フッ素入りでない歯磨き粉が乳歯の虫歯の悪化を招いたのでしょうか?

相談者: まめ子さん (5歳:女性)
投稿日時:2009-06-06 23:42:30
最近、子ども2人に虫歯を発見し治療に通っています。

特に5歳の長女は3本銀歯になり、そのうち1本は神経を抜きました。

に関する知識があまりになかった自分を責め続ける毎日です。
お恥ずかしい話、定期健診に行くという概念も全くなく、日々の仕上げ磨きだけで済ましていました。

1年前に保育園の健診で虫歯なしの結果をもらってから1年。
こんなに大量の虫歯を発生させたことに責任を感じ、毎日眠れません。



こちらの掲示板をいろいろ見て、できることを実践しています。
保育園で出るおやつ以外はあまりあげていません。

とにかくごはんに主を置いて小魚、野菜を増やし、デザートを欲しがる時はりんごなど果物にし、食べたらフロスフッ素入りは磨き粉で歯磨き

寝る前にフッ素入りスプレーとキシリトールのタブレットを食べさせています。

2歳の下の子は前歯2本の上の部分にサホライドをしました。
銀歯と黒くなった歯を見るたびに、本当に落ち込んでしまい眠れず食べれず・・・
母親失格ですが、少しずつ前を向いていけたらは思っています。


おやつの与え方、仕上げ磨きの仕方に問題があったと思います。

おやつをたくさん食べても、ごはんはきっちり食べ、野菜も大好きで好き嫌いのない子ですので油断していました。

おやつに関しては自分も反省すべきところがあったと思ったのですが、気になるのは歯磨き粉の成分をなるべく子どもの体に負担にならないようにわざと低刺激を選んで使用していました。
それにフッ素が入っていないことに気づかずに。

これにより虫歯の進行が進み、悪化してしまったのでしょうか。

子どものためと思い使っていた低刺激の歯磨き粉が、逆に虫歯を増やしてしまった原因ではととても気になり投稿させていただきました。

パッと見て見える部分の歯はきれいだと小児歯科では言われました。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-06-07 01:22:28
こんにちは。

・・とは言っても、お子さんの虫歯を完全に防ぎきるのは、私たちでも難しいことですから、あまり気を落とさずに・・。



予防の方法については、担当の先生や衛生士さんのお考えもあるでしょうし、話を聞く人によってちょっとずつ違いますから、パートナーを決めて相談しながら進めて下さい。

個人的にちょっと感じたところだけ。



>寝る前にフッ素入りスプレーとキシリトールのタブレットを食べさせています。

フッ素入りスプレーはいいと思いますが、フッ素は唾液や水で流れてしまいますから、キシリトールのタブレットはどうなんでしょう??

ここでどなたか勧めてました?

例えば外で間食して、その後放置するぐらいならキシリトールのタブレット(※砂糖が入ってなくて、唾液は出てくるので)でも・・と言うレベルかと思います。



>それにフッ素が入っていないことに気づかずに。
>これにより虫歯の進行が進み、悪化してしまったのでしょうか。

虫歯の原因は色々挙げられますし、ひとつの理由ではありません。
フッ素のせいだけではないですし、努力はしても防ぎきれないことはありますよ。

無理せず無理させず、少しずつ頑張って下さい。



こうしてお子さんのために色々調べておられるだけでも、十分ご立派だと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-06-07 01:44:20
まめ子さまこんばんわ。

お子さんのむし歯が見つかって責任を感じて落ち込んでいるのですね。

子育ては失敗の連続です、失敗は成功の母という諺もあります。きっと成功すると思います。

乳歯は必ず永久歯に生え変わります。
有る意味これは神様がくれた一大チャンスです。

これを利用しない手はありません。

実際にむし歯が見つかって考え始めたでしょう。
これこそ成功の糸口が見つかるチャンスを捕まえた事になります。


さてむし歯を作ってしまった原因ですが結局の所お菓子の量と食べ方が不適切だったということだと思います。


「時間を決めて、お母さんが決めた量を食べる」これに尽きます。

だらだら食いはよくありません、決して歯磨剤のせいではありません。



私は歯磨剤はお使いにならないよう強く言っています。
歯磨剤など何のむし歯予防にもなりません。
フッ素などむし歯予防には一向に役に立ちません。

もし歯磨剤がむし歯予防や、歯周病予防に有効なら日本人にはむし歯や歯周病はほとんど無いはずです。
ましてやこんなサイトも必要などないでしょう。

しかし現実はこのサイトも大盛況です。
これはとりもなおさずむし歯や歯周病で困っていらっしゃる方がごまんといることを示しています。

かく言う私はここ40年ほど歯磨剤は使ったことがありませんし、家内も結婚して以来全く歯磨剤は使っていません。

私の4人のかわいい子豚たちもほとんど使っていません。
とにかく我が家には歯磨剤と炊飯器と味の素はないのですから。


参考:
ノンペーストノンウオーター http://yamadashika.jp/prevent08.html#04
むし歯が出来てしまいました http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1287
永久歯むし歯ゼロを達成したお子様 http://yamadashika.jp/smile_02.html 

私が言っている方法を実践なさったら絶対に永久歯にむし歯は出来ません。
きっと永久歯むし歯ゼロは達成できますよ。

疑問があればいつでも質問なさってください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-06-07 02:15:39
まめ子さん、こんばんは。

子育てに一生懸命なのが、よく分かります。

個人的にお伝えしておきたいことを書かせてもらいます。

「よく噛む」ことができるような食事にしてあげてください。
唾液ムシ歯を作る要素全てに関連してきます。

もし「口呼吸」しているようなら、閉じるよう躾けて下さい。
「口呼吸は百害あって一利なし」です。

私見もたっぷり入っていますが、予防の勉強の一助になれば幸いです。
参考⇒ http://www.breath-design.com/?cid=62079

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-06-07 22:22:25
歯磨き粉の成分をなるべく子どもの体に負担にならないようにわざと低刺激を選んで使用していました。
>それにフッ素が入っていないことに気づかずに。
>これにより虫歯の進行が進み、悪化してしまったのでしょうか。

フッ化物が添加されていなかったのでしたら、むし歯予防にはまったく貢献していなかった可能性は高いとは思います。

ですが、歯磨剤の使用によりより虫歯を悪化させることはさすがにないと思います。

フッ化物の使用により虫歯が減ることは疑う余地がありませんので、とりあえず今後もフッ化物の使用は続けられたほうが良いと思います。

また、統計的に虫歯と最も相関が高いと考えられているのが、特に砂糖を含んだ食品の摂取の仕方ですから、その点も引き続き注意されると良いと思います。

必要とされる努力に相当の個人差はありますが、虫歯の予防が不可能なほど虫歯になりやすい人というのはおそらくいないと思います。


有効なことを持続的に行なうことが大切ですから、

渡辺先生>
>無理せず無理させず、少しずつ頑張って下さい。

ということになると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まめ子さん
返信日時:2009-06-08 22:30:17
先生方、返信ありがとうございます。
こんなにたくさん回答して頂けて感謝しています。

森川先生の

フッ化物が添加されていなかったのでしたら、むし歯予防にはまったく貢献していなかった可能性は高いとは思います。

という意見ですが、やはりショックです。
これによって虫歯からを守りきれていなかったのですね。
虫歯を大きくしてしまった原因の1つでしょうか?


山田先生の意見もとても参考になりますが、磨き方にも自信がない私がこの歯磨き粉を使って磨いていたのは、全然予防になっていなかったということのような気がします。

正直とてもショックです。
甘いものをたくさん食べてフッ素を塗りに歯医者へ通っている友人の子は全然虫歯がありません。

やはりフッ素なんでしょうか・・・
フッ素にもいろいろな意見があるのはいろいろ調べたのでわかりましたが・・・


渡辺先生、キシリトールのタブレットはネットで見ました。
何もしないよりはいいかと思い食べさせています。
アメを一切やめた子どもが、これをあげると喜ぶので・・・

そうですね、無理せず無理させず。
いい言葉をありがとうございます。



吉岡先生、よく噛む料理を心がけていきたいと思います。
次女は生まれてからよだれかけを必要としたことがほぼないので、ひょっとしたら分泌量が少なく虫歯になりやすいのかもしれません。

長女は2歳までおしゃぶり、次女は2歳前まで指しゃぶりをしていたので、鼻呼吸にはなっていると思います。


山田先生の食生活には興味があり、今日も保育園から帰ってきて夕ゴハンまでの間のおやつがわりにキュウリのスティックを用意すると2人とも喜んで食べていました。

おやつを家であまりあげなくなってから、ひどいもので保育園からの帰宅後いつも

「おやつーー」

と言っていた次女が、

「ごはんーー」

と言うようになりました。

砂糖の摂取量が高い子は将来キレやすくなるというのも本で読み、今までの食生活を改善していこうと思っています。


これから予防をがんばっていきたいと思います。

でもやはりフッ素入りの歯磨き粉を使ってなかったのが全く予防になってなかったことを知りとてもショックです。

フッ素入りを使っていたら、神経を抜くまでひどい虫歯にはならなかったのでしょうか?
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-06-09 00:07:41
フッ素入りを使っていたら、神経を抜くまでひどい虫歯にはならなかったのでしょうか?

これに関してですが・・・


>>定期健診に行くという概念も全くなく、日々の仕上げ磨きだけで済ましていました。

・・・という要素が一番大きいと思います。

なってしまったものは仕方ないですから、今からでも遅くないので、定期健診と予防をやって「永久歯ムシ歯なし」にされれば良いと思います。

歯医者には定期健診で行くものだ」という習慣が身につけば、80歳になって20本以上のを残すことは難しくないと思います。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-06-09 02:55:17
>「ごはんーー」と言うようになりました。

お菓子を与えない食生活に転換するとご飯をもりもり食べるようになり、体が丈夫になって風邪を引きにくくなってきますよ。

体を作るのは食べ物であって、お菓子ではありません。

>砂糖の摂取量が高い子は将来キレやすくなる

迷信でしょう、人の弱みにつけ込む嫌な人種の主張です。

>でもやはりフッ素入りの歯磨き粉を使ってなかったのが全く予防になってなかったことを知りとてもショックです。

フッ素が決して悪いとは申しませんが、あくまでも真っ当な食生活になるよう意識して子育てをなさってください。
フッ素はあくまでも補助的なものです。

無くったって全く問題はありません。
私の四匹の子豚はフッ素など全く使っていません。

というよりそんなもの面倒くさくってやってられませんでした。

一人ひとりが自分で自分のを磨いて、お菓子を食べ過ぎない育て方をしたから、がみがみ言わなくってもむし歯などほとんど出来ませんでした。

四人で合計2本だけです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まめ子さん
返信日時:2009-06-09 22:39:37
吉岡先生、山田先生、ありがとうございます。

やはり予防が足りなかったんだと実感しました。
甘いおやつを食べ、定期健診に行かずに虫歯なしで過ごしているのは無理だったんですね。

でもフッ素スプレーしてるだけで歯医者にも行かないのに虫歯がない知り合いの子の話を聞くと、フッ素入りの歯磨き粉を使ってなかった自分を責めてしまいます。

去年の夏ごろまではフッ素入りを使っていました。
それまでは虫歯はありませんでした。

たまたま目にした低刺激でフッ素の入っていない歯磨き粉を使い始めたのが夏ごろで、今こんなにひどい虫歯ができたということは、やはり歯磨き粉に原因があったように思います。

先生方の返信を読むとおやつの摂取、定期健診に行ってなかったことが大きな原因とは思うのですが、やはり歯磨き粉の選択が間違っていたと思うと心が痛いです。


今日の保育園のおやつはビワだったそうです。

保育園へ行った日は家ではおやつゼロにしていますので、今日は砂糖の摂取がほとんどなかったと思います。

保育園では甘いおやつと、お好み焼きやおにぎりをおやつとして食べさせるのは週にすると半々くらいみたいです。

最近は砂糖の入ったものを食べさせるのが怖くてたまりません。
ほどほどにとは思うのですが、神経を取った・ほかの治療した歯が永久歯まで持ってくれるのかどうかが心配で・・・

これからがんばってケアしておやつの量もコントロールし(アメ・チョコなどはあげるつもりはないです)、歯医者に健診にこまめに通うとすると、これらの歯は永久歯まで持ちますでしょうか?(奥歯もあります)
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-06-09 23:56:59
こんばんわ。

少々勘違いなさっているようなので誤解なさらないように書き込みをしておきます。

定期健診はなんらむし歯予防にはなりません。
歯医者で定期健診を受けた所で歯科医院に魔法の予防薬が漂っているわけではありません。

せいぜい早めにむし歯が見つかるだけです。
むし歯になってしまえばむし歯予防にはならないでしょう。

早期発見になるだけです。
そして早期治療をしてフッ素を塗っておしまい・・・。

結局治療跡が増えるだけです、大切なのは早期発見早期指導です。



乳歯は必ず生えかわります。

決してむし歯の永久歯が生えてくるわけではありません。

生えてきた永久歯をむし歯にしなければ、永久歯むし歯ゼロは可能です。
したがって定期健診で一番大切なのはお口の中がむし歯になりにくい状態が維持できているか専門家に見てもらうことなのです。

そしてもし問題が有るならどのような解決策が有るかアドバイスを受けることです。
決してフッ素を塗布することではありません。

新たなむし歯を作らない生活習慣が出来ているか否かを見極めることが本来の目的だと私は考えています。
むし歯が見つかってしまっては手遅れでしょう。

>定期健診に行くという概念も全くなく

というより歯科医自身が定期健診について誤解あるいは曲解しているのが原因だと考えています。



甘党には育てない(三歳まではお菓子は取っておく)。

三歳すぎるとお菓子は与えてもいいが一日一種類一個にしておく。

この二つに尽きます、歯磨きはその次フッ素はその次の次になります。

参考:
定期健診についての私の考え方 http://yamadashika.jp/check.html

早期発見早期指導 http://yamadashika.jp/dr.html#link03

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2009-06-10 00:08:00
>大切なのは早期発見早期指導です。

同意。

ムシ歯探しの定期ムシ歯検診」では、良い結果は得にくいでしょう。

定期的にチェックしてもらって、必要な指導を受けられて下さい。

食事指導や生活指導もちゃんとやってくれるようなら安心ですね♪

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2009-06-10 00:28:14
蛇足です。

私が思うに歯科における定期健診は患者を囲い込むためにせっせとリコール葉書を出して付いてもしない歯石をカリカリとって、ろくに生活指導もせずむし歯が出来たらがりがり削って詰めておしまい、よくてもフッ素を塗るだけ、という印象を持っています。

どこの内科にリコール葉書などよこす所がありますか。
そんな事していては患者さんであふれかえってやっておれないでしょう。

またリコール葉書が来て医療機関を受診した場合は初診料は必要ありません。
もし初診料を算定されたら療養担当規則に抵触します。

役人が嗅ぎ付けばおそらく保険医停止になります。


以上歯科医主導の定期健診に懐疑的な私の独善的な意見です。

参考になさってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まめ子さん
返信日時:2009-06-11 21:58:52
先生方、大変ありがとうございました。

ここ数週間、家ではおやつをあげず、ごはん中心の食生活を送っています。
もちろんジュースもあげていません。
麦茶か牛乳です。

虫歯を作らない環境づくりをがんばっていきたいと思います。

実はまだ娘の銀歯や黒いを見るたびにノイローゼ気味です。
もう1本神経を抜かなくてはならないかもしれないと聞き、また激しく落ち込んで、家族に迷惑をかけてしまいました。

本当に弱い母ですが、永久歯虫歯ゼロを目指して、少しずつ家族でがんばります。
本当にありがとうございました。
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2009-06-11 22:09:32
定期的にフッ化物の塗布を行なうことがむし歯予防に有効であることは世界的にも認知されており、治療した虫歯の本数の要件が満たされれば、予防処置であるにもかかわらず保険適応になる場合もあります。

ですので、かりにフッ化物を塗るだけであっても十分に意義はありますし、それ以外のむし歯予防の指導等がなされないことも、通常有り得ないと思います。


山田先生のようなお考えの先生もおられるかもしれませんが、あまり一般的な考え方ではないと思います。


それから、療養担当規則に初診料に関する項目はなかったと思います。

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2009-06-12 00:37:32
>あまり一般的な考え方ではないと思います。

あまり一般的な考えではないかもしれませんが、一番真っ当な考え方です。


>療養担当規則に初診料に関する項目はなかったと思います。

お気おつけあそばせ。

回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2009-06-12 08:58:54
山田先生>

>あまり一般的な考えではないかもしれませんが、一番真っ当な考え方です。

先生とは考え方の異なる歯科医師の大半も、みな自身の考えが正当だと考えているはずです。
根拠に基づかない話をしても、あまり意味はないと思います。


>>療養担当規則に初診料に関する項目はなかったと思います。

>お気おつけあそばせ。



保険医療機関及び保険医療養担当規則の第何章の第何条に抵触しているのでしょうか?

診療報酬の適切・不適切な請求に対して療養担当規則違反を問うことは一般的にはないように思いますが

回答 回答13
  • 回答者
回答日時:2009-06-12 09:17:31
>根拠に基づかない話をしても、あまり意味はないと思います。

どの点が根拠に基づかないと仰るのでしょうか。

保険医療機関及び保険医療養担当規則の第何章の第何条に抵触しているのでし
>ょうか?

私にお聞きになるより千葉県の技官に尋ねて見られるのが一番確実だと思います。

回答 回答14
  • 回答者
回答日時:2009-06-12 09:49:54
まあ、山田先生と森川先生のバトルは相変わらずとして‥勝手にやっていてください。(^。^)


ちょっと割り込みます。


僕は山田先生の意見に(ほぼ)同意です。
しかし、山田先生の考えに否定的な部分もあります。


一般的に行われている「定期健診」に関しては、僕も山田先生とまったくの同意見です。

 「指導もせず」
 「リコールハガキで患者を呼び出し」
 「チェックして虫歯があれば削る(せいぜいフッ素塗布)」

と言う繰り返しでは「患者を囲い込むため」だけのように思います。

そして
 「定期健診に通っていれば安心だと思っていたのに虫歯が広がってしまった」
と言われる患者さんの多くはこのパターンです。

残念ながら「まったく無意味な行為」だと。


しかし、定期的に歯科医院に足を運び、メインテナンスを受けると言う事が全く無意味な行為だとは思いません。

山田先生は「100%磨き」を推奨されているようですが、僕は「そんなの楽しいの?」と。

歯磨きが人生で一番楽しい?」
「虫歯にならない事が一番大切?」(もちろん、ならないに越した事はありませんが‥)

もっと楽しいこと、大切な事があるでしょう?

僕は「セルフケアは80%でいい」と思っています。
(リスクの高い方はもうちょっと頑張ってね)

お友達とお食事に行って、楽しく過ごしたいじゃないですか。
お酒飲んで酔っ払って帰って、気持良く寝ちゃってもいいじゃないですか。

多少、磨き残しが合ってもいいと思うんですよ。

その代り「年に数回はプロのクリーニングを受けてください」と。

その時にはブラッシング指導もします、虫歯、歯周病のチェックもします、必要に応じてレントゲン検査なども行います。

ウチでは染め出しは(時々しか)行いません。
患者さん皆さんおっしゃいますよ「テストされているみたいだ‥」って。
いい気分じゃないみたいです。

中には「しっかり磨けているかチェックして!」と言う方もいらっしゃいますが、往々にしてオーバーブラッシング傾向にあります。
(それはチッコロの指導が悪いから?)

磨けていなければ「こことここだけ気をつけて磨いてくださいね」と。

いいんですよ。
磨けていなければ、磨いてあげれば。



虫歯のチェックに関してもそうです。

だって、上顎大臼歯遠心面なんてお家の鏡(とデンタルミラー)だけで見えますか?
コンタクトのカリエスが見えますか?
インレーの下の二次カリエスが解りますか?

それを「自己判断」で過ごしてしまう事の方が危険じゃないですか?


歯周病やブラキシズムに関しても「自覚症状が無い」わけですから、プロの目から見て、患者さん自身に気付かせてあげないと。


ブラッシング指導や間食指導、ブラキシズムに関する指導、ドライマウスに対する指導、介護している方が身内にいらっしゃれば、入れ歯の取り扱いや、咀嚼嚥下サポートの仕方などなど‥。

中にはフェイスマッサージやエステに関する相談など‥。

知的欲求も満たして帰られます。



押しつける気はありませんよ。

なので、ウチではリコールハガキは一切出しません。
ハガキ代もったいないし(セコッ!)(>_<)

皆さん、自主的に来てもらっています。
毎月いらっしゃる方もいますし、年に1回の方もいらっしゃいます。
平均するとだいた3〜4ヶ月に1回くらい。

クリーニングに来るのを楽しみにされている方がほとんどです。
だって、奇麗になっちゃうんだから。
痛くないし。


まあ、衛生士の技量によるんでしょうけど‥。

ゴロがいいから「PMTCに来てください」ってつい言っちゃうんですけど、磨くだけじゃないんですよね(本質はね)。



と、言う事で、バトルの続きをどうぞ! (^.^)/~~~

回答 回答15
  • 回答者
回答日時:2009-06-12 11:43:19
タイヨウ先生こんにちわ。

今日は楽しみですね、私も自転車でいける範囲ならぜひとも参加させていただきたいところです。

ずいぶん誤解なさっているようなので誤解を解くために少し書き込みをいたします。

患者さんになど100%磨きを推奨しておりません。
これはスタッフに推奨しているだけです。

指導者として一人前になるためには是非達成していただきたいと考えています。

しかし今のところ残念ながらできたのは私だけです。
チャレンジはするものの途中でやめてしまうようです。

なんとかせねばと思っているのですが日々の仕事に追われていつの間にか忘れてしまうようです(決して忘れてはいないとは思っていますが)




>「歯磨きが人生で一番楽しい?」
>「虫歯にならない事が一番大切?」(もちろん、ならないに越した事はありま
>せんが‥)

>もっと楽しいこと、大切な事があるでしょう?

>僕は「セルフケアは80%でいい」と思っています。
(リスクの高い方はもうちょっと頑張ってね)

もっともなことです、人生の目的はを磨くことではありません、私は豊かな人生を送ることだと考えています。

そして豊かな人生も人によってずいぶん違うと考えています。
ひとくくりになどできないでしょう。


>僕は「セルフケアは80%でいい」と思っています。

私はそうは思っていません。
なぜならどれくらいセルフケアができたら健康を維持できるかは人によって違ってきます。

歯磨きなどしなくても健康な状態の人もいないわけではありません。
お菓子をたくさん食べてもむし歯ができないと仰る方もたまにはいます(ご本人ではありません)。

そのように人によって違いがあります。
それを一律に何%とはいえないと考えています。

どれくらいセルフケアをすれば健康を維持できるかは異なっているのでその人に合ったセルフケアを勧めているのです。
これこそ診断能力だと考えています。

またこれくらいと言っても実際なさるのは患者さん自身なのでこちらの思惑通りには決して行かないでしょう。

ですから保健教育も大切になってくるのです。


したがってタイヨウ先生が80%でいいといってもできる人もいるだろうしできない人もいます。

50%でいいかもしれませんし、あるいは100%セルフケアをしたいと仰る方も中にはいらっしゃいます。

事ほど左様に患者さんはさまざまです。
それに如何に寄り添っていくのか、我々歯科医の力量が試されているのです。


>まあ、衛生士の技量によるんでしょうけど‥。

歯科医の力量によります。
いくら衛生士に力量があっても上司を超える部下は出ないと言うのが組織の定説です。


やがてその衛生士は愛想をつかしてやめていくでしょう。

回答 回答16
  • 回答者
回答日時:2009-06-12 12:06:09
>患者さんになど100%磨きを推奨しておりません。
>これはスタッフに推奨しているだけです。
>指導者として一人前になるためには是非達成していただきたいと考えています。

なるほど‥。
理解しました。


>したがってタイヨウ先生が80%でいいといってもできる人もいるだろうしできない人もいます。

ごめんなさい。
言葉が足りず、誤解させてしまったようです。

80%と言う数値は客観的な「PCRの数値が80%」と言っているのではなく「気持ちの中で80%くらいできていればいいですよ」と言う意味です。

「何が何でも磨かなきゃ (>_<)」
と患者さんを追い込む必要は無いし、
「磨かなくてもいいや ヽ(^o^)丿」
と思われても困りますから。

なので、山田先生のおっしゃる
「そのように人によって違いがあります、それを一律に何%とはいえないと考えています。」
で良いと思います。



>まあ、衛生士の技量によるんでしょうけど‥。

いえいえ。
僕がチッコロを過大評価しているのかもしれませんが、ウチのPMTCはチッコロの技量によるところが大きいですよ。


>やがてその衛生士は愛想をつかしてやめていくでしょう。

そうならないように努力しますが‥(;_;)。

回答 回答17
  • 回答者
回答日時:2009-06-12 12:32:08
>そうならないように努力しますが‥(;_;)。

お互いそうならないように努力いたしましょう。

>ウチのPMTCはチッコロ

私はPMTCはまだ歯医者になってこの方一度もやったことはありません。
ブラッシング指導だけです。

歯周病があらかた治ってきて歯石が顔をだしてきてなおかつ患者さんが取ってくれというまで歯石は取りません。

なぜならせっかくある教材を無駄にしたくないと考えているからです。


したがって歯石除去に難しい技術などいりません。
むしろブラッシング指導こそ歯科衛生士や、我々歯科医の力量が必要とされると考えています。

回答 回答18
  • 回答者
回答日時:2009-06-12 13:23:31
山田先生>
>>根拠に基づかない話をしても、あまり意味はないと思います。

>どの点が根拠に基づかないと仰るのでしょうか。

「あまり一般的な考えではないかもしれませんが、一番真っ当な考え方です。」

との発言の、”一番真っ当な”と判断される根拠は何でしょうか?


どうしても必要な場合以外は過去の経験等の記述は避けていただき、可能な限りシンプルに回答願います。



>>保険医療機関及び保険医療養担当規則の第何章の第何条に抵触しているのでしょうか?

>私にお聞きになるより千葉県の技官に尋ねて見られるのが一番確実だと思います。

答えていただけないと言うことで、了解しました。


それから、まめ子さん さらに長くなりそうだったら新しくスレ立てますので、すみませんがしばらくご容赦を。

回答 回答19
  • 回答者
回答日時:2009-06-12 15:25:58
バランスの取れた食事が体にはいいということです。

回答 回答20
  • 回答者
回答日時:2009-06-12 15:42:14
なるほど‥。(・_・)

回答 回答21
  • 回答者
回答日時:2009-06-12 18:41:55
なるほど‥。(・_・)

回答 回答22
  • 回答者
回答日時:2009-06-12 19:08:14
もちろんにも、砂糖の摂取過多はむし歯の原因ですよとお話しています。

肥満の原因でもあります、ご理解なさいましたか。

ところで技官にお尋ねになりましたか。


>答えていただけないと言うことで、了解しました。

白黒つけておかれたほうが後々後悔なさらなくてすみますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まめ子さん
返信日時:2009-06-13 00:16:22
いろいろな展開にビックリしてしまいました。
でもとても勉強になりました。

最後にお聞きしたいのですが、これから、

バランスのいい食生活、
時間も量も決めた適正なおやつ、
歯医者への定期健診フッ素も含む)
歯科医から教えてもらい自宅でのできるかぎりのケアする、

を心がけていたら、こんな虫歯だらけの娘でも、永久歯虫歯ゼロへの夢は可能でしょうか?
回答 回答23
  • 回答者
回答日時:2009-06-13 00:49:21
>こんな虫歯だらけの娘でも、永久歯虫歯ゼロへの夢は可能でしょうか?

もちろん十分可能です。
むし歯という病気は生活習慣病の側面を持っています。
乳歯のむし歯を見つけたら有無を言わさず治すのは間違いだと考えています。

せっかくむし歯という教材が自分の口の中に有るわけですからこれを利用しない「手」はありません。


私のところでは5歳なら治療から始めることはまずありません。とりあえず歯磨き練習から始めていきます。

このことを通じてスタッフと子どもさんとの人間関係を作っていきます。
そして子どもさんに信頼されるようになれば我々の言うことを受け入れてもらえるようになってきます。



いきなりお菓子は1日1個ですよわかりましたかなどと言っても、子どもさんはわかったと返事はするでしょうけれど、行動の変容にまではつながらないでしょう。

信頼している人の話だからこそやってみようと心が動いてくるのです。

結局子どもといえども人と人との信頼関係が全ての始まりです。私はそのように考えています。


私のところにはむし歯で治療できず小児歯科医から匙を投げられた人もお越しになったことが何度かあります。

もちろんそのようなお子さんは歯科医に対してものすごい警戒心を持っています、したがって我々の話など聴く耳すら持っていません。

それを一つ一つ薄皮をはぐように取り除いていくという作業を必要としますが、そのうち少しづつ信頼してもらえるようになってきてやがて話を聞いてもらえるようになってきます。

有るお子さんは結局治療は永久歯に生え変わるまで全く出来ませんでしたが生え変わった永久歯はもちろんむし歯は一本もありません。

これこそ治療より指導が重要なことを示唆していると思います。

したがってお母さんや周りの人は本人を含めて色々なことに気づいて歯科保健行動が取れるようになってくればいいわけです。



このような経験をもっていらっしゃる歯科医と歯科衛生士の元で歯磨き指導を受ければ問題なくむし歯ゼロは可能です。

私のサイトの中に十分書き込んで有るつもりです。
スミからスミまで読んでいただければおそらく理解できると思います。

不明な所があればいつでも質問なさってくださいお答えいたします。
がんばりましょうサポートさせていただきます。


参考:
予防歯科 http://www.yamadashika.jp/prevent.html
永久歯むし歯ゼロ達成のお子さん http://yamadashika.jugem.jp/?cid=49  の由美子ちゃんがその人です

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まめ子さん
返信日時:2009-06-14 22:17:24
山田先生、ありがとうございます。
サイトをじっくり拝見しました。

全部が全部実行は難しそうですが・・・(今もフッ素歯磨き粉には確実に頼っています)
食生活や、永久歯虫歯ゼロの記事がとても参考と励みになりました。

これからは家族で予防をがんばっていきたいと思います。
ありがとうございました。



タイトル フッ素入りでない歯磨き粉が乳歯の虫歯の悪化を招いたのでしょうか?
質問者 まめ子さん
地域 非公開
年齢 5歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯磨き(プラークコントロール) その他
子供(子ども)の虫歯
子供の虫歯予防
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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