間接覆髄した歯に眠れないほどの激痛。 神経を抜くしかないですか
相談者:
haruminさん (30歳:女性)
投稿日時:2009-05-13 23:11:51
こんにちは。
今回初めてこちらで相談をさせて頂きます。
宜しくお願い致します。
昨年8月に右下のクラウンが外れ歯科医院に通院し始めました。
レントゲンの結果、殆どの歯が虫歯になっているとのことで8月〜12月までの週1ペースであしげく通い治療が終了。
先生の説明で、特に奥歯の虫歯はどれも深く後々に神経を取ることになる可能性が高いとのこと。
。
当時授乳中だったため虫歯治療後は痛み止めを服用せず、毎回痛みとの戦いでした。
結局右上7番は治療後に激痛が走り、神経を抜く結果となってしまいましたがそれ以外は今日まで神経は残っている状態です。
(だいぶ以前に右下8番は抜髄しています)
全ての歯に間接覆髄(水酸カルシウム?)を行って頂き、象牙質が再生してくれることにかけている状況です。
第二象牙質ができるのに半年以上かかるという説明があり、いまだに染みる(違和感がある)歯が多数。
うがいは生ぬるいお湯でしかできません。
ただ、「食べれない」「眠れない」という耐えられない痛みというものは幸いありませんでした。
それが2日前、夜中の3時ころに急に歯に痛みをおぼえ、突然眠れなくなりました。
鏡で見てももちろん分からず、少し考えているうちに眠気が勝ったのか寝ていました。
そして昨日は寝ようとしたときに痛み、しばらくするとまた眠っていました。
起きているときは気になる程度で激痛はありません。
先日前歯のレジン詰め物がとれて通院。
再充填後には歯を磨いてフロスも通してくれますが、私の歯並びのせいか前歯の詰め物は本当によくとれます。
何度もとれるたびにその歯を触るのでその周辺にも痛みは感じます。
しかし、今まで一番マークをしていたのは冷たいものにも熱いものにも染みる左上5番。
それなのに今回痛いのは左下なのです。
あまりにも突然の激痛にとまどっています。
この症状は神経がうずいているのでしょうか?
これはもう抜髄しか手がないのでしょうか??
当初から痛みが出てない隠れ虫歯を治療し続け、治療後は決まって痛みとの戦い。
その辛さに途中は歯科医院にも不信感を持ってしまう程でした。
また根幹治療で痛みが出ると思うと憂鬱で仕方ありません。
この結果は「神経を残す」ことを選択した定めなのでしょうか?
長々とすみませんが宜しくお願い致します。
今回初めてこちらで相談をさせて頂きます。
宜しくお願い致します。
昨年8月に右下のクラウンが外れ歯科医院に通院し始めました。
レントゲンの結果、殆どの歯が虫歯になっているとのことで8月〜12月までの週1ペースであしげく通い治療が終了。
先生の説明で、特に奥歯の虫歯はどれも深く後々に神経を取ることになる可能性が高いとのこと。
。
当時授乳中だったため虫歯治療後は痛み止めを服用せず、毎回痛みとの戦いでした。
結局右上7番は治療後に激痛が走り、神経を抜く結果となってしまいましたがそれ以外は今日まで神経は残っている状態です。
(だいぶ以前に右下8番は抜髄しています)
全ての歯に間接覆髄(水酸カルシウム?)を行って頂き、象牙質が再生してくれることにかけている状況です。
第二象牙質ができるのに半年以上かかるという説明があり、いまだに染みる(違和感がある)歯が多数。
うがいは生ぬるいお湯でしかできません。
ただ、「食べれない」「眠れない」という耐えられない痛みというものは幸いありませんでした。
それが2日前、夜中の3時ころに急に歯に痛みをおぼえ、突然眠れなくなりました。
鏡で見てももちろん分からず、少し考えているうちに眠気が勝ったのか寝ていました。
そして昨日は寝ようとしたときに痛み、しばらくするとまた眠っていました。
起きているときは気になる程度で激痛はありません。
先日前歯のレジン詰め物がとれて通院。
再充填後には歯を磨いてフロスも通してくれますが、私の歯並びのせいか前歯の詰め物は本当によくとれます。
何度もとれるたびにその歯を触るのでその周辺にも痛みは感じます。
しかし、今まで一番マークをしていたのは冷たいものにも熱いものにも染みる左上5番。
それなのに今回痛いのは左下なのです。
あまりにも突然の激痛にとまどっています。
この症状は神経がうずいているのでしょうか?
これはもう抜髄しか手がないのでしょうか??
当初から痛みが出てない隠れ虫歯を治療し続け、治療後は決まって痛みとの戦い。
その辛さに途中は歯科医院にも不信感を持ってしまう程でした。
また根幹治療で痛みが出ると思うと憂鬱で仕方ありません。
この結果は「神経を残す」ことを選択した定めなのでしょうか?
長々とすみませんが宜しくお願い致します。
回答1
回答日時:2009-05-13 23:48:49
はじめまして。
大変な思いをされてますね。
まず、私が担当したとしたら、治療方針が全く違ったとは思いますが、担当の先生は担当の先生で一生懸命して下さっていることと思います。
過程はともかく、今現在非常に気がかりな部分は、
1)激痛の出た歯
→おそらく、早めに神経を抜いた方が良いのではないかと思います。
2)前歯のレジンがよく取れる
→レジンの接着技術に問題があるかも知れません。となると他の歯も??
の2点です。
特に、水酸カルシウム製剤を使用した間接覆髄では、接着の操作は難しく、重要なので心配です。
>また根幹治療で痛みが出ると思うと憂鬱で仕方ありません。
>この結果は「神経を残す」ことを選択した定めなのでしょうか?
とある調査では、約半数ぐらいの患者さんが根管治療中に「何らかの症状」を感じるそうです。
その中で、「強い痛み」を感じる方もいらっしゃいますが、多くは「違和感〜弱い痛み」ですね。
抜髄は、するとしたら非常に大事な処置です。
慎重になるのは大変よく理解できます。
ちょっとオーバーかも知れませんが、今が歯の運命の分かれ道になるかも??知れません。
だからと言って残すことが無理な場合は無理ですし、感情で治療方針を決めるべきではありませんよね。
今一度きちんとした診査診断のもと、治療計画について話し合われて下さいね。
お大事にどうぞ。
大変な思いをされてますね。
まず、私が担当したとしたら、治療方針が全く違ったとは思いますが、担当の先生は担当の先生で一生懸命して下さっていることと思います。
過程はともかく、今現在非常に気がかりな部分は、
1)激痛の出た歯
→おそらく、早めに神経を抜いた方が良いのではないかと思います。
2)前歯のレジンがよく取れる
→レジンの接着技術に問題があるかも知れません。となると他の歯も??
の2点です。
特に、水酸カルシウム製剤を使用した間接覆髄では、接着の操作は難しく、重要なので心配です。
>また根幹治療で痛みが出ると思うと憂鬱で仕方ありません。
>この結果は「神経を残す」ことを選択した定めなのでしょうか?
とある調査では、約半数ぐらいの患者さんが根管治療中に「何らかの症状」を感じるそうです。
その中で、「強い痛み」を感じる方もいらっしゃいますが、多くは「違和感〜弱い痛み」ですね。
抜髄は、するとしたら非常に大事な処置です。
慎重になるのは大変よく理解できます。
ちょっとオーバーかも知れませんが、今が歯の運命の分かれ道になるかも??知れません。
だからと言って残すことが無理な場合は無理ですし、感情で治療方針を決めるべきではありませんよね。
今一度きちんとした診査診断のもと、治療計画について話し合われて下さいね。
お大事にどうぞ。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-05-14 04:41:53
haruminさまおはようございます。
むし歯の治療後しみる歯があって困っていらっしゃるのですね。
先ず夜間痛がでてきたということは歯髄炎が起きている可能性が高いと思います、もし歯髄炎なら抜髄することになります。
また前歯のレジン充填の脱離については手技的には少々不安の有るところです。
またむし歯の数がずいぶん多かったようですが間食のしすぎが有るように思いますが思い当たる所はありませんか。
せっかく大変な思いをなさって治療を終えてもこのままではまたむし歯の再発が心配されます。
間食の量と食べ方に配慮をなさった方がいいように思います、お子さんも小さいようなのでお子さんにむし歯を作らないよう子育てにひと工夫なさるといいと思います。
とりあえず3歳まではお菓子を絶対与えないよう育てられることをお勧めいたします。
参考:むし歯をつくらない子育て http://yamadashika.jp/prevent.html#01
むし歯の治療後しみる歯があって困っていらっしゃるのですね。
先ず夜間痛がでてきたということは歯髄炎が起きている可能性が高いと思います、もし歯髄炎なら抜髄することになります。
また前歯のレジン充填の脱離については手技的には少々不安の有るところです。
またむし歯の数がずいぶん多かったようですが間食のしすぎが有るように思いますが思い当たる所はありませんか。
せっかく大変な思いをなさって治療を終えてもこのままではまたむし歯の再発が心配されます。
間食の量と食べ方に配慮をなさった方がいいように思います、お子さんも小さいようなのでお子さんにむし歯を作らないよう子育てにひと工夫なさるといいと思います。
とりあえず3歳まではお菓子を絶対与えないよう育てられることをお勧めいたします。
参考:むし歯をつくらない子育て http://yamadashika.jp/prevent.html#01
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-05-14 09:14:59
個々の原因はともかく、就寝時噛み締める癖が無いかを確認、あるいは自覚するのが、重要な事が有ります。
咬みしめることにより,いろいろ問題が出るからです。
”就寝時、突然歯が痛くて目が覚めるようになった”ということですから、寝始めると噛み締めてしまう、これにより不手際な充填物は取れてしまう、あるいはとれかかってしみるようになり、痛いとかいろいろ疑われるからです。
咬みしめることにより,いろいろ問題が出るからです。
”就寝時、突然歯が痛くて目が覚めるようになった”ということですから、寝始めると噛み締めてしまう、これにより不手際な充填物は取れてしまう、あるいはとれかかってしみるようになり、痛いとかいろいろ疑われるからです。
回答4
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2009-05-14 09:17:17
たぶん、最初の診断である抜髄が適切なものであったのであろうと推察します。
主治医の方針を捻じ曲げない方が良かったのでは?
『1)激痛の出た歯
→おそらく、早めに神経を抜いた方が良いのではないかと思います。
2)前歯のレジンがよく取れる
→レジンの接着技術に問題があるかも知れません。となると他の歯も??』
渡辺先生のご意見に同意です。
根管治療は適切に行えば、心配されているような痛みがあるとは思えません。
『当初から痛みが出てない隠れ虫歯を治療し続け、治療後は決まって痛みとの戦い。
その辛さに途中は歯科医院にも不信感を持ってしまう程でした。』
これ、質問者さんが主治医の方針を曲げさせたからでしょう?
曲げる歯科医師も無罪じゃないけどね?
痛みが出たら、基本的にその歯は抜髄です。
根管治療は大事です。
簡単な治療ではありませんが、本邦では不当に低い評価しかなく、真面目にやれば大赤字です。
ご心配であれば、高価にはなりますが専門医での治療をお勧めいたします。
お大事になさって下さいね。
主治医の方針を捻じ曲げない方が良かったのでは?
『1)激痛の出た歯
→おそらく、早めに神経を抜いた方が良いのではないかと思います。
2)前歯のレジンがよく取れる
→レジンの接着技術に問題があるかも知れません。となると他の歯も??』
渡辺先生のご意見に同意です。
根管治療は適切に行えば、心配されているような痛みがあるとは思えません。
『当初から痛みが出てない隠れ虫歯を治療し続け、治療後は決まって痛みとの戦い。
その辛さに途中は歯科医院にも不信感を持ってしまう程でした。』
これ、質問者さんが主治医の方針を曲げさせたからでしょう?
曲げる歯科医師も無罪じゃないけどね?
痛みが出たら、基本的にその歯は抜髄です。
根管治療は大事です。
簡単な治療ではありませんが、本邦では不当に低い評価しかなく、真面目にやれば大赤字です。
ご心配であれば、高価にはなりますが専門医での治療をお勧めいたします。
お大事になさって下さいね。
相談者からの返信
相談者:
haruminさん
返信日時:2009-05-14 11:22:45
先生方お忙しい中ご回答有難うございました。
また長い文章になりますが、よろしくお願い致します。
先生方のご意見より、とにかく何より早く受診した方がよさそうですね。。
山田先生
虫歯が多いということについてですが、確かに小さい頃から歯医者にはよく行きました。
磨き方の指導も受け、自分なりには頑張っているのですが。。
今の先生いわく、私の前歯は歯並びの関係で完璧に掃除をするのは難しいとおっしゃってました。
とにかく、歯磨きは今後も頑張ります。
松山先生、
歯並びは大変悪いですが、今までかみ合わせでひどい障害を感じたことはありません。
また寝ている時の歯軋りなども指摘されたことはありません。
ただ妊娠中によく歯を噛み締めて空気をたくさん呑んでしまうことはありました。
つわり時のストレスからきた症状だったと思います。
佐藤先生、
>たぶん、最初の診断である抜髄が適切なものであったのであろうと推察します。
主治医の方針を捻じ曲げない方が良かったのでは?
というご意見ですが、当初抜髄を判断された歯については今でも神経は残っておりこれといった大きな痛みはありません。
当時クラウンが取れたその歯は全く痛みもなかったのに、あまりにもあっさりと抜髄を宣告されたので納得がいかなくて。。
それでも先生の判断に従ったほうがよかったのでしょうか?
それからの治療については抜髄の可能性も説明されていた為それなりの覚悟はしていました。
ただ、これまで数十年といろいろな歯科医院にかかりましたが、全く痛くなかった歯の治療、そして治療後のこのような痛みは今回が初経験だったのでこのサイトを含めいろいろと勉強をして治療にのぞみました。
担当医に色々と質問をすると、それからは治療時に説明をしてくれるようになりました。
渡辺先生、
>レジンの接着技術に問題があるかも知れません。
となると他の歯も??
については私も不安になっています。
なぜなら別の箇所でもレジンが浮いている感じがあります。
またフロスを通すとレジンやクラウンの接合部でひっかかり、取れてしまうのではないか?ということが多いです。
転院も考えましたが、小さな子どもが同伴となるためとりあえず治療が終わるまで通ってみることにして今に至ります。
そして治療が終わったと思えば、色々と治療後の歯に障害が出てきたのです。。
2年ほど前に「悪い歯は全て治療して欲しい」と別の歯科医院で治療を受けました。
それから年月があまり経たないうちに今回の歯科医院で「殆どの歯が虫歯になっている」と宣告をうけて大変ショックを受けました。
先生にそれを伝えると
「前の先生が虫歯を見逃して、更に悪化さしてしまった」
と。
お気の毒にとも言われました。
だからといって、今の医院は根幹治療はラバーダムを使用していませんし、マイクロスコープもおいておられません。
そして治療後のこのありさまです。
数々通った歯科医院でラバーダムを使用していたのは大きな病院の口腔外科だけでした。
今後転院したとして次にかかる歯科医院がどういう設備でどういう治療方針かが分からないし。。。
なんだか治療自体が不安になっています。
最後に渡辺先生、
>私が担当したとしたら、治療方針が全く違ったとは思いますが
について宜しければ簡単にご意見を伺いたいのですが。
私のような状況で来院した患者さんがおられたら、どういう治療を行われますか?
今後も歯医者さんとは長い付き合いになりそうなので、今後の参考としてご意見を頂きたく存じます。
よろしくお願い致します。
長々と失礼致しました。
また長い文章になりますが、よろしくお願い致します。
先生方のご意見より、とにかく何より早く受診した方がよさそうですね。。
山田先生
虫歯が多いということについてですが、確かに小さい頃から歯医者にはよく行きました。
磨き方の指導も受け、自分なりには頑張っているのですが。。
今の先生いわく、私の前歯は歯並びの関係で完璧に掃除をするのは難しいとおっしゃってました。
とにかく、歯磨きは今後も頑張ります。
松山先生、
歯並びは大変悪いですが、今までかみ合わせでひどい障害を感じたことはありません。
また寝ている時の歯軋りなども指摘されたことはありません。
ただ妊娠中によく歯を噛み締めて空気をたくさん呑んでしまうことはありました。
つわり時のストレスからきた症状だったと思います。
佐藤先生、
>たぶん、最初の診断である抜髄が適切なものであったのであろうと推察します。
主治医の方針を捻じ曲げない方が良かったのでは?
というご意見ですが、当初抜髄を判断された歯については今でも神経は残っておりこれといった大きな痛みはありません。
当時クラウンが取れたその歯は全く痛みもなかったのに、あまりにもあっさりと抜髄を宣告されたので納得がいかなくて。。
それでも先生の判断に従ったほうがよかったのでしょうか?
それからの治療については抜髄の可能性も説明されていた為それなりの覚悟はしていました。
ただ、これまで数十年といろいろな歯科医院にかかりましたが、全く痛くなかった歯の治療、そして治療後のこのような痛みは今回が初経験だったのでこのサイトを含めいろいろと勉強をして治療にのぞみました。
担当医に色々と質問をすると、それからは治療時に説明をしてくれるようになりました。
渡辺先生、
>レジンの接着技術に問題があるかも知れません。
となると他の歯も??
については私も不安になっています。
なぜなら別の箇所でもレジンが浮いている感じがあります。
またフロスを通すとレジンやクラウンの接合部でひっかかり、取れてしまうのではないか?ということが多いです。
転院も考えましたが、小さな子どもが同伴となるためとりあえず治療が終わるまで通ってみることにして今に至ります。
そして治療が終わったと思えば、色々と治療後の歯に障害が出てきたのです。。
2年ほど前に「悪い歯は全て治療して欲しい」と別の歯科医院で治療を受けました。
それから年月があまり経たないうちに今回の歯科医院で「殆どの歯が虫歯になっている」と宣告をうけて大変ショックを受けました。
先生にそれを伝えると
「前の先生が虫歯を見逃して、更に悪化さしてしまった」
と。
お気の毒にとも言われました。
だからといって、今の医院は根幹治療はラバーダムを使用していませんし、マイクロスコープもおいておられません。
そして治療後のこのありさまです。
数々通った歯科医院でラバーダムを使用していたのは大きな病院の口腔外科だけでした。
今後転院したとして次にかかる歯科医院がどういう設備でどういう治療方針かが分からないし。。。
なんだか治療自体が不安になっています。
最後に渡辺先生、
>私が担当したとしたら、治療方針が全く違ったとは思いますが
について宜しければ簡単にご意見を伺いたいのですが。
私のような状況で来院した患者さんがおられたら、どういう治療を行われますか?
今後も歯医者さんとは長い付き合いになりそうなので、今後の参考としてご意見を頂きたく存じます。
よろしくお願い致します。
長々と失礼致しました。
回答5
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2009-05-14 12:01:22
う〜〜〜〜んん。
『というご意見ですが、当初抜髄を判断された歯については今でも神経は残っておりこれといった大きな痛みはありません。』
痛みがすべてでもないし、ホンマに全部とれているのか?
もわかりませんしね〜〜。
神経がやられていたら、何にも感じないことも結構あります。
『当時クラウンが取れたその歯は全く痛みもなかったのに、あまりにもあっさりと抜髄を宣告されたので納得がいかなくて。。』
主治医の説明が不足なのか?不適切なのか?
痛みは判断材料のひとつですが、全部じゃないですよ〜
『それでも先生の判断に従ったほうがよかったのでしょうか?』
納得いけばいいのですが、、、
納得していないのに、盲目的に従うのも駄目ですよ。
嫌だから嫌! じゃないですよね?
心配なのは、治療の基準が見えていればいいです。
神経残すのが目標でなくて、安心して話せて食べれて生活できるのが目標なら、今の状態は良くないですね。
神経残す残さないといった枝葉に執着するのが一番いけません。
『担当医に色々と質問をすると、それからは治療時に説明をしてくれるようになりました。』
いいじゃないですか!いい方向です!
治療がんばってください!
『というご意見ですが、当初抜髄を判断された歯については今でも神経は残っておりこれといった大きな痛みはありません。』
痛みがすべてでもないし、ホンマに全部とれているのか?
もわかりませんしね〜〜。
神経がやられていたら、何にも感じないことも結構あります。
『当時クラウンが取れたその歯は全く痛みもなかったのに、あまりにもあっさりと抜髄を宣告されたので納得がいかなくて。。』
主治医の説明が不足なのか?不適切なのか?
痛みは判断材料のひとつですが、全部じゃないですよ〜
『それでも先生の判断に従ったほうがよかったのでしょうか?』
納得いけばいいのですが、、、
納得していないのに、盲目的に従うのも駄目ですよ。
嫌だから嫌! じゃないですよね?
心配なのは、治療の基準が見えていればいいです。
神経残すのが目標でなくて、安心して話せて食べれて生活できるのが目標なら、今の状態は良くないですね。
神経残す残さないといった枝葉に執着するのが一番いけません。
『担当医に色々と質問をすると、それからは治療時に説明をしてくれるようになりました。』
いいじゃないですか!いい方向です!
治療がんばってください!
回答6
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-05-14 15:23:26
僕としては松山先生の書かれているように「噛み締める癖(ブラキシズム)」が根本にあるような気がします。
参考:歯ぎしり
とあるデータによると
ブラキシズムのある人 ‥ 成人の80%以上
自覚されている人 ‥ 10%以下
と言われています。
特に音のしないクレンチングは自覚(他人から指摘)されている方はほとんどいらっしゃいません。
僕の患者さんでも
「歯ぎしりはゼッタイにしていません!」
と言われます。
ただ、いろいろと追及していくと
「あ、やっぱりやっているようです‥」
と。
激痛のあった歯に関しては諸先生方と同じで歯髄炎を疑いますから抜髄と言う方法も考える必要はあると思います。
担当の先生と相談され、しっかり治療を進められてください。
参考:歯ぎしり
とあるデータによると
ブラキシズムのある人 ‥ 成人の80%以上
自覚されている人 ‥ 10%以下
と言われています。
特に音のしないクレンチングは自覚(他人から指摘)されている方はほとんどいらっしゃいません。
僕の患者さんでも
「歯ぎしりはゼッタイにしていません!」
と言われます。
ただ、いろいろと追及していくと
「あ、やっぱりやっているようです‥」
と。
激痛のあった歯に関しては諸先生方と同じで歯髄炎を疑いますから抜髄と言う方法も考える必要はあると思います。
担当の先生と相談され、しっかり治療を進められてください。
回答7
回答日時:2009-05-14 21:34:15
haruminさんの最初の投稿文を読むと、担当医は抜髄が適当と判断した歯を、神経と虫歯を残して、水酸化カルシウムで間接覆髄した歯が多数・・と取れますよね^^;
・・の前提で書きますが、私であれば、最低限虫歯は全部とります。
全部、、と言っても、ギリギリのところを狙うので、神経が近い様な場合は特にマイクロスコープなどを覗きつつ、下手すると1時間近くもかけて、チマチマ取っていきます。
非常に厳密なことを言えば、ほ〜んの少しぐらいは取り残してしまっているかも知れませんが、それはそれとして、わざわざ残す様なことはしません。
(※この辺りは専門的な解説が必要になってくるのではしょります)
それでもしも神経が露出してしまった場合・・
元々自覚症状がない歯なら、水酸化カルシウム製剤ではなくてMTAセメントによる直接覆髄を、患者さんの了承の下試みることが多いです。
(※とは言えケースバイケースですし、100%うまく行くとは言えません)
その後接着操作(レジン充填)をして、完全に封鎖しないといけないのですがここも重要なステップなので、とても気を遣うところです。
出来ればラバーダム防湿下で唾液や、呼気(の湿気)からシャットアウトした状態で操作をしたいところですね。
ただ、、、かなりマニアックな部類なので。。
参考にはなるかどうか。。。
写真付き→虫歯の治療http://www.noahdental.com/search_mushiba.shtml
神経を抜いてしまうことにはやっぱり慎重になりたいところなのですが、現実的な判断としては、虫歯の治療であってもやはり根管治療の得意そうな先生を探されることかと思いますよ。
不幸にも神経を抜くことになったとして、初回の処置(抜髄)であれば、慎重な処置によって90%以上の成功率は望めますからね。
これが一度失敗してしまうと、専門医にかかっても60%程度にまで落ちてしまいます。
これから初めて神経を抜くことになるかも知れない・・と言う時点で、この情報を知っているのは随分違うと思いますよ。
佐藤先生も仰る様に、神経を残すことが目的ではありませんからね。
得意そうな先生を探すわかりやすそうな”目安”として、ラバーダムやマイクロスコープを挙げているのですが、マイクロスコープなどは7万件中の500件ぐらいの普及率ですし、それだけに固執する必要はないのかも知れません。
ただインターネットでは事前に出来るだけの情報収集をされた方が良いでしょうね。
あるいは事前に電話やメールで確認するとか。。
(※いつも書くのですが、診療時間中にドクターに電話するのはマナー違反ですよ。メールも手短にお願いします。)
良い歯医者、と言うのは患者さんの希望によってそれぞれなのですが、技術を優先したり人柄を優先したり、設備だったり金額だったり通いやすさだったり・・haruminさんに合う歯医者さんも、きっとおられると思いますよ。
今までの経緯から不信感が募ってしまうのも大変よく理解出来ますが、頑張って今の調子でコミュニケーションを取りつつ、大事な歯の治療を続けていってくださいね。
・・の前提で書きますが、私であれば、最低限虫歯は全部とります。
全部、、と言っても、ギリギリのところを狙うので、神経が近い様な場合は特にマイクロスコープなどを覗きつつ、下手すると1時間近くもかけて、チマチマ取っていきます。
非常に厳密なことを言えば、ほ〜んの少しぐらいは取り残してしまっているかも知れませんが、それはそれとして、わざわざ残す様なことはしません。
(※この辺りは専門的な解説が必要になってくるのではしょります)
それでもしも神経が露出してしまった場合・・
元々自覚症状がない歯なら、水酸化カルシウム製剤ではなくてMTAセメントによる直接覆髄を、患者さんの了承の下試みることが多いです。
(※とは言えケースバイケースですし、100%うまく行くとは言えません)
その後接着操作(レジン充填)をして、完全に封鎖しないといけないのですがここも重要なステップなので、とても気を遣うところです。
出来ればラバーダム防湿下で唾液や、呼気(の湿気)からシャットアウトした状態で操作をしたいところですね。
ただ、、、かなりマニアックな部類なので。。
参考にはなるかどうか。。。
写真付き→虫歯の治療http://www.noahdental.com/search_mushiba.shtml
神経を抜いてしまうことにはやっぱり慎重になりたいところなのですが、現実的な判断としては、虫歯の治療であってもやはり根管治療の得意そうな先生を探されることかと思いますよ。
不幸にも神経を抜くことになったとして、初回の処置(抜髄)であれば、慎重な処置によって90%以上の成功率は望めますからね。
これが一度失敗してしまうと、専門医にかかっても60%程度にまで落ちてしまいます。
これから初めて神経を抜くことになるかも知れない・・と言う時点で、この情報を知っているのは随分違うと思いますよ。
佐藤先生も仰る様に、神経を残すことが目的ではありませんからね。
得意そうな先生を探すわかりやすそうな”目安”として、ラバーダムやマイクロスコープを挙げているのですが、マイクロスコープなどは7万件中の500件ぐらいの普及率ですし、それだけに固執する必要はないのかも知れません。
ただインターネットでは事前に出来るだけの情報収集をされた方が良いでしょうね。
あるいは事前に電話やメールで確認するとか。。
(※いつも書くのですが、診療時間中にドクターに電話するのはマナー違反ですよ。メールも手短にお願いします。)
良い歯医者、と言うのは患者さんの希望によってそれぞれなのですが、技術を優先したり人柄を優先したり、設備だったり金額だったり通いやすさだったり・・haruminさんに合う歯医者さんも、きっとおられると思いますよ。
今までの経緯から不信感が募ってしまうのも大変よく理解出来ますが、頑張って今の調子でコミュニケーションを取りつつ、大事な歯の治療を続けていってくださいね。
回答8
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2009-05-14 21:44:18
『特に奥歯の虫歯はどれも深く後々に神経を取ることになる可能性が高いとのこと。
一番最初に治療を行った右下7番についても最初から神経を抜くレベルだと判断されたのですがその言葉に私が渋い顔をしたことによってその後は全て神経を残す治療に変わりました。』
って書いてあったので、
「ああ、たくさん深い虫歯があって、神経に行きそうな感じで神経取らないとダメかも って主治医が言ったら、患者さんが嫌〜〜な顔したから、なんとかチャレンジしてみたけどやっぱりアカンのやろうな〜〜〜〜」
という風景が見えた、そんな気がしたんですよ。
一番最初に治療を行った右下7番についても最初から神経を抜くレベルだと判断されたのですがその言葉に私が渋い顔をしたことによってその後は全て神経を残す治療に変わりました。』
って書いてあったので、
「ああ、たくさん深い虫歯があって、神経に行きそうな感じで神経取らないとダメかも って主治医が言ったら、患者さんが嫌〜〜な顔したから、なんとかチャレンジしてみたけどやっぱりアカンのやろうな〜〜〜〜」
という風景が見えた、そんな気がしたんですよ。
相談者からの返信
相談者:
haruminさん
返信日時:2009-05-14 22:52:13
先生方、ご回答有難うございました。
タイヨウ先生、
歯軋りなどの自覚はないと前文で書きましたが、確かに最近左の親不知を2本とも抜歯したので噛み合わせに少し違和感がありました。
ブラキシズムについても勉強してみます!
渡辺先生、
>担当医は抜髄が適当と判断した歯を、神経と虫歯を残して、水酸化カルシウムで間接覆髄した歯が多数
の件に関して、私の説明が不足していました。
虫歯に関しては全てガンガンに削りとられています。
最初は無知だった私ですが、治療後の痛みに耐えかねて次の治療時に勉強した知識をぶつけてみたのです。
「先生、これは3-mix法は使えないですか?」
に対しては
「虫歯を残して薬液?を入れる為患部を詰めずに様子を見ることになるから大変だよ。」
とお勧めされませんでした。
「直接覆髄や間接覆髄はできないですか?」
に対しては、
「間接覆髄を今やっている所」
との返答。
そして水酸カルシウムを使用している事も聞きました。
会話内容は忘れましたが、レーザー治療についてもお勧めではないとの返答でした。
佐藤先生がおっしゃるように、最初のレントゲンから通院している医院の先生方は抜髄もやむを得ないという見解でした。
しかし、別の歯科医院で言われたことのないようなひどい言われようだったのでちょっとためらいました。
しかも治療済みの歯の詰め物下全てが虫歯!?
誰よりも正直な先生だけだったかも知れませんが、渡辺先生がおっしゃった
>良い歯医者、と言うのは患者さんの希望によってそれぞれ
の通り、私にあわなかったのかもしれません。
それが不安につながったのかと思います。
先生方から色々なご意見を頂いて勉強になりました。
それを踏まえてこれからの治療に望みたいと思います。
貴重なご意見有難うございました。
タイヨウ先生、
歯軋りなどの自覚はないと前文で書きましたが、確かに最近左の親不知を2本とも抜歯したので噛み合わせに少し違和感がありました。
ブラキシズムについても勉強してみます!
渡辺先生、
>担当医は抜髄が適当と判断した歯を、神経と虫歯を残して、水酸化カルシウムで間接覆髄した歯が多数
の件に関して、私の説明が不足していました。
虫歯に関しては全てガンガンに削りとられています。
最初は無知だった私ですが、治療後の痛みに耐えかねて次の治療時に勉強した知識をぶつけてみたのです。
「先生、これは3-mix法は使えないですか?」
に対しては
「虫歯を残して薬液?を入れる為患部を詰めずに様子を見ることになるから大変だよ。」
とお勧めされませんでした。
「直接覆髄や間接覆髄はできないですか?」
に対しては、
「間接覆髄を今やっている所」
との返答。
そして水酸カルシウムを使用している事も聞きました。
会話内容は忘れましたが、レーザー治療についてもお勧めではないとの返答でした。
佐藤先生がおっしゃるように、最初のレントゲンから通院している医院の先生方は抜髄もやむを得ないという見解でした。
しかし、別の歯科医院で言われたことのないようなひどい言われようだったのでちょっとためらいました。
しかも治療済みの歯の詰め物下全てが虫歯!?
誰よりも正直な先生だけだったかも知れませんが、渡辺先生がおっしゃった
>良い歯医者、と言うのは患者さんの希望によってそれぞれ
の通り、私にあわなかったのかもしれません。
それが不安につながったのかと思います。
先生方から色々なご意見を頂いて勉強になりました。
それを踏まえてこれからの治療に望みたいと思います。
貴重なご意見有難うございました。
タイトル | 間接覆髄した歯に眠れないほどの激痛。 神経を抜くしかないですか |
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質問者 | haruminさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯科治療後の歯の痛み 虫歯治療 むし歯 治療後の痛み 根管治療その他 歯軋り(歯ぎしり) 歯医者への不信感 詰め物、インレーが取れた・外れた MTA 覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう) |
回答者 |
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- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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