20歳、歯性上顎洞炎で抜歯と言われた。歯を残す方法はないですか?
相談者:
秋月さん (20歳:男性)
投稿日時:2009-07-31 23:34:22
<経緯>
左奥歯の歯茎が腫れたため、最寄のデンタルクリニックに行ったところ親知らずが原因と言われました。
しかし、紹介された総合病院でCTを撮ったところ、実際には左上7番の奥(親知らずとの境)から歯槽骨が溶け、鼻腔に繋がり、膿が溜まっていました。
蓄膿症と診断され、4日後に
1.左上7番を抜歯
2.抜いた部分に穴をあけ、副鼻腔から膿を出す
3.親知らずを抜く
(4.蓄膿症が解決されていない場合、同時に切開)
以上の順で治療する事をすすめられました。
私の年齢が20歳であることを考えても、歯を抜かずに残しておきたいのです。
<相談したいこと>
そこで、御相談したいのですが、
A.歯を残しておくことはできるでしょうか
B.(抜歯する場合に)先の事を考えると、インプラントやブリッジ等のうち何が適するのでしょうか
C.(歯を残す場合に)どのような治療が行うのでしょうか。
また、今回の件でセカンドオピニオンを求めようと思っております。
その際の病院選びとして
D.今回の件でセカンドオピニオンを求める上で、歯科大学病院、総合病院、別のデンタルクリニックなど規模や種別ではどれが最適でしょうか
回答をよろしくお願いします。
症状については以下にまとめました。
<症状>
○左上7番
・虫歯ではない
・グラつく(食事には問題の無いレベル)
・歯茎の内側が腫れている
・神経は生きている(痛みの有無によって測る器具で検査済み)
・普段の痛みは無い
・左上7番の奥(親知らずとの境)ではポケットの深さをはかる器具が根元まで入る
○左上7番付近の歯槽骨
・溶けて副鼻腔と繋がっている
○副鼻腔
・レントゲンであきらかに白くなっている
○その他
・現在は、抗生剤を飲んでいる
・夜になると微熱(37.0〜37.5℃)が出る
・親知らずは埋まっている状態
左奥歯の歯茎が腫れたため、最寄のデンタルクリニックに行ったところ親知らずが原因と言われました。
しかし、紹介された総合病院でCTを撮ったところ、実際には左上7番の奥(親知らずとの境)から歯槽骨が溶け、鼻腔に繋がり、膿が溜まっていました。
蓄膿症と診断され、4日後に
1.左上7番を抜歯
2.抜いた部分に穴をあけ、副鼻腔から膿を出す
3.親知らずを抜く
(4.蓄膿症が解決されていない場合、同時に切開)
以上の順で治療する事をすすめられました。
私の年齢が20歳であることを考えても、歯を抜かずに残しておきたいのです。
<相談したいこと>
そこで、御相談したいのですが、
A.歯を残しておくことはできるでしょうか
B.(抜歯する場合に)先の事を考えると、インプラントやブリッジ等のうち何が適するのでしょうか
C.(歯を残す場合に)どのような治療が行うのでしょうか。
また、今回の件でセカンドオピニオンを求めようと思っております。
その際の病院選びとして
D.今回の件でセカンドオピニオンを求める上で、歯科大学病院、総合病院、別のデンタルクリニックなど規模や種別ではどれが最適でしょうか
回答をよろしくお願いします。
症状については以下にまとめました。
<症状>
○左上7番
・虫歯ではない
・グラつく(食事には問題の無いレベル)
・歯茎の内側が腫れている
・神経は生きている(痛みの有無によって測る器具で検査済み)
・普段の痛みは無い
・左上7番の奥(親知らずとの境)ではポケットの深さをはかる器具が根元まで入る
○左上7番付近の歯槽骨
・溶けて副鼻腔と繋がっている
○副鼻腔
・レントゲンであきらかに白くなっている
○その他
・現在は、抗生剤を飲んでいる
・夜になると微熱(37.0〜37.5℃)が出る
・親知らずは埋まっている状態
回答1
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2009-08-01 05:33:06
おはようございます。
この類は急な事で驚かれるでしょう。
まず歯が保存可能かどうかは、お話だけでは全く判りません。
故に抜歯後どのような対応が良いのかは、術後の骨の状況も考慮せねばなりませんので、インプラントが可能であるまでに回復するのかは定かではありません。
また8番(親知らず)も抜歯する必要があるのなら、ブリッジは不可となるでしょう。
ただお書きになっている現在の7番の状況で想像すると、非常に保存はは難しいように思えます。
大抵の場合ご自身の痛みの有無や症状の大小で判断したくなってしまいますが、今回のようなケースでは症状やお痛みがあるか無いかは関係無いと考えなくてはなりません。
実際の検査等からの判断が優先されたのでしょう。
これは秋月さんのご希望を無視しているのではありません。
今後将来的に保存する事が、逆にその他の悪い事も併発させてしまったりなど無いようにという事だと思います。
セカンドオピニオンとしては、これはやはり歯に起因するもののようですので、歯科大学の付属病院がよいのではないかと思います。
この類は急な事で驚かれるでしょう。
まず歯が保存可能かどうかは、お話だけでは全く判りません。
故に抜歯後どのような対応が良いのかは、術後の骨の状況も考慮せねばなりませんので、インプラントが可能であるまでに回復するのかは定かではありません。
また8番(親知らず)も抜歯する必要があるのなら、ブリッジは不可となるでしょう。
ただお書きになっている現在の7番の状況で想像すると、非常に保存はは難しいように思えます。
大抵の場合ご自身の痛みの有無や症状の大小で判断したくなってしまいますが、今回のようなケースでは症状やお痛みがあるか無いかは関係無いと考えなくてはなりません。
実際の検査等からの判断が優先されたのでしょう。
これは秋月さんのご希望を無視しているのではありません。
今後将来的に保存する事が、逆にその他の悪い事も併発させてしまったりなど無いようにという事だと思います。
セカンドオピニオンとしては、これはやはり歯に起因するもののようですので、歯科大学の付属病院がよいのではないかと思います。
回答2
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2009-08-01 10:14:35
7番は抜歯で仕方がないのかと思いますが、8番は残しておいて、矯正で動かして7番の代わりに使う、と言うのは如何なのでしょうか?
位置的に難しいとかでしたら、自家歯牙移植もありかなと思われますが?
親知らずの8番駄目なんでしょうか?
位置的に難しいとかでしたら、自家歯牙移植もありかなと思われますが?
親知らずの8番駄目なんでしょうか?
回答3
湯浅です。
回答日時:2009-08-01 12:46:07
>>>
○左上7番
・虫歯ではない
・神経は生きている(痛みの有無によって測る器具で検査済み)
>>>
この診断次第だと思いますが。
この診断は、かなり困難で、診断精度も低いと思います。
よって、間違ってる可能性もあると思います(診断ミスでは、ありませんので、決して、誤解しないように)。
この診断が正しければ、次に、本当に鼻性でないかという診断です。
鼻性の上顎洞炎でなく、やはり、歯性、親知らずならば、原因の親知らずの抜歯をして、7番は保存してはどうでしょうか。
総合病院で診断されているので、診察もしてない者の意見は、信用ならないと思いますが、念のため、担当医に、8番が原因なら、8番のみ抜歯して、なおらなければ7番の抜歯をするという逆の手順はだめか聞いてみても良いと思います。
この時のポイントは、絶対に7番を残したいとかでなく、ダメなら、7番抜歯でもOKですというスタンスをしっかりと伝えることです。
ともかく、このようなケースの場合、口腔外科医は、手が後になったと言われないためにも、より確実な方法を提案します。
確実になおる治療法をまず、ご提案するのが、一般的ですから。不確実な治療法を言われても、納得されないですよね。
よって、僕なら、7と8の同時抜歯、しかも、耳鼻科の先生に鼻からも洗浄を依頼、上顎洞に穴が開くので、上顎洞がきれいになったら、閉鎖療法、とはっきり言うかもしれません。
よって、手が後になったと言わないということを伝え、順番に治療を進めたいということを患者さんから申し出るという感じです。
もちろん、実際に診察している主治医の先生が、7番保存は無理と言ったら、従った方が良いと思います。
○左上7番
・虫歯ではない
・神経は生きている(痛みの有無によって測る器具で検査済み)
>>>
この診断次第だと思いますが。
この診断は、かなり困難で、診断精度も低いと思います。
よって、間違ってる可能性もあると思います(診断ミスでは、ありませんので、決して、誤解しないように)。
この診断が正しければ、次に、本当に鼻性でないかという診断です。
鼻性の上顎洞炎でなく、やはり、歯性、親知らずならば、原因の親知らずの抜歯をして、7番は保存してはどうでしょうか。
総合病院で診断されているので、診察もしてない者の意見は、信用ならないと思いますが、念のため、担当医に、8番が原因なら、8番のみ抜歯して、なおらなければ7番の抜歯をするという逆の手順はだめか聞いてみても良いと思います。
この時のポイントは、絶対に7番を残したいとかでなく、ダメなら、7番抜歯でもOKですというスタンスをしっかりと伝えることです。
ともかく、このようなケースの場合、口腔外科医は、手が後になったと言われないためにも、より確実な方法を提案します。
確実になおる治療法をまず、ご提案するのが、一般的ですから。不確実な治療法を言われても、納得されないですよね。
よって、僕なら、7と8の同時抜歯、しかも、耳鼻科の先生に鼻からも洗浄を依頼、上顎洞に穴が開くので、上顎洞がきれいになったら、閉鎖療法、とはっきり言うかもしれません。
よって、手が後になったと言わないということを伝え、順番に治療を進めたいということを患者さんから申し出るという感じです。
もちろん、実際に診察している主治医の先生が、7番保存は無理と言ったら、従った方が良いと思います。
回答4
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-08-01 13:12:54
私も湯浅先生に同意です。
投稿を読んでいて、一番感じられることは、有髄歯でありながら
>○左上7番付近の歯槽骨
>・溶けて副鼻腔と繋がっている
に、対する診断がないと言うことです。
歯が原因でない可能性があり、それでしたら残せる可能性があるからです。
投稿を読んでいて、一番感じられることは、有髄歯でありながら
>○左上7番付近の歯槽骨
>・溶けて副鼻腔と繋がっている
に、対する診断がないと言うことです。
歯が原因でない可能性があり、それでしたら残せる可能性があるからです。
回答5
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-08-02 07:41:11
秋月さん、こんいちは。
私も湯浅先生に賛成です。
もちろん、7番が保存できるかどうかは治療の経過次第ですが、8番を先行して抜歯して上顎洞を洗浄できる可能性もあると思います。
しかし、経過が思わしくない場合には、7番の抜歯を余儀なくされると思いますし、それだけ時間もかかります。
お大事にしてください。
私も湯浅先生に賛成です。
もちろん、7番が保存できるかどうかは治療の経過次第ですが、8番を先行して抜歯して上顎洞を洗浄できる可能性もあると思います。
しかし、経過が思わしくない場合には、7番の抜歯を余儀なくされると思いますし、それだけ時間もかかります。
お大事にしてください。
相談者からの返信
相談者:
秋月さん
返信日時:2009-08-02 19:02:48
田中泰彦先生、松元教貢先生、湯浅秀道先生、松山哲朗先生、畑田憲一先生、ご回答ありがとうございます。
>>田中泰彦先生(回答1)
親知らずを抜歯するだけだったはずが、既存の永久歯を抜く話になり、非常に驚きました。
担当医が悪いとは思わないのですが、普通に生活できていたのに、という思いもありました。
やはり、歯を保存することは難しいようですね。
>>松元教貢先生(回答2)
なぜ8番まで抜く必要があるのか、具体的な説明は担当医からありませんでした。
ただ、難しいとは仰っていました。
この点については、次回病院に行くときに改めて聞いてみようと思います。
また、自家歯牙移植というものは知らなかったので、こちらも考えてみます。
>>湯浅秀道先生(回答3)
私も最終的に両者が納得できる最良の治療を行って欲しいので、言い方には気をつけてみます。
7番を保存したいとはいえ、6番を巻き込んでは元も子もないので担当医とよく話し合います。
この上顎洞炎が、歯性か否かについての説明は無かったので担当医に聞いてみます。
>>松山哲朗先生(回答4)
7番の歯をそのまま残せるなら、それに越したことはないです。
歯性であるか否かについて、じっくり聞いてみます。
>>畑田憲一先生(回答5)
早急に抜かずとも、「治療の結果次第で」という含みを持たせるのは大事ですよね。
ただ、治療に時間がかかっても自分の歯を維持したいとは思うので提案してみます。
抜歯が適切、という診断から2日が経ち幾分か落ち着いて状況がみられるようになりました。
担当医からの診断はとてもショックの大きいものでしたが、他の歯を保護することにつながるのなら納得できます。
セカンドオピニオンを受けようと思っていましたが、冷静になるにつれて担当医の診断に納得してきたので止めました。
もっとも、歯を残したいという思いもあるので、抜歯を完全に受け入れるのはまだ難しいです。
先生方のご回答に書かれていた事については全て担当医に聞いてみようと思います。
今にして思えば担当医からもう少し説明があっても良いと思うので、抜く前によく話し合います。
先生方、レントゲン等の資料のない中、貴重なご意見をありがとうございました。
>>田中泰彦先生(回答1)
親知らずを抜歯するだけだったはずが、既存の永久歯を抜く話になり、非常に驚きました。
担当医が悪いとは思わないのですが、普通に生活できていたのに、という思いもありました。
やはり、歯を保存することは難しいようですね。
>>松元教貢先生(回答2)
なぜ8番まで抜く必要があるのか、具体的な説明は担当医からありませんでした。
ただ、難しいとは仰っていました。
この点については、次回病院に行くときに改めて聞いてみようと思います。
また、自家歯牙移植というものは知らなかったので、こちらも考えてみます。
>>湯浅秀道先生(回答3)
私も最終的に両者が納得できる最良の治療を行って欲しいので、言い方には気をつけてみます。
7番を保存したいとはいえ、6番を巻き込んでは元も子もないので担当医とよく話し合います。
この上顎洞炎が、歯性か否かについての説明は無かったので担当医に聞いてみます。
>>松山哲朗先生(回答4)
7番の歯をそのまま残せるなら、それに越したことはないです。
歯性であるか否かについて、じっくり聞いてみます。
>>畑田憲一先生(回答5)
早急に抜かずとも、「治療の結果次第で」という含みを持たせるのは大事ですよね。
ただ、治療に時間がかかっても自分の歯を維持したいとは思うので提案してみます。
抜歯が適切、という診断から2日が経ち幾分か落ち着いて状況がみられるようになりました。
担当医からの診断はとてもショックの大きいものでしたが、他の歯を保護することにつながるのなら納得できます。
セカンドオピニオンを受けようと思っていましたが、冷静になるにつれて担当医の診断に納得してきたので止めました。
もっとも、歯を残したいという思いもあるので、抜歯を完全に受け入れるのはまだ難しいです。
先生方のご回答に書かれていた事については全て担当医に聞いてみようと思います。
今にして思えば担当医からもう少し説明があっても良いと思うので、抜く前によく話し合います。
先生方、レントゲン等の資料のない中、貴重なご意見をありがとうございました。
タイトル | 20歳、歯性上顎洞炎で抜歯と言われた。歯を残す方法はないですか? |
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質問者 | 秋月さん |
地域 | 愛知 |
年齢 | 20歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 大学生・短大生・専門学生 |
カテゴリ |
抜歯:7番(第二大臼歯) 抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず) 歯茎(歯ぐき)の腫れ 上顎洞炎(蓄膿症) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。