前歯を抜髄して「被せる」というのは差し歯だった、医師への不信感

相談者: masae-sanさん (31歳:女性)
投稿日時:2009-05-17 13:23:20
まず長文になりますことお許しください。


前歯に激痛がして、治療しはじめたのは今年になってすぐからのことでした。

以前別の歯科医院で治療した際、

「使用した材質が合わず、炎症をおこしているのではないだろうか」

ということで痛み止めを処方され3日ほど飲みました。

痛みもひいたのですが、その後も上の左右の親不知を抜いたり、抜歯後の消毒や歯石をとったりと毎週受診していました。


2月の中旬ごろまた右前歯が痛み出し、

「痛みがひかないなら、が弱くなるので抜きたくないがしょうがない」

と薦められるまま神経を抜きました。

その後も毎週根幹治療という消毒に通い、先月の終わりにやっと神経を取るために開けた穴の部分を埋め、先々週には裏側をごっそり削られて土台という金属を埋める為の型を取り、先週やっと金属を入れたので今週でその入れた金属を形成するために削って治療も終わるのかと思っていました。


ところが昨日受診したら、

「型をとりますから」

ととくになんの説明もないままいきなり前歯を削り始め、私はてっきり裏側の金属を削っているのかと思っていたら、どうも表面を削っているような気配を感じました。

うがいをして現在の歯の状態を舌で確認したら、前歯の芯だけを残して他は削られていたのです。

なにが起こったのかわからず衛生士から差し歯の型をとられはじめ、呆然と

「この歯は差し歯になるんですか?」

と聞くと

「表面も黒くなっていて残せなかったんですね。」

といわれました。

表面の歯の部分も削り全体を覆うような差し歯のようなかぶせ物をするなんて、今回神経も初めて抜いたような素人の患者の私にどうして想像ができたでしょうか。

神経を抜いた後の治療が、確かに歯科医師はかぶせるという説明はしていましたが、白いセメントのようなもので埋めるぐらいだろうと、周囲の前歯の神経を抜いた人の治療の話から勝手に思っていました。

通院し始めて約半年、歯科医師からも一度も表面の歯の部分も削り全体を覆うような差し歯のようなかぶせ物をするとも、そんな雰囲気すら感じたこともありませんでした。

たしかに歯をかぶせるという漠然とした治療内容は聞いていました。

が、表面の部分も削り芯だけの状態になってから、あまりに私が愕然としているのを察したのか、慌てた様子で保険の適用や自費で作成できる差し歯の歯形や画像を見せられ、保険の適用なら5千円くらい、自費ならセラミックで色が変わらない差し歯が8万円くらいで作れるだの費用の説明をはじめ出しました。

私が聞くまで差し歯の費用・材質の説明すらなかったんです。

「色の違いは保険適用でも入れてみたらみなさん大丈夫ですよ。
とりあえず保険適用で作ってみて気に入らなければ自費で作成もできます。
その際は保険適用で作成した分の費用は頂きませんから」

と無責任な歯科医師の発言に言葉も出ず、愕然としていたら

「そんな神経質にならなくても・・」

といわれました。

神経質になるのは当然ではないでしょうか。
大事な前歯が削られて既になくなっている状態です。
どういう治療になるかぐらいの事前説明はあってもよくないでしょうか。

とにかくショックでなにもいえずにいわれるがまま型をとり、仮歯を入れられて家に帰ってきたのですが、どうしても納得がいかず歯科医院に電話しました。

削る前にどういう治療になるか、前歯の表面も黒くなっていて表面部部も削り差し歯のようなかぶせ物をかぶせなければならないような状態なのか、表面は残したままの治療は不可能だったのか等、治療の説明が不十分だったのではないのかと訴えたところ

「説明はたぶんしてるはず!」
「それが通常の処置!」

の一点張りです。

事前に差し歯になるという説明や費用、材質についての説明を受けていたらこんなにもショックではなかったはずです。

いや、わかっていたら今差し歯になんて絶対しませんでした。
たとえ色が変わろうが、耐えられるまで自分の歯を残しておきたかった。

もう私の前歯は削られてなくなってしまったので、表面も含めた差し歯にしなければならないのはわかっているんですが、治療前の歯科医師の説明がたりなかったことへの謝罪もないことへの憤りで

「謝罪と元の歯の状態に近いものに治してほしい」

と訴えたのですが、

「言った言わないの水掛け論となりますの、第三者に意見を聞いてからでなけらば返答できない」

としか歯科医師はいいません。

こういう場合どのようにしたらよいのでしょうか。

歯科医院のほうは弁護士に相談するようなことをいっているんですが、私も弁護士へ相談した方がよいのでしょうか。

とにかく泣き寝入りだけはしたくありません。
どうしたらいいのかわからないので、ご意見をいただけないでしょうか。よろしくお願いします。

現在右前歯には仮歯が入っていて、来週差し歯をかぶせる予定です。
この段階でも歯科医院を変えることもできるのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-05-17 18:33:49
こんにちは。

大事な前歯のことですからね、お気持ちはよく理解出来ます。

しかし・・あまり良いアドバイスが出来そうにはありません。

お気持ちは本当に理解出来るつもりなのですが、仮に弁護士さんを入れたとしても、masae-sanさんが納得出来る形には至れないのではないかな・・と思いますよ。



感情抜きで、あくまで客観的な意見を書きますと、

保険証を持って保健医療機関へ行った
 → 医院側に自費の治療法の説明責任まではない
 → 保険治療に審美性は元々考慮されておらず、痛みを取り除くことが主な目的

処置内容
 → 主治医の考え方によって多少の幅はあるにしても、普通と言える。

と言ったところかと思います。



また第三者に、言わないの事実関係を知る術もありませんし、

>「言った言わないの水掛け論となりますので・・」

も正論かと思います。



正論だからと言って到底ご納得は出来ないかとは思いますが・・。
今一度クールダウンして、投稿された内容を読み直してみて下さい。




ただいくら腹を立てても失った前歯が戻って来ないことだけは変えようのない事実ですから、今後どの様にするのがmasae-sanさんにとってベターなのか、それをよく考えられる方が良いかと思いますよ。

主治医の先生とは信頼関係が崩れていることとは思いますが・・話し合いで解決する見込みがない様でしたら、もういっそ別の良さそうな先生を慎重にリサーチされて、吟味し、そちらで今後の処置についてよく相談されてはいかがでしょうか。

難しいとは思いますがなんとか前向きに、良い形で解決することを願っています。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-05-17 18:58:55
こんにちは。
私も大筋で渡辺先生と同じ意見です。

かぶせるという事がどのような処置なのかという説明はなかったわけですが、「かぶせる」という説明はすでにされておられるわけですし、「かぶせる」という言葉からもおよそ想像がつくとその先生は思ってしまったのでしょうか。

ただ保険証を提示して診療を受けた場合に、お話のようにご自身の詰め物をしたりするだけでは持たないと判断された場合には、きちんと予後のとれる処置をする事が保険医の義務であります。

故に不当に歯を削ったとは判断されませんので、もし訴訟となった場合にも優位には進められそうにないような気がします。


お話の内容から私にもお気持ちは察する事ができます。

>たとえ色が変わろうが、耐えられるまで自分の歯を残しておきたかった。


しかしこの「歯を残す」ということは、ご自身にとっては見た目の上で歯が残っただけで、その後その歯だけが悪くなるという事とは限りません。

もしかしたらその時には抜歯するしかなくなっているかも知れません。
そうなった場合にはその両隣の歯を削ってブリッジにしなくてはならないかも知れませんし、もっと複雑な治療に進まなくてはならないかも知れない。

いままで差し歯にした事が無いという事ですが、それならば尚の事その他の歯を今後守るためには、その歯を医学的にきちんとした形で残さなければ本末転倒となるわけです。
歯科医師であればそれは皆同じ気持ちであると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: masae-sanさん
返信日時:2009-05-17 21:28:43
渡辺先生、田中先生、早々のご回答ありがとうございます。
まずは御礼申し上げます。


今日一日、冷静に色々と私なりに前歯の神経を抜いた後の治療等調べてみました。
先生方の仰る通り、私にほどこされた処置は通常の処置といってよいのかもしれません。

自分自身、の治療に対する知識のなさと自ら治療方法等を確認せず受身で受診していたことを大変反省しています。


現在の歯科医師の治療について、かねてより不信感をいだいている2点について再度質問させていただきたいことがございます。


1点目は、

私の歯は噛み合わせが悪く、上下の歯の間に人差し指が一本ほど入る隙間が開いています。

生え変わりのころより隙間が開いていて、一度8歳の時に小児矯正を始めたのですが、子供心にヘッドキャップのようなものを常にかぶっていなければいけない治療が嫌で続かず、途中で止めてしまったという経緯があるので、とくに今後も矯正をする予定も、その見かけもあまり気にしていませんでした。

現在通っている歯科医院矯正歯科も行っている(私の担当の歯科医師とは別に矯正の専門の医師が来院し月に一度診察している)ということで、

「あごが痛くないですか?」
「のどが弱くないですか?」

と、間があいたままでは将来的に影響があると薦められ、2度矯正の医師に見ていただきました。

1度目は親不知の消毒治療中に簡単に目視していただき、資料をとってからではないと骨格の問題なのか、歯の問題なのかわからないからと、次の受診時に歯の歯型や写真をとられました。

その後とったはずの資料の説明はなにもないまま、前歯の治療に移りました。

神経を抜き根幹治療もほどこされていた先月、また矯正の先生に診ていただくことを薦められました。

私はこの間も診ていただいたのに?と思いましたが、資料を色々とったのでそれを踏まえた説明なのだろうと思っていました。

実際は治療費がいくらぐらいかかるかの説明と、骨格に問題があれば手術を踏まえた治療もありえるだの、歯だけの問題であれば矯正のみで治療ができるだのと一般的な矯正相談で、もっと詳しい資料を採取しなければ治療方法については現状でははっきりとしたことは言えないとのことでした。

年齢的にも今から歯に装具を長期間付けることに対して大変抵抗もありますし、手術までして治したいとは正直希望していません。

でも前歯の治療中ということもあり、しばらく通院しなければならないので薦められるがまま相談だけでも聞いておこうと受診ました。

その後も前歯の治療は続いていますが、矯正についての説明は一度もありません。
とったはずの資料についても見たこともありません。

そこで質問なのですが、矯正を薦めていた前歯を前述のように差し歯のようなかぶせ物をするものなのでしょうか。

私には矯正を行わないなら自費のかぶせものをして診療費を稼ごうとしているようにしか思えないのですが、どうなのでしょうか。



2点目は、

初診時に薬を処方していただき痛みがひいたので、前歯の治療は行わず上下の歯石を2週に分けてとっていただきました。
それが1月の下旬です。

その後親不知を左右2週に分けて抜いていただき、翌週も消毒の処置を行い一ヶ月ほど経過しました。

ずいぶん前に治療した(別の歯科医院にて)左の前歯の治療痕の白い部分が着色しているので

「埋めなおしたほうがいいですね」

と薦められた際、歯石が付着していると先月とったはずの歯石をまたとられました。

「歯石がつきやすい歯なんでしょうね」

といわれましたが、一ヶ月くらいで歯石はそんなにつくものなのでしょうか。

前回の処置が悪く、取りきれていなかったということなのでしょうか。



再度あつかましくご質問なのですが、上記2点についてご意見をいただけないでしょうか。


また、現在の歯科医師との信頼関係の欠落のため転院を希望したいのですが、治療のカルテやレントゲン・歯型などは提供していただけるものなのでしょうか。
また現段階で他の歯科医院は、受け入れてもらえるものなのでしょうか。


失った歯へのショックは未だ消えませんが、これからの長い人生を考え、前向きに今後の治療を考えていく為にもどうぞよろしくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-05-18 15:24:23
文面から想像するに、僕も渡辺先生、田中先生と同意見です。

確かに担当の先生の説明が不足している感はありますが、保険証を提示して治療を進められたわけですから、不当では無いと思います。
(細かい事は渡辺先生が記述されている通りです)

また、矯正治療に関しても次のステップ(詳しい資料を採る)に進むかどうかも「前歯の治療が一段落しないと進めない」と言う事がもありますから、何とも言えません。


>私には矯正を行わないなら、自費のかぶせものをして診療費を稼ごうとしているようにしか思えないのですが、

masae-sanさんはそのように感じられているかもしれませんが、担当の先生は「とりあえず保険適用で作ってみて気に入らなければ自費で作成もできます。」と言う発言をされているのわけですから、僕は「自費の被せ物で稼ごう」と言う意向があったとは思えません。


>一ヶ月くらいで歯石はそんなにつくものなのでしょうか。

これはいろんな解釈が出来ますので何とも言えません。

本当に付きやすいのかも知れません。
取り残しがあったのかも知れません。
また、1回目の歯石取りによって歯肉が引き締まり、1回目には見えなかった歯石が見えるようになってきたのかも知れません。


残念ながら、その歯医者さんとは、今後、信頼関係を取り戻すのは難しいように思います。

何も無かったかのように転院され、一から治療を始められてはいかがでしょうか?


>治療のカルテやレントゲン型などは提供していただけるものなのでしょうか。

これは他の方への回答でも良く書く事ですが、そのような資料があったとしても「ちょっとした参考」程度にしかなりませんので、新しい歯医者さんで一から資料作りをされた方が良いと思いますよ。

法律上、カルテやレントゲン、模型はその医院で管理する義務があります。


>現段階で他の歯科医院は、受け入れてもらえるものなのでしょうか。

大丈夫ですよ。




タイトル 前歯を抜髄して「被せる」というのは差し歯だった、医師への不信感
質問者 masae-sanさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
クラウン(差し歯・被せ)その他
歯列矯正のトラブル
歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
歯科/裁判・訴訟・示談・慰謝料
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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