1才8ヶ月、前歯4本に虫歯で神経を取る治療‥永久歯への影響は?
相談者:
ごまちゃんさん (30歳:女性)
投稿日時:2009-04-05 19:16:08
一歳八ヶ月の娘の虫歯についての質問です。
歯科検診で虫歯があると指摘されたので 先日、歯科へ行ってきました。
前歯4本に虫歯があり神経を取る治療を行うそうです。
神経を抜いたところに、強いアルカリ性の薬を入れるので、次に生えてくる永久歯に影響がでる(歯の表面がでこぼこになったり、白い斑点?が出来てしまう)かもと言われました。
また、乳歯の神経を取ってしまうことで歯が弱くなるとも言われました。
前歯は硬い物を食べたり、これから抜け替わるまでずっと使うのでとても心配です。
(歯医者さんも歯が弱くなるので、割れたりするのが心配、と言っていました)
まだ小さいので永久歯が育っている途中だと思います。
永久歯に薬の影響が出てしまうことはあるのでしょうか。
とても心配です。
幼い子が歯の神経を抜く事は、大丈夫なのでしょうか。
他の治療法はありますか?
怖くなってしまいました、教えてください。
歯科検診で虫歯があると指摘されたので 先日、歯科へ行ってきました。
前歯4本に虫歯があり神経を取る治療を行うそうです。
神経を抜いたところに、強いアルカリ性の薬を入れるので、次に生えてくる永久歯に影響がでる(歯の表面がでこぼこになったり、白い斑点?が出来てしまう)かもと言われました。
また、乳歯の神経を取ってしまうことで歯が弱くなるとも言われました。
前歯は硬い物を食べたり、これから抜け替わるまでずっと使うのでとても心配です。
(歯医者さんも歯が弱くなるので、割れたりするのが心配、と言っていました)
まだ小さいので永久歯が育っている途中だと思います。
永久歯に薬の影響が出てしまうことはあるのでしょうか。
とても心配です。
幼い子が歯の神経を抜く事は、大丈夫なのでしょうか。
他の治療法はありますか?
怖くなってしまいました、教えてください。
回答1
回答日時:2009-04-05 23:57:55
放置して、骨に膿がたまってしまうことによる永久歯の悪影響もあります。
治療せざるを得ない状況であれば、治療すべきでしょう。
将来の可能性についてまでしっかり説明してくれているわけですから、親切な先生だと思います。
小さなお子さんなので、心配なことはたくさんあるかと思いますが、『他の歯を同じ運命にしないための心配』をもっとしてもらいたいと思います。
なってしまったものは仕方ないので、担当医の先生と相談しながら治療を進められてはいかがでしょうか。
なぜ、この年齢でそれだけ大きなムシ歯になってしまったのか、思い当たることはありませんか?
こういう点も担当の先生に尋ねてみるのも大事だと思います。
(回答になりましたでしょうか・・・)
治療せざるを得ない状況であれば、治療すべきでしょう。
将来の可能性についてまでしっかり説明してくれているわけですから、親切な先生だと思います。
小さなお子さんなので、心配なことはたくさんあるかと思いますが、『他の歯を同じ運命にしないための心配』をもっとしてもらいたいと思います。
なってしまったものは仕方ないので、担当医の先生と相談しながら治療を進められてはいかがでしょうか。
なぜ、この年齢でそれだけ大きなムシ歯になってしまったのか、思い当たることはありませんか?
こういう点も担当の先生に尋ねてみるのも大事だと思います。
(回答になりましたでしょうか・・・)
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-04-06 05:43:13
ごまちゃんさまおはようございます。
一歳八ヶ月のお嬢さんの虫歯について心配なさっているのですね。
先ずこの年齢でむし歯にしてしまった原因について心当たりはありませんか。
推測にはなりますが、おそらくジュース類を飲んでいらっしゃるのではないでしょうか、もしそうであるなら先ずそれをやめることをお勧めいたします。
このまま飲み続ければ治療してもやがてむし歯の再発を起こしてしまうでしょう。
そのうち奥歯にむし歯が出来てくると思います。
またお菓子もすでに食べているのではないでしょうか。
この年齢でこのような食生活であれば3度の食事も十分食べていないかもしれません。
そして偏食も始まってきているかもしれません。
出来ることなら3歳まではお菓子を食べさせないような育児方法に切り替えられることをお勧めいたします。
お菓子がもらえなくなるとしばらく機嫌が悪くなると思いますが、よく遊んであげて気を紛らわしてあげればすぐに慣れてしまいます。
このような育児になさると3度3度の食事の量が増えてくるでしょう、そして病気にかかりにくくなってきます。
胃の大きさは決まっています。
お菓子をたくさん食べると食事の量が減ってしまいます。
したがって本当に必要な栄養素が摂取出来なくなります。
また3歳までにその子の味覚が決まります、これを味覚形成といいます、3歳までに甘い味を覚えると甘党になります。
一生甘党は続くので一生むし歯と歯周病のリスクを背負うことになります、これでは余りにもかわいそうだと思いませんか。
そして味覚形成をしている時に甘い味を覚えると偏食が始まります、偏った食生活になってしまうでしょう、これも困ったことです。
このような理由で我々は3歳まではお菓子はとって置きましょう。3歳まではお菓子としてのお砂糖は与えないでくださいとお話しています。
このような育児に切り替えるとむし歯の進行は止まってしまいます、先ずここからはじめるのがいいように思います。
むし歯の治療についてはおそらく子の年齢ではほとんど不可能だと思います、もし治療する事になれば押さえつけて無理やり治療する事になるでしょう。
これは避けてあげてください、痛みが出てどうしようもなくなったらその時点で治療方法を考えることになさった方がいいと思います。
治療より原因の除去が先です。
むし歯を作らない子育て http://www.yamadashika.jp/prevent.html#01
子育てと砂糖に関する考え方 http://www.yamadashika.jp/prevent10.html
歯磨きと歯科保健に関する山田歯科の考え方 http://www.yamadashika.jp/prevent05.html#01
一歳八ヶ月のお嬢さんの虫歯について心配なさっているのですね。
先ずこの年齢でむし歯にしてしまった原因について心当たりはありませんか。
推測にはなりますが、おそらくジュース類を飲んでいらっしゃるのではないでしょうか、もしそうであるなら先ずそれをやめることをお勧めいたします。
このまま飲み続ければ治療してもやがてむし歯の再発を起こしてしまうでしょう。
そのうち奥歯にむし歯が出来てくると思います。
またお菓子もすでに食べているのではないでしょうか。
この年齢でこのような食生活であれば3度の食事も十分食べていないかもしれません。
そして偏食も始まってきているかもしれません。
出来ることなら3歳まではお菓子を食べさせないような育児方法に切り替えられることをお勧めいたします。
お菓子がもらえなくなるとしばらく機嫌が悪くなると思いますが、よく遊んであげて気を紛らわしてあげればすぐに慣れてしまいます。
このような育児になさると3度3度の食事の量が増えてくるでしょう、そして病気にかかりにくくなってきます。
胃の大きさは決まっています。
お菓子をたくさん食べると食事の量が減ってしまいます。
したがって本当に必要な栄養素が摂取出来なくなります。
また3歳までにその子の味覚が決まります、これを味覚形成といいます、3歳までに甘い味を覚えると甘党になります。
一生甘党は続くので一生むし歯と歯周病のリスクを背負うことになります、これでは余りにもかわいそうだと思いませんか。
そして味覚形成をしている時に甘い味を覚えると偏食が始まります、偏った食生活になってしまうでしょう、これも困ったことです。
このような理由で我々は3歳まではお菓子はとって置きましょう。3歳まではお菓子としてのお砂糖は与えないでくださいとお話しています。
このような育児に切り替えるとむし歯の進行は止まってしまいます、先ずここからはじめるのがいいように思います。
むし歯の治療についてはおそらく子の年齢ではほとんど不可能だと思います、もし治療する事になれば押さえつけて無理やり治療する事になるでしょう。
これは避けてあげてください、痛みが出てどうしようもなくなったらその時点で治療方法を考えることになさった方がいいと思います。
治療より原因の除去が先です。
むし歯を作らない子育て http://www.yamadashika.jp/prevent.html#01
子育てと砂糖に関する考え方 http://www.yamadashika.jp/prevent10.html
歯磨きと歯科保健に関する山田歯科の考え方 http://www.yamadashika.jp/prevent05.html#01
回答3
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2009-04-06 23:58:09
強いアルカリ性の薬というのは、おそらく水酸化カルシウム製剤のことでしょうか。
その薬は、虫歯を削っていて神経が出た時に直接使用することもあるくらいですから、安全性はかなり高いほうの薬になると思います。
そうだとすると、永久歯への影響はほとんど心配はないように思います。
ただ、私の想定とは異なる薬かもしれませんので、次回受診した際に詳しく聞かれるとよいかと思います。
>幼い子が歯の神経を抜く事は、大丈夫なのでしょうか。
うちでは1歳8ヶ月くらいなら普通におこなってますので、必要性があって行うのでしたら、特に問題はないと思います。
ただ、保護者が気づかずに、歯科検診で初めて虫歯があると指摘されるようなケースでは神経を取るほどまでに虫歯が進行していることはそれほど多くはありません。
担当の先生も、可能な限り神経を残す治療を行うが、場合によっては神経をとることになってしまうかもしれないといった意味で説明されたのかもしれません。
>他の治療法はありますか?
歯を真っ黒けにしてもよいのなら進行止めを塗ってみるという方法もあります。
(ただ、黒くなっただけで虫歯の進行はとまらなかったという場合も少なくありません)
また、山田先生がお書きのように、治療は行わず放置するという選択肢もあります。
ただ、痛くなってしまってからでは神経を残すことはまず不可能ですし、永久歯への悪影響の可能性も高まりますし、最悪、抜歯になってしまう場合も出てきますので、ある程度進んでいる虫歯でしたら、担当の先生が話されたように治療されたほうがよろしいかと思います。
その薬は、虫歯を削っていて神経が出た時に直接使用することもあるくらいですから、安全性はかなり高いほうの薬になると思います。
そうだとすると、永久歯への影響はほとんど心配はないように思います。
ただ、私の想定とは異なる薬かもしれませんので、次回受診した際に詳しく聞かれるとよいかと思います。
>幼い子が歯の神経を抜く事は、大丈夫なのでしょうか。
うちでは1歳8ヶ月くらいなら普通におこなってますので、必要性があって行うのでしたら、特に問題はないと思います。
ただ、保護者が気づかずに、歯科検診で初めて虫歯があると指摘されるようなケースでは神経を取るほどまでに虫歯が進行していることはそれほど多くはありません。
担当の先生も、可能な限り神経を残す治療を行うが、場合によっては神経をとることになってしまうかもしれないといった意味で説明されたのかもしれません。
>他の治療法はありますか?
歯を真っ黒けにしてもよいのなら進行止めを塗ってみるという方法もあります。
(ただ、黒くなっただけで虫歯の進行はとまらなかったという場合も少なくありません)
また、山田先生がお書きのように、治療は行わず放置するという選択肢もあります。
ただ、痛くなってしまってからでは神経を残すことはまず不可能ですし、永久歯への悪影響の可能性も高まりますし、最悪、抜歯になってしまう場合も出てきますので、ある程度進んでいる虫歯でしたら、担当の先生が話されたように治療されたほうがよろしいかと思います。
相談者からの返信
相談者:
ごまちゃんさん
返信日時:2009-04-08 03:34:13
吉岡先生、山田先生、森川先生 お忙しい中、回答ありがとう
ございます!
虫歯の原因は
・母乳(寝る前や夜間もあげてました)
・スプーンの共有
(私も旦那も虫歯ありました!もちろん最初の頃は気をつけていたのですが、親戚などと過ごした際に共有になってしまってから私たちも共有にしてしまった・・反省してます)
・おやつ
(自分ではそんなにひどくなるまで大量にあげたつもりはないのですが、週に2回程母に預かってもらってるので、母のことなのであげていたのかも知れません)
・仕上げ磨きの不足
(娘も自分で磨く真似をするのですが、仕上げを嫌がってさせてくれなかった)
・娘はよだれが少ない
(関係ないかな?)
などが考えられると思います。
本当にここまで進行させてしまうなんて、認識が甘かったです。
本当に反省しています。
今は断乳を始めて、スプーンの共有もやめ、山田先生のおっしゃるように食生活に気を付けて、仕上げ磨きをしっかりするように気を付けていきたいと思います。
>強いアルカリ性の薬というのは、おそらく水酸化カルシウム製剤のことでしょうか。
治療に使う薬の名前はわからないのですが、次回の時に聞いてみようと思います。
森川先生のおっしゃる薬だといいのですが・・・
>うちでは1歳8ヶ月くらいなら普通におこなってますので、必要性があって行うのでしたら、特に問題はないと思います。
これを聞いて少し安心しました。
今の担当の先生にすべてをお任せして治療をしてきたいと思います。
当日は体を押さえつけて治療することになるのでしょうが、
少しでも無事に済むように?娘に口を大きく開けるように、あーんの練習して行きたいと思います。
また、分からないことや不安なことがありましたら、書かせていただきます。
その時は、どうぞよろしくお願いします。
ございます!
虫歯の原因は
・母乳(寝る前や夜間もあげてました)
・スプーンの共有
(私も旦那も虫歯ありました!もちろん最初の頃は気をつけていたのですが、親戚などと過ごした際に共有になってしまってから私たちも共有にしてしまった・・反省してます)
・おやつ
(自分ではそんなにひどくなるまで大量にあげたつもりはないのですが、週に2回程母に預かってもらってるので、母のことなのであげていたのかも知れません)
・仕上げ磨きの不足
(娘も自分で磨く真似をするのですが、仕上げを嫌がってさせてくれなかった)
・娘はよだれが少ない
(関係ないかな?)
などが考えられると思います。
本当にここまで進行させてしまうなんて、認識が甘かったです。
本当に反省しています。
今は断乳を始めて、スプーンの共有もやめ、山田先生のおっしゃるように食生活に気を付けて、仕上げ磨きをしっかりするように気を付けていきたいと思います。
>強いアルカリ性の薬というのは、おそらく水酸化カルシウム製剤のことでしょうか。
治療に使う薬の名前はわからないのですが、次回の時に聞いてみようと思います。
森川先生のおっしゃる薬だといいのですが・・・
>うちでは1歳8ヶ月くらいなら普通におこなってますので、必要性があって行うのでしたら、特に問題はないと思います。
これを聞いて少し安心しました。
今の担当の先生にすべてをお任せして治療をしてきたいと思います。
当日は体を押さえつけて治療することになるのでしょうが、
少しでも無事に済むように?娘に口を大きく開けるように、あーんの練習して行きたいと思います。
また、分からないことや不安なことがありましたら、書かせていただきます。
その時は、どうぞよろしくお願いします。
回答4
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2009-04-08 14:06:57
>・スプーンの共有
>(私も旦那も虫歯ありました!もちろん最初の頃は気をつけていたのですが、親戚などと過ごした際に共有になってしまってから私たちも共有にしてしまった・・反省してます)
これなんですが、スプーンの共有をやめるとミュータンス菌が定着しないという考え方に関する信頼できるデータはありません。
(個人的にはまったくナンセンスな考え方だと思います。)
また、かりにその考えが正しいと仮定すると、一旦定着したミュータンス菌は一生除去できませんので、ごくわずかの初期虫歯ができた瞬間から、もしくはミュータンス菌がごくわずかでも検出された瞬間から、感染予防はまったく無意味(=不要)になります。
つまりごまちゃんさんの家庭では、家族すべてがミュータンス菌のことは何も気にせず仲良く暮らしても良いことになります。
>(私も旦那も虫歯ありました!もちろん最初の頃は気をつけていたのですが、親戚などと過ごした際に共有になってしまってから私たちも共有にしてしまった・・反省してます)
これなんですが、スプーンの共有をやめるとミュータンス菌が定着しないという考え方に関する信頼できるデータはありません。
(個人的にはまったくナンセンスな考え方だと思います。)
また、かりにその考えが正しいと仮定すると、一旦定着したミュータンス菌は一生除去できませんので、ごくわずかの初期虫歯ができた瞬間から、もしくはミュータンス菌がごくわずかでも検出された瞬間から、感染予防はまったく無意味(=不要)になります。
つまりごまちゃんさんの家庭では、家族すべてがミュータンス菌のことは何も気にせず仲良く暮らしても良いことになります。
タイトル | 1才8ヶ月、前歯4本に虫歯で神経を取る治療‥永久歯への影響は? |
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質問者 | ごまちゃんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。