横向きの親知らずを抜歯後、痛みが続いた。歯科医に責任はない?
相談者:
ayuさん (25歳:女性)
投稿日時:2009-03-15 22:16:52
2月12日に左下奥歯周辺が痛み、歯医者へ行きました。
その結果、
『親知らずのあたりが炎症を起こしている。炎症が少しおさまったら親知らずを抜歯したほうが良い』
との診断でした。
その後4回受診し炎症が落ち着いたので、2月24日に左上の親知らずを抜歯。
2〜3日で痛みはおさまりました。
そして3月2日。左下親知らずを抜歯。
(横向きに生えていたため歯を分割して抜歯し2針縫いました。)
この時点で痛みは10日ほど続くと思うが、少しずつ痛みは弱まっていくと言われ毎日処方された薬(マーズレン)と痛み止め(ロキソニン)を服用しました。
その後5日ほどたってもまったく痛みが弱まらず、左側のリンパ腺の腫れと左側だけの頭痛、3〜4番の歯茎と左側顎近辺・左首の痛みが気になり受診。
歯科と脳神経外科をやっている医院だったため、歯科では消毒のみで脳神経外科のほうで抗生物質の点滴を勧められ、2日間点滴を受けました。
しかし、その後もまったく痛みがおさまらず3月9日に再度受診。
3〜4番の痛みは、親知らずを抜いたため噛み合わせが変わり、負担がかかっている為とのことで歯を少し削られました。
傷口は綺麗に治ってきててもうすぐ痛みもおさまるので、痛いときは痛み止めを飲んで様子を見てくださいと言われました。
(このとき1針だけ抜糸しました。)
しかし、その後も痛みは治まるどころかひどくなり、13日に知人の勧めで他の歯科医院で受診。
そちらの先生によると、抜歯した傷跡の痛みではなく、親知らずの下に走っている神経が少し傷ついた為痛みが出るのでは・・とのことで、薬を直接傷口に注入していただきました。
その数分後には痛みが治まり、翌日も同じ処置をしていただきましたが、2月15日現在今までの痛みが嘘のように痛みは治まっています。
ただ、そちらの先生によると抜歯後、縫う際に少し血液がたまってから縫うはずが私の場合、まったく血液がたまる前に縫われていて、骨と歯茎がこすれている状態になっているので、そのうちそこが痛むかもしれないとのこと。
もう一度切開して、縫い直したほうが良いと言われました。
親知らずの下に神経が走っていて、抜歯の際に傷つくリスクがあることなどを説明されていなかったことや、歯科・脳神経外科をどちらも受診したにも関わらず適切な処置がされていなかったこと。
痛みで約2週間仕事ができなかったことなどで、最初に通っていた歯科医への不満があるのですが、責任を問うのは間違っていますか?
長くなってしまい申し訳ありません。
回答よろしくお願い致します。
その結果、
『親知らずのあたりが炎症を起こしている。炎症が少しおさまったら親知らずを抜歯したほうが良い』
との診断でした。
その後4回受診し炎症が落ち着いたので、2月24日に左上の親知らずを抜歯。
2〜3日で痛みはおさまりました。
そして3月2日。左下親知らずを抜歯。
(横向きに生えていたため歯を分割して抜歯し2針縫いました。)
この時点で痛みは10日ほど続くと思うが、少しずつ痛みは弱まっていくと言われ毎日処方された薬(マーズレン)と痛み止め(ロキソニン)を服用しました。
その後5日ほどたってもまったく痛みが弱まらず、左側のリンパ腺の腫れと左側だけの頭痛、3〜4番の歯茎と左側顎近辺・左首の痛みが気になり受診。
歯科と脳神経外科をやっている医院だったため、歯科では消毒のみで脳神経外科のほうで抗生物質の点滴を勧められ、2日間点滴を受けました。
しかし、その後もまったく痛みがおさまらず3月9日に再度受診。
3〜4番の痛みは、親知らずを抜いたため噛み合わせが変わり、負担がかかっている為とのことで歯を少し削られました。
傷口は綺麗に治ってきててもうすぐ痛みもおさまるので、痛いときは痛み止めを飲んで様子を見てくださいと言われました。
(このとき1針だけ抜糸しました。)
しかし、その後も痛みは治まるどころかひどくなり、13日に知人の勧めで他の歯科医院で受診。
そちらの先生によると、抜歯した傷跡の痛みではなく、親知らずの下に走っている神経が少し傷ついた為痛みが出るのでは・・とのことで、薬を直接傷口に注入していただきました。
その数分後には痛みが治まり、翌日も同じ処置をしていただきましたが、2月15日現在今までの痛みが嘘のように痛みは治まっています。
ただ、そちらの先生によると抜歯後、縫う際に少し血液がたまってから縫うはずが私の場合、まったく血液がたまる前に縫われていて、骨と歯茎がこすれている状態になっているので、そのうちそこが痛むかもしれないとのこと。
もう一度切開して、縫い直したほうが良いと言われました。
親知らずの下に神経が走っていて、抜歯の際に傷つくリスクがあることなどを説明されていなかったことや、歯科・脳神経外科をどちらも受診したにも関わらず適切な処置がされていなかったこと。
痛みで約2週間仕事ができなかったことなどで、最初に通っていた歯科医への不満があるのですが、責任を問うのは間違っていますか?
長くなってしまい申し訳ありません。
回答よろしくお願い致します。
回答1
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2009-03-15 22:28:52
偶然おこる現象でドライソケットというものがあります。
血がたまっていても、嗽を強くすれば取れてしまうこともあり、見逃しやミスとは違うので責任を追及することは、出来ないと思われます。
かさぶたの出来ない状態だったので、骨の痛みが出たのでしょう。
骨の表面に何か軟膏状のものを入れて傷口を覆ったので、痛みがマシになったのでは?と思います。
血がたまっていても、嗽を強くすれば取れてしまうこともあり、見逃しやミスとは違うので責任を追及することは、出来ないと思われます。
かさぶたの出来ない状態だったので、骨の痛みが出たのでしょう。
骨の表面に何か軟膏状のものを入れて傷口を覆ったので、痛みがマシになったのでは?と思います。
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-03-15 22:35:54
ayuさん、こんにちは。
状況がわからないところもありますが、大体の内容でお答えさせていただきますね。
責任を問うか否かということにはお答えできませんが、現場の人間として私の意見を述べさせていただきます。
親知らずの抜歯後の経過の予測と言うのは、本当に難しいです。
抜歯に一時間を要しても翌日はまったく痛みや腫れのない方もいらっしゃいますし、一方5分もかからずに抜歯が終了したのにドライソケットと言われる状態になり、2週間以上も痛みが続いたりということもあります。
確かに抜歯をされた先生は説明不足であった可能性もありますが、転院された後の処置が良かったのか、自然に治まってくるタイミングだったのかは定かではありませんし、今となっては結果論になっているように思います。
ここでも良く議論されますが、医療とは不確実なものです。
こうすれば絶対に治るなんてことは決してありませんし、結果的にこっちの方が良かったと言うことに過ぎないのです。
でも現在は痛みが治まって本当に良かったと思います。
※佐藤先生と重なりました。
状況がわからないところもありますが、大体の内容でお答えさせていただきますね。
責任を問うか否かということにはお答えできませんが、現場の人間として私の意見を述べさせていただきます。
親知らずの抜歯後の経過の予測と言うのは、本当に難しいです。
抜歯に一時間を要しても翌日はまったく痛みや腫れのない方もいらっしゃいますし、一方5分もかからずに抜歯が終了したのにドライソケットと言われる状態になり、2週間以上も痛みが続いたりということもあります。
確かに抜歯をされた先生は説明不足であった可能性もありますが、転院された後の処置が良かったのか、自然に治まってくるタイミングだったのかは定かではありませんし、今となっては結果論になっているように思います。
ここでも良く議論されますが、医療とは不確実なものです。
こうすれば絶対に治るなんてことは決してありませんし、結果的にこっちの方が良かったと言うことに過ぎないのです。
でも現在は痛みが治まって本当に良かったと思います。
※佐藤先生と重なりました。
回答3
湯浅です。
回答日時:2009-03-15 22:53:08
両先生と同じ意見です。
次の先生の処置で痛みが引きよかったですね。信頼がおけると思いますので、以下の文章で混乱されるかもしれませんが、気になったところを。
>親知らずの下に走っている神経が少し傷ついた為痛みが出る
これで痛みがでることは、聞いたことありません。
ほとんどの場合、傷つくと、麻痺になります。
>薬を直接傷口に注入していただきました。
>その数分後には痛みが治まり、翌日も同じ処置をしていただきましたが、2月15日現在今までの痛みが嘘のように痛みは治まっています。
時々、ドライソケットで経験しますので、僕も多用します。
しかし、残念ながら、痛みが取れない方のが、平均すると多いように感じています。
また、この方法が有用とされる世界的に標準な論文もなく、一般的ではありません*。
*注意:これは、僕がこの処置を否定しているのではありませんよ。
なにしろ、僕の先輩が、この方法で日本語の論文を書いており、僕もお手伝いさせていただいていますので、推奨しております。
ドライソケットの痛みは、おおよそ、10日〜14日続くことが多いです。
よって、処置によって痛みが引いた日と重なります。
もっとも、「その数分後には痛みが治まり」とのことですので、効果があったのだと思います。
適切な処置がされてよかったですね。
>抜歯後、縫う際に少し血液がたまってから縫うはずが私の場合、まったく血液がたまる前に縫われていて、骨と歯茎がこすれている状態になっているので、そのうちそこが痛むかもしれないとのこと。
>もう一度切開して、縫い直したほうが良いと言われました。
これも、聞いたことがありません。
ドライソケットの論文は、かなり読みましたが、結論はでていませんし、上記のような理由は、読んだことありません。
年齢とか、困難度とか、たばことかが関係していると言われていますけど、わかりません。
PS:ただ、僕の抜歯が下手なのかもしれませんが、医療関係者で神経質な方の時に、頻度が高い経験があります。
次の先生の処置で痛みが引きよかったですね。信頼がおけると思いますので、以下の文章で混乱されるかもしれませんが、気になったところを。
>親知らずの下に走っている神経が少し傷ついた為痛みが出る
これで痛みがでることは、聞いたことありません。
ほとんどの場合、傷つくと、麻痺になります。
>薬を直接傷口に注入していただきました。
>その数分後には痛みが治まり、翌日も同じ処置をしていただきましたが、2月15日現在今までの痛みが嘘のように痛みは治まっています。
時々、ドライソケットで経験しますので、僕も多用します。
しかし、残念ながら、痛みが取れない方のが、平均すると多いように感じています。
また、この方法が有用とされる世界的に標準な論文もなく、一般的ではありません*。
*注意:これは、僕がこの処置を否定しているのではありませんよ。
なにしろ、僕の先輩が、この方法で日本語の論文を書いており、僕もお手伝いさせていただいていますので、推奨しております。
ドライソケットの痛みは、おおよそ、10日〜14日続くことが多いです。
よって、処置によって痛みが引いた日と重なります。
もっとも、「その数分後には痛みが治まり」とのことですので、効果があったのだと思います。
適切な処置がされてよかったですね。
>抜歯後、縫う際に少し血液がたまってから縫うはずが私の場合、まったく血液がたまる前に縫われていて、骨と歯茎がこすれている状態になっているので、そのうちそこが痛むかもしれないとのこと。
>もう一度切開して、縫い直したほうが良いと言われました。
これも、聞いたことがありません。
ドライソケットの論文は、かなり読みましたが、結論はでていませんし、上記のような理由は、読んだことありません。
年齢とか、困難度とか、たばことかが関係していると言われていますけど、わかりません。
PS:ただ、僕の抜歯が下手なのかもしれませんが、医療関係者で神経質な方の時に、頻度が高い経験があります。
相談者からの返信
相談者:
ayuさん
返信日時:2009-03-16 00:30:31
タイトル | 横向きの親知らずを抜歯後、痛みが続いた。歯科医に責任はない? |
---|---|
質問者 | ayuさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 25歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯後の痛み・異常・トラブル 抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず) 親知らずの抜歯 歯医者への不信感 親知らず抜歯後の腫れ・痛み(ドライソケット) 水平埋伏知歯(横向きに骨に埋まった親知らず) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。