レントゲンの撮り方で破折の診断は変わる?抜歯は避けられない?
相談者:
ノブオさん (41歳:男性)
投稿日時:2009-05-17 21:39:02
お世話になります。
数日後に右上2番の抜歯予定ですが、抜歯は不可避なのか疑問があるのと、抜歯後の処置予定に不安を持っています。
右上2番は、約20年前に根幹治療を受け差し歯としており、5年程前にクラウンが脱落し処置を受けています。
約3週間前に右上2番歯茎に腫れができ、またわずかな動揺を感じたのですが、数日後に腫れだけは引いたため連休明けまで放置としました。
それから2週間後の食事中に当該付近より異音がして、歯茎内に違和感を感じ腫れがでてきました。
(「ポキッ」と音がしました)
(硬いものを食べていたわけではありません)
(舌で押したところ違和感はすぐ消えました)
(腫れは時間経過とともに拡大)
数日後、近所の歯医者さんで診ていただいたところ、次のような所見をいただきました。
レントゲン写真は歯根中央に斜めに破折線が見られる。
動揺が大きいのと”異音がした”との申告より、歯根が折れていると判断。
腫れ収束後に抜歯。
一ヶ月程度の間をおき、右上1番〜3番にてブリッジ。
なお、右上1番も根幹治療=差し歯になっており、この点について質問したところ
右上1番のクラウンを外した際にメタルコアに問題あれば、入換え等の処置をする。
健全な右上3番は、裏面側を削ってブリッジをかけ、表側(他人に見える側)は削らない。
処置についてはインプラントの方策もあるが当院では扱っていない。
習慣(喫煙あり)からインプラントは不適当。
との回答をいただきました。
レントゲン写真については、写真提示のうえで説明をいただきましたが、破折線については、”なんとなく筋あるのかな??”程度で素人では、はっきり読めませんでした。
抜歯&ブリッジで健全な右上3番も削る処方に非常にショックだったため、また、自分自身で破折線がよくわからなかったため、過去に右上1番を治療していただいた別な歯医者さん(現在環境では通院できない)に昨日、事情を説明のうえ検査とレントゲンをお願いいたしました。
(一般的でないのは承知の上です)
結果、
写真には破折線は認識できない。
(ただしメタルコアに隠れている場合もありうる)
歯根が折れているのではなく、コアが外れかかっている可能性もあるかも知れない。
はっきりとは何も言えない。
即抜歯が嫌であれば、クラウンとコアを外して実際に中を見てもらってはどうだろうか。
とのお話をいただきました。
小生もレントゲン写真見ましたが、こちらではまったく破折線がわかりませんでした。
ここからがご指南いただきたいところです。
1.レントゲン写真において数日間あけた程度で、また、使用する機材や環境によってこういった差異はでるものでしょうか?
どちらも一般的なデンタルレントゲンで、フィルムも見た目は同じでした。
最初は診察台で寝たまま、次の歯医者さんはレントゲン室で座って撮影の違いはあります。
現像環境まではわかりません。
社会一般的なカメラ写真では、現像環境等でまれにこういった事が起きますが。
2.仮に破折がなくても腫れと動揺があるのでなんらかの処置は必要ですが、現状はいきなり抜歯が適切なのでしょうか?
コアを外して調べるとなると工数が増えるため、小生が担当医の立場であれば「面倒・・・」ですが、それでも担当医に正直にお話して治療方針について再考いただくべきでしょうか?
また抜歯となった場合の前後について
3.インプラントも視野に入れていますが、どちらの歯医者さんも扱っていません。
インプラント選択の場合には、できるできないの判定含めてそれが可能な歯医者さんに転院になると思いますが、そのタイミングはどこになるのでしょうか?
5年間歯医者さんに行ってなかったので、他にも多数”要治療”があります。
また、インプラント前提とした場合には「抜歯窩保護すべき」と、別の質問者の方の回答にございますが、これはインプラントを実施していない歯医者さんでも対応いただけるのでしょうか?
ちなみに、インプラント選択の際は禁煙を覚悟しております。
期間限定になるかもしれませんが、タバコを捨てる絶好のチャンスかも知れません。
長文且つ稚拙な文面のうえ複数の質問となり恐縮ですが、ご回答の程、どうぞよろしくお願い致します。
数日後に右上2番の抜歯予定ですが、抜歯は不可避なのか疑問があるのと、抜歯後の処置予定に不安を持っています。
右上2番は、約20年前に根幹治療を受け差し歯としており、5年程前にクラウンが脱落し処置を受けています。
約3週間前に右上2番歯茎に腫れができ、またわずかな動揺を感じたのですが、数日後に腫れだけは引いたため連休明けまで放置としました。
それから2週間後の食事中に当該付近より異音がして、歯茎内に違和感を感じ腫れがでてきました。
(「ポキッ」と音がしました)
(硬いものを食べていたわけではありません)
(舌で押したところ違和感はすぐ消えました)
(腫れは時間経過とともに拡大)
数日後、近所の歯医者さんで診ていただいたところ、次のような所見をいただきました。
レントゲン写真は歯根中央に斜めに破折線が見られる。
動揺が大きいのと”異音がした”との申告より、歯根が折れていると判断。
腫れ収束後に抜歯。
一ヶ月程度の間をおき、右上1番〜3番にてブリッジ。
なお、右上1番も根幹治療=差し歯になっており、この点について質問したところ
右上1番のクラウンを外した際にメタルコアに問題あれば、入換え等の処置をする。
健全な右上3番は、裏面側を削ってブリッジをかけ、表側(他人に見える側)は削らない。
処置についてはインプラントの方策もあるが当院では扱っていない。
習慣(喫煙あり)からインプラントは不適当。
との回答をいただきました。
レントゲン写真については、写真提示のうえで説明をいただきましたが、破折線については、”なんとなく筋あるのかな??”程度で素人では、はっきり読めませんでした。
抜歯&ブリッジで健全な右上3番も削る処方に非常にショックだったため、また、自分自身で破折線がよくわからなかったため、過去に右上1番を治療していただいた別な歯医者さん(現在環境では通院できない)に昨日、事情を説明のうえ検査とレントゲンをお願いいたしました。
(一般的でないのは承知の上です)
結果、
写真には破折線は認識できない。
(ただしメタルコアに隠れている場合もありうる)
歯根が折れているのではなく、コアが外れかかっている可能性もあるかも知れない。
はっきりとは何も言えない。
即抜歯が嫌であれば、クラウンとコアを外して実際に中を見てもらってはどうだろうか。
とのお話をいただきました。
小生もレントゲン写真見ましたが、こちらではまったく破折線がわかりませんでした。
ここからがご指南いただきたいところです。
1.レントゲン写真において数日間あけた程度で、また、使用する機材や環境によってこういった差異はでるものでしょうか?
どちらも一般的なデンタルレントゲンで、フィルムも見た目は同じでした。
最初は診察台で寝たまま、次の歯医者さんはレントゲン室で座って撮影の違いはあります。
現像環境まではわかりません。
社会一般的なカメラ写真では、現像環境等でまれにこういった事が起きますが。
2.仮に破折がなくても腫れと動揺があるのでなんらかの処置は必要ですが、現状はいきなり抜歯が適切なのでしょうか?
コアを外して調べるとなると工数が増えるため、小生が担当医の立場であれば「面倒・・・」ですが、それでも担当医に正直にお話して治療方針について再考いただくべきでしょうか?
また抜歯となった場合の前後について
3.インプラントも視野に入れていますが、どちらの歯医者さんも扱っていません。
インプラント選択の場合には、できるできないの判定含めてそれが可能な歯医者さんに転院になると思いますが、そのタイミングはどこになるのでしょうか?
5年間歯医者さんに行ってなかったので、他にも多数”要治療”があります。
また、インプラント前提とした場合には「抜歯窩保護すべき」と、別の質問者の方の回答にございますが、これはインプラントを実施していない歯医者さんでも対応いただけるのでしょうか?
ちなみに、インプラント選択の際は禁煙を覚悟しております。
期間限定になるかもしれませんが、タバコを捨てる絶好のチャンスかも知れません。
長文且つ稚拙な文面のうえ複数の質問となり恐縮ですが、ご回答の程、どうぞよろしくお願い致します。
回答1
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-05-17 22:07:39
ノブオさん、こんにちは。
これは実際に拝見していないので、なかなか判断ができないですね。
そして破折の診断はとても難しいので、症状や状況、またいろいろな画像診断を駆使して診断の必要があると思います。
その際にCTが有効な場合もありますので、CTのある歯科医院や大学病院などを視野に入れて考えていただいたほうが良いかもしれません。
またインプラント治療を考えているのであれば、インプラント治療を行っている歯科医院での治療(抜歯を含めて)が望ましいと思います。
参考になれば幸いです。
お大事にしてください。
これは実際に拝見していないので、なかなか判断ができないですね。
そして破折の診断はとても難しいので、症状や状況、またいろいろな画像診断を駆使して診断の必要があると思います。
その際にCTが有効な場合もありますので、CTのある歯科医院や大学病院などを視野に入れて考えていただいたほうが良いかもしれません。
またインプラント治療を考えているのであれば、インプラント治療を行っている歯科医院での治療(抜歯を含めて)が望ましいと思います。
参考になれば幸いです。
お大事にしてください。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-05-18 10:50:17
?破折線は、レントゲン線の侵入方向と一致していればわかることが多いのですが、レントゲン線と直角の方向の破折はわかりにくい事が有ります。
しばらく放置して様子を見るのも方法です。
再撮影でわずかな方向違いで差異はあります。
?確認のため外すことは有りますが、歯肉の縁まで破折が達していないケース(根の方向からわれる)もあり、徒労に終わることも有ります。
?インプラントは抜歯の時から始まります。
歯根破折で有るならば、その後唇側の骨が急速に吸収しますので、配慮してくれる施設にて、診てもらう事をお奨めします。
しばらく放置して様子を見るのも方法です。
再撮影でわずかな方向違いで差異はあります。
?確認のため外すことは有りますが、歯肉の縁まで破折が達していないケース(根の方向からわれる)もあり、徒労に終わることも有ります。
?インプラントは抜歯の時から始まります。
歯根破折で有るならば、その後唇側の骨が急速に吸収しますので、配慮してくれる施設にて、診てもらう事をお奨めします。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-05-18 19:05:54
畑田先生と同意見ですね。
もし、インプラントも視野に入れているのであれば、インプラント治療を行っている歯科医院にてセカンドオピニオンを求めるべきだと思います。
可能であれば歯科用CTにて診査してもらえる事が望ましいです。
CT撮影をすれば、もっとしっかり破折状況が解るかもしれません。
(もしかしたら折れていないかもしれませんしね)
また、松山先生も書かれている通り「インプラントは抜歯の時から始まります」です。
おそらく、インプラント治療を行っていない歯科医院では、抜歯窩保護(ソケットプリザベーション)は対応していただけないでしょう。
もし、インプラントも視野に入れているのであれば、インプラント治療を行っている歯科医院にてセカンドオピニオンを求めるべきだと思います。
可能であれば歯科用CTにて診査してもらえる事が望ましいです。
CT撮影をすれば、もっとしっかり破折状況が解るかもしれません。
(もしかしたら折れていないかもしれませんしね)
また、松山先生も書かれている通り「インプラントは抜歯の時から始まります」です。
おそらく、インプラント治療を行っていない歯科医院では、抜歯窩保護(ソケットプリザベーション)は対応していただけないでしょう。
タイトル | レントゲンの撮り方で破折の診断は変わる?抜歯は避けられない? |
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質問者 | ノブオさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯のひび割れ、破折で抜く予定 抜歯:2番(側切歯) インプラントその他 その他(診断) レントゲン写真 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。