生えかけの乳歯にMIペーストを使った場合の効果は?

相談者: くま21さん (23歳:女性)
投稿日時:2009-06-14 04:16:40
こんにちは。

現在生後6ヶ月の娘なのですが、まだ乳歯が生えていません。

両親ともに幼少期から虫歯がひどかったため、この子にはのことで苦労させたくありません。

しかし乳歯は虫歯なりやすいとのことで、本で乳歯が生えはじめたら歯磨きフッ素でケアしたほうがいいと書いてあり、歯科チャンネルに先生の子どもさんは小さい頃からMIペーストをつかっていたとありました。


うちのこもフッ素入り歯磨き剤もかねてMIペーストを使いたいなと思いますが、乳歯にMIペーストを使うとどんな効果がありますか?

まだうがいもできないので、唾液と一緒に飲み込んだら害はないでしょうか?


それと夜間授乳がまだまだありそうで、生えかけの乳歯が虫歯にならないか心配です。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-06-14 20:19:40
くま21 さん
こんばんは

どなたも回答されていないので、、、

フッ化物虫歯をなくしてくれることはありません。
少しは少なくなるかもしれませんが、少しです。

しかたないのですが、日頃のブラッシングが重要です。

もうすぐが生えてくると思いますので、もうブラッシングの練習を始められたら良いと思いますよ。


歯が生えてくることが細菌を定着させるという、非常に大きな問題を引き起こしてしまうのです。

ですから、何よりも先に、ブラッシングで細菌を取り除く努力が必要です。
だんだんとプラークが残りやすくなるので、最初が肝心ですよ。



「両親ともに幼少期から虫歯がひどかったため、この子には歯のことで苦労させたくありません。」

どの程度ひどかったのかわかりませんが、そういう状態であれば、ご両親のお口の中に多くの虫歯菌がいる可能性がありますので、それが、お子さんのお口の中に出来るだけ入っていかないように気をつけることは重要なことだと思います。
(口移し等をしないなど)


乳歯が生えはじめたら歯磨きフッ素でケア」についてですが、「うがいもできないので、唾液と一緒に飲み込む」ことになります。

ですから、もしも使用されるのであれば、極極極少量で大丈夫です。
例えば、赤ちゃんの小指の爪の大きさくらいの量のペーストくらいです。


いずれにしても、そのフッ化物は歯にはすぐには取り込まれませんので、実は思ったほどは効果はないのですけどね。


「夜間授乳がまだまだありそうで、生えかけの乳歯が虫歯にならないか心配です。」

それは、仕方が無いですが、やはり虫歯発症のリスクは高くなるでしょうね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-06-14 21:27:06
くま21さん、こんばんは。

MIペーストを使うとどんな効果がありますか?

MIペーストには、CPP-ACPというたんぱく質が入っています。

CPP-ACPは生体が利用可能なカルシウムとリンを高濃度で口腔内に供給することで過飽和状態にして、再石灰化を促すという効果が期待できるそうです。

(詳しいことは、きっとタイヨウ先生が書いてくれるハズ)

ただ、味が甘いので「味覚形成」という観点では好ましくないかな?
・・・と個人的には思います。


「薄味のものをよく噛む」という食生活を教えてあげるのが、良いのではないかな〜と、私は考えています。

※味覚形成は三歳までに
http://www.breath-design.com/?eid=1401280


参考になれば幸いです。



宮下先生>

>どなたも回答されていないので、、、

実は、私も気になっていたんですが「ここはタイヨウ先生でしょ〜」と思って静観してました(笑)

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-06-14 22:40:17
>しかし乳歯虫歯なりやすいとのことで、本で乳歯が生えはじめたら歯磨きフッ素でケアしたほうがいいと書いてあり、歯科チャンネルに先生の子どもさんは小さい頃からMIペーストをつかっていたとありました。

最近の1歳半健診で虫歯ある子の割合は、うちの地区では数%くらいだと思います。

つまり、ほとんどの子は虫歯になりません。
なるとすれば食生活を含めた生活習慣に非常に問題がある子であると、ほぼ間違いなく言えると思います。


ですので、それほど虫歯になりやすい環境である自覚がないのでしたら、少なくとも1歳半〜2歳くらいまでは、虫歯のリスクは低いことが予想されますので、個人的にはフッ化物の利用は行なわなくてもよいのではないかと考えます。

また、もし虫歯になりやすい環境であるとの自覚があるのでしたら、フッ化物の利用よりも、(特に小児のうちは)そのことの改善が先決のように思います。


言い方を変えると、2歳前に虫歯になってしまうような子は、フッ化物を利用していたとしても、おそらく虫歯になってしまうであろうと思われます。



>それと夜間授乳がまだまだありそうで、生えかけの乳歯が虫歯にならないか心配です。

授乳に関しては、離乳食開始から卒乳までの期間が特に長すぎなければ、それまでは夜間授乳でも、おそらく大丈夫ではないかと考えますので、個人的には1歳前のお子さんには卒乳を勧めていません。


あと、フッ化物に虫歯予防効果があることは疑う余地がありませんが、MIペーストに関しては、予防効果があるとまでは言える信頼度の高いデータは無かったように思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-06-15 11:41:01
>私も気になっていたんですが「ここはタイヨウ先生でしょ〜」と思って静観してました(笑)

日曜日はお休み(・_・)


MIペーストにしても乳幼児の予防についても、諸先生方の書かれている通りだと思いますよ。

キモは宮下先生の書かれている通り「何よりも先に、ブラッシングで細菌を取り除く努力が必要」だと思います。


フッ素もMIペーストもブラッシングに「少し予防効果を高めるため」に使うという意識が大切だと思います。

山田先生などは「ノンペースト」を推奨されております。

それはそれでアリだとは思いますが、人間「何かに頼りたい時」がありますよね。
そんなモンですよ。


僕はウチの子供にはMIペーストを使っていますが「MIペーストを使っていたから虫歯になっていない」のではありません。

「(気にする必要が無いくらいなのですが)やっぱ、フッ素を誤飲させちゃうのは嫌だなぁ〜。
だったら飲み込んでも安全なMIペーストにしとこ」

と言う感じです。
(MIペーストは牛乳が主成分ですので呑みこんでも安全です。
ただし、牛乳アレルギーのあるお子さんには使用できません)


また、カリエスリスクが高くなるのは唾液の分泌量が落ちる就寝時ですから、塗りっぱなしでオヤスミナサイのできるMIペーストは口腔内のカルシウム濃度が高くなりますので、再石灰化と言う意味で(少しは)有利かな?と。


>味が甘いので「味覚形成」という観点では好ましくないかな?

それは一理ありますね。

ただね「歯磨きを嫌がる子」っているじゃないですか。
ちっちゃい子には嫌なモンだと思いますよ。

僕はね「それを押さえつけてでも歯磨き」ってのは「どうかなぁ〜?一生歯磨き嫌いになっちゃったら嫌だな〜」って。

だったら「ちょっとおいしいMIペースト」で「歯磨き好き」になってくれたらいいな‥と。

ママが「今日は何味がいい?イチゴ?メロン?ヨーグルト?(^。^)」みたいな感じで、お子さんと「楽しくブラッシング」してくれたらいいな。って。


ま、くま21さんもあまり深く考えず「楽しくブラッシング」してあげて下さいな。(^。^)




タイトル 生えかけの乳歯にMIペーストを使った場合の効果は?
質問者 くま21さん
地域 愛知
年齢 23歳
性別 女性
職業 主婦
カテゴリ 虫歯予防
フッ素
歯磨きに関する疑問
子供の虫歯予防
回答者




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