骨が溶けていると言われ侵襲性歯周炎ではないかと不安です

相談者: すぎっ子さん (28歳:女性)
投稿日時:2009-04-17 17:27:05
はじめまして。

侵襲性歯周炎の可能性があるのではないかと思い、これからの治療について不安を抱えているので、相談させていただきます。


私は、20歳の頃から歯科医院での半年に一度の掃除はかかさずにやってきました。

ちょうど2年前、新しい歯医者さんに通い始めた頃、初めて歯肉炎がひどいということで、3ヶ月ほど歯科衛生士さんによる掃除を徹底して行った時期がありました。

ただ、掃除の終わった後に治すと言っていた虫歯の治療をすっかり忘れられていたり、掃除に行っても歯医者さんのチェックが全く無かったことが気になり、掃除が終わってからはそこに通うのがどうしても嫌で、結局一度きりの通院となってしまいました。

また、半年後に新しい歯医者さんにの掃除のために、通い始めたところ、初めて骨が少し溶けているところがあると言われ、歯軋りも影響しているという指摘を受けました。

前回の治療と同じように3ヶ月ほど、歯の掃除をし、歯軋りの予防のためにマウスピースを作ったところ、はめ出して1週間ほどで、左上の6番がひどく痛みだし、左上6番の部分が異常に骨が溶けていることが分かりました。

結局、お薬で炎症を抑えてから麻酔をかけて掃除を行い、その後、大学病院歯周病科を紹介してもらい、ちょうど1年通っているところです。

ところが、この大学病院に通い出してからの1年の間にも歯茎が激しく腫れて血が止まらない炎症が2回ありました。

その度に、お薬をもらって炎症を抑えるのですが、残念ながらその1番ひどい炎症のときは、急患扱いで担当の先生には診てもらっていません。

結局、先生に診てもらうときには、炎症は落ち着いていて、先生には「大丈夫、歯磨きしっかりしてね」と言われるだけでした。

そして先月、先生には

「問題の場所は落ち着いているし、もうそろそろ近所の歯医者さんの治療でもいいんじゃないかな?」

と言われた矢先に3度目の炎症を起こしてしまい、どうしても大学病院での治療に不安を拭いきれず、自分の歯の炎症の原因に歯軋りが大きく関与している気がしてならなかったので、歯軋りや噛み合わせ治療に力を入れている歯医者さんをHPで探して先日行ってきました。

そして、1年ぶりにレントゲンを撮ったところ、左上の6番を中心に歯周病が進んでおり、その下や左上も骨の吸収があるということでした。

また、右側の骨の吸収がほとんどないということで、その先生は

「明らかに歯軋りが大きく影響していて、歯軋りを減らすことで歯周病の治療にもつながる」

と言っていました。

そして、初めて細菌を顕微鏡で見せてもらいました。

先生が言うには

「細菌の動きからして、歯周病のひどい状態ではないよ」

ということだったのですが、その後、噛み合わせを見るために、スポンジを奥歯に挟んで思い切り噛んだところ、左側から血が出て来てしまい、先生がレントゲンをよ〜く見ながら、

「この歯はもうだめかもしれないな」

と言われてしまいました。

確かに、左上の6番を支える片方の骨はもうほとんどない状態で、もしかしたらダメなのかもしれないという諦めも少しずつついてきてはいます。

ただ、侵襲性歯周炎について調べると、進行の速さや一般的な治療が効かないなどの部分が、どうしても自分に当てはまっているような気がしてなりません。

しかし、歯軋りについて相談に行った新しい歯医者さんは、歯周病専門の歯医者さんではありません。

かといって、侵襲性歯周炎についての治療を私の県内で調べると、今まで通ってきた大学病院になってしまいます。

侵襲性歯周炎だという診断を受けたわけではありませんが、侵襲性歯周炎だったとした場合、これからの治療を一般的な歯医者さんでやっていくのは難しいのでしょうか?

また、侵襲性歯周炎について、今の医学がどれほど進んでいるのかも気になります。

大学病院での治療を選択すれば、本当に予後は良いのでしょうか?


とても長い文章になってしまい、申し訳ありません。
少しでもこれからの手がかりになればと思いました。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-04-17 21:32:25
こんばんは。

お話の内容からの推測ですが、私も侵襲性歯周炎ではないように思えます。
侵襲性歯周炎である場合にはかなり急速に骨の破壊が進み、前歯第一大臼歯に特に強い骨吸収が見られることが多くあります。

この点から考えると、片側性であり特に左上6番にのみ強い症状が出ており、左側全体に骨吸収が見られ反対側には見られないという事は恐らくは咬合の問題であると思われます。

この点でその6番を考えると、もしかしたら目に見えないような細かいクラック(ヒビ)があるのかも知れませんし、あるいはやはり咬合によって歯髄が失活してしまっていたり等々色々と想像が出来ます。

もしそうだとすると、やはり将来的に予後がとれないのであれば抜歯もやむを得ないと思いますし、逆に抜歯を敬遠してその周囲を含めたを一緒にダメにしてしまっては余計に結果がよくありません。

そう考えると大学病院ではなくとも治療は可能であると思いますが、逆に大学病院の咬合などに詳しい先生に診ていただけるかどうか聞いてみる事もよいのではないでしょうか。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-04-17 22:22:21
私も侵襲性では無いような気がします。

最近を顕微鏡で検査してもらわれているなら、何らかの異常を示す可能性があります。
専門的にはA・aという細菌が増殖しているからとか。

ではどう考えるかという事ですが、田中先生と同様局所的原因→に限局して何かが起きている→歯周破壊をきたした。

か、

咬合・全身的な何かが関与→咬合性外傷→外傷性咬合と、考えるかと思います。

要は歯が悪いか、歯に与えるダメージが他に大きく存在しているかです。

付加的に言うと、6番の内側のみ又は頬側のみが歯周破壊をきたしていれば、トリセクションという分割抜歯が適応できます。
悪い根っこだけ切り取り状態の良い根は残す方法です。
いきなり歯全てを抜歯という選択肢だけではありません。

ちなみに大学病院でもDrの学年やできる先生・できない先生がいて当然、研究肌や臨床肌、どちらも兼ね備えている方などなど。
又大学によってレベルが違うのもまた当然のことです。

一概に大学病院のレベルが低いという事ではないのでご了承下さい。

もう一度かみ合わせ咀嚼時に強く当たっていないか、歯軋りをしていないか、歯自体本当に悪くなっていないかを診断してもらってください。

お願いします。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-04-20 09:18:40
僕もお二人の先生方と同意見です。

侵襲性歯周炎ではないように思います。

「やはり将来的に予後がとれないのであれば抜歯もやむを得ないと思いますし、逆に抜歯を敬遠してその周囲を含めたを一緒にダメにしてしまっては余計に結果がよくありません。」

に同意です。


また「大学病院だからレベルが高い」と言う事はありません。
むしろ、担当の先生による差の方が大きいです。
(専門性に関して言えばハズレは少ないはずですが‥)

歯科用CTなどを撮って、骨の状態などをもう少し詳しく調べてもらう必要もあるかもしれませんね。


お大事にされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: すぎっ子さん
返信日時:2009-04-20 21:52:45
田中先生、
吉田先生、
タイヨウ先生、
お返事ありがとうございました!

3人のご回答をいただいて、とっても前向きな気持ちになれました。


まさに、にはけっこうヒビもありますし、噛み合わせも左下6番が左上6番にがっちり当たっています。

大学病院の先生もとても話しやすく、いつも歯周病についての細かいことをいろいろと教えてもらっていました。

噛み合わせや歯軋りのことは何度か相談したのですが、あまりそこには着目せず、丁寧なブラッシングだけをずっと指導されてきました。

ブラッシングは本当にこの1年間で上達したので、それが得られたことだと思って、できるだけネガティブに考えないようにしたいと思います。

今回、噛み合わせのことで通院し始めた先生は、今まで大学病院やそれ以前に通っていた歯医者さんとは違い、本当に細かく噛み合わせの検査をして下さいます。

また、これからのことも一緒に考えていこうと励まして下さったり、説明も分かりやすいし納得のいくもので、ここでなら委ねていってもいいんじゃないかと思い始めています。

ただ、今までずっと通院してきたのに良くならない、さらには悪くなっていっているようにしか感じられず、侵襲性歯周炎なのではないかと不安になってしまいました。

だけど、侵襲性歯周炎の不安が解消されて安心できました。

抜歯のことを考えたりすると悲しい気持ちになってしまったりもしますが、新しい歯医者さんで頑張っていきたいと思います。

分かりすいお返事をいただき、本当にありがとうございました。



タイトル 骨が溶けていると言われ侵襲性歯周炎ではないかと不安です
質問者 すぎっ子さん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯茎(歯ぐき)の腫れ
歯周病(歯槽膿漏)治療
噛み合わせ(咬合)その他
歯軋り(歯ぎしり)
歯医者への不信感
侵襲性歯周炎(若年性の歯周病)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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