根管治療した歯の痛み。抜歯・再根幹治療と歯医者2件で診断が異なる

相談者: ○きらきらひかる○さん (33歳:女性)
投稿日時:2009-06-03 00:09:30
初めて相談します。
皆様が余りに専門的なので、つたない文章で恥ずかしいのですが・・・

10年ほど前に根幹治療をした(右下6番)が痛んだ為、治療になりました。
以前にかかっていた歯科がなくなったので、別の所に行きました。



レントゲンでは歯と歯根膜にあたる部位に影(炎症)が見られるとの事でした。

クラウン・土台を取り、根の長さを測る機械を入れた所、測定不可能な位置で痛みがあったようです。

原因として、おそらく穴かヒビがあるので、再度根の治療をするのは困難な状態で、抜歯をと言われました。

以下の記述になりますが、セカンドオピニオン後の受診の際には、説明の時に、

「針金入れて、痛いでしょ?これは歯が穴開いていて、歯茎に中から当たっている」

とも。(これは納得できない説明でした)



抜歯に抵抗があったので、セカンドオピニオンを実家に帰省した時に他の歯科で受けたところ、レントゲンと、歯にヒビなどがないかを見るといって何か薬品をかけて見えました。

その結果、穴などない様だと言われました。
自分なら抜歯せずに痛いなら麻酔して根の掃除して治療すると言われました。


最初の歯科で、再度抜歯をしないでの治療について相談すると、とりあえず薬品を入れて経過を見ることになりました。

その際、穴が開いているかを確認できるような試薬はないと言われました。



質問1:薬品を入れる治療だけで、改善するのか?(だねなら抜歯と言われているので、やっぱりだめだね、といわれるきがして・・)

質問2:ヒビなどがあるかどうかわかる試薬は本当にないのか?セカンドオピニオンの歯科では、何かの液をかけているようだったが・・・・

質問3:抜歯が嫌だからといって、後者の歯科で掃除→土台・クラウンの治療を受けに変更した方が良いか?

質問4:抜歯後、インプラントで失敗することはあるのか?また予後は?

質問5:抜歯以外は困難と前者の歯科医は言われるが、その人の技術ではということか? 
再度の根幹治療は、時間も労力もかかる割りに儲からなくて、面倒だからなのか?



前者の歯科も説明は丁寧なのですが、言葉を選んでいるようで、他にも何か治療法があるような歯切れの悪さも時々感じられます。

説明されるほど、実際何がベストなのかわからなくなってきます。

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-06-03 02:29:19
こんばんは。気になるハンドルネームですね。
一時期、法医学に興味を持った時期がありました。(今は・・・)

回答1:
症状が引くかどうかをみているんでしょう。
治療方法に関しては、担当医に直接聞かれるのがベストです。

回答2:
過酸化水素をかけたんじゃないでしょうか。
亀裂があって出血していれば泡立ちますからね。

回答3:
治療方法は担当医が診査診断に基づいてするものです。
抜歯が嫌な気持ちは分かりますが、その選択が適切かどうかは診ないと分かりません。

回答4:
インプラントに関しては、得意な先生の回答に委ねます。

回答5:
難しい状況であれば「技術」の問題かも知れません。
(治療に保証ができない、という意味です)
面倒だとか儲からないからとか考えているなら「丁寧な説明」はされていないように思えます。

・・・と切れの悪い回答かも知れませんが、参考までに。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-06-03 07:43:33
○きらきらひかる○さまおはようございます。

根管治療をしたが痛くなってきて何とか残せないかと考えていらっしゃるのですね。

クラックであれば大臼歯では私は試みたことがありませんがかなり困難だと思います。

穴(パーフォレーション)も塞ぎやすい場所で大きくなければ可能ですが状況によりけりだと思います。

結局のところ治療が成功すると考えなければ引き受けてくれないと思います。

診断がDrによって違っているようなので診断を確定した後それに対応した治療をすることになると思います。

先ず正確な診断が必要だと思います。


インプラントについては場所的には骨が十分あればそれほど難しくないと思います。


参考になさってください。

歯根破折の接着修復 http://yamadashika.jp/infection.html#a06

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-06-03 13:02:17
そうですね。

文面から想像すると、現実問題としては「非常に保存は困難な」だと思いますよ。
それを何とかして抜かないようにしようと言う事であれば、何らかのリスクを伴うと言うことはご理解ください。


結論から言うと「歯根破折」か「パーフォレーション」と言う状態だと思われます。
歯科用CTまたはマイクロスコープのある歯医者さんで診査してもらうのが確実だと思います。

そう言う前提の上で‥


>質問1:薬品を入れる治療だけで、改善するのか

改善されません。
一時的に腫れや痛みが引くだけで、根本的な改善にはならないでしょう。

上述したように歯科用CTまたはマイクロスコープを見ての診断が「歯根破折」であれば残念ながら「抜歯」が適応になります。
「パーフォレーション」であれば、特殊なセメントMTAセメントなど)で穴をふさぐ方法があります。
(ただし、一般的には保険外治療になります)


>質問2:ヒビなどがあるかどうかわかる試薬は本当にないのか?

吉岡先生も書かれているようにオキシドールを入れて発泡させる方法もありますし、メチレンブルーなどで染める方法もあります。

しかし、微細な破折やパーフォレーションを肉眼で確認する事は不可能に近いですから、ここでもマイクロスコープが必要かと思います。


>質問3:抜歯が嫌だからといって、後者の歯科で掃除→土台・クラウンの治療を受けに変更した方が良いか?

変更しても良いとは思いますが、後者の先生の診断によると思います。


>質問4:抜歯後、インプラントで失敗することはあるのか?また予後は?

もし、破折やパーフォレーションがあるとすれば、長引かせればそれだけ骨が溶かされてしまいますから、インプラント治療は不利になって行きます。

従って、他の一番大切なのは「(早期の)的確な診断」です。



>質問5:抜歯以外は困難と前者の歯科医は言われるが、その人の技術ではということか? 

それもあるとは思いますが‥。


>再度の根幹治療は、時間も労力もかかる割りに儲からなくて、面倒だからなのか?

面倒だと言うよりも山田先生も書かれているように「治療が成功すると考えなければ引き受けてくれない」と言う事だと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ○きらきらひかる○さん
返信日時:2009-06-03 22:56:43
吉岡先生、山田先生、タイヨウ先生丁寧な回答ありがとうございました。

クラックや穴の有無が肝心で、その場合は抜歯もやむを得ない事がわかりました。


ただ、今の歯科では、「おそらく穴かヒビがある状態」とのことでした。
よって抜歯の方針。(マイクロスコープなどは使用していません)


セカンドオピニオンの歯科では、薬品をかけ目視で確認後、根の治療でいけるとの事でした。

なので、いずれにしても先生の勘に頼らなければいけないようです。


私の地域の歯科では、残念ながら歯科用CTや、ラバーダムを使用している医院は聞いたことがありません。

ここで勉強すると、不安が解消されると同時に新しい不安と疑問が出てきて大変です(笑)

別のの治療方針でも差があるので、別にスレッドを立てます。

その治療方針に対しての回答も含めて、どちらの歯科にするか決めようと思います。



タイトル 根管治療した歯の痛み。抜歯・再根幹治療と歯医者2件で診断が異なる
質問者 ○きらきらひかる○さん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯が抜けた・抜く予定 その他
根管治療の失敗・再治療
根管治療後の痛み
根管治療その他
根の穴・穿孔(パーフォレーション)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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