アメリカ人は前歯に膜?を貼っている。日本と欧米の虫歯予防の違いは?

相談者: Manakoさん (20歳:女性)
投稿日時:2009-08-10 12:05:43
日本での主な虫歯予防と言えば、規則的な食生活、毎日のプラークコントロールフッ素の使用だと歯チャンネルを見て勉強させていただいている者です。


和食は洋食より風味による味付けが多いので、砂糖など酸をつくる成分や、濃い味付けなどの必要が少ないうえ、より噛む回数が増え唾液が分泌されるので、食後の口内が酸性に傾いても戻りやすいと聞きます。

毎日のプラークコントロールもフッ素の使用も正しい磨き方で行えてるのであれば効果があると言われています。



けれど欧米の方に比べ、日本人は虫歯が多い印象を受けます。
それはやはり予防歯科に対する認識の違いが大きいのでしょうか。

水道水にフッ素が入っていないからでしょうか。

それとも歯科医院や家で行える虫歯予防の技術の違いなんでしょうか?



私は高1の時フッ素希望だったのにシーラントをされ、はがれかけるともっと虫歯になりやすいデメリットを知らされず、結局虫歯になってしまい自分を責めながら歯医者に通った経験があるので、シーラントという言葉には敏感なのですが...

よくアメリカの方の前歯を見ると、差し歯とは違うのに、上前歯の一面に透明なシーラントにも似た膜のようなものがついているのを見ます。

透明な矯正器具などとは違ってに直接ついているもののようです。


これはなんというものでしょうか?
これは虫歯を防ぐためのものでしょうか?
これは日本にもあるでしょうか?


画像があったほうが解りやすいのは承知ですが、肖像権などの問題があると思ったので控えました。
すみません。

なのですごく抽象的で解りずらいと思いますが、なんらかの情報をお持ちでしたら教えてください。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-08-10 14:05:41
こんにちは。

の色を白く見せる歯のマニキュアではないかと思います。
虫歯予防の効果はないと思います。


日本にも「ホワイトコート」という歯科用材料があります。

これは自分で塗るのではなく歯科医院で塗って固めるもので1ヶ月ほど剥がれ落ちないものです。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-08-10 22:27:41
こんばんは。

>予防歯科に対する認識の違いが大きいのでしょうか

だと思います、残念ながら。

「痛くなってから行くところ〜」という認識の方が周りにも多くないですか?

メンテナンスで歯科医院を利用しているという人は、日本人はわずか2.5%だとか・・・

治療費が安いので、が痛くなっても「財布が痛くない」からでしょう。
諸外国は「治療費が痛い」のでメンテナンスに力が入っているのでしょう。

「予防を保険で、治療は自費で・・・」とするとガラッと変わりそうなんですけどね。


>透明なシーラントにも似た膜のようなものがついているのを見ます。

樋口先生が書かれたようにマニキュアのように思えます。

「トップコート」だけ塗って、光を反射させてキレイに見せようとしているのでは?
結婚式などの時に写真写りをよくすべく、そうする方は居られますね。
(ご覧になったアメリカ人の方が、そうされてるかは定かじゃないですが・・・)

参考までに。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-08-11 09:37:33
>予防歯科に対する認識の違いが大きいのでしょうか
>水道水にフッ素が入っていないからでしょうか
>それとも歯科医院や家で行える虫歯予防の技術の違いなんでしょうか?


どれもあるとは思いますが、予防に対する認識の違いが一番大きいように感じます。

吉岡先生も書かれていますが

「治療費が安いので、が痛くなっても「財布が痛くない」からでしょう。」

は、あると思いますね。



>上前歯の一面に透明なシーラントにも似た膜のようなものがついているのを見ます。

樋口先生の書かれたように「ホワイトコート」の様な気がしますね。
(確か、同じモリタから今年の春先に後発品が出たような気がしますが‥)

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-08-11 10:38:40
海外の保険についての誤解があるといけませんので、訂正を。


海外の医療保険の会社では予防医療の有益性が評価されています。

また、早期発見早期治療が染み付いていますので、保険に加入している人は、保険会社の指示の通りに予防的に検診を受けなければ、保険のカバーが無くなりますので非常に高い検診率になります。


日本人の前歯の汚さは、矯正治療の受診率の低さとを見せて笑う文化と、口元を隠して笑う文化の違いでしょう。

なんでも欧米化が良いとは私は思いません。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-08-11 11:45:06
保険会社の指示の通りに予防的に検診を受けなければ、
>保険のカバーが無くなりますので非常に高い検診率になります。

なるほど〜、勉強になりました。

まるで『自動車保険』ですね。
一度、治療で保険を使ったら「等級」が下がる・・・とかあるんでしょうかね。

『自賠責保険』と『任意保険』みたいなのになっちゃうのか・・・!?
民間保険会社が本腰入れたら、そうなっちゃいそうですね。
(雰囲気的に、厚労省より経産省の方が強そうですし)


>同じモリタから今年の春先に後発品が出たような気がしますが‥

春先に出たといえば、松風の「ビューティコート」が思い出されました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Manakoさん
返信日時:2009-08-11 12:47:57
樋口先生、吉岡先生、タイヨウ先生、佐藤先生、ありがとうございます。

歯科医院での歯のマニキュアは初耳でした。


治療で使っているのと同じ無害な成分のみ使用のようですが、2〜3ヶ月で剥がれてくるそうなので、先生方がおっしゃる通り審美性を求める方が使い、虫歯の予防にはならないのですね。



予防歯科保険会社の指示に従うなんて...やはり海外の医療保険会社は日本とは根本的に違うのですね。

検診を受けないと保険のカバーがなくなる、そんな半強制的な制度でも予防できるなら両者に有益ですものね。(その反面、未加入者の医療制度問題がありますが。)

以前アメリカに3年間留学してましたが、留学生医療保険に「歯科」の項目がもともとないのもそんな理由だったからなのでしょうね。


とても勉強になりました。

これからも、自主的な予防歯科に積極的に取り組み、「歯チャンネル」熟読者として、また「予防歯科に対する認識の高い日本人」として自分のと向き合っていきたいと思います。

先生方、お忙しいなかの回答どうもありがとうございました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-08-11 12:55:39
吉岡先生のお話の様なこともあります。

虫歯がなければ、翌年の保険料金は低くなり、虫歯が出来て、治療を受けると、当然上がります。


これは日本の保険でも導入されると良いかもしれませんが、疾病保険である日本の保険制度では馴染まないと思われます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Manakoさん
返信日時:2009-08-12 11:56:05
佐藤先生は海外の歯科保険にも精通してらっしゃるのですね。

虫歯がなければ、翌年の保険料金は低くなり、虫歯が出来て、治療を受けると、当然上がります。」

これでは吉岡先生もおっしゃっていた「自動車保険」さながらですね。
もちろん、健康なは自動車より大切ですけど。



佐藤先生もおっしゃられる通り疾病保険制度の日本では、やはり個個で予防の意識を持ち、ある程度の歯科知識を身につけ、専門家(信頼できる歯科医院や先生方)と連帯していかなければ、自分の歯を守ったことにはならない...のでしょうね。

歯チャンネル」の存在が私にとってまたいちだんと重要性を増してきました。


とても勉強になりました。

ありがとうございました。



タイトル アメリカ人は前歯に膜?を貼っている。日本と欧米の虫歯予防の違いは?
質問者 Manakoさん
地域 非公開
年齢 20歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
フッ素
シーラント
歯磨き(プラークコントロール) その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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