歯髄に至っていない虫歯も根管治療をするべきでしょうか?

相談者: ma-namiさん (21歳:女性)
投稿日時:2009-06-14 18:37:20
はじめまして。

このサイトを見て、根管治療の危険性について、知ることができました。
そこで不安になってしまいましたので、質問させてください。

先日、私は2本の大きな虫歯があったため(詰め物をしていたが取れてしまい、半年くらい放置していましたが、穴が大きくなってきている気がしたので)、久しぶりに歯医者さんへ行きました。

そこで、症状を伝え、レントゲンを撮っていただき、

歯髄に至りそう」
かぶせ物をしましょう」

と言われました。

私は、の穴にかぶせる(また白いものをつけてくれる)のだと思い、よくわからず、

「はい」

と言ってしまいました。

「上の虫歯と、下の虫歯、どちらから治療いたしますか?
どちらでも大丈夫ですが。
どちらが痛みますか?」

と聞かれ、

「下のほうが痛いです」

と言うと

「そうですね。
確かに下の歯の方が深いですね。
では、下から治療をしますね」

と言われ、治療が始まりました。

治療が終わってみると、歯がだいぶなくなっていて、かなりショックを受けました。

「消毒をして、あと何回か通っていただいて、かぶせ物をしましょう。」

と言われ、

かぶせ物とは差し歯であることや、今後かなり長引く治療になることや、今神経細胞を取ったので歯はドーナツのように穴が空いていることや、その歯に刺激を与えないようにする(その歯を歯ブラシで磨くことやその歯を使って食べる)ことを確認し、その日は終わりました。

そして、「一回で終わらせてくれればいいのに、なんで何回もやるのだろう」と疑問を抱きながら、「差し歯になるのか」と悲しみながら、「こんな凄いことするなら治療してからじゃなくて、治療する前に教えてよ」とちょっと怒りながら、帰りました。

そして2回目(本日)の通院では、

「今日は消毒の交換だけなのですぐ終わりますよ」

と言われ、消毒と歯磨き講習を受け帰ってきました。

そして、2000円を払ったことを親に伝えると、

「何回も通わせるために、ぼったくられているのでは?」

とそそのかされ、このサイトで調べてみました。

そのおかげで、ぼったくられているのではなく、根管治療の方法は正しいとわかりましたが、根管治療の危険性と言いますか、50%の確率で根っこの病気になってしまうことや、他に投稿されている方の根っこの痛みなどを聞いたことにより、神経は抜かないほうがいいこともわかりました。

幸い、私は痛みは全くなく、成功したよう(?)ですが、担当の先生からは

「この歯の治療が終わり次第、上の歯も同じ治療をする」

と宣言されています。

上の歯の虫歯はまだ神経には至っておらず、痛みも全くないのですが、上の歯も同じ治療をされていいのでしょうか。

私はこのサイトを拝見し、私の通っている歯医者さんが根管治療の危険性を(患者の将来を)軽く見ている気がして、不安になってしまいました。
神経を抜くことやその危険性を、前もって(危険性については今も)教えていただけなかったので。)

そこで、神経に達していない虫歯を根管治療する必要があるのか、教えていただけたらと思います。

このサイトを拝見して、根管治療しなくてもよいのでは?と、思ったのですが・・・。

ちなみに、現在、上の歯には見た目ガムのように目立つザラザラしたもの(このサイトで見ていると、セメントなのでしょうか?)をつけられていて、穴を埋められています。

下の歯(ドーナツの穴)にも目立つものが塗られています。

今日初めて虫歯についての知識を得ましたので、まだまだ無知ですので、「もっと調べてから来い」など思わせてしまったらすみません。

よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-06-14 19:01:23
私はこの様なケースは、必ず虫歯の治療状況を見てもらうため手鏡をもってもらい、合わせ鏡で齲蝕検知液を付け(水洗して赤く染まるところを見てもらいながら)進めます。

また抜髄しなくてはならないときは、良く確認してもらいます。

どうしても被せないといけないときも、これまた充分説明します。

このコメントを参考にして、考慮してください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-06-14 19:33:41
もっと調べてから来い




























・・・なんて言われませんよ^^;
ここまでよく調べましたね。



>私はこのサイトを拝見し、私の通っている歯医者さん根管治療の危険性を(患者の将来を)軽く見ている気がして、不安になってしまいました。

↑たぶん、日本の大半の医院が同じだと思います。
保険点数も、神経を抜くことは、

差し歯にするのに、邪魔なら抜いとけば?」

ぐらいの点数ですからね・・。
しかも頑張って残そうとして失敗したらペナルティーまである様なルールですから。。

私も、不安を煽りたいとは毛頭思っていないのですが、この点だけは不安と言うか、、「不満」です。



実際に拝見していないので断定はできませんが、ma-namiさんの場合、上の歯の神経は残せそうな気がしますよ。

不安でしたらまずは担当の先生に相談してみてはいかがでしょうか?

お大事にどうぞ。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-06-14 21:42:50
ma-namiさん、こんばんは。

>「こんな凄いことするなら治療してからじゃなくて、治療する前に教えてよ」

う〜ん、ここに来られる方におおかた共通するキッカケですね。

担当医からもう少し説明があれば・・・というところですね。


今回の治療方針に関してですが、妥当といえば妥当だと思います。

根管治療は「非常に手間のかかる治療」なので、私は「できれば避けたい」と思っています。

ただ、渡辺先生が言われたように「制度の問題」も関係することなので「最も妥当=無難」な治療方法を担当医は選択されたのではないでしょうか。


>半年くらい放置していましたが

今回の一件を是非反省材料にしてください。

放置していなければ、根管治療になる確率はもう少し低かったかも知れません。

「一病息災」・・・今後は「予防」も意識して下さいね。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-06-15 11:19:39
実際に見ていないので何とも言えませんが、

覆罩(ふくとう)で何とかなりませんかね?」

くらいに聞いてみては?

担当の先生のキャラクター次第なので、怒られちゃうかもしれませんが‥。


上手く受け入れてもらえれば「抜髄」にはならないような気がします‥。

ただ、ノア先生、吉岡先生の書かれている通り、「失敗したらペナルティーがある」方法(制度)ですから、受け入れられなくても仕方が無いのですが。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-06-15 11:46:57
失礼な発言かもしれませんが、私は半年も放置してから行く事に対して、今後は改善されるようにお願いします。

半年放置して治療受けたらこんなに削られた、では歯科医が可哀想です。

痛みがなくても虫歯は中で進行する事、自然治癒力がない事は、必ず忘れないで下さい。

患者さんは素人さんですから、どんなに悪くなっているのかに関して希望的観測をかなり持ちます。
しかし、それがだいたいの場合外れます。
こんなに成る、と言う発言は知らないからでしかありません。

知らないと言う事は怖い事です。
イメージでマスコミ等に操られますから。

何が本当なのか、自分自身でも学ぶしか現在では方法はありません。

このサイトは良心的志で出来ているサイトですので、充分に読んで見て下さい。

特に将来的に歯周病治療でこそ、無痛無自覚で深刻な状況に到ります。
この事は親御さんにも是非教えてあげて下さい。
失礼ですが、発言が拙いのではと思われますので。

又最後に、お若いので親知らずが今後大きな問題を生じる可能性が高いと知って下さい。

女性は将来お母さんに成る生命体です。
このサイト読んでいると沢山出て来ますが、妊娠と親知らずが同時期に重なり、悩んでいる方が沢山います。

何事もなく、若くて治癒力が強い時期に、早目に親知らずの抜歯等の処置をして置く事はとても良いと思います。

将来お母さんになるのですから、あなたから正しいの知識を持って下さって、子々孫々歯で悩まされない一族が誕生する可能性は、とても高いのです。

女性の力は偉大です。

話をご相談に戻しますが、上の歯に関しては痛まないのでしたら、神経を残すのがまず最初にする事です。
それでも、いじった事で痛んだりして神経取る場合も無きにしも非ずです。

実際を拝見しませんと何も言えませんが、取らないで何とか出来ないか、先生とご相談下さい。

お大事に。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-06-15 13:13:45
さて、先生方から優しい〜厳しいご意見まで頂戴されておられるようなので、私からは、上顎の虫歯の診察もしていないし、レントゲンも拝見していませんが、一般的には神経を取る必要性、必然性がなければ、ごく普通の歯科医師歯髄除去をしないと思います。

ですので、虫歯は除去しないといけませんので、その過程でどうしても取らざるを得ない場合は抜髄処置もしくは感染根管治療を避けることはできません。

もちろん、大前提として可能な限りは歯髄温存の方向性で治療を進めるのは基本中の基本です。


ですので、主治医に対して、過剰にお願いをして本来の判断からブレさせてしまうようなリクエストだけは、避けた方が宜しいとアドバイスさせていただきます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ma-namiさん
返信日時:2009-06-20 10:06:20
返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。

皆様丁寧にアドバイスしていただきありがとうございました。
熟読させていただきました。

半年間放置したことすみませんでした。
これからは気をつけます。

主治医の方針に従いながら、過剰なお願いにならないよう質問し(ペナルティーもあり、歯医者さんがあることを頭に入れつつ)、歯医者さんへ通いたいと思います。




松元さんの

「半年放置して治療受けたらこんなに削られた、では歯科医が可哀想です。」

ということですが、私は今回の治療においての不満は

「素人にでもわかるよう事前に説明をして欲しかった」

ことなので、をたくさん削って治療していただいたことには何も不満はありません。
私の放置が原因であることは知っていますから。

誤解を招くような文章で、申し訳ありません。



「失礼ですが、発言が拙いのではと思われますので。」

と言うのは、私の親の

「何回も通わせるために、ぼったくられているのでは?」

という発言ですよね?

きっと歯医者さんからしたら、凄く嫌な言葉だと思います。
すみません。

このサイトにくる過程を載せたのですが、親の発言は駄文だったかもしれません。



ですが、私としては

「この事は親御さんにも是非教えてあげて下さい。」

で止めておいていただきたかったです。

この言葉の後に

「失礼ですが、発言が拙いのではと思われますので。」

という一文をつける必要があったのでしょうか。


「今日は消毒だけです。」
「2000円です。」

と言われた時、資格を持っていらっしゃる方からすれば納得なのでしょうが・・・
松元さんのおっしゃる通り、私たちは資格を持っていない素人です。

「今日は消毒だけですよ。」

と言われ、2000円支払った後に素人がどう思うのか。

素人(松元さんの言う「患者」)の気持ちを理解し、その素人に対して、「拙い(つたない、まずい)」という発言をしないような歯医者さんになっていただければと思います。



タイトル 歯髄に至っていない虫歯も根管治療をするべきでしょうか?
質問者 ma-namiさん
地域 非公開
年齢 21歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
根管治療の治療法
歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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