根管治療中、麻酔が効かないので痛みをこらえるしかない?
相談者:
たけぴんさん (41歳:男性)
投稿日時:2009-06-20 22:59:20
こんばんは。
初めて質問させて頂きます。
現在、右下奥歯の根管治療中です。
(親不知が奥歯を押して歯が溶けている状態らしいのですが、神経とらないと駄目と言われました。)
いざ治療を始めて麻酔をしたら全く効かず・・・2回試しましたが駄目でした。
仕方ないので神経を殺す薬(パラホルムだと思います)を入れて3日〜4日おきに薬を変えて、やっと歯を削っても痛くない状態までになりました。
神経を取る時に奥の方までゴリゴリやられると、神経を触られる特有の痛みが有り「うっ!」とうなって痛がっても、先生は何も言わずに治療を続けます。
自分には良く解らないのですが先生いわく、
「中々入らない・・」
と治療中につぶやいてます。
最初から麻酔が効かず、根管治療が終わるまでは痛みをこらえてなければならないのでしょうか?
宜しくお願いします。
初めて質問させて頂きます。
現在、右下奥歯の根管治療中です。
(親不知が奥歯を押して歯が溶けている状態らしいのですが、神経とらないと駄目と言われました。)
いざ治療を始めて麻酔をしたら全く効かず・・・2回試しましたが駄目でした。
仕方ないので神経を殺す薬(パラホルムだと思います)を入れて3日〜4日おきに薬を変えて、やっと歯を削っても痛くない状態までになりました。
神経を取る時に奥の方までゴリゴリやられると、神経を触られる特有の痛みが有り「うっ!」とうなって痛がっても、先生は何も言わずに治療を続けます。
自分には良く解らないのですが先生いわく、
「中々入らない・・」
と治療中につぶやいてます。
最初から麻酔が効かず、根管治療が終わるまでは痛みをこらえてなければならないのでしょうか?
宜しくお願いします。
回答1
佐藤歯科医院(大阪市北区)の佐藤です。
回答日時:2009-06-21 00:01:59
大変お辛い状況、誠に申し訳ないのですが、炎症が非常に強い場合は、麻酔が効力をどうしても発揮できない状況であることがしばしばあります。
担当医が悪いわけでもないのですが、化学反応として麻酔の薬品がその効力を発揮できません。
もうしばらく時間が経てば、もう少し炎症が少し治まれば、麻酔が効く土壌ができますので、そうなれば痛みをこらえることなく根管治療が可能です。
お辛いでしょうが、もうしばらくお待ちください。
無事治療終了致しますよう、ご祈念申し上げます。
担当医が悪いわけでもないのですが、化学反応として麻酔の薬品がその効力を発揮できません。
もうしばらく時間が経てば、もう少し炎症が少し治まれば、麻酔が効く土壌ができますので、そうなれば痛みをこらえることなく根管治療が可能です。
お辛いでしょうが、もうしばらくお待ちください。
無事治療終了致しますよう、ご祈念申し上げます。
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2009-06-21 00:14:25
痛みの中の治療はツライですね。。。
>最初から麻酔が効かず、根管治療が終わるまでは痛みをこらえてなければならないのでしょうか?
私の経験ですが、男性患者さんのふっくらした人の麻酔は効きが悪く痛くなく治療を行うのは大変です。
逆にほっそりとした女性は麻酔が効きやすい傾向があります。
学生時代に先生から聞いた話ですが。
大学病院に力士(相撲取り)が治療に来られて下の7番を治療する際
「麻酔が効かなくて大変だった」
と聞いたことがあります。
麻酔が効きにくい人には、表面麻酔+浸潤麻酔(通常の麻酔)後に伝達麻酔をして神経を痺れさせる方法もあります。
ただ、伝達麻酔は多少浸潤麻酔に比べリスクがあるので、しない先生が多いと思います。
伝達麻酔は外科の先生などが埋まっている親知らずを抜くためによく用いる方法です。
その他麻酔には、歯根膜麻酔、髄腔内麻酔、などがあります。
組み合わせることで痛くないようにして治療することは可能です。
次回は初めから麻酔をしてもらってください。
私は男性患者さんの場合最初から、表面麻酔+浸潤麻酔+歯根膜麻酔をします。
それでも効かない時は伝達麻酔をして対処しています。
それと、神経の治療になると治療回数がかかりますので出来れば虫歯の小さなうちに治してくださいね^^
>最初から麻酔が効かず、根管治療が終わるまでは痛みをこらえてなければならないのでしょうか?
私の経験ですが、男性患者さんのふっくらした人の麻酔は効きが悪く痛くなく治療を行うのは大変です。
逆にほっそりとした女性は麻酔が効きやすい傾向があります。
学生時代に先生から聞いた話ですが。
大学病院に力士(相撲取り)が治療に来られて下の7番を治療する際
「麻酔が効かなくて大変だった」
と聞いたことがあります。
麻酔が効きにくい人には、表面麻酔+浸潤麻酔(通常の麻酔)後に伝達麻酔をして神経を痺れさせる方法もあります。
ただ、伝達麻酔は多少浸潤麻酔に比べリスクがあるので、しない先生が多いと思います。
伝達麻酔は外科の先生などが埋まっている親知らずを抜くためによく用いる方法です。
その他麻酔には、歯根膜麻酔、髄腔内麻酔、などがあります。
組み合わせることで痛くないようにして治療することは可能です。
次回は初めから麻酔をしてもらってください。
私は男性患者さんの場合最初から、表面麻酔+浸潤麻酔+歯根膜麻酔をします。
それでも効かない時は伝達麻酔をして対処しています。
それと、神経の治療になると治療回数がかかりますので出来れば虫歯の小さなうちに治してくださいね^^
相談者からの返信
相談者:
たけぴんさん
返信日時:2009-06-21 19:14:46
佐藤先生
井野先生
お世話になります。
回答ありがとうございました。
もう少しだけ質問させてください。
自分の場合、炎症は抗生物質を飲んで炎症が治まってからの治療でした。
麻酔も伝達麻酔をしてもらって顎の右半分は感覚が無く、麻酔は効いていたのですがやはり神経を触ると・・・全く駄目でした。
担当の先生いわく、
「歯が溶けていて麻酔が浸透していかないから効かない」
と言ってました。
麻酔が効かないから神経を殺す薬で少しずつ治療をしていく・・そんな予定でしたが、リーマー?を奥の方まで入れられると痛くてしょうがないです。
奥が痛いと言う事はまだ神経が残ってると言う事なんでしょうか・・?
前回の治療ではもうパラホルムは入れてないみたいで、次回は10日後に行く予定です。
麻酔は効かないから打たない・・
パラホルムは入れない・・
次回の治療がとても不安です。
そんな場合、先生方はどんな治療をお考えなのでしょうか?
宜しくお願いします。
井野先生
お世話になります。
回答ありがとうございました。
もう少しだけ質問させてください。
自分の場合、炎症は抗生物質を飲んで炎症が治まってからの治療でした。
麻酔も伝達麻酔をしてもらって顎の右半分は感覚が無く、麻酔は効いていたのですがやはり神経を触ると・・・全く駄目でした。
担当の先生いわく、
「歯が溶けていて麻酔が浸透していかないから効かない」
と言ってました。
麻酔が効かないから神経を殺す薬で少しずつ治療をしていく・・そんな予定でしたが、リーマー?を奥の方まで入れられると痛くてしょうがないです。
奥が痛いと言う事はまだ神経が残ってると言う事なんでしょうか・・?
前回の治療ではもうパラホルムは入れてないみたいで、次回は10日後に行く予定です。
麻酔は効かないから打たない・・
パラホルムは入れない・・
次回の治療がとても不安です。
そんな場合、先生方はどんな治療をお考えなのでしょうか?
宜しくお願いします。
回答3
回答4
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2009-06-22 11:09:31
使える手は全て使う、伝達麻酔、歯根膜麻酔、歯髄腔内麻酔、勿論浸潤麻酔です。
更には、髄腔内根管内をキシロカインの噴霧用の表面麻酔液で満たして、とやれる事は全てします。
パラホルムの薬剤、多分ペリオドンだと思いますが、それを髄腔内根管内に満たしてもやります。
虫歯が進行してからの抜髄は、歯髄がかなり狭窄していて、治療は困難に成ります。
入らないと言うのは、歯髄が狭くて根管が見付け難いという事です。
文献的には、どうしてもの場合、皮質骨に穴を開けて骨髄に直接麻酔する、と言う方法もあります。
そこまで痛い場合、考えられる事は歯根を取り巻く骨までが硬化像を呈していて、麻酔液が染み込み難いからだろう、と想像されます。
痛いのを何とかしていただくには、他には笑気ガス麻酔とか、静脈内沈静法とかもあると思います。
とにかく痛いのは大変ですから、解決いただけるように先生に良くお願いしては如何でしょうか。
因みに、余計な一言ですが、これらの麻酔薬の使用始め無痛の為の努力は保険請求上は、ほぼボランティアです。
これも保険上の大きな問題です。
治すのに必要な薬がボランティアなんて、酷い話しだと思いませんか。
効率化と言う名の下に非情なシステムが、患者さん、歯科医双方に押し付けられているのが保険である、と言う事も知っていて下さい。
これは歯科だけの問題では実はありません。
なので、基本としては早期発見早期治療で、自分の体は自分で守る。
その為にこそ、こう言う有益なサイトを利用する、とお考え下さい。
お大事に。
更には、髄腔内根管内をキシロカインの噴霧用の表面麻酔液で満たして、とやれる事は全てします。
パラホルムの薬剤、多分ペリオドンだと思いますが、それを髄腔内根管内に満たしてもやります。
虫歯が進行してからの抜髄は、歯髄がかなり狭窄していて、治療は困難に成ります。
入らないと言うのは、歯髄が狭くて根管が見付け難いという事です。
文献的には、どうしてもの場合、皮質骨に穴を開けて骨髄に直接麻酔する、と言う方法もあります。
そこまで痛い場合、考えられる事は歯根を取り巻く骨までが硬化像を呈していて、麻酔液が染み込み難いからだろう、と想像されます。
痛いのを何とかしていただくには、他には笑気ガス麻酔とか、静脈内沈静法とかもあると思います。
とにかく痛いのは大変ですから、解決いただけるように先生に良くお願いしては如何でしょうか。
因みに、余計な一言ですが、これらの麻酔薬の使用始め無痛の為の努力は保険請求上は、ほぼボランティアです。
これも保険上の大きな問題です。
治すのに必要な薬がボランティアなんて、酷い話しだと思いませんか。
効率化と言う名の下に非情なシステムが、患者さん、歯科医双方に押し付けられているのが保険である、と言う事も知っていて下さい。
これは歯科だけの問題では実はありません。
なので、基本としては早期発見早期治療で、自分の体は自分で守る。
その為にこそ、こう言う有益なサイトを利用する、とお考え下さい。
お大事に。
相談者からの返信
相談者:
たけぴんさん
返信日時:2009-06-22 23:47:53
タイヨウ先生
松元先生
回答ありがとうございました。
松元先生・・・
麻酔が効きにくい理由、担当の先生も同じ事を言ってました。
以前、治療中に痛くて唸っていると
「ったくしょうがねえな〜」
とつぶやく先生・・・
唖然と言うか、歯科選びを間違えたと後悔しています。
治療は悪くないと思いますが、性格的に苦手な先生です。
4人の先生方の意見を聞いて、やはり患者の事を考えてくれる先生に治療をお願いしようと考えさせられました。
ある程度の治療が済んだら回答して頂いた先生方のような、歯医者さんを地元で探してみたいと考えてます。
佐藤先生
井野先生
タイヨウ先生
松元先生
忙しい中、とても参考になる回答をとても感謝しています。
ありがとうございました。
松元先生
回答ありがとうございました。
松元先生・・・
麻酔が効きにくい理由、担当の先生も同じ事を言ってました。
以前、治療中に痛くて唸っていると
「ったくしょうがねえな〜」
とつぶやく先生・・・
唖然と言うか、歯科選びを間違えたと後悔しています。
治療は悪くないと思いますが、性格的に苦手な先生です。
4人の先生方の意見を聞いて、やはり患者の事を考えてくれる先生に治療をお願いしようと考えさせられました。
ある程度の治療が済んだら回答して頂いた先生方のような、歯医者さんを地元で探してみたいと考えてます。
佐藤先生
井野先生
タイヨウ先生
松元先生
忙しい中、とても参考になる回答をとても感謝しています。
ありがとうございました。
タイトル | 根管治療中、麻酔が効かないので痛みをこらえるしかない? |
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質問者 | たけぴんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯科治療中の歯の痛み 根管治療中の痛み 麻酔が効かない・効きにくい |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。