7歳、アレルギー体質なのに麻酔をして初期虫歯を治療する必要性

相談者: カイカイさん (47歳:女性)
投稿日時:2009-06-19 16:28:40
はじめまして。
7歳の息子の虫歯について伺います。


2歳の頃から近所の歯科へ4〜5ヶ月に1回の割合で、定期健診に行っておりました。

フッ素はその都度塗って頂き、6歳の時からシーラントもして頂いていました。

検診ではいつも虫歯はなく、

「この分なら乳歯は今後虫歯にならないでしょう。
生えてきた3本の永久歯と、これからの永久歯の歯磨きなどもしっかり行いましょう。」

という先生の言葉で安心しておりました。



ところが、先日、噛み合わせや舌が少し長いという相談を兼ねて私が通院している歯科大学病院小児歯科を受診した際、レントゲン撮影の結果、上下奥歯間にそれぞれ1本づつ、合計4本の虫歯があると言われ、治療には麻酔が必要だとのことでした。

レントゲンを見せて頂き、歯と歯の間に黒く写っている点が虫歯だと教えて頂き、また、通常の視診ではなかなかみつけにくいため、レントゲン撮影をしないと発見出来ないのだとのことでした。

また、治療・通院回数に関しては、レントゲンを見る限りは比較的小さいものなので、4〜5回とのことでしたが、何分実際にはもっと進行した虫歯だったということもあるため、その場合には根っこの治療も必要なため、回数、期間とも長くなる可能性もあるとのことでした。


しかし、最近では初期の虫歯は削らずに治療すると聞きますし、ましてやアレルギーのある子供に麻酔を用いての治療は本当に必要なのでしょうか?

また、何故、近所の歯科の先生とは全く違う診断なのでしょうか?


やはり、レントゲン撮影をしないと発見出来ない虫歯というものがあり、だとすれば、かかりつけの近所の歯科へ継続して通院していた場合には、もっとひどくなって初めて発見された、という結果になったということでしょうか?

サードオピニオンとして、更に別の歯科にて診察して頂く方が良いのでしょうか?


出来れば、削らないで治療をして頂きたいと思いますし、ましてや麻酔を使用しての治療にはかなりの不安があるため、先生方のご意見・アドバイスを頂きたくよろしくお願い申し上げます。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-06-19 17:18:41
大学病院小児歯科の判断であれば、十分に信用に足ると私は思います。

残念ながら、系統的ではない知識が判断の邪魔をされているようです。

初期の虫歯であれば、レントゲンに写りません。
写った時点で、初期ではありませんので、削って取らないとダメです。

患者さんが感じないような、眼に見えないような本当の初期の欠損のみが再石灰化しますので、そのことを正しくご理解下さい。



アレルギーとは麻酔薬に対してのアレルギーでしょうか?
それとも他の薬品でしょうか?
アレルギーの原因は確認しておられますか?

麻酔薬と麻酔薬に添加されている薬品に対してアレルギー反応を起こすのでなければ、問題ないと思います。


お子さんを守れるのは、ご両親だけです。
ぜひ、正しい情報と正しい知識で守ってあげて下さい。

ただ、悲しいかな専門教育を受けないとなかなか難しいのが実情ですので、経験豊かで人間的に信頼できる主治医をお持ちになられて、その先生に直接ご相談されるのが、実は一番確実で幸福だと思います。


無事治療終了致しますよう、ご祈念申し上げます。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-06-19 20:22:36
>しかし、最近では初期の虫歯は削らずに治療すると聞きますし、ましてやアレルギーのある子供に麻酔を用いての治療は本当に必要なのでしょうか?

初期の虫歯ではありませんので、麻酔無しの治療は痛みが伴う可能性が高いです。

どうしますか?痛みをがまんさせますか?


常識的には麻酔するんじゃないでしょうか。
大人と違って小児は我慢できませんから。

麻酔がいやなら、放置すると言う選択肢もありますが、通常、虫歯は進行します。
進行させてから考えますか?


どちらが良いかお子さんは判断できませんので、保護者の方が、お子さんにとって有益となるように考えてあげてください。


>また、何故、近所の歯科の先生とは全く違う診断なのでしょうか?

大学病院の先生の「通常の視診ではなかなかみつけにくいため、レントゲン撮影をしないと発見出来ない」との説明を受けられてますよね。

理屈は通っていると思うんですが、何が疑問なのでしょうか?



>やはり、レントゲン撮影をしないと発見出来ない虫歯というものがあり、だとすれば、かかりつけの近所の歯科へ継続して通院していた場合には、もっとひどくなって初めて発見された、という結果になったということでしょうか?

このまま放置すれば進行するだろうと思われるような虫歯に対して、即座に治療を行なうという考え方もありますし、虫歯であるという事実を告げ、しばらく放置した後、虫歯の進行が止められないことを確認していただき保護者の方が納得してから治療を行なうという考え方もあります。

後者の場合は、ある程度進んでからでないと治療は行ないませんので、レントゲン撮影等を頻繁に行なうこともないでしょうから、発見が遅れてしまうこともありえると思います。


ちなみに、質問の印象からはカイカイさんは、強いてあげれば後者を選択されるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: カイカイさん
返信日時:2009-06-22 08:41:49
佐藤先生、森川先生

早々のご返事をありがとうございました。


大学病院小児歯科であれば十分に信用に足るとのご助言、とても心強く安心出来ました。


息子のアレルギーは卵に始まり、ゾビラックスでは多型滲出性紅斑で40度以上の高熱で10日間の入院、他にはタミフルフロモックスでの薬疹、ネコアレルギー、花粉症など色々ある為、麻酔に対するアレルギー検査も必要だとの小児歯科先生のご判断で、後日検査をする事を薦められました。


いずれにしても、お二人の先生のアドバイスを頂きましたので近日中に麻酔のアレルギー検査を行い、大学病院小児歯科での治療をお願いする事に致します。


ありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-06-22 09:43:04
ご丁寧にありがとうございます。

ただし、大学小児歯科も近隣の主治医も間違ったことを言っているわけではありません。
十分に妥当なことをされていると思われますよ。

ぜひ、この機会に麻酔へのアレルギー検査を済まされますようお薦め致します。


無事治療終了致しますよう、ご祈念申し上げます。




タイトル 7歳、アレルギー体質なのに麻酔をして初期虫歯を治療する必要性
質問者 カイカイさん
地域 非公開
年齢 47歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
小児歯科治療
麻酔によるアレルギー、ショック
乳歯の虫歯(むし歯)
子供(子ども)の虫歯
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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