。
ご相談内容から類推して、深い所があったのではと思われます。
3mm程度の所を隣に深いポケットがあってフラップを開けた場合、再生療法や骨を造成する処置も行って下さっているんじゃないでしょうか。
それが見えている白いものだと思います。
そこが歯茎で埋まっていって、治癒を辿れば綺麗に治ってくれるんじゃないかなー、と期待します。
今は術直後なので初めての事で戸惑うのでしょうが、先生に聞きたい事はちゃんと聞いて、誤解のないようにして下さい。
その上でどうしたいのか、考えても遅くはないと思います。
ご相談内容から類推して、深い所があったのではと思われます。
3mm程度の所を隣に深いポケットがあってフラップを開けた場合、再生療法や骨を造成する処置も行って下さっているんじゃないでしょうか。
それが見えている白いものだと思います。
そこが歯茎で埋まっていって、治癒を辿れば綺麗に治ってくれるんじゃないかなー、と期待します。
今は術直後なので初めての事で戸惑うのでしょうが、先生に聞きたい事はちゃんと聞いて、誤解のないようにして下さい。
その上でどうしたいのか、考えても遅くはないと思います。
相談者からの返信
相談者:
nekohebiさん
返信日時:2009-03-03 10:12:31
タイトル | フラップ手術を受け1ヶ月経過、術後の歯肉のえぐれが大きく治りません |
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質問者 | nekohebiさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 歯周外科治療(フラップ手術) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。