下顎の保定・リテーナーを使わずに、ワイヤーにした期間は保定になるか?
相談者:
jiroさん (27歳:男性)
投稿日時:2009-03-12 14:14:48
はじめまして、下顎の保定に関して相談よろしくお願いします。
15歳のときに上顎劣成長の不正咬合と診断されて非抜歯の矯正治療を開始しました。
上下1番が閉じたときにちょうどかさなりあっている状態で奥歯のかみ合わせは下歯1歯に対して上2歯ではなく一本分ずれて1対1で噛む状態でした。
初めに、下顎の8番の親知らず2本を抜歯して、次に上顎1番から3番までの左右6本をチンキャップで前方牽引する治療を約1年半行いました。
その後上顎をリテーナーで約1年半保定してから上下全体にワイヤーを入れました。
主に動かしたのは上顎左右4番から7番までを前方に引っ張るのと、下顎の1番2本が10度から15度ぐらい内側に向いているのをまっすぐにしました。
同時に輪ゴムを上下の3番と7番に対角線か四角に引っ掛ける治療を行ったと思います。
乱ぐい歯はなく歯並び自体は整っていたので大きく動かす必要はないとのことでした。
担当医師によると
「約半年で動かす分は終わったが、安定を考えるとワイヤーは長くつけているほうがいい。」
とおっしゃっていました。
自分も矯正はワイヤーは長くつけているものだと思っていたので全部で約二年間上下のワイヤーをつけていました。
輪ゴムは強度を弱くして夜だけ使っていたような気がします。
ワイヤーをはずした後、上下一体型のゴム製のトゥースポジショナーを2ヶ月ほど使いました。
しかし、ポジショナーをはずした後、噛んだときに若干上下の1番が触れるのが気になったので、透明なプラスチックのリテーナーに変えてもらい上顎にだけ約2年間使用しました。
担当医師は下顎に関してはもう十分なので必要ないとのことでした。
21歳のときに治療終了しました。
その時は気にならなかったのですが、最近ネットで他の治療例を見ていると上下共にリテーナーを使っているか、下顎は歯の裏側にワイヤーを入れるケースがほとんどだと知りました。
現在、下顎の1番2本が治療前ほどではないですが若干内向きに戻りました。
先月、担当医師に相談してみるとその程度の戻りは仕方がないとのことでした。
奥歯はしっかり噛んでいる状態でした。
下顎の保定に関してはあまり動かしていないのと最初の半年以降の1年半で十分だと判断したそうです。
自分も再治療までは考えていないのですが、下顎の保定に関して疑問が残っています。
以下三点が質問です。
1、自分の担当医師の言うようにワイヤーをつけていた1年半を下顎に対するある程度の保定期間と見ることは可能なのでしょうか?
2、輪ゴムを上下奥歯に引っ掛けるような上下の動きはリテーナーで保定するものですか?
また、この動きはかみ合わせ位置を高くするという意味合いでしょうか?
3、ポジショナーとリテーナーには役割の違いはありますか?
長文になってしまいましたが、回答よろしくお願いします。
15歳のときに上顎劣成長の不正咬合と診断されて非抜歯の矯正治療を開始しました。
上下1番が閉じたときにちょうどかさなりあっている状態で奥歯のかみ合わせは下歯1歯に対して上2歯ではなく一本分ずれて1対1で噛む状態でした。
初めに、下顎の8番の親知らず2本を抜歯して、次に上顎1番から3番までの左右6本をチンキャップで前方牽引する治療を約1年半行いました。
その後上顎をリテーナーで約1年半保定してから上下全体にワイヤーを入れました。
主に動かしたのは上顎左右4番から7番までを前方に引っ張るのと、下顎の1番2本が10度から15度ぐらい内側に向いているのをまっすぐにしました。
同時に輪ゴムを上下の3番と7番に対角線か四角に引っ掛ける治療を行ったと思います。
乱ぐい歯はなく歯並び自体は整っていたので大きく動かす必要はないとのことでした。
担当医師によると
「約半年で動かす分は終わったが、安定を考えるとワイヤーは長くつけているほうがいい。」
とおっしゃっていました。
自分も矯正はワイヤーは長くつけているものだと思っていたので全部で約二年間上下のワイヤーをつけていました。
輪ゴムは強度を弱くして夜だけ使っていたような気がします。
ワイヤーをはずした後、上下一体型のゴム製のトゥースポジショナーを2ヶ月ほど使いました。
しかし、ポジショナーをはずした後、噛んだときに若干上下の1番が触れるのが気になったので、透明なプラスチックのリテーナーに変えてもらい上顎にだけ約2年間使用しました。
担当医師は下顎に関してはもう十分なので必要ないとのことでした。
21歳のときに治療終了しました。
その時は気にならなかったのですが、最近ネットで他の治療例を見ていると上下共にリテーナーを使っているか、下顎は歯の裏側にワイヤーを入れるケースがほとんどだと知りました。
現在、下顎の1番2本が治療前ほどではないですが若干内向きに戻りました。
先月、担当医師に相談してみるとその程度の戻りは仕方がないとのことでした。
奥歯はしっかり噛んでいる状態でした。
下顎の保定に関してはあまり動かしていないのと最初の半年以降の1年半で十分だと判断したそうです。
自分も再治療までは考えていないのですが、下顎の保定に関して疑問が残っています。
以下三点が質問です。
1、自分の担当医師の言うようにワイヤーをつけていた1年半を下顎に対するある程度の保定期間と見ることは可能なのでしょうか?
2、輪ゴムを上下奥歯に引っ掛けるような上下の動きはリテーナーで保定するものですか?
また、この動きはかみ合わせ位置を高くするという意味合いでしょうか?
3、ポジショナーとリテーナーには役割の違いはありますか?
長文になってしまいましたが、回答よろしくお願いします。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-03-12 16:20:51
1、自分の担当医師の言うようにワイヤーをつけていた1年半を下顎に対するある程度の保定期間と見ることは可能なのでしょうか?
ワイヤー自体あるいは顎内外からの力が加わらない状態でしたら、保定期間ととらえても良いとは思います。
保定期間はなるべく長くした方が良いのですが、短くしたいからでしょうか。
2、輪ゴムを上下奥歯に引っ掛けるような上下の動きはリテーナーで保定するものですか?
また、この動きはかみ合わせ位置を高くするという意味合いでしょうか?
動的治療終了間際には保定装置を利用した微調整的歯の動きを期待する事は有ります。
咬み合わせの位置を高くする?は、質問の意味がチョット不明です。
3、ポジショナーとリテーナーには役割の違いはありますか?
リテーナーは矯正治療終了後の保定装置、ポジショナーはもっと小さな範囲で使うもので、少し役割が違うと思います。
ワイヤー自体あるいは顎内外からの力が加わらない状態でしたら、保定期間ととらえても良いとは思います。
保定期間はなるべく長くした方が良いのですが、短くしたいからでしょうか。
2、輪ゴムを上下奥歯に引っ掛けるような上下の動きはリテーナーで保定するものですか?
また、この動きはかみ合わせ位置を高くするという意味合いでしょうか?
動的治療終了間際には保定装置を利用した微調整的歯の動きを期待する事は有ります。
咬み合わせの位置を高くする?は、質問の意味がチョット不明です。
3、ポジショナーとリテーナーには役割の違いはありますか?
リテーナーは矯正治療終了後の保定装置、ポジショナーはもっと小さな範囲で使うもので、少し役割が違うと思います。
相談者からの返信
相談者:
jiroさん
返信日時:2009-03-13 16:39:44
松山先生ご回答ありがとうございます。
参考になり、少し疑念が解消されました。
ありがとうございます。
参考になり、少し疑念が解消されました。
ありがとうございます。
タイトル | 下顎の保定・リテーナーを使わずに、ワイヤーにした期間は保定になるか? |
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質問者 | jiroさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 27歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 保定、矯正用リテーナー |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。