11歳、折った前歯を抜髄する必要はあったのでしょうか?今後の治療は?

相談者: ゆかだけさん (39歳:男性)
投稿日時:2009-03-18 00:15:29
はじめまして、よろしくお願いします。
 
先日、子供(11歳)が左上1番(永久歯)のを折りました。

勢いよく振り回された袋に入っていた、プラスティックのコップが当たったようで、先端から中央部が6mm程、両サイドが3mm程、弧を描くようにポッキリと折れたようです。

歯科医(20分後位)には妻が付き添い、上唇を切り出血もあり、神経も露出していたので、細菌感染の可能性が高いという事で、神経を抜き、その処置が終ったら、仮歯をつけ、根が完成したら(大人になってから)差し歯にしましょうと言われ、その指示に従ったようです。

私は、抜髄された後に出来事を知らされ、ちょっと愕然としてしまいました。
神経を抜いたら、もう歯はだめだろうと…。

何とか神経を保存して、再生とまでは行かなくても、出来るだけ自己再生力に掛けられないものかと思い、何件か大きな歯科医に電話をした所、死んだ神経も再生できるという所もあった。

大半は、見てみなければ分らないという答えであったが、診察した歯科医は当人にとって最良の方法を選んだはず、更に神経を抜いてしまったらその後の治療には大きな違いはないと言われ、最初に見て頂いた歯科医を信じ、今後の治療お任せしようと決めました。

しかし、ネット等で検索を掛けて色々見てみると、やはり、抜髄は様子を見てからで、まずは、保存を考えるような印象に思えました。


そこで質問です。

?今回された治療は適切なものであったのでしょうか?

?抜髄したら、その後の治療方法はどの病院でも大差は無いのでしょうか?

?もし、違いがあるとするならば、どのような治療方法がベストなのでしょうか?


元の歯と同様という訳にはいかないのでしょうが、なるべく近づけてあげたいという思いがあります。どうかアドバイスをお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-03-18 00:32:01
情報が混乱しているようですね、

神経の一部が外界に露出してしまい、その周囲の歯質がなく露出から一定以上の時間の経過と感染が疑われる場合、抜髄が最も適応な処置です。

また神経がないは終わりではありません。


死んだ歯髄組織が再生できれば、ノーベル賞も夢ではありませんが、混乱した説明の電話であれば、そういった結果になっても不思議ではありませんね。

(歯髄は、血管という上皮系の組織と神経組織から成り立つので、組織再生は、非常に困難な組織の代表例のようなものです)


大きな歯科医院を選択された様ですが、どちらかというとこじんまりしている歯科医院の先生の方が良いと思います。

大所帯でやっておられているところは、多くの場合、診療行為がどうしても保険主体にならざるを得ませんので、個別の凝った高度な処置を希望されるには不向きですね。


『大半は、見てみなければ分らないという答えであったが、診察した歯科医は当人にとって最良の方法を選んだはず、更に神経を抜いてしまったらその後の治療には大きな違いはないと言われ、最初に見て頂いた歯科医を信じ、今後の治療お任せしようと決めました。』

すごくまっとうなご意見だと思いますよ。 


さて質問の回答ですが。

?診察していませんが間違いではないと思います。

?専門医でなくてもいいですが、歯科医院や歯科医師毎にスキルは違いますので差はあります。

?ベスト・オブ・ベストは根管治療の専門医がおられますので、診察して頂くのが宜しいかも知れません。

ただし、現在11歳とのことで被せものの最終形態を行うには、時期尚早だと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-03-18 00:40:07
こんばんは。
大事なお子さんのアクシデントお察しいたします。

電話にてお問い合わせした事に状況は似ており、この場で直接診ていない者が診断を下す事はしてはいけない事になっております。


お話からの推測ですが、どの程度の露髄だったのかが判りませんので何ともいけませんが、恐らくは抜髄せねばならないほどの露髄だったのではないでしょうか。

確かに状況によっては露髄した神経を何らかの処理をして温存するケースもありますが、その頻度は限られてくると思います。

またそうしてもやはりダメで、激痛を訴え来院される方もおられますので、大事をとってという風に考える歯科医師もおります。

なので概ねの範囲では適切であったのではないかと思います。


抜髄後の治療方法は概ね一緒ですが、その技量が問われる部分です。

なのでベストというかベターなのは、小児歯科専門医あるいは歯内療法に長けている先生にかかられるとよいかと思います。

ただ一般の先生でも上手な先生もおられますので、まずはもう一度ゆかだけさんのご心配されているところを、直接担当医にお話してみてもよいと思います。

ちなみに死んだ神経も再生できるという話を私は知りません。

多分一番びっくりしているのはお子さんだと思います。

どういう方法にしろ、良い先生にかかれば大丈夫である事をお話してあげて下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆかだけさん
返信日時:2009-03-18 19:32:40
佐藤先生、田中先生ありがとう御座いました。

一度投稿したお礼を消してしまったので、再度の投稿です。
内容が変わってしまうかもしれませんが、気持ちは前回の投稿と同じです。

適切な処置だったんだと、もやもやしていたものがすっきりとしました。

しかし、素人の私としては、自分に都合の言い様に、情報を選択し、解釈していた模様で、大きな間違いをし、医師との信頼関係を損ねてしまったかもしれません。

質問には書きませんでしたが、直接、診療時間中に医院を訪ね、

『先日の治療についてお伺いしたい』

と申し上げると、今良いですよと言われ、先生のお話を伺う事が出来ました。

今思うと、同じような説明を受けております。

とても親切に対応していただいたにもかかわらず、その時は、神経を抜いたら終わりという考えしかなく、思わず、

『なぜ神経を抜いてしまったのか?』
『神経を抜いたらが死んでしまうのでは?』

と失礼な質問を続けてしまいました。

先生からは、

『医師としての判断でやったが、そこまで言われると辛くなる』

レントゲンを貸すので、他の医院で見てもらっても良い』

とまで言って頂いてた。

その時、

『先生にお任せします。』

と言っておきながら、どこか信じていなかったのでしょう、この様な質問をして、診療に間違いは無いだろうと言われると、自分がした事、先生に言ったことが申し訳なく思えてしょうがなくなります。

先生も人間ですから、ろくに知識も無いのに、文句ばかり言う患者には、その後の治療の力の入れ方が変わってしまうのではないかとちょっと心配になります。
というかこれも先生を信じてないって事ですよね。

出来れば、忙しい中御回答頂いた佐藤先生、田中先生には申し訳ありませんが、この質問自体の削除をお願いしたい心境です。

ありがとう御座いました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-03-18 23:37:34
まずはご安心いただけたなら幸いです。
削除の要もありません。

そういった方々は他にも大勢いらっしゃいます。

だからこそこの場で知っていただきたく思う事があって、代表の田尾先生もこのようなサイトをお始めになったのだと思い、私たちも参加させていただいているわけですから。

今後もまだ治療は続きますし、将来再び何かしらの治療が必要になるわけですので、また疑問点が出てきたならお気兼ねなく私たちにご相談下さいませ。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-03-18 23:43:16
親心のそのものだと思いますよ。

冷静になれば、なんてことないのですが、その時は必死だったということだと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆかだけさん
返信日時:2009-03-21 00:00:29
田中先生、佐藤先生、温かいお言葉ありがとう御座います。

やはり治療をしていただいてる先生とは、少々気まずい関係になってしまったような感じがあります。

前回、お話をお伺いする時間を設定して貰おうとお伺いした際、お忙しい時間を割いて、直ぐに対応して頂いたにも拘らず、もめる様な形になってしまったし、無償で長時間歯科の講座を聞かせて頂いてる様で、申し訳なく感じてしまいます。

今後の治療方法を相談してみようと思っているのですが、ちょっと聞き辛くなってしまいました。

相談という診療科目があって保険対応で多少の料金を取っていただけると、遠慮無く相談に乗って頂けるのにな〜と思ったりしています。

ありがとう御座いました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-03-21 00:03:57
『相談という診療科目があって保険対応で多少の料金を取っていただけると、遠慮無く相談に乗って頂けるのにな〜と思ったりしています。』

そうですね、地域の議員さんに働きかけて、そういったシステムになるように運動して下さいね。

ただ、何100円という低価格だけは勘弁です。。。。




タイトル 11歳、折った前歯を抜髄する必要はあったのでしょうか?今後の治療は?
質問者 ゆかだけさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯が割れた・折れた・欠けた
小児歯科治療
歯医者への不信感
歯をぶつけた、歯が欠けた・抜けた
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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