麻酔時の動悸はアレルギーでしょうか?今後のアナフィラキシーの心配は?
相談者:
bonさん (43歳:女性)
投稿日時:2009-03-17 13:06:04
歯科とはなかなか縁の切れない者です。
治療をしても次は別の歯といった具合に、年に1本は歯の治療をしているといった具合です。
それも根幹治療。
毎回神経をとることになり、その度に麻酔をするわけですが、麻酔の注射をした直後から体が熱くなり、動悸・頻脈・手の震えが必ずおこります。
我慢をして、もう死んでしまう、駄目だと歯医者さんに言おうとするぎりぎりのところでだんだんおさまってきて、平常心になれます。
歯医者さんにはその旨を前もって話したり、不安に思っていることを伝えるのですが、いま一つ軽く受け流されてしまい、この相談室を周ってみて 神経的なものなのかな、とも思います。
私の疑問は
・そんなに死にそうな頻脈で、本当に死んでしまうことはないのかという事。
大丈夫なのなら死にそうな頻脈にも勇気を出せます。
・キシロカインアレルギーのような、麻酔薬アレルギーの症状はどんなものなのか。
アレルギー検査ができるそうなのですが、どんな症状が出た時にうけてみるとよいのか。
・今まで何度も麻酔をして根幹治療を行ってきましたから、アナフィラキシーではなかったと思うのですが、アナフィラキシーは今まで無くてもこれからなる可能性もあるのか。
もしなった場合、歯医者さんは処置ができるのかどうか。
これは失礼かなと思って実際に質問できなかったことです。
歯の治療自体は嫌いではないんです、治るのはうれしいですから。
ただ、この行く前の不安を何とかしたいものです。
よろしくお願いします。
治療をしても次は別の歯といった具合に、年に1本は歯の治療をしているといった具合です。
それも根幹治療。
毎回神経をとることになり、その度に麻酔をするわけですが、麻酔の注射をした直後から体が熱くなり、動悸・頻脈・手の震えが必ずおこります。
我慢をして、もう死んでしまう、駄目だと歯医者さんに言おうとするぎりぎりのところでだんだんおさまってきて、平常心になれます。
歯医者さんにはその旨を前もって話したり、不安に思っていることを伝えるのですが、いま一つ軽く受け流されてしまい、この相談室を周ってみて 神経的なものなのかな、とも思います。
私の疑問は
・そんなに死にそうな頻脈で、本当に死んでしまうことはないのかという事。
大丈夫なのなら死にそうな頻脈にも勇気を出せます。
・キシロカインアレルギーのような、麻酔薬アレルギーの症状はどんなものなのか。
アレルギー検査ができるそうなのですが、どんな症状が出た時にうけてみるとよいのか。
・今まで何度も麻酔をして根幹治療を行ってきましたから、アナフィラキシーではなかったと思うのですが、アナフィラキシーは今まで無くてもこれからなる可能性もあるのか。
もしなった場合、歯医者さんは処置ができるのかどうか。
これは失礼かなと思って実際に質問できなかったことです。
歯の治療自体は嫌いではないんです、治るのはうれしいですから。
ただ、この行く前の不安を何とかしたいものです。
よろしくお願いします。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-03-17 13:33:48
局所麻酔薬には、ほとんど血管収縮薬が入っています。
その目的は、注射したその場所からどんどん麻酔薬が吸収されて効果が薄れていくために、その部の血管を収縮させて防ぐためです。
多くの場合エピネフリン(アドレナリン)が用いられますが、これは吸収され心臓に届くと心臓の脈拍を高める効果もあります。
麻酔後に局所に糜瀾が出来たりしない限りは、麻酔薬の副作用ではないとおもいます。
エピネフリンではない血管収縮薬の入った局所麻酔薬も有りますから、歯科医と相談してください。
その目的は、注射したその場所からどんどん麻酔薬が吸収されて効果が薄れていくために、その部の血管を収縮させて防ぐためです。
多くの場合エピネフリン(アドレナリン)が用いられますが、これは吸収され心臓に届くと心臓の脈拍を高める効果もあります。
麻酔後に局所に糜瀾が出来たりしない限りは、麻酔薬の副作用ではないとおもいます。
エピネフリンではない血管収縮薬の入った局所麻酔薬も有りますから、歯科医と相談してください。
回答2
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2009-03-17 15:45:11
そうですね、松山先生のおっしゃれるようにアドレナリン不使用の麻酔も効果あると思います。
精神的な因子が強いような印象です。
笑気麻酔を使用してガスを吸い込んで、気分をリラックスできると全然違うかもしれませんので、一度総合病院以上の規模の病院の口腔外科を受診して、麻酔の相談をされるといいですよ。
一番いいのは、歯学部か歯科大学の付属病院の口腔外科か、麻酔科に相談に行かれることです。
参考情報URL
・http://www.med.shimane-u.ac.jp/oral/
・http://www.town.okuizumo.shimane.jp/hospital/index.htm
精神的な因子が強いような印象です。
笑気麻酔を使用してガスを吸い込んで、気分をリラックスできると全然違うかもしれませんので、一度総合病院以上の規模の病院の口腔外科を受診して、麻酔の相談をされるといいですよ。
一番いいのは、歯学部か歯科大学の付属病院の口腔外科か、麻酔科に相談に行かれることです。
参考情報URL
・http://www.med.shimane-u.ac.jp/oral/
・http://www.town.okuizumo.shimane.jp/hospital/index.htm
回答3
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-03-17 19:04:24
bonさん、こんにちは。
私もお二人の先生の意見に同意しますが、アナフィラキシーではなさそうですね。
アナフィラキシーの症状は、全身に湿疹が出たり、候頭浮腫のために気道閉塞が起きるために息苦しくなり、血圧が低下します。
しかし、今後の治療のために原因を究明したほうがよさそうですね。
佐藤先生のおっしゃるように、大学病院の口腔外科か麻酔科を受診することをおすすめします。
私もお二人の先生の意見に同意しますが、アナフィラキシーではなさそうですね。
アナフィラキシーの症状は、全身に湿疹が出たり、候頭浮腫のために気道閉塞が起きるために息苦しくなり、血圧が低下します。
しかし、今後の治療のために原因を究明したほうがよさそうですね。
佐藤先生のおっしゃるように、大学病院の口腔外科か麻酔科を受診することをおすすめします。
回答4
大阪中之島デンタルクリニック(大阪市福島区)の山本です。
回答日時:2009-03-17 21:34:37
間違いなくアナフィラキシーではありません。
不安発作、またはアドレナリン過敏症と呼ばれている症状だと思います。
30〜60代の女性(特に40代)に多い症状で、不安神経症や心臓神経症の女性に多いと言われています。
症状は、頻脈・動悸・手の震えなどです。
症状が出ても、時間の経過と共に治まってくるようですから、それほど重大ではないかもしれませんが、過激な頻脈はけっして望ましくはないので、なるべく防ぐようにしたいですね。
頻脈も120を超えると、ほとんどの人で気分不良や手の震えなどがおこりますから、頻脈を抑えるのが効果的です。
治療前に、ジアゼパム(セルシン)などの内服や、場合により交感神経遮断役(βブロッカーと呼ばれる薬です)などを服用して、頻脈にならないようにして治療を行えば、予防可能な場合が多いです。
しかし、基本的には病院歯科や大学病院などの方が、対応しやすいと思います。
佐藤先生が言われるように、笑気吸入鎮静法も効果的な場合もありますから、検討してもらったらいいでしょう。
不安発作、またはアドレナリン過敏症と呼ばれている症状だと思います。
30〜60代の女性(特に40代)に多い症状で、不安神経症や心臓神経症の女性に多いと言われています。
症状は、頻脈・動悸・手の震えなどです。
症状が出ても、時間の経過と共に治まってくるようですから、それほど重大ではないかもしれませんが、過激な頻脈はけっして望ましくはないので、なるべく防ぐようにしたいですね。
頻脈も120を超えると、ほとんどの人で気分不良や手の震えなどがおこりますから、頻脈を抑えるのが効果的です。
治療前に、ジアゼパム(セルシン)などの内服や、場合により交感神経遮断役(βブロッカーと呼ばれる薬です)などを服用して、頻脈にならないようにして治療を行えば、予防可能な場合が多いです。
しかし、基本的には病院歯科や大学病院などの方が、対応しやすいと思います。
佐藤先生が言われるように、笑気吸入鎮静法も効果的な場合もありますから、検討してもらったらいいでしょう。
回答5
自然歯科診療所の松村です。
【ご退会頂きました】
当コメントは医学的に問題がある可能性があるため、参考にしないようお願いいたします。
【ご退会頂きました】
当コメントは医学的に問題がある可能性があるため、参考にしないようお願いいたします。
回答日時:2009-03-18 06:49:52
私達の歯は時間を掛け体全体でバランスを取りながら生えてきます。
歯科医療は自然の時間的変化に比べ大きな変化を与えますので体が付いて行けず、バランスを崩し歯や体に様々な事が起こる事があります。
日本歯科大学の小林先生の研究に依れば、1ミリの十分の一の歯の当たりでも不整脈、無呼吸、アドレナリンの増加その他が起こる事が判っています。
機能的、構造的な問題が有る所に、心理的な問題が加わると今回の様な状態になりやすくなるかもしれません。
総合的に考えて原因を絶つ事が大切です。
歯科医療は自然の時間的変化に比べ大きな変化を与えますので体が付いて行けず、バランスを崩し歯や体に様々な事が起こる事があります。
日本歯科大学の小林先生の研究に依れば、1ミリの十分の一の歯の当たりでも不整脈、無呼吸、アドレナリンの増加その他が起こる事が判っています。
機能的、構造的な問題が有る所に、心理的な問題が加わると今回の様な状態になりやすくなるかもしれません。
総合的に考えて原因を絶つ事が大切です。
回答6
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-03-18 08:28:00
bonさん、こんにちは。
ご質問の内容をうかがう限り、私もbonさんの症状はアナフィラキシー反応とは異なるように思います。
他の先生方のご回答と同じく、アドレナリンによる過敏反応が考えられます。
複数の回答医が同じ見解であることを知っていただくことで、少しでもご安心いただければと思います。
担当の先生とも、よくご相談なされてください。
お大事になされてくださいね。
ご質問の内容をうかがう限り、私もbonさんの症状はアナフィラキシー反応とは異なるように思います。
他の先生方のご回答と同じく、アドレナリンによる過敏反応が考えられます。
複数の回答医が同じ見解であることを知っていただくことで、少しでもご安心いただければと思います。
担当の先生とも、よくご相談なされてください。
お大事になされてくださいね。
相談者からの返信
相談者:
bonさん
返信日時:2009-03-18 14:01:43
タイトル | 麻酔時の動悸はアレルギーでしょうか?今後のアナフィラキシーの心配は? |
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質問者 | bonさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 43歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
麻酔その他 麻酔によるアレルギー、ショック 薬剤によるアレルギー 不整脈、動悸 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。