ブリッジ治療の途中ですが、開口困難のため治療に弊害が出ている
相談者:
ぴっかりんぐさん (43歳:女性)
投稿日時:2009-04-11 09:16:43
はじめまして。
43歳主婦です。
お恥ずかしい話ですが、歯医者嫌いで、20年前に抜歯した2本の虫歯(左下7、6番)部分をずっと欠損状態のまま過ごしてきました。
20年も経過すると特に不自由を感じることもありませんでした。
しかし、昨年11月に左上6番の虫歯が痛みだし、重い腰を上げて近所の歯科医(開業3年目)に行く事にしました。
担当医は、虫歯治療はさておき、左下6、7番の欠損を埋めたほうがよいと盛んに勧めました。
年齢的なこともあるし、医師の言葉に従ったほうがよいかと思い、欠損を埋めることに同意しました。
ここで、ブリッジ、インプラント、入れ歯のどれがよいか、という説明がありました。
インプラントがよいか?でも高いかな?と迷っていると、
「インプラントは手入れが大変。
ブリッジがよいのでは?」
という勧めがあったためブリッジにすることにしました。
今にして思えばブリッジがどういう治療なのかもっと詳しく聞いておくべきでした。
医師の説明は簡単で、
「8番と5、4番の歯を削ってブリッジをかける」
とは言われましたが、わたしの受け取ったイメージでは、「ただ表面を軽く削る」ぐらいの削り方だと思いました。
健康な歯を、根を残して歯を殆ど削ってしまうような治療であれば、絶対に同意することはなかったのに、と後悔に苛まされます。
ブリッジ治療の前に左上6番の虫歯治療がありました。
私は元々あまり口が大きく開かない、開口状態を長く維持できない、という問題がありました。
口を開けて指を3本縦にギリギリ入れることが出来る程度には口を開くことができますが、開口状態を続けていることが非常に苦痛(顎や頬の筋肉の疲れ)なのです。
虫歯治療は、困難を極めました。医師曰く
「時間をかけてゆっくりやるしかないので、普通の人の1/4の治療しかできない」
ということでした。
結果、週一回治療が4か月もかかってようやく終了しました。
毎回の治療は、開口困難のため、非常に苦痛でした。
医師も非常にやりづらかったと思います。
そして、ブリッジ治療が始まりました。
いきなり5、4番の歯を90%以上も削られて、予想していなかった私は大ショックでした。
おまけに仮歯が合わず(大き過ぎ)、不快感を抱えて毎日過ごすことになります。
仮歯が頬の内側に当たるので、何度も口内炎ができてしまいました。
が、開口困難な私を苦労して治療してくれた医師に申し訳ないという気持ちがあるので、ここまで「ブリッジの治療をもっと詳しく教えてほしかった」「開口維持できないため時に、苛立った医師に乱暴な態度を取られることがあった」等の数々の憤りを伝えることはしませんでした。
が、先日、8番の歯を削るために歯科に行ったところ、
「さあ、削りますよ。
いっとくけど、5、4番より大変ですからね」
とまず宣言されました。
不安と恐怖で固まっていると、
「正直、あなたのように開口困難だと8番をうまく削る自信がない。
ブリッジができたとしても、うまく口に合わない可能性もある。可能性は五分五分」
と言われてしまいました。
口に合わないようなブリッジを入れる可能性が50%もあるならば、そんな治療を選択する人はいないと思うのですが、いかがでしょう?
また、左上6番の治療時に、開口困難であることは十分医師にはわかっていたはずです。
5、4番を削る前に、なぜ8番を削ることの困難さを予想できなかったのか?
ブリッジを使えないなら健康な5、4番を削る必要はまったくなかったわけで、憤りと後悔で夜も眠れません。
長々不平を書いて申し訳ありませんが、ここでご相談です。
1)8番をうまく削るための開口状態を維持できる方法はないでしょうか?
過去の相談等で「開口器(バイトブロック)」なるものがあると知りましたが、これを使用することで解消するでしょうか?
無理な場合、ほかに有効な方法はありますか?
2)今の担当医に対して芽生えた不信感を払拭できないため、転院を考えています。
これまでの治療で作ったブリッジの型やレントゲン写真等を新しい病院で使用できるよう請求することは可能でしょうか?
3)仮歯の不快感が続いていることから、4〜8番まで5本分のブリッジを施すことに大きな不安を抱いています。
歯科医ではブリッジの微調整までうまくやってくれるのでしょうか。
その場合、ブリッジの出し入れは大変な作業になりますか?
4)5、4番のブリッジに0.5本分程度の歯をつけた形のブリッジも使用できる、と聞きました。
これならば8番を削る必要はないそうです。
この方法に弊害はないでしょうか?
今は、削られた歯のことばかり考えて毎日欝状態です。
新しい医院探しも頭が痛い問題です。
開口困難を解消するために顎の腱を切れば?などと言う人もいますが、そういう方法もあるのでしょうか?
その場合は何科にかかればよいのでしょうか?
質問ばかりで申し訳ございません。
プロの方のご助言をお聞きしたい、と藁をもすがる思いです。
よろしくお願いいたします。
43歳主婦です。
お恥ずかしい話ですが、歯医者嫌いで、20年前に抜歯した2本の虫歯(左下7、6番)部分をずっと欠損状態のまま過ごしてきました。
20年も経過すると特に不自由を感じることもありませんでした。
しかし、昨年11月に左上6番の虫歯が痛みだし、重い腰を上げて近所の歯科医(開業3年目)に行く事にしました。
担当医は、虫歯治療はさておき、左下6、7番の欠損を埋めたほうがよいと盛んに勧めました。
年齢的なこともあるし、医師の言葉に従ったほうがよいかと思い、欠損を埋めることに同意しました。
ここで、ブリッジ、インプラント、入れ歯のどれがよいか、という説明がありました。
インプラントがよいか?でも高いかな?と迷っていると、
「インプラントは手入れが大変。
ブリッジがよいのでは?」
という勧めがあったためブリッジにすることにしました。
今にして思えばブリッジがどういう治療なのかもっと詳しく聞いておくべきでした。
医師の説明は簡単で、
「8番と5、4番の歯を削ってブリッジをかける」
とは言われましたが、わたしの受け取ったイメージでは、「ただ表面を軽く削る」ぐらいの削り方だと思いました。
健康な歯を、根を残して歯を殆ど削ってしまうような治療であれば、絶対に同意することはなかったのに、と後悔に苛まされます。
ブリッジ治療の前に左上6番の虫歯治療がありました。
私は元々あまり口が大きく開かない、開口状態を長く維持できない、という問題がありました。
口を開けて指を3本縦にギリギリ入れることが出来る程度には口を開くことができますが、開口状態を続けていることが非常に苦痛(顎や頬の筋肉の疲れ)なのです。
虫歯治療は、困難を極めました。医師曰く
「時間をかけてゆっくりやるしかないので、普通の人の1/4の治療しかできない」
ということでした。
結果、週一回治療が4か月もかかってようやく終了しました。
毎回の治療は、開口困難のため、非常に苦痛でした。
医師も非常にやりづらかったと思います。
そして、ブリッジ治療が始まりました。
いきなり5、4番の歯を90%以上も削られて、予想していなかった私は大ショックでした。
おまけに仮歯が合わず(大き過ぎ)、不快感を抱えて毎日過ごすことになります。
仮歯が頬の内側に当たるので、何度も口内炎ができてしまいました。
が、開口困難な私を苦労して治療してくれた医師に申し訳ないという気持ちがあるので、ここまで「ブリッジの治療をもっと詳しく教えてほしかった」「開口維持できないため時に、苛立った医師に乱暴な態度を取られることがあった」等の数々の憤りを伝えることはしませんでした。
が、先日、8番の歯を削るために歯科に行ったところ、
「さあ、削りますよ。
いっとくけど、5、4番より大変ですからね」
とまず宣言されました。
不安と恐怖で固まっていると、
「正直、あなたのように開口困難だと8番をうまく削る自信がない。
ブリッジができたとしても、うまく口に合わない可能性もある。可能性は五分五分」
と言われてしまいました。
口に合わないようなブリッジを入れる可能性が50%もあるならば、そんな治療を選択する人はいないと思うのですが、いかがでしょう?
また、左上6番の治療時に、開口困難であることは十分医師にはわかっていたはずです。
5、4番を削る前に、なぜ8番を削ることの困難さを予想できなかったのか?
ブリッジを使えないなら健康な5、4番を削る必要はまったくなかったわけで、憤りと後悔で夜も眠れません。
長々不平を書いて申し訳ありませんが、ここでご相談です。
1)8番をうまく削るための開口状態を維持できる方法はないでしょうか?
過去の相談等で「開口器(バイトブロック)」なるものがあると知りましたが、これを使用することで解消するでしょうか?
無理な場合、ほかに有効な方法はありますか?
2)今の担当医に対して芽生えた不信感を払拭できないため、転院を考えています。
これまでの治療で作ったブリッジの型やレントゲン写真等を新しい病院で使用できるよう請求することは可能でしょうか?
3)仮歯の不快感が続いていることから、4〜8番まで5本分のブリッジを施すことに大きな不安を抱いています。
歯科医ではブリッジの微調整までうまくやってくれるのでしょうか。
その場合、ブリッジの出し入れは大変な作業になりますか?
4)5、4番のブリッジに0.5本分程度の歯をつけた形のブリッジも使用できる、と聞きました。
これならば8番を削る必要はないそうです。
この方法に弊害はないでしょうか?
今は、削られた歯のことばかり考えて毎日欝状態です。
新しい医院探しも頭が痛い問題です。
開口困難を解消するために顎の腱を切れば?などと言う人もいますが、そういう方法もあるのでしょうか?
その場合は何科にかかればよいのでしょうか?
質問ばかりで申し訳ございません。
プロの方のご助言をお聞きしたい、と藁をもすがる思いです。
よろしくお願いいたします。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-04-11 09:50:10
>1)8番をうまく削るための開口状態を維持できる方法はないでしょうか?
>過去の相談等で「開口器(バイトブロック)」なるものがあると知りましたが、これを使用することで解消するでしょうか?
>無理な場合、ほかに有効な方法はありますか?
反対側に開口器を掛けると少し開きますが、苦痛で無理でしょう。
右下6,7欠損自体が開口しにくい状態を招いていると思います。
咬合挙上すれば少し開きやすくなりますが、咬合挙上自体治療を必要としますので、難しいでしょう。
>2)今の担当医に対して芽生えた不信感を払拭できないため、転院を考えています。
>これまでの治療で作ったブリッジの型やレントゲン写真等を新しい病院で使用できるよう請求することは可能でしょうか?
その医院自体資料を保存しておく義務が有るので、難しいかも知れません。
>3)仮歯の不快感が続いていることから、4〜8番まで5本分のブリッジを施すことに大きな不安を抱いています。
>歯科医ではブリッジの微調整までうまくやってくれるのでしょうか。
>その場合、ブリッジの出し入れは大変な作業になりますか?
ブリッジは着けっぱなしです。
うまくやってくれるかについてはコメント出来ません。
と言うよりわからないからです。
>4)5、4番のブリッジに0.5本分程度の歯をつけた形のブリッジも使用できる、と聞きました。
>これならば8番を削る必要はないそうです。
>この方法に弊害はないでしょうか?
小さなダミーにすると言うことでしょうが、問題はないでしょう。
開口困難を来した原因が右下6,7欠損が主体か,それ以外に原因が有るかによりますので、コメント出来ません。
まず開口困難状態を改善する(治るものなら)必要が有りそうです。
>過去の相談等で「開口器(バイトブロック)」なるものがあると知りましたが、これを使用することで解消するでしょうか?
>無理な場合、ほかに有効な方法はありますか?
反対側に開口器を掛けると少し開きますが、苦痛で無理でしょう。
右下6,7欠損自体が開口しにくい状態を招いていると思います。
咬合挙上すれば少し開きやすくなりますが、咬合挙上自体治療を必要としますので、難しいでしょう。
>2)今の担当医に対して芽生えた不信感を払拭できないため、転院を考えています。
>これまでの治療で作ったブリッジの型やレントゲン写真等を新しい病院で使用できるよう請求することは可能でしょうか?
その医院自体資料を保存しておく義務が有るので、難しいかも知れません。
>3)仮歯の不快感が続いていることから、4〜8番まで5本分のブリッジを施すことに大きな不安を抱いています。
>歯科医ではブリッジの微調整までうまくやってくれるのでしょうか。
>その場合、ブリッジの出し入れは大変な作業になりますか?
ブリッジは着けっぱなしです。
うまくやってくれるかについてはコメント出来ません。
と言うよりわからないからです。
>4)5、4番のブリッジに0.5本分程度の歯をつけた形のブリッジも使用できる、と聞きました。
>これならば8番を削る必要はないそうです。
>この方法に弊害はないでしょうか?
小さなダミーにすると言うことでしょうが、問題はないでしょう。
開口困難を来した原因が右下6,7欠損が主体か,それ以外に原因が有るかによりますので、コメント出来ません。
まず開口困難状態を改善する(治るものなら)必要が有りそうです。
相談者からの返信
相談者:
ぴっかりんぐさん
返信日時:2009-04-12 10:35:19
松山先生
丁寧なご回答誠にありがとうございます。
心より感謝いたします。
再度の質問で恐縮ですが、開口状態の改善のための治療またはトレーニングを行うとして、その間ずっと仮歯の状態で大丈夫なのでしょうか?
(不快感は我慢します)
丁寧なご回答誠にありがとうございます。
心より感謝いたします。
再度の質問で恐縮ですが、開口状態の改善のための治療またはトレーニングを行うとして、その間ずっと仮歯の状態で大丈夫なのでしょうか?
(不快感は我慢します)
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-04-12 10:45:52
<5、4番の歯を90%以上も削られて>と言うことですから、しっかりした仮歯なら1年でもだいじょうぶです。
現在は、4番5番の小臼歯用の仮歯は既成品としてサイズを豊富に取りそろえた、プラスチック製のものが数種類販売されています。
自費で制作してもかまわないわけです。
現在は、4番5番の小臼歯用の仮歯は既成品としてサイズを豊富に取りそろえた、プラスチック製のものが数種類販売されています。
自費で制作してもかまわないわけです。
相談者からの返信
相談者:
ぴっかりんぐさん
返信日時:2009-04-12 12:56:27
タイトル | ブリッジ治療の途中ですが、開口困難のため治療に弊害が出ている |
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質問者 | ぴっかりんぐさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 43歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:6番(第一大臼歯) 抜歯:7番(第二大臼歯) ブリッジ治療法 ブリッジに関するトラブル 歯医者への不満・グチ その他(その他) |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。