金属アレルギーがあり、どのように歯科治療を進めたら良いか分かりません
相談者:
santaさん (30歳:女性)
投稿日時:2009-05-09 16:50:54
こんにちは。
私の歯は、ほぼ全ての歯が虫歯なのですが、金属アレルギーがある為、保険の範囲内で出来る詰め物が無いと言われ困っています。
ある程度お金を貯めて、歯科に通い始めましたが根元迄虫歯になっている歯が何本もあり、今は残せる歯だけを治療している状態です。
全てにオールセラミックスと言う物を使用しているので高くて、治療費に貯めたお金もいつ迄持つか分かりません。。
金属アレルギーを持っている人は皆、反応の出ない金属でも使用しないのが普通なのでしょうか?
今、通院中の歯科医の方から、そういう風に説明を受けました。
何か良い方法、アドバイスがありましたら是非宜しくお願いします。
それと、インプラントというのはやはり、ボルトの部分がチタン等の金属で出来ている物しか無いのでしょうか?
教えて下さい
お願いします。
【アレルギー反応が出る物】
・アルミニウム(+)
・金
・鉄
・白金
・パラジウム(+2)
・クロム (+2)
・コバルト (+2)
・スズ
【反応が出ない物】
・インジウム(−)
・イリジウム
・亜鉛
・マンガン
・銀
・水銀
・ニッケル
【パッチテスト結果】
?塩化アルミニウム(+)
?塩化金酸 (+)
?塩化第二スズ (+)
?塩化第二鉄 (+)
?塩化白金酸 (+)
?塩化パラジウム (+)
?三塩化インジウム(−)
?四塩化イリジウム(−)
?塩化亜鉛 (−)
?塩化マンガン (−)
?臭化銀 (−)
?硫酸ニッケル (−)
?硫酸クロム (−)
?塩化コバルト (+2)
?重クロム酸カリウム(+2)
?硫酸銅 (−)
?塩化第二水銀 (−)
?対照 (−)
私の歯は、ほぼ全ての歯が虫歯なのですが、金属アレルギーがある為、保険の範囲内で出来る詰め物が無いと言われ困っています。
ある程度お金を貯めて、歯科に通い始めましたが根元迄虫歯になっている歯が何本もあり、今は残せる歯だけを治療している状態です。
全てにオールセラミックスと言う物を使用しているので高くて、治療費に貯めたお金もいつ迄持つか分かりません。。
金属アレルギーを持っている人は皆、反応の出ない金属でも使用しないのが普通なのでしょうか?
今、通院中の歯科医の方から、そういう風に説明を受けました。
何か良い方法、アドバイスがありましたら是非宜しくお願いします。
それと、インプラントというのはやはり、ボルトの部分がチタン等の金属で出来ている物しか無いのでしょうか?
教えて下さい
お願いします。
【アレルギー反応が出る物】
・アルミニウム(+)
・金
・鉄
・白金
・パラジウム(+2)
・クロム (+2)
・コバルト (+2)
・スズ
【反応が出ない物】
・インジウム(−)
・イリジウム
・亜鉛
・マンガン
・銀
・水銀
・ニッケル
【パッチテスト結果】
?塩化アルミニウム(+)
?塩化金酸 (+)
?塩化第二スズ (+)
?塩化第二鉄 (+)
?塩化白金酸 (+)
?塩化パラジウム (+)
?三塩化インジウム(−)
?四塩化イリジウム(−)
?塩化亜鉛 (−)
?塩化マンガン (−)
?臭化銀 (−)
?硫酸ニッケル (−)
?硫酸クロム (−)
?塩化コバルト (+2)
?重クロム酸カリウム(+2)
?硫酸銅 (−)
?塩化第二水銀 (−)
?対照 (−)
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-05-09 17:27:08
santaさまこんにちわ。
金属アレルギーがあるために、治療で使う材質がセラミックになってしまうためお困りなのですね。
保険診療で使う金属にはパラジュウムが含まれているために、パラジュウム合金は使えないことになります。
したがってセラミックかレジンを使うことになるでしょう、ですから充填物や補綴物は残念ながら、ほとんど自費診療ということになってしまいます。
インプラントについてはチタンしか選択枝はないと思います、しかしチタンのアレルギーがなかったとしても私が使っているストローマンインプラントについては、その上につける人工歯は貴金属を含んだパーツを使うことになります。
したがってインプラントを使うことは、おそらくできないように思います。
また文面からはむし歯が多いとのことですが、治療したあとむし歯を作らずに健康を維持するために、お菓子の食べる量と食べ方には十分配慮なさったほうがいいと思います。
または磨きもブラッシング指導を受けられて、磨いたらきれいに磨けている技術を身につけることが必要です、歯を磨いても磨けていなければ磨いたことにはなりません。
たくさんむし歯を作ってしまわれた原因を自覚なさって、歯科保健行動をお取りになられるかどうかが、今後のお口の中の健康を左右すると思います。
むし歯のできない砂糖の量
http://www.yamadashika.jp/prevent05.html
毛先磨き
http://www.yamadashika.jp/prevent08.html#kesaki
歯科保健行動
http://www.yamadashika.jp/prevent08.html#a010
金属アレルギーがあるために、治療で使う材質がセラミックになってしまうためお困りなのですね。
保険診療で使う金属にはパラジュウムが含まれているために、パラジュウム合金は使えないことになります。
したがってセラミックかレジンを使うことになるでしょう、ですから充填物や補綴物は残念ながら、ほとんど自費診療ということになってしまいます。
インプラントについてはチタンしか選択枝はないと思います、しかしチタンのアレルギーがなかったとしても私が使っているストローマンインプラントについては、その上につける人工歯は貴金属を含んだパーツを使うことになります。
したがってインプラントを使うことは、おそらくできないように思います。
また文面からはむし歯が多いとのことですが、治療したあとむし歯を作らずに健康を維持するために、お菓子の食べる量と食べ方には十分配慮なさったほうがいいと思います。
または磨きもブラッシング指導を受けられて、磨いたらきれいに磨けている技術を身につけることが必要です、歯を磨いても磨けていなければ磨いたことにはなりません。
たくさんむし歯を作ってしまわれた原因を自覚なさって、歯科保健行動をお取りになられるかどうかが、今後のお口の中の健康を左右すると思います。
むし歯のできない砂糖の量
http://www.yamadashika.jp/prevent05.html
毛先磨き
http://www.yamadashika.jp/prevent08.html#kesaki
歯科保健行動
http://www.yamadashika.jp/prevent08.html#a010
回答2
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2009-05-09 20:22:51
こんばんは。
金属アレルギーの場合その金属単体でアレルギーが出なくとも、製品としての歯科用合金にはその性能を引き出すために、その他の金属も含まれているというのが現状です。
そのため保険・自由診療いずれにせよ、ほぼ使えない金属がほとんどという事になります。
>金属アレルギーを持っている人は皆、反応の出ない金属でも
使用しないのが普通なのでしょうか?
>今、通院中の歯科医の方から、そういう風に説明を受けました。
その通りだと思います。
金属アレルギーの既往があるところに一応パッチテストで反応がなかったとしても、今後過敏症状が出現する可能性がありますし、金属が口腔内で酸化したりと何らかの変化をきたした時に反応が出る場合も想定しているからであると思います。
もしそれで過敏症状が出た場合は、仮に除去してからも皮膚症状等が治まるまでに年単位の期間が必要になってしまうからです。
チタンに関しては、推測ですが大丈夫な場合は、インプラントやかぶせ物も可能なわけですが、インプラントも山田先生がおっしゃっているようなシステムでは不可ということになります。
ただし、その土台にあたるアバットメントとかぶせ物をジルコニアで製作すれば、適用可能な場合もあるかも知れません。
また海外ではセラルートというジルコニア製のインプラントも研究されており、もしかすると今後そういった製品も出てくる可能性があります。
当然我々もこういった素材に期待感も持っています。
最後にコスト的な問題ですが、日本の保険制度ではこのような症例に対しては残念ながら適用されません。
強いて言うならレジンを使用するという事になります。
こういったアレルギーをお持ちの方は、その症状も人には解り難い持続的な症状であり大変おつらいと思います。
加えて加療をするとなれば全てが自由診療となるため、この点でのご負担・ご心労もお察しいたします。
たいして他と変わらぬお答え方しか出来ませんが、本当に頑張って治療に臨んでいただきたいと思います。
金属アレルギーの場合その金属単体でアレルギーが出なくとも、製品としての歯科用合金にはその性能を引き出すために、その他の金属も含まれているというのが現状です。
そのため保険・自由診療いずれにせよ、ほぼ使えない金属がほとんどという事になります。
>金属アレルギーを持っている人は皆、反応の出ない金属でも
使用しないのが普通なのでしょうか?
>今、通院中の歯科医の方から、そういう風に説明を受けました。
その通りだと思います。
金属アレルギーの既往があるところに一応パッチテストで反応がなかったとしても、今後過敏症状が出現する可能性がありますし、金属が口腔内で酸化したりと何らかの変化をきたした時に反応が出る場合も想定しているからであると思います。
もしそれで過敏症状が出た場合は、仮に除去してからも皮膚症状等が治まるまでに年単位の期間が必要になってしまうからです。
チタンに関しては、推測ですが大丈夫な場合は、インプラントやかぶせ物も可能なわけですが、インプラントも山田先生がおっしゃっているようなシステムでは不可ということになります。
ただし、その土台にあたるアバットメントとかぶせ物をジルコニアで製作すれば、適用可能な場合もあるかも知れません。
また海外ではセラルートというジルコニア製のインプラントも研究されており、もしかすると今後そういった製品も出てくる可能性があります。
当然我々もこういった素材に期待感も持っています。
最後にコスト的な問題ですが、日本の保険制度ではこのような症例に対しては残念ながら適用されません。
強いて言うならレジンを使用するという事になります。
こういったアレルギーをお持ちの方は、その症状も人には解り難い持続的な症状であり大変おつらいと思います。
加えて加療をするとなれば全てが自由診療となるため、この点でのご負担・ご心労もお察しいたします。
たいして他と変わらぬお答え方しか出来ませんが、本当に頑張って治療に臨んでいただきたいと思います。
相談者からの返信
相談者:
santaさん
返信日時:2009-05-10 14:26:22
タイトル | 金属アレルギーがあり、どのように歯科治療を進めたら良いか分かりません |
---|---|
質問者 | santaさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
材料・機材関連 歯科金属アレルギー |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。