30代で重度の歯周病です、インプラントか総義歯かどちらがいいでしょうか?

相談者: k.kさん (39歳:男性)
投稿日時:2009-04-16 11:13:25
はじめまして、よろしくお願いします。

重度の歯周病で、右上3番、右下1〜3番、左下1〜4番のしか残っていません。
下の歯もグラグラでセメダインのようなもので固定してあります。

現在、上は入れ歯、下はブリッジ義歯を使っています。
なんとかならないものかと、何件かの歯科医院で診てもらいました。


1件目では、残っている下の歯を全部抜歯し、入れ歯のインプラントにするしかないとの診断。

2件目では、上はインプラント4本で入れ歯を固定、下はインプラントも6本でブリッジ(インプラントブリッジと言っていました)がいいですが、かなりの金額になりますとの診断。

本当に高額で、簡単に決断出来る金額でありませんでした。

かかりつけの歯科医院ではインプラントを行っておらず、インプラントという選択肢もあるけど、高額だから総入れ歯のほうがいいといいます。


とても話しづらく食事もとても食べづらいです。
仕事にも影響が出てしまっています。(営業の仕事です。)
マスクが手放せなくて人前で笑う事もできません。
毎日がとても苦痛です。

総入れ歯か、インプラントか自分でもどのように決断してよいのかわからなくなってしまっています。

どちらがよいのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-04-16 11:34:58
一概にどちらが良いかと言う結論は出せません。

もしかしたらインプラントをしたくても、骨の状態が悪ければできませんし。


一般に条件が良ければ、インプラントの方が不快症状は少ない事が多いです。

できればCT撮影をするなどして、しっかり調べてもらった方が良いと思います。


>インプラントという選択肢もあるけど、高額だから総入れ歯のほうがいい

これは患者さんが決める事であって、歯科医が決める事では無いと思いますが‥。


いずれにしても、じっくり腰を据えて歯科医院選びをされてください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-04-16 12:30:13
現状をまず安定させることから始めましょう。

かかりつけでまずは入れ歯にしてもらい、そのあとでインプラントにされるか、適合のよい入れ歯に変更するのか?を判断した方が良いように思います。

相当の悪さであろうと推測されますので、インプラントも簡単には出来ないと思いますし。

歯科医院に定期的に通うこと、痛くなかろうが、必要性を感じなくても!
歯磨きをきちんと毎食後すること!

このあたりから、始めないと、必ず失敗します。

まともな先生なら、こういった基礎中の基礎のところから改善させられると思いますので、そういった先生に最終的な判断をして頂いて下さい。

CTで骨が分析できても、こういったことが出来ていなければ十中八九失敗します。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-04-16 13:48:29
まだまだお若いのに、歯周病がかなり進行しているようですね。
そちらへの対処がまず一番重要でしょう。

確かに一気に抜歯してしまって、総義歯に成れば歯周病菌は減るかも知れませんが、インプラント治療を受けて、又繁殖する可能性もあるからです。

インプラントは骨とかの条件が良ければ、大変に快適に成るでしょうが、メインテナンスと切っても切り離せません。

総義歯は、年齢的にも早い方に成るので、将来を考えると骨とかが吸収して後で苦労する可能性が高いですし、違和感、慣れるまでが大変でしょう。

総合的に考えると、インプラントと義歯の組み合わせで治すのが、費用と治療期間、更には治療期間中の状況も勘案してお勧めできます。

そして、将来的に義歯ではなく、ブリッジで入る治療に改良出来る事を出来るようにして治療する事が、お勧めできます。

インプラントを要所要所に植立して置いて、総義歯とかを支えるようにして置けば、骨の吸収も予防でき、又義歯も歯肉に直接力を掛けずぎずに済み、痛いとかの苦痛、違和感を避ける事が出来る筈だからです。

そうして置いて、将来、インプラント植立を増やして、上顎は8本以上、下顎は6本以上植立すればブリッジで治り、義歯から開放されます。
それがベストなのではないでしょうか?

今現在のインプラント治療で、最善を尽くせば、半年も掛からずに綺麗なセラミックの歯が入って治療は終了出来ます。
しかし、残念ながら、治療費の負担は確かに大きいです。

なので、どうしたいのか良く考えて、最終的な事まで見通して、治療計画を立ててくれる先生を見付けて下さい。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-04-16 15:22:27
こういった場合、総義歯を作ってから将来的にインプラント・・・
こんなふうに考えます。

総義歯は、適合さえ良ければ十分に使えます。

私の経験上、入れ歯は生活に必要な場合、慣れるのが早い方が多いです。

特に総義歯のように外しているとがないのがわかってしまうような時、思ったより早く慣れます。
但し、慣れるのは違和感であり、痛みや咬み合わせは調整が必要です。

また、30〜40代の若い方の総義歯も慣れるのが早いです。
おそらく、適応能力が高いためだと思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-04-16 21:00:49
k.kさま、こんばんわ。

39歳の年齢で重症の歯周病になって、残っている御自分のも心もとない状態で、どのような方法で治したらいいのか費用も含めて悩んでいらっしゃるのですね。

現在の残存歯の状態がはっきり判らないので断定は出来ませんが、インプラントは避けられた方がいいと思います。

理由については現在の状態に至ったのは色々不利な条件が重なってはいると思いますが、食生活も含めて生活習慣も大きな原因になっているように思います。

それを理解して生活習慣の改善をすることなくインプラントをなさっても、いずれ同じようなことになり脱落しかねないと思います。

また腕のいい歯科医歯科技工士が作った入れ歯は、何でもかむことも出来ますし違和感もほとんどありません。

安定した入れ歯であれば骨の吸収はほとんど起こりません、しかし噛むと転覆するような義歯では、すぐに骨の吸収を起こして難症例になってしまいます、結局作り方次第腕次第だと思います。

また費用についても、インプラントと比較すればずいぶん安く出来ると思います。

とりあえず歯周病を治すのが先決です。
歯周病が完全に治ってから補綴方法を考えるのが順序として真っ当なやり方です、それまでは暫間義歯でしのいでいただくのがいいと思います。

参考になさってください、お大事になさいませ。

歯周病 http://yamadashika.jp/perio.html
入れ歯 http://yamadashika.jp/denture.html
山本式総義歯の性能判定表 http://www.yamadashika.jp/img/yamamoto_denture.pdf
義歯を作られた患者様の声 http://yamadashika.jp/denture.html#a01

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-04-17 08:49:48
確かに‥。

段取りとしたら佐藤先生、桜田先生、山田先生の書かれているように「まずは歯周病治療から」でしょうね‥。

その後「入れ歯作り」でしょう。

僕は義歯苦手なモンで‥つい。


余計、迷わせてしまうかもしれませんが、慎重に‥。


お大事にどうぞ。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-04-17 09:30:46
インプラントがいいか、入れ歯がいいか、それは、装着した患者さん自身が”良い”と感じたほうが”良い”のです。

ただ・・・

>かかりつけの歯科医院ではインプラントを行っておらず、インプラントという選択肢もあるけど、高額だから総入れ歯のほうがいいといいます。

これは 気になります。

インプラントという武器を持っているDr.が 

『インプラント治療も出来るけどやらない。入れ歯にする』

というパターンと

『インプラントができないからしない』

では 全く意味が異なります。

歯医者は、イロイロな治療オプションを兼ね備えて、その中からその患者に適した治療法を選択すべきなのです。

治療オプションの引き出しが少ないことは、これすなわち不勉強といいます。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2009-04-17 19:02:50
桜田先生の意見に近いかも知れません。

複数の医院で抜歯を勧められていることからすると、きっと病状は相当悪いのだと思います。
だとすれば、まずは抜歯して総義歯を作ることを私なら勧めます。

費用はインプラントに比べて安いので、まず試しに使ってみます。
もし不満があれば、それを踏まえてインプラントを検討すれば良いと思います。
まぁ、こんなもんか、と馴染めるようなら、それもありでしょう。

総義歯への不満が大きければ、インプラントをした時に体感できる価値が高まるように思えます。

同じだけ費用をかけて治療するなら、高い付加価値を体感できる方が、k.kさんにとっても術者にとっても良いことなのではないかな、と思います。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2009-04-18 00:30:38
タカタ先生>

歯医者は、イロイロな治療オプションを兼ね備えて、その中からその患者に適した治療法を選択すべきなのです。
>治療オプションの引き出しが少ないことは、これすなわち不勉強といいます

こういうのは、まず義歯をきちんと作れるようになってから言う言葉ではないでしょうか。(タカタ先生が、インプラントを行なわない義歯の大家と同等か、それ以上の力量をお持ちでしたらこの限りではありませんが)

引出しの数よりは、引出しの中身の品質のほうが問題なのではないでしょうか。

勉強すると言うのは必要条件であって、(料理と同じで)患者さんに提供するにはまだ修錬不足で不適当だと判断したならば、あえて提供しないのが患者さんにとって有益かと思います。

何でも屋が、良い歯医者の条件ではありませんよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: k.kさん
返信日時:2009-04-21 07:50:10
数々のご意見ありがとうございました。


まずは歯周病の治療が先決なのですね。
「生活習慣の改善」とありましたが、どのような改善をしたらよいのでしょうか?

そして現在付けているかかりつけの歯科医院で作った義歯は、他の歯科医院で診てもらった際、「とてもよくできている義歯」と言われましたが、話しづらく、時々外れてしまう事もあります。

こまめな調整等が必要なのかもしれませんが、総義歯にした場合、更に話しづらかったり食べづらかったりという事があるのかもしれないと、不安を大きく感じています。


追伸:

かかりつけの医師がインプラントをあまり勧めない理由は、「無理をして家庭を犠牲にしてはいけない」という事のようでした。(インプラントを行ってくれる先生は紹介してくれました)
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2009-04-21 08:16:45
>「生活習慣の改善」とありましたが、どのような改善をしたらよいのでしょうか?

先ず食生活です、間食、飲料はどんな具合でしょうか、砂糖の摂取過多はありませんか。

が悪いと、つい軟らかいお菓子を食べがちになりますがそのようなことはありませんか。

お菓子は一日一種類一個がいいと考えています。


次いで歯磨き技術です、磨いた後きれいに磨けていますか。

磨く前に、どの辺りにプラークがついているかわかった上で歯を磨いていますか、磨いた後きれいになったかどうか確かめたことはありますか。

赤染めをすればすぐにわかると思います。

糖尿病高血圧はありませんか。

むし歯の出来ない砂糖の量 http://yamadashika.jp/prevent05.html
プラーク http://yamadashika.jp/perio01.html
歯磨き講座 http://www.gcdental.jp/hamigaki/index.html
動画 毛先磨き http://yamadashika.jugem.jp/?cid=158

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2009-04-21 10:33:14
それだけ上手に入歯の治療が出来ている先生の治す総入歯でしたら、結果は良いであろうと予想されます。

ただ、どうしてもお若くて、これからの人生がとても長いのですから、骨とか歯茎の痩せる事が気に成ります。

今回はインプラントで支える方式は無理でも、60代までのうちに、総義歯でもインプラントの少ない本数、下顎でしたら2本でも行けると思いますし、上顎でも4本で可能だと思いますので、義歯を支えられる固定源を造られる事をお勧めします。

その為に、今から少しずつ蓄えていて備えて置くようにして欲しい、と思います。

お若い方の総義歯は慣れるのが比較的早く、結構咬めるようになりますので、時間がたつと骨が痩せます。

そうなると、だんだん具合が悪くなりますので、まだ若くて顎の骨が残っているうちにインプラントの支えを加える事が重要だと思います。
それが80年の人生を無事に過ごせる鍵になると、アドバイス致します。

又、顎の骨、歯茎を守る為に、歯茎自体のブラッシング、マッサージを強くお勧めします。
方法は、一番初めは極柔らかい歯ブラシで、歯茎をブラッシングする事です。
そうして馴らして行って、最終的には通常の硬さの歯ブラシでもブラッシング出来る位に成れれば、硬くてしっかりとした歯茎となり、経過が良くなります。

これらの方法は、肝心な事は頑張り過ぎない事です。
患者さんは真面目な方ほど、こう言う事を教えられると、頑張り過ぎる傾向があります。

こんなで良いのかな?程度の力加減で良いのです。
それを毎食後、通常の歯ブラシ同様に1日3回上下で20〜30分程度マッサージして下さい。
絶対に歯茎が傷付く位力入れたり、硬い歯ブラシを使ってはいけません。
やり過ぎ厳禁、これを絶対に忘れないで下さい。

真面目に実践して下さる方でも、普通の固さの歯ブラシまで使えるように成るのに2ヶ月以上掛かるものです。

硬いしっかりとした歯茎を獲得する事が、当然入歯の予後を良くしてくれます。

勿論、義歯の面全てを清掃する事、定期的に洗浄剤等に浸漬して、殺菌する事もして下さい。

以上、ご参考にしていただければ幸いです。

お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: k.kさん
返信日時:2009-04-26 01:18:21
ご回答ありがとうございます。

先生方のご意見を伺い、自分なりに考えた結果、かかりつけの医師とよく相談して総義歯にしようと思っております。

そして今後のためにできる限り生活改善をし、歯茎のマッサージ等を実践していきたいと思います。

今回相談して、ご意見を伺う事ができ本当によかったです。
このような状態なので、悩みは尽きそうにありません。
また相談すると思いますのでよろしくお願いします。


ありがとうございました。



タイトル 30代で重度の歯周病です、インプラントか総義歯かどちらがいいでしょうか?
質問者 k.kさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病で抜けた・抜く予定
抜歯:複数の歯(臼歯部)
歯がグラグラする
インプラント治療法
総入れ歯 その他
歯周病(歯槽膿漏)治療
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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