上顎6番抜歯後、骨もなく7番も動揺。歯茎の状態や補綴が心配
相談者:
KYさん (39歳:女性)
投稿日時:2009-07-07 20:16:32
こんにちは。
今回はじめて相談させていただきます。
先日、重度の歯周病により右上の第6歯を抜歯しました。
20代のころから歯周病の兆候があると言われ、現在担当の先生にも若年性歯周病の可能性があると言われています。
数年前から右上の第6歯が痛みだし、何度か腫れてポケットも深くなっていました。
ここ最近は痛みの頻度が多くなったので、先生に以前から勧められていた抜歯を決断することにしました。
抜歯後、歯茎もだいぶ落ち着き、以前のような痛みから解放されてひと安心していたのですが、問題は歯を支えていた骨がだいぶ減っていて、歯茎が陥没したようになってしまったことです。
また抜歯後、右上の第7歯の全面の歯茎も下がってしまって、歯根が露出しているように思われます。
(ちなみに7歯はぐらぐらしています。)
おそらく抜歯後、歯周病になっている歯茎をきれいにとったのでよけいに歯茎が下がってしまったと思われます。
また担当の先生に今後のことを相談するつもりですが、今後抜歯した箇所をどうすればいいかセカンドオピニオンとしてご意見を伺えればと思います。
右上の歯茎が陥没したようになってしまって、ブリッジがこのままでは難しいのではと不安です。
希望としてはインプラントは最終的な手段として、めだたないセラミックのブリッジができればと思っていましたが、右上の第7歯が
ぐらぐらしているので難しいかもしれません。
その前に歯茎を整える外科的な手術をした方がいいのでしょうか?
痛みからは解放されたのですが、今後のことを考えると不安です。
ご意見参考にさせていただければと思いますのでよろしくお願い申し上げます。
今回はじめて相談させていただきます。
先日、重度の歯周病により右上の第6歯を抜歯しました。
20代のころから歯周病の兆候があると言われ、現在担当の先生にも若年性歯周病の可能性があると言われています。
数年前から右上の第6歯が痛みだし、何度か腫れてポケットも深くなっていました。
ここ最近は痛みの頻度が多くなったので、先生に以前から勧められていた抜歯を決断することにしました。
抜歯後、歯茎もだいぶ落ち着き、以前のような痛みから解放されてひと安心していたのですが、問題は歯を支えていた骨がだいぶ減っていて、歯茎が陥没したようになってしまったことです。
また抜歯後、右上の第7歯の全面の歯茎も下がってしまって、歯根が露出しているように思われます。
(ちなみに7歯はぐらぐらしています。)
おそらく抜歯後、歯周病になっている歯茎をきれいにとったのでよけいに歯茎が下がってしまったと思われます。
また担当の先生に今後のことを相談するつもりですが、今後抜歯した箇所をどうすればいいかセカンドオピニオンとしてご意見を伺えればと思います。
右上の歯茎が陥没したようになってしまって、ブリッジがこのままでは難しいのではと不安です。
希望としてはインプラントは最終的な手段として、めだたないセラミックのブリッジができればと思っていましたが、右上の第7歯が
ぐらぐらしているので難しいかもしれません。
その前に歯茎を整える外科的な手術をした方がいいのでしょうか?
痛みからは解放されたのですが、今後のことを考えると不安です。
ご意見参考にさせていただければと思いますのでよろしくお願い申し上げます。
回答1
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2009-07-07 20:50:55
こんにちは。
右上6番を抜歯した部分をどのように補うか(欠損補綴)を考えていらっしゃいますが、その前に右上7番が動揺している状況を改善する必要がありそうです。
恐らく歯周病が進行してきているのでしょうから、歯周病の状態をよく調べて計画的に治療を進める必要があるように思えます。
ブリッジを考えるのなら右上5番や4番の状況もよく調べる必要があります。
これらの歯も歯周病が進行しているかもしれません。
先ずは歯周病を改善して、その後に欠損補綴のことを決めるという方向で検討を進めていくべきでしょう。
右上6番を抜歯した部分をどのように補うか(欠損補綴)を考えていらっしゃいますが、その前に右上7番が動揺している状況を改善する必要がありそうです。
恐らく歯周病が進行してきているのでしょうから、歯周病の状態をよく調べて計画的に治療を進める必要があるように思えます。
ブリッジを考えるのなら右上5番や4番の状況もよく調べる必要があります。
これらの歯も歯周病が進行しているかもしれません。
先ずは歯周病を改善して、その後に欠損補綴のことを決めるという方向で検討を進めていくべきでしょう。
回答2
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2009-07-07 21:01:48
樋口先生に同感ですね。
無くなった歯を作ると行くことはリハビリテーションです。
歯周病という病気があるのに、病気を治療しないで、リハビリテーションだけしても無意味だと思います。
高血圧で脳溢血を起こし半身不随になった人に、血圧の治療もしないでリハビリテーションだけしているようなものです。
無くなった歯を作ると行くことはリハビリテーションです。
歯周病という病気があるのに、病気を治療しないで、リハビリテーションだけしても無意味だと思います。
高血圧で脳溢血を起こし半身不随になった人に、血圧の治療もしないでリハビリテーションだけしているようなものです。
相談者からの返信
相談者:
KYさん
返信日時:2009-07-07 21:21:31
回答3
回答日時:2009-07-07 23:15:13
こんにちは。
他の先生方も書かれていますが、実際に拝見してみないと具体的なコメントは難しいところですね。
ところで歯周病で抜歯したのは初めてでしたか?
若年性歯周炎(現在は侵襲性歯周炎)かも知れない、と言われると、不安になってしまいますが、今回が初めてだったとすると微妙な年齢ですね。
もしも抜歯が初めてだとしたら、私なら普通の歯周炎と判断しているかも??知れません。
(拝見しないとわかりませんが)
さて、まずは抜歯後の歯肉の減少が気になっておられる様ですが、これは気にしなくて良いと思いますよ。
歯を抜いたことで歯周炎が悪化することはありませんから、これはあくまで見た目の上だけの問題です。
7番も、悪くなった訳ではないですよ、安心して下さい。
また、歯肉をどうにかする必要も特にはないと思います。
補綴方法については、色々診査してみないと難しいところですね。
7番が動揺しているとのことですから通常はブリッジの支台にするべきではないかと思いますが、例えば5番(や4番)も動揺していて、どれもが長持ちはしなさそう・・と言う場合は、敢えて連結するという発想もあるかと思います。
もちろん、その前に歯周検査時の、出血等はしっかり抑えておきたいところです。
インプラントについても、やはり他の歯の歯周炎をしっかりコントロール出来てからの方が安心ですね。
歯周炎の原因となっている菌がインプラント周囲にも悪影響を起こす可能性がありますからね。
それと例えば、CT撮影等して、6番部にインプラントを埋入するには心もとない量の骨しかない場合(例えば2-3mmぐらいしか厚みがないなど)、7番か5番も欠損になるのを待って、複数本埋入・連結した方が安心?との考え方も出来ます。
自分だったら、当分は欠損のまま放置・・と言う選択肢も頭には浮かぶかも知れないのですが、これはかなりマイナーな考え方ですから、却下されると思います^^;
ですので一概に、今の時点のこの情報量でどれがいい、と言う判断は出来ないですね。
セカンドオピニオンは、実際に受診された方がいいと思いますよ。
歯周病とは長い戦いになりますが、停められない病気ではありませんから、主治医の先生や衛生士さんとはよく相談しながら、頑張って下さいね。
他の先生方も書かれていますが、実際に拝見してみないと具体的なコメントは難しいところですね。
ところで歯周病で抜歯したのは初めてでしたか?
若年性歯周炎(現在は侵襲性歯周炎)かも知れない、と言われると、不安になってしまいますが、今回が初めてだったとすると微妙な年齢ですね。
もしも抜歯が初めてだとしたら、私なら普通の歯周炎と判断しているかも??知れません。
(拝見しないとわかりませんが)
さて、まずは抜歯後の歯肉の減少が気になっておられる様ですが、これは気にしなくて良いと思いますよ。
歯を抜いたことで歯周炎が悪化することはありませんから、これはあくまで見た目の上だけの問題です。
7番も、悪くなった訳ではないですよ、安心して下さい。
また、歯肉をどうにかする必要も特にはないと思います。
補綴方法については、色々診査してみないと難しいところですね。
7番が動揺しているとのことですから通常はブリッジの支台にするべきではないかと思いますが、例えば5番(や4番)も動揺していて、どれもが長持ちはしなさそう・・と言う場合は、敢えて連結するという発想もあるかと思います。
もちろん、その前に歯周検査時の、出血等はしっかり抑えておきたいところです。
インプラントについても、やはり他の歯の歯周炎をしっかりコントロール出来てからの方が安心ですね。
歯周炎の原因となっている菌がインプラント周囲にも悪影響を起こす可能性がありますからね。
それと例えば、CT撮影等して、6番部にインプラントを埋入するには心もとない量の骨しかない場合(例えば2-3mmぐらいしか厚みがないなど)、7番か5番も欠損になるのを待って、複数本埋入・連結した方が安心?との考え方も出来ます。
自分だったら、当分は欠損のまま放置・・と言う選択肢も頭には浮かぶかも知れないのですが、これはかなりマイナーな考え方ですから、却下されると思います^^;
ですので一概に、今の時点のこの情報量でどれがいい、と言う判断は出来ないですね。
セカンドオピニオンは、実際に受診された方がいいと思いますよ。
歯周病とは長い戦いになりますが、停められない病気ではありませんから、主治医の先生や衛生士さんとはよく相談しながら、頑張って下さいね。
相談者からの返信
相談者:
KYさん
返信日時:2009-07-08 00:47:51
渡辺先生、コメントありがとうございます!
とても参考になりました。
侵襲性歯周炎かは、はっきりとは分かりませんが、担当の歯周病専門の先生がおっしゃるにはたぶんそうだろうとのことです。
その理由としては20代から兆候が見られたこと(その当時の歯医者さんに注意したほうがいいと言われました)、また第6歯が著しく悪いということと、普通以上に歯ブラシなどケアしているにもかかわらず歯周病になってしまったということからだそうです。
関係ないかもしれませんが、歯並びは比較的いいほうです。
ちなみに抜歯したのは今回が初めてです。
4年前から歯周病専門の治療を受けていて、抜かない努力をしてきましたが、昨年1年間通院を怠ってしまったのが原因なのか?(その間もしっかり歯間ブラシはしていましたが)、結局悪化してしまいました。
この4年間で何度かロキソニンなどの鎮痛剤を飲まないと耐えられない痛みがあったので、抜くのは必然的だったのかもしれませんが・・。
第6歯、抜歯後の歯肉の減少(特に第7歯の)を気にしていましたが、そんなに気にしなくてもいいと伺って安心しました!
抜歯した箇所は、放置しておくと噛みあわせの関係で下の歯が伸びてきてしまう可能性があるそうなので、歯茎が落ち着いてきたら当面は仮歯になると思います。
先生方のご意見を伺って補綴方法を考えるより、歯周病の改善を優先することが大事だと思いました。
あせらずにまじめに通院しようと思います!
どうもありがとうございました。
とても参考になりました。
侵襲性歯周炎かは、はっきりとは分かりませんが、担当の歯周病専門の先生がおっしゃるにはたぶんそうだろうとのことです。
その理由としては20代から兆候が見られたこと(その当時の歯医者さんに注意したほうがいいと言われました)、また第6歯が著しく悪いということと、普通以上に歯ブラシなどケアしているにもかかわらず歯周病になってしまったということからだそうです。
関係ないかもしれませんが、歯並びは比較的いいほうです。
ちなみに抜歯したのは今回が初めてです。
4年前から歯周病専門の治療を受けていて、抜かない努力をしてきましたが、昨年1年間通院を怠ってしまったのが原因なのか?(その間もしっかり歯間ブラシはしていましたが)、結局悪化してしまいました。
この4年間で何度かロキソニンなどの鎮痛剤を飲まないと耐えられない痛みがあったので、抜くのは必然的だったのかもしれませんが・・。
第6歯、抜歯後の歯肉の減少(特に第7歯の)を気にしていましたが、そんなに気にしなくてもいいと伺って安心しました!
抜歯した箇所は、放置しておくと噛みあわせの関係で下の歯が伸びてきてしまう可能性があるそうなので、歯茎が落ち着いてきたら当面は仮歯になると思います。
先生方のご意見を伺って補綴方法を考えるより、歯周病の改善を優先することが大事だと思いました。
あせらずにまじめに通院しようと思います!
どうもありがとうございました。
タイトル | 上顎6番抜歯後、骨もなく7番も動揺。歯茎の状態や補綴が心配 |
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質問者 | KYさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 39歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯周病で抜けた・抜く予定 抜歯:6番(第一大臼歯) ブリッジその他 歯周病(歯槽膿漏)治療 歯茎が下がった(歯肉退縮) 侵襲性歯周炎(若年性の歯周病) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。