二軒の歯科医の虫歯の診断が異なる。どちらを信用すれば良いのか?
相談者:
ドナルドさん (21歳:女性)
投稿日時:2009-03-25 12:53:43
こんにちは。
最近何年かぶりに歯医者に行きました。
そこでは口全体のレントゲンをとってもらい、黒くなっているところが虫歯だと言われました。
しかし、レントゲンで黒くなっていない歯も虫歯と言われ、奥深くまで削られ銀歯になりました。
私は少し不信感を抱いてしまい、できるだけ銀歯は嫌だし、私の住んでいる地区は地元の人いわく、いい歯医者がないということだったので、友達の紹介で別の地区の評判の良いといわれる別の歯医者に行きました。
新しい歯医者では、右下、右上、左下、というようにまだ治療が済んでいない箇所を部分的に写真に撮りました。
取る部分に何かを口に加えてとりました。
そこの歯医者さんはとても感じのいい人だったのですが、診断結果が明らかに?違っているので戸惑っています。
前の歯医者さんでは、ある歯に以前治療した下に虫歯ができており、神経近くまで虫歯がいっているので銀歯になるということでした。
さらに隣にまで虫歯が移っているとのことでした。
しかし新しい歯医者さんではそこまで深くない、隣との境に以前治療した痕はあるけれど虫歯にはなっていないとのことでした。
歯が白のままなのはうれしいのですが、こんなに診断結果が違うことってあるのでしょうか??
さらに別の歯医者に行ったほうがいいのでしょうか。
定期的に歯医者に行けば、大丈夫でしょうか?
8月から1年間アメリカへの留学を控えており、向こうで虫歯になると困るので、できるだけ治療していきたいのです。
不安でたまりません。
何かアドバイスお願いします。
最近何年かぶりに歯医者に行きました。
そこでは口全体のレントゲンをとってもらい、黒くなっているところが虫歯だと言われました。
しかし、レントゲンで黒くなっていない歯も虫歯と言われ、奥深くまで削られ銀歯になりました。
私は少し不信感を抱いてしまい、できるだけ銀歯は嫌だし、私の住んでいる地区は地元の人いわく、いい歯医者がないということだったので、友達の紹介で別の地区の評判の良いといわれる別の歯医者に行きました。
新しい歯医者では、右下、右上、左下、というようにまだ治療が済んでいない箇所を部分的に写真に撮りました。
取る部分に何かを口に加えてとりました。
そこの歯医者さんはとても感じのいい人だったのですが、診断結果が明らかに?違っているので戸惑っています。
前の歯医者さんでは、ある歯に以前治療した下に虫歯ができており、神経近くまで虫歯がいっているので銀歯になるということでした。
さらに隣にまで虫歯が移っているとのことでした。
しかし新しい歯医者さんではそこまで深くない、隣との境に以前治療した痕はあるけれど虫歯にはなっていないとのことでした。
歯が白のままなのはうれしいのですが、こんなに診断結果が違うことってあるのでしょうか??
さらに別の歯医者に行ったほうがいいのでしょうか。
定期的に歯医者に行けば、大丈夫でしょうか?
8月から1年間アメリカへの留学を控えており、向こうで虫歯になると困るので、できるだけ治療していきたいのです。
不安でたまりません。
何かアドバイスお願いします。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-03-25 13:29:47
レントゲンに関して”口全体のレントゲン”は、文面からしてパノラマだと思います。
顎全体が写っていたと思うのですが、このレントゲン撮影法は一種の断層写真撮影法になるので、虫歯などの細かい部分の状況を的確に把握するのは、もともと難しい撮影法なのです。
これに反して”部分的に写真に撮りました”は、デンタルと俗に言ってますが、全体を映し出しますので、虫歯のチエックには向いています。
ですが、当院で両方の撮影方でレントゲンを撮り、実際に歯を見て虫歯の進行状況を予想したとしても、金属が邪魔したり、厚いエナメル質が判断を狂わせたり、実際に開けてみたら予想以上に虫歯が大きかったりして、判断の狂いに気づかされる事が多いものです。
そのような訳で、なかなか断定的には答えにくい範疇です。
顎全体が写っていたと思うのですが、このレントゲン撮影法は一種の断層写真撮影法になるので、虫歯などの細かい部分の状況を的確に把握するのは、もともと難しい撮影法なのです。
これに反して”部分的に写真に撮りました”は、デンタルと俗に言ってますが、全体を映し出しますので、虫歯のチエックには向いています。
ですが、当院で両方の撮影方でレントゲンを撮り、実際に歯を見て虫歯の進行状況を予想したとしても、金属が邪魔したり、厚いエナメル質が判断を狂わせたり、実際に開けてみたら予想以上に虫歯が大きかったりして、判断の狂いに気づかされる事が多いものです。
そのような訳で、なかなか断定的には答えにくい範疇です。
相談者からの返信
相談者:
ドナルドさん
返信日時:2009-03-25 13:56:20
相談者からの返信
相談者:
ドナルドさん
返信日時:2009-03-25 23:52:12
すいません。
他の先生もご回答願えませんか?
本当に困っています。
よろしくお願いします。
他の先生もご回答願えませんか?
本当に困っています。
よろしくお願いします。
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-03-26 00:05:37
ドナルドさん、こんにちは。
松山先生のおっしゃるようにパノラマレントゲンでは細かい虫歯までは写らないこともありますし、逆に虫歯のように見えてしまうこともあります。
正確性に関しては小さい部分部分のレントゲンで見るほうが優ります。
松山先生のおっしゃるようにパノラマレントゲンでは細かい虫歯までは写らないこともありますし、逆に虫歯のように見えてしまうこともあります。
正確性に関しては小さい部分部分のレントゲンで見るほうが優ります。
相談者からの返信
相談者:
ドナルドさん
返信日時:2009-03-26 00:24:31
回答3
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-03-26 00:37:23
どちらの歯科医院を選ぶか、と言うことに関しては残念ながら具体的なアドバイスはできません。
お互い人間同士なので診断や治療内容だけでなく先生との相性もあるでしょう。
(友人の方の話も、もちろん参考にはなりますが)
それらを総合的に判断してこの人なら任せられると思ったらそちらに決めればよいと思いますよ。
お互い人間同士なので診断や治療内容だけでなく先生との相性もあるでしょう。
(友人の方の話も、もちろん参考にはなりますが)
それらを総合的に判断してこの人なら任せられると思ったらそちらに決めればよいと思いますよ。
回答4
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2009-03-26 00:41:52
実際の臨床において虫歯の診断は先生により異なりますし、治療方針も先生により色々です。
実際最近あったことなのですが・・
私が顕微鏡を用いて1年近く(他県から来院していただいていました)毎回1本の歯を1時間半かけて治療していきようやく先日治療が終了し、近くの歯科医院にPMTCを受けに行ったら大きなレントゲン(パノラマ)を撮り、
「虫歯が5本あるからす直に治療が必要です」
と言われたそうです。
症例発表にでも使いたいぐらい自分の中では完璧な治療を、はっきりとした診断がまず不可能なアナログのレントゲンであっさり診断され、泣きながら患者さんは電話をかけてきました。
当然虫歯はそんなに直には出来ませんし、小さなレントゲンで診断を下さなかった時点でそこの歯科医院の診断は疑わしいと話をしました。
基本的に虫歯の有無を診断するためには小さなレントゲンを撮った方がいいです。
小さなレントゲンでも多々見逃す時はありますが、パノラマよりよっぽど正確な診断が下せます。
ですから今通われている先生の方で治療を受けられることをお勧めします。
ただし保険治療の縛りで小さなレントゲンを複数枚撮るならパノラマ1枚で診断を行いなさいと言うルールがありますので、口全体の診断となると難しい所ではあります。
*腕まではここでは分かりませんので診断することに関しては小さなレントゲンを撮ってくれる先生をお勧めします。
また少し気になったのが、保険治療とは審美を考慮した治療ではありません。
特に奥歯の歯と歯の間を治療するような場合で白いレジンを用いて治療するのは殆ど段差が出来、直にまた虫歯が出来てしまいやすいのであまりお勧めできません。
保険治療で奥歯の虫歯を治すのであれば小さな銀歯で治療された方が予後が安定しやすいです。
見た目を気にして精度を考えないのは本末転倒です。
歯を大切にしたければ、治療の精度と毎日の歯磨きがしやすい治療を受けた方がいいですよ。
画像1
私はこんなことしていますが、1本で1時間半ぐらい時間をかけ治療して精度を維持しています。
上:術前
下:術後
お大事に
画像1
実際最近あったことなのですが・・
私が顕微鏡を用いて1年近く(他県から来院していただいていました)毎回1本の歯を1時間半かけて治療していきようやく先日治療が終了し、近くの歯科医院にPMTCを受けに行ったら大きなレントゲン(パノラマ)を撮り、
「虫歯が5本あるからす直に治療が必要です」
と言われたそうです。
症例発表にでも使いたいぐらい自分の中では完璧な治療を、はっきりとした診断がまず不可能なアナログのレントゲンであっさり診断され、泣きながら患者さんは電話をかけてきました。
当然虫歯はそんなに直には出来ませんし、小さなレントゲンで診断を下さなかった時点でそこの歯科医院の診断は疑わしいと話をしました。
基本的に虫歯の有無を診断するためには小さなレントゲンを撮った方がいいです。
小さなレントゲンでも多々見逃す時はありますが、パノラマよりよっぽど正確な診断が下せます。
ですから今通われている先生の方で治療を受けられることをお勧めします。
ただし保険治療の縛りで小さなレントゲンを複数枚撮るならパノラマ1枚で診断を行いなさいと言うルールがありますので、口全体の診断となると難しい所ではあります。
*腕まではここでは分かりませんので診断することに関しては小さなレントゲンを撮ってくれる先生をお勧めします。
また少し気になったのが、保険治療とは審美を考慮した治療ではありません。
特に奥歯の歯と歯の間を治療するような場合で白いレジンを用いて治療するのは殆ど段差が出来、直にまた虫歯が出来てしまいやすいのであまりお勧めできません。
保険治療で奥歯の虫歯を治すのであれば小さな銀歯で治療された方が予後が安定しやすいです。
見た目を気にして精度を考えないのは本末転倒です。
歯を大切にしたければ、治療の精度と毎日の歯磨きがしやすい治療を受けた方がいいですよ。
画像1
私はこんなことしていますが、1本で1時間半ぐらい時間をかけ治療して精度を維持しています。
上:術前
下:術後
お大事に
画像1
相談者からの返信
相談者:
ドナルドさん
返信日時:2009-03-26 00:43:44
回答5
回答6
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-03-26 00:47:44
ドナルドさん、こんにちは。
歯医者さん選び、確かに難しい問題ですね。
ですが、
>どちらの歯医者さんを信用したらいいのでしょうか。
これは、こちらでは分かりません。
限られた情報のみで、どちらの歯科医院が良いかという判断は大変無責任なものになってしまいます。
また、歯科医院との相性というものは、主観にかなり左右されるところもあります。
つまり、Aさんにとっては「とても良い歯医者だった!」と思う歯科医院が、Bさんにとっては「あの歯科医院はあまりよくない」と思うこともあります。
逆もまたしかりです。
ですから、
>今日以前行っていた歯医者はよくないと、ある友人に聞いてしまいました・・・。
というのは、あまり気にされる必要はないように思います。
歯科医院のこと、あるいは歯のこと自体は、本サイトでもたくさん勉強できます。
お時間のある時にでも、是非色々と目を通されて、正しい知識を知っていただければと思います。
ですが、先述の通り、実際の歯科医院とのめぐり合わせというのは、最終的にはドナルドさんの感覚・直感を優先されるのが良いと私は考えます。
最後に、
>8月から1年間アメリカへの留学を控えており、向こうで虫歯になると困るので、できるだけ治療していきたいのです。
とのことに関して、私も深く同意します。
本相談室にも、留学・仕事などで海外在住の方から、歯の症状でお困りの相談が多数寄せられます。
留学前に、しっかりと口・歯の健康状態を整えておかれることをお勧めします。
一方で、
>不安でたまりません。
>すごく歯が気になって、気になると歯がなんとなく痛くなってきます・・・・。
ということは、逆に歯のことに意識が向きすぎです。
歯のことを考えすぎるあまり、過剰に不安になってしまうのでは日常生活が窮屈になってしまいます。
歯の健康管理において、歯医者さんはあくまで脇役、主役はドナルドさん本人です。
歯医者さん選びも確かに大切なことだと思いますが、正しい口のケアをご自身でも行い、不要な不安ばかりを貯めていかれないようにされてくださいね。
お大事にどうぞ。
…と書いているうちに、畑田先生・井野先生と重なりました。
歯医者さん選び、確かに難しい問題ですね。
ですが、
>どちらの歯医者さんを信用したらいいのでしょうか。
これは、こちらでは分かりません。
限られた情報のみで、どちらの歯科医院が良いかという判断は大変無責任なものになってしまいます。
また、歯科医院との相性というものは、主観にかなり左右されるところもあります。
つまり、Aさんにとっては「とても良い歯医者だった!」と思う歯科医院が、Bさんにとっては「あの歯科医院はあまりよくない」と思うこともあります。
逆もまたしかりです。
ですから、
>今日以前行っていた歯医者はよくないと、ある友人に聞いてしまいました・・・。
というのは、あまり気にされる必要はないように思います。
歯科医院のこと、あるいは歯のこと自体は、本サイトでもたくさん勉強できます。
お時間のある時にでも、是非色々と目を通されて、正しい知識を知っていただければと思います。
ですが、先述の通り、実際の歯科医院とのめぐり合わせというのは、最終的にはドナルドさんの感覚・直感を優先されるのが良いと私は考えます。
最後に、
>8月から1年間アメリカへの留学を控えており、向こうで虫歯になると困るので、できるだけ治療していきたいのです。
とのことに関して、私も深く同意します。
本相談室にも、留学・仕事などで海外在住の方から、歯の症状でお困りの相談が多数寄せられます。
留学前に、しっかりと口・歯の健康状態を整えておかれることをお勧めします。
一方で、
>不安でたまりません。
>すごく歯が気になって、気になると歯がなんとなく痛くなってきます・・・・。
ということは、逆に歯のことに意識が向きすぎです。
歯のことを考えすぎるあまり、過剰に不安になってしまうのでは日常生活が窮屈になってしまいます。
歯の健康管理において、歯医者さんはあくまで脇役、主役はドナルドさん本人です。
歯医者さん選びも確かに大切なことだと思いますが、正しい口のケアをご自身でも行い、不要な不安ばかりを貯めていかれないようにされてくださいね。
お大事にどうぞ。
…と書いているうちに、畑田先生・井野先生と重なりました。
相談者からの返信
相談者:
ドナルドさん
返信日時:2009-03-26 00:50:17
相談者からの返信
相談者:
ドナルドさん
返信日時:2009-03-26 20:38:42
畑田先生。
ありがとうございます。今の先生を信じてみます!!
ありがとうございます。今の先生を信じてみます!!
相談者からの返信
相談者:
ドナルドさん
返信日時:2009-03-26 20:46:49
中本先生。
ありがとうございます。
2つの歯医者で比較すると、友達からのおススメで先入観もあってか、今の歯医者さんのほうがしっくりきます。
デンタルで歯を見て、診断してもらったこともあり、今の先生を信じてみたいと思います。
また、『歯のことを考えすぎるあまり、過剰に不安になってしまうのでは日常生活が窮屈になってしまいます。』というコメント。
まさしくそのとおりだと思います。
何かと心配性で、1度気にすると、いつまでも気になってしまう性格なのです。
切り替えができなくて・・・・
こんなんじゃ、アメリカに行っても先がおもいやられますよね(笑)
もっと前向きに、強くなろうと思います。
本当にありがとうございました。
また何かありましたらよろしくお願いします。
ありがとうございます。
2つの歯医者で比較すると、友達からのおススメで先入観もあってか、今の歯医者さんのほうがしっくりきます。
デンタルで歯を見て、診断してもらったこともあり、今の先生を信じてみたいと思います。
また、『歯のことを考えすぎるあまり、過剰に不安になってしまうのでは日常生活が窮屈になってしまいます。』というコメント。
まさしくそのとおりだと思います。
何かと心配性で、1度気にすると、いつまでも気になってしまう性格なのです。
切り替えができなくて・・・・
こんなんじゃ、アメリカに行っても先がおもいやられますよね(笑)
もっと前向きに、強くなろうと思います。
本当にありがとうございました。
また何かありましたらよろしくお願いします。
タイトル | 二軒の歯科医の虫歯の診断が異なる。どちらを信用すれば良いのか? |
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質問者 | ドナルドさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 21歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯その他 保険のインレー(銀・金属) その他(診断) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。