[写真あり] 9歳。左右下5番が先天欠損の場合の治療方法について
相談者:
ケムさん (9歳:男性)
投稿日時:2009-05-07 22:14:57
はじめまして。
9才・男子の矯正で相談させて下さい。
先日とったレントゲンから、下の永久歯の5番が左右両方欠損していることがわかりました。
治療方針の選択肢として提示されたのは下記の3点です。
1. 乳歯を使う
-顎を広げ非抜歯での矯正を行う
-将来的に乳歯が抜けたら、ブリッジかインプラントで治療
-デメリット(リスク)は、乳歯は30才程度で抜けてしまう例が多いこと、その場合には補てん治療が必要となること
2. 乳歯を抜歯し、補填する
-顎を広げて上は非抜歯、下はブリッジかインプラントで治療
-デメリットは、補てんのための治療(ブリッジのため他の健康な歯を削ることになったり、インプラントなら骨への埋入)が必要なこと
3. 抜歯して矯正
-乳歯と上の左右の4番を抜歯し、矯正する
-デメリットは永久歯を2本抜歯することと矯正期間が長くなること
1と2は歯の本数は保持できるものの、生涯に渡って補てんした偽歯を利用することが前提となるため、将来的な負担や生活の質という点で比較すると、3が一番良いように思え、今は、親の気持ちとしては3番を選択するつもりでいます。
そこで、質問です。
この3の治療を選択した場合の長期的なデメリットは、上記以外にどのようなものが考えられますでしょうか?
たとえば、5番のスペースを埋めるため、他の歯が大きく動くこととなり、一般の矯正と比べて、歯根が溶けてしまうリスクが大きくなったりするのでしょうか?
以上、ご意見等いただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。
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9才・男子の矯正で相談させて下さい。
先日とったレントゲンから、下の永久歯の5番が左右両方欠損していることがわかりました。
治療方針の選択肢として提示されたのは下記の3点です。
1. 乳歯を使う
-顎を広げ非抜歯での矯正を行う
-将来的に乳歯が抜けたら、ブリッジかインプラントで治療
-デメリット(リスク)は、乳歯は30才程度で抜けてしまう例が多いこと、その場合には補てん治療が必要となること
2. 乳歯を抜歯し、補填する
-顎を広げて上は非抜歯、下はブリッジかインプラントで治療
-デメリットは、補てんのための治療(ブリッジのため他の健康な歯を削ることになったり、インプラントなら骨への埋入)が必要なこと
3. 抜歯して矯正
-乳歯と上の左右の4番を抜歯し、矯正する
-デメリットは永久歯を2本抜歯することと矯正期間が長くなること
1と2は歯の本数は保持できるものの、生涯に渡って補てんした偽歯を利用することが前提となるため、将来的な負担や生活の質という点で比較すると、3が一番良いように思え、今は、親の気持ちとしては3番を選択するつもりでいます。
そこで、質問です。
この3の治療を選択した場合の長期的なデメリットは、上記以外にどのようなものが考えられますでしょうか?
たとえば、5番のスペースを埋めるため、他の歯が大きく動くこととなり、一般の矯正と比べて、歯根が溶けてしまうリスクが大きくなったりするのでしょうか?
以上、ご意見等いただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。
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回答1
あらきデンタルクリニック(香川県坂出市)の荒木です。
回答日時:2009-05-07 23:14:52
私の子供が同じ状況であったとするならば、矯正後に咬合状態の安定が見込める診断であれば3を選択します。
矯正の診断結果によっては1を選択し、将来的にインプラント治療を行います。
9歳という点を考慮するのであれば、早急に2を選択する必要性は小さいと考えます。
ただ、この選択においては矯正の診断結果によってどの選択肢もアリだとは思いますので、その点を担当医の先生とよくご相談される事をおすすめいたします。
矯正の診断結果によっては1を選択し、将来的にインプラント治療を行います。
9歳という点を考慮するのであれば、早急に2を選択する必要性は小さいと考えます。
ただ、この選択においては矯正の診断結果によってどの選択肢もアリだとは思いますので、その点を担当医の先生とよくご相談される事をおすすめいたします。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-05-08 10:27:04
今のところ成長を見届けるけるしか有りません。
矯正をするにもまだ永久歯が出てきてない部分もあり、時期尚早で有る事です。
インプラントは、早くて18才出来れば20才以降でないと出来ません。
それはまだ顎骨が添加吸収しながら成長していますので、インプラントを若年ですると、とんでもない位置に将来なってしまう可能性があることと、他の歯の位置異常を来してしまう可能性があるからです。
出来るだけ抜歯しないで成長を見届けることです。
矯正をするにもまだ永久歯が出てきてない部分もあり、時期尚早で有る事です。
インプラントは、早くて18才出来れば20才以降でないと出来ません。
それはまだ顎骨が添加吸収しながら成長していますので、インプラントを若年ですると、とんでもない位置に将来なってしまう可能性があることと、他の歯の位置異常を来してしまう可能性があるからです。
出来るだけ抜歯しないで成長を見届けることです。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-05-08 11:26:04
ケムさま、こんにちわ。
お子様の下顎5番の先天性欠損の治療方法について、どのような方法がいいのか迷っていらっしゃるのですね。
レントゲンだけの資料から的確な治療方針をアドバイスすることは難しいのですが、骨格的な不調和がないのなら下顎の親知らずがあるので、Eの抜歯を前提に治療方針を立てるのもいいように思います。
おそらく最終的には上顎小臼歯の4番、あるいは5番の抜歯が必要にはなりますが、Eを一生使い続けるのはおそらく不可能だと思いますし、インプラントも避けたほうが賢明だと思います。
Eの遠心を削合しながら、6番を近心移動させつつEのスペースを詰めていくことも考えてもいいように思います。
しかし現在の萌出状況からは、それほど急いで決めて治療を始める必要はないと思います。
小臼歯が萌出するころに、上下の咬合状態を見ながら最終的な治療方針を決めても大きな問題はないように思います。
それより永久歯にむし歯を作らないよう、間食の量と食べ方に気をつけられて歯磨きの練習をなさるのがいいでしょう。
参考になさってください。
予防歯科 http://www.yamadashika.jp/prevent.html
お子様の下顎5番の先天性欠損の治療方法について、どのような方法がいいのか迷っていらっしゃるのですね。
レントゲンだけの資料から的確な治療方針をアドバイスすることは難しいのですが、骨格的な不調和がないのなら下顎の親知らずがあるので、Eの抜歯を前提に治療方針を立てるのもいいように思います。
おそらく最終的には上顎小臼歯の4番、あるいは5番の抜歯が必要にはなりますが、Eを一生使い続けるのはおそらく不可能だと思いますし、インプラントも避けたほうが賢明だと思います。
Eの遠心を削合しながら、6番を近心移動させつつEのスペースを詰めていくことも考えてもいいように思います。
しかし現在の萌出状況からは、それほど急いで決めて治療を始める必要はないと思います。
小臼歯が萌出するころに、上下の咬合状態を見ながら最終的な治療方針を決めても大きな問題はないように思います。
それより永久歯にむし歯を作らないよう、間食の量と食べ方に気をつけられて歯磨きの練習をなさるのがいいでしょう。
参考になさってください。
予防歯科 http://www.yamadashika.jp/prevent.html
回答4
回答日時:2009-05-08 17:14:52
ケムさん、こんにちは。
他の歯の噛みあわせにもよりますが、荒木先生が言われるように「1」か「3」が選択肢になりますね。
「2」が選択肢にない理由は、松山先生の回答の通りです。
他の歯を矯正する必要がない噛みあわせなのであれば、Eがどれだけ持つかは分かりませんが、私なら「1」を勧めます。
「3」を選択した場合、山田先生が指摘されたように永久歯の抜歯を伴う可能性があります。(噛みあわせ次第ですが)
担当医と十分なコミュニケーションをとって、治療方針を決められるようにしてください。
他の歯の噛みあわせにもよりますが、荒木先生が言われるように「1」か「3」が選択肢になりますね。
「2」が選択肢にない理由は、松山先生の回答の通りです。
他の歯を矯正する必要がない噛みあわせなのであれば、Eがどれだけ持つかは分かりませんが、私なら「1」を勧めます。
「3」を選択した場合、山田先生が指摘されたように永久歯の抜歯を伴う可能性があります。(噛みあわせ次第ですが)
担当医と十分なコミュニケーションをとって、治療方針を決められるようにしてください。
回答5
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-05-09 09:06:39
お子さんの将来の事となると難しいですね‥。
僕としては
予防>1≧3>>>>>>2
と言う感じでしょうか。
2は無いでしょうね。
1と3に関してはお子さんの成長とともに変わってくると思いますので、今早急に決める必要は無いのではないか?と思います。
抜歯、非抜歯は先天性欠如があろうが無かろうが、お子さんの成長に合わせて専門医に判断してもらえば良いと思います。
僕は山田先生も書かれている通り、むしろ「永久歯を虫歯にしない努力」を最優先で考えますね。
なので、理想は‥
「矯正医と連携の取れている予防(小児)歯科で管理を行い、適切な時期に矯正治療を始める」
(抜歯、非抜歯、将来的なインプラントはその時に考慮する)
と。
僕としては
予防>1≧3>>>>>>2
と言う感じでしょうか。
2は無いでしょうね。
1と3に関してはお子さんの成長とともに変わってくると思いますので、今早急に決める必要は無いのではないか?と思います。
抜歯、非抜歯は先天性欠如があろうが無かろうが、お子さんの成長に合わせて専門医に判断してもらえば良いと思います。
僕は山田先生も書かれている通り、むしろ「永久歯を虫歯にしない努力」を最優先で考えますね。
なので、理想は‥
「矯正医と連携の取れている予防(小児)歯科で管理を行い、適切な時期に矯正治療を始める」
(抜歯、非抜歯、将来的なインプラントはその時に考慮する)
と。
タイトル | [写真あり] 9歳。左右下5番が先天欠損の場合の治療方法について |
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質問者 | ケムさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 9歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
インプラント治療法 小児矯正(子供の矯正) 小児歯科治療 その他(写真あり) 歯の数が足りない(先天欠損) 子供の歯列矯正 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。