差し歯装着後も痛みが続く。歯茎を切って治療or差し歯を取って治療?
相談者:
ごんさん (30歳:男性)
投稿日時:2009-06-07 16:57:52
はじめまして。
宜しくお願いします。
3ヶ月ほど前から前歯の神経を取る治療を開始し、2ヶ月ほど前に差し歯を入れました。
しかし治療終了後も差し歯に触れると鈍い痛みがあります。
(差し歯の根本部分より先端部分に触れるほうが痛みが大きいです)
歯茎に触れても痛みはありません。
治療して頂いた歯科医院に相談しレントゲンを撮りましたが異常は見当たらないとのことで、とりあえず抗生物質を処方して頂きました。
しかし今現在も痛みは引いていません。
●先生には歯茎を切って治療するか、差し歯を取って治療するか、と言われたのですがこの治療の選択は患者ができるものなのでしょうか?
●自分は歯科恐怖症で長時間の治療が困難なのですが、この場合の歯茎を切るという治療は大掛かりな手術になるのでしょうか?
●あと話は変わりますが、その痛みのある差し歯でもうひとつ気になる点があります。
歯茎側の根元の部分に隣の歯と1ミリほどの隙間がある(先端部分は隙間はありません)のですが、これは差し歯の形に問題があるということでしょうか?
以前はそんな隙間は無かったので気になりました。
ご返答宜しくお願い致します。
宜しくお願いします。
3ヶ月ほど前から前歯の神経を取る治療を開始し、2ヶ月ほど前に差し歯を入れました。
しかし治療終了後も差し歯に触れると鈍い痛みがあります。
(差し歯の根本部分より先端部分に触れるほうが痛みが大きいです)
歯茎に触れても痛みはありません。
治療して頂いた歯科医院に相談しレントゲンを撮りましたが異常は見当たらないとのことで、とりあえず抗生物質を処方して頂きました。
しかし今現在も痛みは引いていません。
●先生には歯茎を切って治療するか、差し歯を取って治療するか、と言われたのですがこの治療の選択は患者ができるものなのでしょうか?
●自分は歯科恐怖症で長時間の治療が困難なのですが、この場合の歯茎を切るという治療は大掛かりな手術になるのでしょうか?
●あと話は変わりますが、その痛みのある差し歯でもうひとつ気になる点があります。
歯茎側の根元の部分に隣の歯と1ミリほどの隙間がある(先端部分は隙間はありません)のですが、これは差し歯の形に問題があるということでしょうか?
以前はそんな隙間は無かったので気になりました。
ご返答宜しくお願い致します。
回答1
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2009-06-07 18:06:25
治療して間もない歯が痛み出すと不安ですね。。。
さて、
>●先生には歯茎を切って治療するか、差し歯を取って治療するか、と言われたのですがこの治療の選択は患者ができるものなのでしょうか?
歯ぐきは切らない方がいいですよ。
可能であれば差し歯を取って治療すた方がいいですよ。
外科処置(歯根端切除術、外科的歯内療法)を先にしてしまうと通常の根の治療は不可能に近くなります。
>●自分は歯科恐怖症で長時間の治療が困難なのですが、この場合の歯茎を切るという治療は大掛かりな手術になるのでしょうか?
であれば更に、先にもう一度根の治療をしましょう。
でも根の治療は非常に細かく難しい治療なので、根の治療だけ根の治療が得意な先生の歯科医院に通うのも1つの方法です。
歯ぐきはまだ切らない方がいいですよ。
最終手段はまだ取っておくべきです。
>●あと話は変わりますがその痛みのある差し歯でもうひとつ気になる点があります。
>歯茎側の根元の部分に隣の歯と1ミリほどの隙間がある(先端部分は隙間はありません)のですが、これは差し歯の形に問題があるということでしょうか?
>以前はそんな隙間は無かったので気になりました。
歯ぐきが下がって被せ物と歯の移行部が見えてきているのだと思います。
お大事に
さて、
>●先生には歯茎を切って治療するか、差し歯を取って治療するか、と言われたのですがこの治療の選択は患者ができるものなのでしょうか?
歯ぐきは切らない方がいいですよ。
可能であれば差し歯を取って治療すた方がいいですよ。
外科処置(歯根端切除術、外科的歯内療法)を先にしてしまうと通常の根の治療は不可能に近くなります。
>●自分は歯科恐怖症で長時間の治療が困難なのですが、この場合の歯茎を切るという治療は大掛かりな手術になるのでしょうか?
であれば更に、先にもう一度根の治療をしましょう。
でも根の治療は非常に細かく難しい治療なので、根の治療だけ根の治療が得意な先生の歯科医院に通うのも1つの方法です。
歯ぐきはまだ切らない方がいいですよ。
最終手段はまだ取っておくべきです。
>●あと話は変わりますがその痛みのある差し歯でもうひとつ気になる点があります。
>歯茎側の根元の部分に隣の歯と1ミリほどの隙間がある(先端部分は隙間はありません)のですが、これは差し歯の形に問題があるということでしょうか?
>以前はそんな隙間は無かったので気になりました。
歯ぐきが下がって被せ物と歯の移行部が見えてきているのだと思います。
お大事に
回答2
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2009-06-07 19:12:47
さて、大変困った問題ですね。
基本的には井野先生のご意見に同意です。
治療の順番としては、非外科から初めて、それでもダメなら外科を行うほうが理想的です。
ただし、今の先生がキチンと根管治療をしておられるのであれば、現状から考えて外科となります。
しかし、外科を行う前に、できうる限りの非外科を行う事も大事なことだと思います。
私の懸念は、根っこに通常の検査では見つからないひび割れが発生していることです。
この場合は悲しいですが、抜歯になります。
完全無欠ではありませんが、何度もレントゲンを角度を変えて撮影したり、CT撮影をしてみて、原因を確実にしてから、次のステップである被せモノを破壊しての根管治療や外科での根っこの先端の切除を行うほうが、ベターだと思います。
ただ、いくら調べてもわからないこともありますので、過剰な期待をされないこともご理解下さい。
ジョーカー的な検査も治療もないのが現状の医学です。
できればキチンと、なぜ?その痛みが発生しているのか?
を突き止めてから次の処置に移行されることをお勧め致します。(可能な限りですが)
井野先生のおっしゃられるように、根管治療の専門医の先生に相談されることも場合によっては有効だと思います。
歯科医師としては、もしも可能なら、試験開腹的な行為が許されるとすれば、歯ぐきを切って、根っこの周りで何がどうなっているのか?実際に確認したいのです。
ことほど左様に原因の追及が困難な場合もあることは、お含みおきくださいませ。
お大事になさって下さいね。
基本的には井野先生のご意見に同意です。
治療の順番としては、非外科から初めて、それでもダメなら外科を行うほうが理想的です。
ただし、今の先生がキチンと根管治療をしておられるのであれば、現状から考えて外科となります。
しかし、外科を行う前に、できうる限りの非外科を行う事も大事なことだと思います。
私の懸念は、根っこに通常の検査では見つからないひび割れが発生していることです。
この場合は悲しいですが、抜歯になります。
完全無欠ではありませんが、何度もレントゲンを角度を変えて撮影したり、CT撮影をしてみて、原因を確実にしてから、次のステップである被せモノを破壊しての根管治療や外科での根っこの先端の切除を行うほうが、ベターだと思います。
ただ、いくら調べてもわからないこともありますので、過剰な期待をされないこともご理解下さい。
ジョーカー的な検査も治療もないのが現状の医学です。
できればキチンと、なぜ?その痛みが発生しているのか?
を突き止めてから次の処置に移行されることをお勧め致します。(可能な限りですが)
井野先生のおっしゃられるように、根管治療の専門医の先生に相談されることも場合によっては有効だと思います。
歯科医師としては、もしも可能なら、試験開腹的な行為が許されるとすれば、歯ぐきを切って、根っこの周りで何がどうなっているのか?実際に確認したいのです。
ことほど左様に原因の追及が困難な場合もあることは、お含みおきくださいませ。
お大事になさって下さいね。
回答3
回答日時:2009-06-07 19:33:57
こんにちは。
入れたばかりの歯ですか、、担当の先生にとっても判断の難しいところでしょうね。
症状が軽減してくる様子があれば経過観察でも良いと思いますが。
他の先生方も書かれている通り、まずは原因の追究が重要ですね。
診査・診断を出来るだけしっかりして、治療方針を立てたいところです。
それでやはり何か治療をしないといけない、と判断したら、出来ればファーストチョイスは再根管治療(差し歯を取って治療)となりますよね。
ですが当然そう何度も出来るものではありませんから、慎重に行ってもらって下さい。
参考⇒根管治療
そもそも今回の根管治療が十分丁寧であったとか、例えばコアが太すぎる、長すぎる、など、あまりにもリスクが高いと判断した場合は、歯根端切除術も候補となりますが、これこそ一発大勝負と考えて、そこらへんではやらない方がいいと思いますよ。
長時間の治療が困難とのことですが、私の場合根管治療は1回あたり90分ぐらい×数回、歯根端切除術は90〜120分ぐらいでしょうか。
麻酔が効き始めれば、後は寝てて貰って大丈夫なんですけどね^^;
精神的には再根管治療の方がまだ楽だと思いますよ。
お大事にどうぞ。
入れたばかりの歯ですか、、担当の先生にとっても判断の難しいところでしょうね。
症状が軽減してくる様子があれば経過観察でも良いと思いますが。
他の先生方も書かれている通り、まずは原因の追究が重要ですね。
診査・診断を出来るだけしっかりして、治療方針を立てたいところです。
それでやはり何か治療をしないといけない、と判断したら、出来ればファーストチョイスは再根管治療(差し歯を取って治療)となりますよね。
ですが当然そう何度も出来るものではありませんから、慎重に行ってもらって下さい。
参考⇒根管治療
そもそも今回の根管治療が十分丁寧であったとか、例えばコアが太すぎる、長すぎる、など、あまりにもリスクが高いと判断した場合は、歯根端切除術も候補となりますが、これこそ一発大勝負と考えて、そこらへんではやらない方がいいと思いますよ。
長時間の治療が困難とのことですが、私の場合根管治療は1回あたり90分ぐらい×数回、歯根端切除術は90〜120分ぐらいでしょうか。
麻酔が効き始めれば、後は寝てて貰って大丈夫なんですけどね^^;
精神的には再根管治療の方がまだ楽だと思いますよ。
お大事にどうぞ。
相談者からの返信
相談者:
ごんさん
返信日時:2009-06-07 20:27:33
井野先生、佐藤先生、渡辺先生、早速のご返答ありがとうございます。
大変参考になりました。
とりあえずは歯茎を切るという治療はしないことにします。
また場合によっては病院を変えることも考えたいと思います。
ご丁寧なご返答ありがとうございました。
大変参考になりました。
とりあえずは歯茎を切るという治療はしないことにします。
また場合によっては病院を変えることも考えたいと思います。
ご丁寧なご返答ありがとうございました。
タイトル | 差し歯装着後も痛みが続く。歯茎を切って治療or差し歯を取って治療? |
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質問者 | ごんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み 歯科治療後の歯の痛み 根管治療後の痛み 歯根端切除術 クラウンを被せた後の痛み 痛みがある状態での治療終了 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。