歯科医に抜髄を強く勧められ、躊躇しながらも同意してしまい後悔が

相談者: ロックさん (32歳:女性)
投稿日時:2009-05-17 17:10:33
こんにちは。

13年ほど前に、転倒して片方の前歯の外側の角が少しだけ欠けてしまいました。
欠けた直後は少しだけ痛みがあったのですが、近所の歯科で欠けた部分を修復してもらい、すぐに痛みは治まりました。
おそらくレジンだったのではないかと思います。

2週間ほどで修復部分が取れてしまったので、再度同じ歯科にいき、接着面を増やすために欠けた部分を少しだけギザギザに削って、同じように修復してもらいました。

その後は12年ほど問題なく過ごしていたのですが、1年ほど前に修復した部分が取れてしまいました。

引越しもしていたので、初めて行く歯科に行ったところ、神経を抜くことを強く勧められました。
神経を抜いたことがなかった私が渋っていると、とりあえず欠けた部分の修復だけしてくれ、見た目は元通りになりました。
今回もおそらくレジンだったと思います。

私としては欠けた部分が元通りになったので、それで満足だったのですが、他の部分の虫歯も治療するために通うたびに

「やっぱり今後のために神経抜いておいた方がいいよ。抜いちゃえば今後何があっても大丈夫だから」

と説明され、いまいち納得がいかないまま勢いで神経を抜かれてしまいました。

レントゲンを見ると、欠けた部分は神経まで到達していませんでしたが、神経ギリギリのところくらいでした。
ただ、痛みがあったわけでもなく、その前の治療では10年以上良好だったので、未だに悶々としてしまっています・・・。

神経を抜いてから1年ほどたつのですが、最近神経を抜いたが変色してきてしまい、なおさら

「本当に抜く必要があったんだろうか・・」

と悲しい気持ちになっています。


長々と書いてしまいましたが、

・神経を抜いた治療は適切だったのか
・変色してしまった前歯の対処法

の2点について教えていただければと思います。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-05-17 18:26:41
こんにちは。

まずその抜髄処置が妥当であったのかどうかはお話を聞いただけでは判断いたしかねます。

レントゲンでぎりぎりということは、事実上は露髄(神経に達している)状態だったのであるのかも知れません。
たとえ神経が露出してしまっていても、感染が疑われなければ場合によっては露出した神経を薬剤で洗浄・保護し再びレジン修復する事も多くありますが、感染が疑われる場合は抜髄した事は妥当だと思います。

その他にも多くご質問がありますが、やはり抜髄した歯牙には変色が起こります。
これについて今後どういう風に治療を進めるのかはやはり実際に診ておられる歯科医師にご相談されてみて下さい。

実際妥当であったかどうかは判らないわけですが、その先生のご判断では「今後のために」というご意見のようですから、もし妥当であったとしたらこれに対して「抜かれてしまって残念」などという事にはならないと思います。

ただその後の事に対しては先生の説明が足りなかったのかも知れませんね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-05-17 18:43:35
こんにちは。

田中先生と同じ意見ですが・・

ロックさんの書き込みだけを読めば

>・神経を抜いた治療は適切だったのか

必要はなかったのかも??

と言う印象は確かに受けます。

ですが資料も何もなく、確認のしようがないので、こちらでは判断出来ない、と書かざるを得ません。
正しかった可能性も十分にあると思いますよ。



>・変色してしまった前歯の対処法

まずは、以前に行った抜髄に問題(根尖病変がないか、蓋を開けて根管充填材が汚れてないかなど)がないかを確認して、あればやり直すだけでも場合によっては多少白くなります。

問題がなければ次の選択肢はウォーキングブリーチかインターナルブリーチか・・となるかと思われますが、隣のと全く同じ、と言う訳には行かないことも多いですね。

どうしても満足行かなければ、セラミック系のクラウンで・・と言う話にもなるかと思いますが、これもなかなか思う様には行かないことが多いです。



お大事にされて下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ロックさん
返信日時:2009-05-18 22:27:31
田中先生、渡辺先生、ご回答いただきありがとうございます。

レントゲンのお話ですが、レントゲン写真を見せてもらいながら

「神経には達してないよ」

とおっしゃっていたので、露出はしていなかったのだと思います。

実は、その後しばらくは治療に通っていたのですが、仕事も忙しくなってしまい10ヶ月ほど足が遠ざかっています。
自分の中でモヤモヤしてしまっていたので、もう一度同じ先生に診ていただくべきか悩んでいます。

病院を変えることによるデメリットってあるのでしょうか?
もし問題ないようであれば、別の先生にもみていただこうかと思っています。

>田中先生
先生がおっしゃるように、神経を抜いた後にが変色するという説明をしてもらえませんでした。。。
先にそれを知っていれば絶対に神経は抜かなかったと思います。

でも、抜いてしまったものは元には戻らないので、前向きに考えようと思います!


>渡辺先生
セラミック系のクラウンが思うように行かないことが多いというのは、どういうことが想定されるのでしょうか?

また、インプラントを検討しているのですが、両者の選択基準の違いが良く解りません・・・。

歯が残っている場合→クラウン
歯が抜けてしまった場合→インプラント

という感じでしょうか?

神経を抜いた歯以外の歯もホワイトニングをして、キレイな歯に戻したいと考えているのですが、いきなりインプラントを選択せずに、まずはクラウンを試すのがよさそうでしょうか?

再質問になってしまいお手数をおかけしますが、ご回答をお待ちしております。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-05-18 22:42:01
ロックさん、こんばんは。

過去の経緯を把握している、という点では前医にかかる方がアドバンテージがあります。

他の医師に診てもらった場合、似た意見が聞けることもあれば、まったく違う考えをする先生もいます。

これがきっかけでよけいに悩んでしまったりすることもあります。

それぞれの先生が「自分が思うベスト」を提案してくるので、なおさら。。。
声が大きいほうが、それらしく聞こえてしまうこともあります。


インプラントを検討しているのですが、

と、唐突にインプラントの話が出てきた感じがあります。
を失っているんでしょうか??

歯が割れた折れた云々で、歯を失ってからの話だと思います。


>神経を抜いた歯以外の歯もホワイトニングをして、キレイな歯に戻したい

ということを、まず担当医にお話されてみてください。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-05-18 23:00:56
今回は右か左の1番1本の話ですよね?

セラミック系のクラウンが思うように行かないことが多いというのは、どういうことが想定されるのでしょうか?

↑は、1番1本と言うのが、色・形を綺麗に合わせるのが一番難しいからです。

5〜10年ぐらいで、マージンが露出してくることも一応覚悟しておかなくてはなりません。

簡単ではないですよ。



が残っている場合→クラウン
>歯が抜けてしまった場合→インプラント

という感じですね。



仕事のせいにせずに、頑張ってするべき治療は続けてくださいね。

お大事にどうぞ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ロックさん
返信日時:2009-05-18 23:39:53
吉岡先生、渡辺先生ご返答ありがとうございます。

>吉岡先生
インプラントクラウンの違いをよく理解できていませんでした・・・。
は神経を抜いただけで残っています!
1年前に歯が欠けた時、審美歯科に相談に行ったところインプラントを薦められたので、ひとつの手段かと思い検討していました。

ただ、先生方のアドバイスやこちらのサイトの情報を見ると、インプラント最終手段のようですね(汗)。

まずは、直接歯医者さんに相談してみようと思います。


>渡辺先生
自分からみて左の前歯1本だけです。

なるほど。色を合わせるのが難しいのですね。
セラミックにした場合ほとんど変色がないとのことなので、装着時には同じ色でも時間がたつと今度はクラウンの歯だけ白い!ってことになってしまいそうですね。
その場合はホワイトニングしながら調整していく感じでしょうか。

マージンというのは、オールセラミッククラウンの場合でも、見た目的に何かが露出してくるのでしょうか?
それとも見た目の問題ではなく、歯周病などの原因になりやすいということですか?

何度も申し訳ありません!
よろしくお願いいたします。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-05-18 23:54:11
マージンというのは、オールセラミッククラウンの場合でも、見た目的に何かが露出してくるのでしょうか?
>それとも見た目の問題ではなく、歯周病などの原因になりやすいということですか?

えーとですね、、、文章で説明するのが難しいのですが、、とにかく、そんなにイイモノではないですよ^^;

深く考えずに、歯医者を削らせたりはしない方が身のためです。



まずは、以前に行った抜髄に問題(根尖病変がないか、蓋を開けて根管充填材が汚れてないかなど)がないかを確認して、あればやり直すだけでも場合によっては多少白くなります。

問題がなければ次の選択肢はウォーキングブリーチかインターナルブリーチか・・となるかと思われますが、隣の歯と全く同じ、と言う訳には行かないことも多いですね。

どうしても満足行かなければ、セラミック系のクラウンで・・と言う話にもなるかと思いますが・・



って、最初に書いた通りなんですが・・何か問題があるのでしょうか・・^^;

出来るだけ作り物(セラミック)ではなくて、ご自身の歯で戦うべきですよ。

どうしても無理・・となってからセラミックを検討された方が良いかと思います。

インプラントなんてもっての他。。だと思います。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-05-19 00:31:38
ロック さん
こんばんは。


「13年ほど前に、転倒して片方の前歯の外側の角が少しだけ欠けてしまい。
2週間ほどで修復部分が取れてしまったので、再度同じように修復してもらい。
1年ほど前に修復した部分が取れてしまいました。」

レントゲンを見ると、欠けた部分は神経まで到達していませんでしたが、神経ギリギリのところくらいでした。」

ーーーーーーーー

・神経を抜いた治療は適切だったのか

これが適切かどうかは多くの因子が関わるため、完全な回答は難しいのですが、良かったのかもしれません。

もちろん、普通は痛みもなかったわけですから、不必要な治療でなかったか?と思うのは自然なことです。
本当はもう少し、納得されてから治療(抜髄)を受けた方が良かったですね。


適切であったと考えられる理由
A:
今までに3度詰め物が取れているため、治療者としては、もう取れないようにしてあげたいという気持ちが働いてしまう。
しかし、残念ながら、レジン充填の接着面が十分とは言えないと思っている。
あるいは、前部の咬合状態から考えて、また取れるのではないかと心配している。


B:
レントゲンでは歯髄まで、まだ距離があるようにみえるが、実際はレジン充填の維持を得たい為に歯牙を深く削ることがあり、それにより、歯髄にかなり近くなったことに先生は気づいている。


C;
今までに3度詰め物が取れているため、痛みは感じていないかもしれないが、すでに歯髄にはダメージが深い部分まで進行している場合は比較的多くみられることを経験しているため、将来的には感染根管治療が必要となるのであれば、今のうちに抜髄して、根管を感染させない方が良いであろうと考えている。


ちなみに、「レントゲンで神経ぎりぎり」というのは、一般的には
アウトですから、将来問題が起こる確立は高いと考えられます。


・変色してしまった前歯の対処法

歯質の残存量にもよるので、わかりませんが漂白でしょうか。
渡辺先生も書かれていますように。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ロックさん
返信日時:2009-05-19 01:36:46
渡辺先生、たびたびのご回答ありがとうございます。

やはり、神経が無い状態でもなるべく自分のを維持するのが一番なのですね!
インプラントがもっての他というのは驚きました。
有効な手段のひとつとして、先生方も推薦されている方法かと思っていました。

まずはブリーチを検討してみようと思います。


宮下先生、ご回答ありがとうございます。

歯が変色してきたことによって、

「本当に良かったのか・・・」

という気持ちが大きくなってしまっていたので、具体的に「適切であったと考えられる理由」をあげていただいた事によって、納得することができました!

素人では解らない将来的な不安要素が色々とあるのですね。
きっと先生はそこまで見越して薦めてくれたのだと思うことができました。
ありがとうございました。

お二方がおっしゃっているようにブリーチを検討してみようと思います。


先生方の丁寧なご回答、本当にありがとうございました!



タイトル 歯科医に抜髄を強く勧められ、躊躇しながらも同意してしまい後悔が
質問者 ロックさん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
根管治療に関するトラブル
ホワイトニングその他
審美歯科治療(人工の歯)
審美歯科・美容歯科その他
歯医者への不信感
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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