14歳、2年前に矯正を終え観察中。12歳臼歯が上下反対に生えてしまった

相談者: misaoさん (14歳:女性)
投稿日時:2009-06-04 11:44:03
現在14歳の息子のことでご質問です。

上下の反対咬合ということで、10歳の頃より矯正をはじめ、二年前に一応終了致しましたが、その後も、まだ乳歯の生え変わりが完全でないため、五か月に一度、診せに行くという形を続けておりました。

今回も四か月ぶりの診察で、以前は

「次回でもう診察終了となるので、印鑑お持ちの上、保護者の方も一緒にご来院下さい」

とのことでしたので、すっかり完治しているものと思っていました。


ところが、いざ診察して頂くと。

12歳臼歯が、左右とも上下が反対側に生えそろってしまい、(上が外側に、下が完全に内側に向いています)今のところ特に影響はないが、長い目で見ると、矯正した方がいいかもしれない・・・とのことでした。

年齢もあがって、今から、器具が見えるタイプの矯正をするのは、しかも本人にとっては、見えない部分の奥歯のために、改めて治療を開始するのを躊躇しております。


担当医も、絶対必要とまではおっしゃらず、費用もかかる(三十万程度)ことなので、こちらの意思にまかせる、とのことでした。

奥歯だけのために、再度二年近く、器具をつける必要性があるのかどうか、又、しなかった場合のリスクはどの程度のものなのか、アドバイス頂けたらと思います。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-06-04 12:13:04
治しておいた方が絶対に良いですよ。

それこそ診てみないとわかりませんが、クロスバイトゴムという方法で早期なら比較的簡単に治りますし、クロザートと言う人の名前で言われている装置(取り外しがきく、目立たない)でも出来ます。

クロスバイトゴムは、左右で8万円くらいでしています。
2年もかかりません。
半年も有れば改善し、あとは様子見です。


>10歳の頃より矯正をはじめ、二年前に一応終了致しましたが、

私なら永久歯列が完成するまでを一区切りとして、治療する概念でいますので。。。ヘーと言う感じです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: misaoさん
返信日時:2009-06-04 18:30:49
松山先生、ご回答ありがとうございます。

左右で八万円くらい、治療期間も半年という方法もあるとのこと、それなら・・・という気持ちにはなりました。

でも、今までかかっていた矯正歯科で治療を続けるとなると、やはり30万円くらいかかってしまいそうです。


こういう差が出るのは、やはり先生によりけりで、仕方ないことなのでしょうか?

ある程度、今までかかっていた御恩も顧みず、他の医院を当たってみることは、必ずしも悪いことではないのでしょうか?


あまりの金額の違いに、再度悩んでおります。
引き続きアドバイスお願い致します。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-06-04 18:50:18
misaoさまこんばんわ。

反対咬合が治ったと思っていたところ、まだ引き続き治療をしたほうがいいとのことで、戸惑っていらっしゃるのですね。

拝見していないのでなんともいえませんが、不正咬合は形態的な異常なので日常生活に不都合がなければ、あえて治す必要はありません。


ただお子様がまだ14歳なので、これから成人した時にどのように考えられるかはわからないところではあります。

また14歳ですとそろそろ思春期なので男の子ですと、なかなか難しい年齢に差し掛かってくる頃かもしれません。

個人的な差も大きいため、一概にこうした方がいいともいえないところです。


御承知のとおり矯正治療は長期間にわたる治療が必要な場合が多いため、本人が承諾していないのをいやいやさせても成功はおぼつかないでしょう。

反対咬合ということなので、骨格性のものか機能性のものかも重要な判断基準となります。


文面からは臼歯部反対咬合との事なので、相当困難な症例かもしれません。

現在かかっていらっしゃる歯科医の腕には、少し荷が重いような感じがします。


出来れば熟練した矯正家の意見を一度お聞きになったほうがいいように思います。

参考になさってください。

回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-06-04 21:32:42
1 矯正は引き受けるときには一応永久歯列が完成するまでを一区切りとします。

すなわち第二大臼歯萌出して、永久歯列完成まで責任を負うというのが基本のはずです。

ただし部分矯正、抑制矯正の概念で部分的に治療する事にして、あとは成長の様子を見ると言うことで、話し合いにより決めることも有ります。


私でしたら、親知らずの抜歯「大抵必要、矯正中の早期抜歯胚)まで」、含めて治療します。

7番の萌出、永久歯列完成までの説明を受けていたのでしょうか。



2 <10歳の頃より矯正をはじめ、二年前に一応終了致しまたが>、

いま14才、2年前は12才、萌出の遅い子は第二大臼歯が萌出していない事も有るし、萌出していても保定期間2年として、現在の年令になります。
だから”ヘーと言う感じ”と記したのです。


3 いわゆる下顎前突反対咬合は、奥歯では下顎が手前に位置する事により、下顎が外、上顎が内の咬み合わせ(奥歯の反対咬合)になります。
息子さんはその反対ですね。

と言うことは下顎の前突度も弱いはずで(文面から伺える、早期に終了させて事等から)、おそらく?級の噛みあわではないでしょうか。


4 治療は絶対にしておいた方が良いです。
その場で歯列がクロスするのですから、鋏状咬合と言うくらいですから。

奥歯の咬合高径が減少し、不正咬合と相まって、顎関節症になる事が有ります。


5 下の親知らずがある可能性が高いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: misaoさん
返信日時:2009-06-10 10:08:32
山田先生、書き込みありがとうございます。

下の子どもが胃腸風邪になり、パソコンを使えず、お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。

日常生活に支障がなければ、治療の必要がない、とのこと。
そうであれば金銭的にも、本人の精神的負担もなく、有難いのですが・・・・。

いずれにしても、現在の担当医では腕不足かもしれないというのであれば、治療途中ではありますが、他の矯正歯科を訪ねてみる必要があるのかも・・・と、思ってまいりました。



松山先生、再度の書き込み、ありがとうございます。

おそらく、息子の第二大臼歯の生え始めが遅く、それまでに、今までの矯正治療が終了してしまったため、様子見をしていた期間が長くかかり、当初の説明の記憶が薄れ、第二ステージに入らずに、治療終了するかもしれない、と思い込んでしまっていたのかもしれません。

先生も、最後の最後に第二大臼歯がこんな状態で、生えてくるとは思ってもおられなかったので、次回は、治療終了の説明・・とおっしゃったのだと思います。


いずれにしても、この上下合わせ四本のが、他の治療済みの歯並びに悪影響を及ぼすことがあるのであれば、治療を続ける必要があるという理解をしております。

治療費のこともあり、まだ悩み中ですので、もう少しご意見頂けたら・・・と思います。
回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-06-10 10:23:47
矯正は引き受けるときには一応永久歯列が完成するまでを一区切りとします。

すなわち第二大臼歯萌出して、永久歯列完成まで責任を負うというのが基本のはずです。

ただし部分矯正、抑制矯正の概念で部分的に治療する事にして、あとは成長の様子を見ると言うことで、話し合いにより決めることも有ります。


私でしたら、親知らずの抜歯「大抵必要、矯正中の早期抜歯胚)まで」、含めて治療します。

7番の萌出、永久歯列完成までの説明を受けていたのでしょうか。」


再掲です。
どのような約束事であったかが、問題でしょう。




タイトル 14歳、2年前に矯正を終え観察中。12歳臼歯が上下反対に生えてしまった
質問者 misaoさん
地域 非公開
年齢 14歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
小児矯正(子供の矯正)
噛み合わせに関するトラブル
子供の歯列矯正
鋏状咬合(シザーズバイト)
回答者




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