歯内療法専門医による治療済み、歯が長持ちするクラウンの素材は?

相談者: 太郎7さん (30歳:男性)
投稿日時:2009-05-17 19:32:57
こんばんは。

はじめてご相談させて頂きます。

上2番にフィステルが出たのでクラウンを外し、10ヶ月間、根官治療を受けてましたが、フィステルは消えず治りませんでした。

その後、歯内療法専門クリニックで治療を受けたらフィステルが消え治りました。


それで新しいクラウンを被せるのですが、根幹治療をやり過ぎた為、が薄くなってしまい、寿命は長くないかも、と言われました。

もし病巣が再発したら、根を切除する手術しかないとも言われました。


土台の自分の歯の寿命が一番長持ちするクラウンは何でしょうか?


歯内療法専門のクリニックでは根の治療だけで、クラウンは被せてくれません。

やはりクラウンを被せる技術なども、歯科医によって技術の差はあるのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-05-18 14:38:16
なるほど‥。

まずは、根管治療は上手く行ったみたいですね。


>土台の自分のの寿命が一番長持ちするクラウンは何でしょうか?

僕の中では

 ファイバーポストレジンコア
 +クラウンは予算に応じて(ファイバーポストの時点で保険適応にはなりませんから)


と言う感じです。

しかし、これはどのくらい歯が残っているかによってそれぞれの先生の考え方次第です。

メタルコアでも上手な先生が行えば問題無い事もあります。

他の方の質問の回答にも過去さんざん書いてきましたが「担当医の得意とする方法」が最も良い治療法です。


従って

・治療法(材料)を決めるのであれば、その治療法の得意な歯科医師を選ぶ

・担当の歯科医が決まっているのであれば、その先生にお任せする

のどちらかにされてください。


担当の先生がいくら上手でも、太郎7さんの希望する治療法に精通されていなかった場合、結局は上手く行かない事もあります。

回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-05-18 17:32:22
クラウンの材料的に言えば何でもかまいません。

クラウンが長持ちするかよりも、が長持ちするかの要素が大きいのです。


虫歯にしないか、残存歯質の状況、CRレシオ,咬む力、食べ物嗜好咬合様式、歯ぎしり噛み締めの癖が無いか等です。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-05-18 18:52:48
まずは、根管治療はうまくいったようで、良かったですね。


根の治療が終わって、補綴治療(かぶせものを入れる治療)に入るところで迷われているのですね。


治療したの状況、噛み合わせ歯ぎしりの有無など、色々な条件を含めて考えなければならない問題です。


しかし、一般的に現在最も歯を長持ちさせるということでは、

グラスファイバーコア
    +
オールセラミックス

というのが、ベストの選択だと思います。


ただし、太郎7さんの場合、治療した歯があまりいい状態でないということですので、これだけの費用(保険がききませんので、当院なら94,500円)をかけるだけの意味があるかどうかというところの判断が難しいところです。

保険外自費)で治療しても、歯自体が割れるなどして使えなくなる可能性が高いと思われるからです。


今回は、保険でメタルコア+前装鋳造冠にて治療しておいて、もし抜歯というようなことになったら、その時にインプラント等のようなより良い治療をする方が金銭的にも無駄がないと思いますが、いかがでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 太郎7さん
返信日時:2009-05-19 00:00:47
タイヨウ先生

松山先生

佐藤先生

ご返事ありがとうございます。


自費で治療を受けようとおもいます。

セラミックメタルボンド、値段はあまり変わらないのですが、自分のの寿命を最優先に考えた場合は、どちらが適してますか?

またどちらがトラブルが起きやすいでしょうか?
どちらでも同じでしょうか?


よろしくお願いします。

佐藤先生、インプラント手術は怖いです・・・。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-05-19 08:38:01
太郎7さん、おはようございます。

セラミックメタルボンドとの比較であれば、セラミックでしょう。

メタルボンドは、との接合面に貴金属を使い、その上にセラミックを焼き付けるものです。

ベースになっている金属の色を遮断するために「オペーク」という透明性の低い色を使うため、歯の透明感が失われやすいです。


>「担当医の得意とする方法」が最も良い治療法です。

というタイヨウ先生の意見も重要なポイントだと思います。
長持ちするかは、材料だけの問題ではないこともあるからです。


>費用をかけるだけの意味があるかどうか

佐藤先生のこの意見もポイントだと思います。

根管治療はOKだとしても、その根の耐久性が低そうだと判断された場合は「保険で済ます」というのも選択肢のひとつです。


あと、長持ちさせるポイントというのは、松山先生の列挙されたポイントを参考にされてください。


なんにせよ、担当医とよく相談されるようにしてください。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-05-19 09:30:14
のちのちの為に。

基本として、タイヨウ先生が書かれているように、主治医の得意なものがベストです。


指針として、

前歯部であれば、ファイバーコア+オールセラミクス

臼歯部であれば、ファイバーコア(orゴールドコア)+
         セラミクスクラウンゴールドクラウン

だと現状(2009年)では思えます。

見えない上顎大臼歯や下顎7番であれば、ゴールドクラウンを私はお勧めいたします。


ただし、状況によって、ハイブリッドもいい場合がありますし、ジルコニア補綴物が向く場合もありますので、思い込みで決定しないようにして下さい。


材料ではなく、どれだけの丁寧な治療が出来る時間と費用がかけられるのか?

材料がどんなに良くても、技工士さんがどんなに上手でも歯磨きがへた、もしくは本来、長期安定な望めないであれば無意味です。

長期安定の決定要素は材料・材質が主ではありません。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-05-19 10:31:42
とりあえず今現在オールセラミックメタルボンドという選択肢が出ておられるようですが、今の風潮だとオールセラミックスが候補に挙がりやすいのでしょうね。


しかし皆さんお書きになっておられるように、お奨め素材というものはありません。

担当した先生が自分の手の内で得意とするものでなければ、素材がどんなに優れていてもその性能を発揮できないでしょう。

上手下手という意味ではなく、その操作に慣れているかどうかだと思います。


なので担当される先生によくお話をお聞きになって、その上でのお奨めとその理由をご説明いただいた方がよいでしょう。




タイトル 歯内療法専門医による治療済み、歯が長持ちするクラウンの素材は?
質問者 太郎7さん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ お勧めの土台(コア)
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
根管治療後の詰め物・被せ物
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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