前歯のメタルボンドブリッジに隙間があり不快。本付け前に再作成は可能か
相談者:
STUDIO ADVISERさん (38歳:男性)
投稿日時:2009-08-31 01:14:19
下前歯、左1番を歯槽膿漏が進行し、抜歯しました。
右1番も土台の骨が少し下がっているというレントゲンの結果から、左2番〜右2番までの4本でブリッジする事になりました。
型をとり仮歯(プラスチック)を作って頂き付けたところ、抜歯した箇所(下前歯、左1番)と歯茎との間にかなりの隙間が空いており、唾液も漏れてしまいました。
先生にお話しすると、
「その部分の歯茎が下がってしまっていますが、ブリッジ本付けの時はふさがりますよ」
と言われていました。
今回はメタルボンドでブリッジを作りまして、期待していたのですが、技工士さんに作って頂いた物を仮付けしましたが、やはり隙間が空いており、食べ物や唾液を飲み込む際、とても不快です。
メタルボンドブリッジの仮付け時、技工士さんにその事をお話ししましたところ
「型を取った時より少し歯茎が下がったんですね」
との事でした。
他に形状にも多少不満があったので、一度作り直して頂き、再び仮付けして頂きましたが、やはりブリッジと歯茎の隙間だけは改善されていませんでした。
私は、ブリッジの金属の土台自体がもう少し歯茎に入れば隙間も無くなると思うのですが、その場合は完全に作り直しになると思います。
30万円以上を支払っている為、本付け前に先生にお話しようと思いますが、新しい物を作って頂く事は可能でしょうか?
また、ブリッジと下がった歯茎との隙間に食べ物が通る事で、何か問題等(虫歯や歯周病)は起こらないでしょうか?
先生方、どうぞご解答をお願い申し上げます。
右1番も土台の骨が少し下がっているというレントゲンの結果から、左2番〜右2番までの4本でブリッジする事になりました。
型をとり仮歯(プラスチック)を作って頂き付けたところ、抜歯した箇所(下前歯、左1番)と歯茎との間にかなりの隙間が空いており、唾液も漏れてしまいました。
先生にお話しすると、
「その部分の歯茎が下がってしまっていますが、ブリッジ本付けの時はふさがりますよ」
と言われていました。
今回はメタルボンドでブリッジを作りまして、期待していたのですが、技工士さんに作って頂いた物を仮付けしましたが、やはり隙間が空いており、食べ物や唾液を飲み込む際、とても不快です。
メタルボンドブリッジの仮付け時、技工士さんにその事をお話ししましたところ
「型を取った時より少し歯茎が下がったんですね」
との事でした。
他に形状にも多少不満があったので、一度作り直して頂き、再び仮付けして頂きましたが、やはりブリッジと歯茎の隙間だけは改善されていませんでした。
私は、ブリッジの金属の土台自体がもう少し歯茎に入れば隙間も無くなると思うのですが、その場合は完全に作り直しになると思います。
30万円以上を支払っている為、本付け前に先生にお話しようと思いますが、新しい物を作って頂く事は可能でしょうか?
また、ブリッジと下がった歯茎との隙間に食べ物が通る事で、何か問題等(虫歯や歯周病)は起こらないでしょうか?
先生方、どうぞご解答をお願い申し上げます。
回答1
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2009-08-31 01:44:55
こんばんは。
ブリッジとの隙間との事ですが、ダミー部(橋渡し部分)が歯肉から完全に離れているのでしょうか。
あるいは形態の上で歯と歯の間にあたる部分の歯肉側が小さく開いているのでしょうか。
抜歯してからどのくらいの期間でブリッジ補綴に入ったのかが今ひとつ不明ですが、あまり期間をあけずにしてしまうと抜歯した部分の歯肉はどんどん下がります。
ある程度歯肉が安定してから補綴に進む事が一応一般的であると思います。
隙間について前者のような隙間であるのなら、やはりご相談されてみた方がよいように思えます。
後者の場合、元々そのつもりで製作している可能性もあり、そこまでを塞ぎたいという事を伝えなければ、もしかしたらご自身で言っている隙間と製作側で受け取っている隙間の意味がくい違っている可能性もあります。
いずれにせよその隙間を埋める場合は範囲が小さければ金属のフレームはそのままで、セラミックの盛り足しまたはセラミック部分の焼き直しでも対応できる場合もあります。
ただ、なにぶんにも高熱をかける事になるので金属フレームが歪んでしまう事があり、それが予想される時にはフレームごと作り直しという風になるでしょう。
これをコスト的にどう対処するのかは医院によってまったく違うため、直接その医院にお聞きになるしかないと思います。
ブリッジの下ですが、完全に空いていて歯間ブラシが通せるように、あるいは唾液が通るようにと、清掃性を良くするという目的での作り方もあります。
逆に中途半端な隙間があると清掃性は悪くなり問題は様々です。
ではまったくぴったり塞いでしまった場合はというと、ダミーと残っている歯の付け根との間付近の清掃が難しくなります。
それでも、歯間ブラシ等がきちんと入るように設計してあれば、ちゃんとした清掃方法のレクチャーを受けていただき清掃を心がけることで維持できると思います。
ブリッジとの隙間との事ですが、ダミー部(橋渡し部分)が歯肉から完全に離れているのでしょうか。
あるいは形態の上で歯と歯の間にあたる部分の歯肉側が小さく開いているのでしょうか。
抜歯してからどのくらいの期間でブリッジ補綴に入ったのかが今ひとつ不明ですが、あまり期間をあけずにしてしまうと抜歯した部分の歯肉はどんどん下がります。
ある程度歯肉が安定してから補綴に進む事が一応一般的であると思います。
隙間について前者のような隙間であるのなら、やはりご相談されてみた方がよいように思えます。
後者の場合、元々そのつもりで製作している可能性もあり、そこまでを塞ぎたいという事を伝えなければ、もしかしたらご自身で言っている隙間と製作側で受け取っている隙間の意味がくい違っている可能性もあります。
いずれにせよその隙間を埋める場合は範囲が小さければ金属のフレームはそのままで、セラミックの盛り足しまたはセラミック部分の焼き直しでも対応できる場合もあります。
ただ、なにぶんにも高熱をかける事になるので金属フレームが歪んでしまう事があり、それが予想される時にはフレームごと作り直しという風になるでしょう。
これをコスト的にどう対処するのかは医院によってまったく違うため、直接その医院にお聞きになるしかないと思います。
ブリッジの下ですが、完全に空いていて歯間ブラシが通せるように、あるいは唾液が通るようにと、清掃性を良くするという目的での作り方もあります。
逆に中途半端な隙間があると清掃性は悪くなり問題は様々です。
ではまったくぴったり塞いでしまった場合はというと、ダミーと残っている歯の付け根との間付近の清掃が難しくなります。
それでも、歯間ブラシ等がきちんと入るように設計してあれば、ちゃんとした清掃方法のレクチャーを受けていただき清掃を心がけることで維持できると思います。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-08-31 06:40:36
STUDIO ADVISER さまおはようございます。
メタルボンドのブリッジを入れたところダミー部分の隙間が気になって作り直しをして欲しいと考えていらっしゃるのですね。
現在の状況が果たして補綴物の設計上正しいのか否かについては拝見していないので判りかねますが日常生活に支障をきたすのであれば何らかの改善策は考えなくてはならないと思います。
主治医と技工士さんに現状をお伝えして改善策を考えてもらうのが一番いいように思います。
参考になさってください、お大事になさいませ。
メタルボンドのブリッジを入れたところダミー部分の隙間が気になって作り直しをして欲しいと考えていらっしゃるのですね。
現在の状況が果たして補綴物の設計上正しいのか否かについては拝見していないので判りかねますが日常生活に支障をきたすのであれば何らかの改善策は考えなくてはならないと思います。
主治医と技工士さんに現状をお伝えして改善策を考えてもらうのが一番いいように思います。
参考になさってください、お大事になさいませ。
相談者からの返信
相談者:
STUDIO ADVISERさん
返信日時:2009-09-03 02:32:58
田中先生、山田先生、ご解答有難うございます。
大変、参考になっていますし、勇気付けられました。
先生方がおっしゃられる様に、昨日、技工士さんに現状を伝えました。
以下が、その時のやり取りの様子です。
※現状、下前歯左2番〜右2番までの4本でブリッジしています。
私:「唾液を飲み込む際に下前歯、左1番と歯茎との間にかなりの隙間が空いており、唾液が漏れてしまい不快です。
技工士:「隙間は無く、ちゃんと歯茎にあたっていますよ」
私:「それでは、なんで飲み込む際に唾液がもれるのですか?」
技工士:「それは歯が無い部分で、しかも前歯は歯肉の初厚さ(奥行き)が無いので仕方がないです。」
私:「それでは、もう少し歯肉に圧着させて、唾液の漏れる量を抑えられませんか?」
技工士:「そんな事をしても変わらないと思いますし、唾液を流れないようにすれば、菌がたまり、不潔な状態になり、良くありません。
気にし過ぎですし、直ぐ慣れますよ」
私:「しかし、以前治療した、右下、3〜5番(4番を抜歯)のブリッジでは、9年間唾液の漏れなどなく、しかも特に気を配り清掃してきた訳ではないのに、トラブルは起きていませんが?」
技工士「でも、ちゃんとあたっていますから・・・」
とまあ、こんなやり取りが30分程続きまして、結局メタルボンドブリッジの金属部(抜歯部の歯肉があたる部分)に多少セラミックを付け足してもらう事になりました。
多分、改善はされないまま、次回(来週)本付けになると思います。
技工士さんに、私がもつ不快感をお話ししたところで、技工士さんご自身が私と同じ状況にならない限り、分かってもらえないと思い、少々諦めています。
また、歯間ブラシが通る程、隙間は開いていませんので、今後のケアをどうしたら良いのか分かりません(汗)
先生方、私と技工士さんのやり取りについて、ご感想を頂けましたら幸いです。
大変、参考になっていますし、勇気付けられました。
先生方がおっしゃられる様に、昨日、技工士さんに現状を伝えました。
以下が、その時のやり取りの様子です。
※現状、下前歯左2番〜右2番までの4本でブリッジしています。
私:「唾液を飲み込む際に下前歯、左1番と歯茎との間にかなりの隙間が空いており、唾液が漏れてしまい不快です。
技工士:「隙間は無く、ちゃんと歯茎にあたっていますよ」
私:「それでは、なんで飲み込む際に唾液がもれるのですか?」
技工士:「それは歯が無い部分で、しかも前歯は歯肉の初厚さ(奥行き)が無いので仕方がないです。」
私:「それでは、もう少し歯肉に圧着させて、唾液の漏れる量を抑えられませんか?」
技工士:「そんな事をしても変わらないと思いますし、唾液を流れないようにすれば、菌がたまり、不潔な状態になり、良くありません。
気にし過ぎですし、直ぐ慣れますよ」
私:「しかし、以前治療した、右下、3〜5番(4番を抜歯)のブリッジでは、9年間唾液の漏れなどなく、しかも特に気を配り清掃してきた訳ではないのに、トラブルは起きていませんが?」
技工士「でも、ちゃんとあたっていますから・・・」
とまあ、こんなやり取りが30分程続きまして、結局メタルボンドブリッジの金属部(抜歯部の歯肉があたる部分)に多少セラミックを付け足してもらう事になりました。
多分、改善はされないまま、次回(来週)本付けになると思います。
技工士さんに、私がもつ不快感をお話ししたところで、技工士さんご自身が私と同じ状況にならない限り、分かってもらえないと思い、少々諦めています。
また、歯間ブラシが通る程、隙間は開いていませんので、今後のケアをどうしたら良いのか分かりません(汗)
先生方、私と技工士さんのやり取りについて、ご感想を頂けましたら幸いです。
回答3
回答4
中山歯科医院(石川県金沢市)の中山です。
回答日時:2009-09-03 10:25:08
そのやりとりを拝見すると、どちらの方の意見が正しいのか?分かりませんね。
もちろんSTUDIO ADVISERさまの感覚はご自身のものですので、正しいのですが、技工士の意見も文面通りだとすると、そこでは解決には至らないのかもしれないです。
もしかするとただ単に『慣れ』の問題で解決するのかもしれません。
ただし、技工士さんが、
「歯肉の厚みが足りないので」
と言っているので、歯科医師にその部分の改善をしてもらうと治る可能性はたかいとは思いますね。
もちろんSTUDIO ADVISERさまの感覚はご自身のものですので、正しいのですが、技工士の意見も文面通りだとすると、そこでは解決には至らないのかもしれないです。
もしかするとただ単に『慣れ』の問題で解決するのかもしれません。
ただし、技工士さんが、
「歯肉の厚みが足りないので」
と言っているので、歯科医師にその部分の改善をしてもらうと治る可能性はたかいとは思いますね。
回答5
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2009-09-03 13:37:03
隙間自体は埋めようと思えば埋めることは可能なのです。
主治医に『オベイトポンティクという形状のダミーにしてください』
といったり、
『歯肉を膨らませるコネクティブティッシュグラフトの手術をしてください』
と言えばよいのですが、まず
●それを行う技術があるか
●予算が見合うか
●本当にそのようなことを行わなければいけないのか?
なんてことが影響します。
かつて関西の大学が「隙間を開けているほうが清掃性の向上は図れる」と研究結果を出しております。
隙間を埋めることが全てOKとは限らないのです。
なので、そのあたりも含めて主治医の考え方を聞くべきです。
極論を言うと、
『歯を失ったのです。
歯があるときと同じ快適性を求めても無理なのです。
歯があるときに比べて快適度は3〜4割は落ちると思ってもらい、諦めと慣れが必要になります。』
主治医に『オベイトポンティクという形状のダミーにしてください』
といったり、
『歯肉を膨らませるコネクティブティッシュグラフトの手術をしてください』
と言えばよいのですが、まず
●それを行う技術があるか
●予算が見合うか
●本当にそのようなことを行わなければいけないのか?
なんてことが影響します。
かつて関西の大学が「隙間を開けているほうが清掃性の向上は図れる」と研究結果を出しております。
隙間を埋めることが全てOKとは限らないのです。
なので、そのあたりも含めて主治医の考え方を聞くべきです。
極論を言うと、
『歯を失ったのです。
歯があるときと同じ快適性を求めても無理なのです。
歯があるときに比べて快適度は3〜4割は落ちると思ってもらい、諦めと慣れが必要になります。』
相談者からの返信
相談者:
STUDIO ADVISERさん
返信日時:2009-09-10 00:48:59
タイトル | 前歯のメタルボンドブリッジに隙間があり不快。本付け前に再作成は可能か |
---|---|
質問者 | STUDIO ADVISERさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:1番(中切歯) ブリッジ治療法 ブリッジその他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。