3年前にインプラント治療してから唇の痺れが取れない
相談者:
JRAGOKUさん (47歳:男性)
投稿日時:2009-09-08 10:34:14
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-09-08 12:26:14
回答2
あらきデンタルクリニック(香川県坂出市)の荒木です。
回答日時:2009-09-08 13:45:36
この3年間の経過によっても変わるのではないでしょうか。
まったく変化がないのであれば、一度インプラントの撤去を検討する場合もありますし、経時的に(少しずつですが)良くなってきている経過であれば日にち薬として経過を見ていく場合も考えられます。
最終的な結論としては担当医師との相談の上で決めるのが一番よいのではないかと思いますが、経過から推察すると何かをおこなったから短期間で劇的に改善するという可能性は低いようにも感じられます。
ご参考になれば幸いです。
まったく変化がないのであれば、一度インプラントの撤去を検討する場合もありますし、経時的に(少しずつですが)良くなってきている経過であれば日にち薬として経過を見ていく場合も考えられます。
最終的な結論としては担当医師との相談の上で決めるのが一番よいのではないかと思いますが、経過から推察すると何かをおこなったから短期間で劇的に改善するという可能性は低いようにも感じられます。
ご参考になれば幸いです。
回答3
回答日時:2009-09-08 14:34:38
米国でインプラントの専門医をしています。
インプラント埋入の際に下歯槽神経が気傷つけられたのだと思いますが、神経細胞は完全に切断されていない限りはある程度は回復が見込めます。
ただし、神経細胞は体の細胞の中で一番複雑なため回復には時間がかかります。
私はインプラント治療をはじめて18年になりますが当時(18年前)は下顎の臼歯部に長いインプラントを埋入するために、わざとこの下歯槽神経を外側に移動させるといった手術を行っていました。
この治療に関する神経の麻痺率は50%と非常に高く、他のテクニックによる効果的な治療法が出てきたため、この手の手術はあまり行われないようになりました。
こういったテクニックによる麻痺は通常6週間ぐらいで回復していました。
神経細胞にある程度のダメージがあった場合、回復には6ヶ月以上かかるときもあります。
私が大学院に在籍中に大学病院に麻痺したために紹介で来た患者は、最長で2年で回復をしていました。
荒木先生と同意見で、もし少しでも改善の兆しがあるのでしたら気長に様子を見るのもよいでしょうし、もしインプラントが完全に神経管を貫通しているようでしたら、インプラントを抜いてきっちりとしたポジションに移動させるのもひとつの方法だと思います。
インプラント埋入の際に下歯槽神経が気傷つけられたのだと思いますが、神経細胞は完全に切断されていない限りはある程度は回復が見込めます。
ただし、神経細胞は体の細胞の中で一番複雑なため回復には時間がかかります。
私はインプラント治療をはじめて18年になりますが当時(18年前)は下顎の臼歯部に長いインプラントを埋入するために、わざとこの下歯槽神経を外側に移動させるといった手術を行っていました。
この治療に関する神経の麻痺率は50%と非常に高く、他のテクニックによる効果的な治療法が出てきたため、この手の手術はあまり行われないようになりました。
こういったテクニックによる麻痺は通常6週間ぐらいで回復していました。
神経細胞にある程度のダメージがあった場合、回復には6ヶ月以上かかるときもあります。
私が大学院に在籍中に大学病院に麻痺したために紹介で来た患者は、最長で2年で回復をしていました。
荒木先生と同意見で、もし少しでも改善の兆しがあるのでしたら気長に様子を見るのもよいでしょうし、もしインプラントが完全に神経管を貫通しているようでしたら、インプラントを抜いてきっちりとしたポジションに移動させるのもひとつの方法だと思います。
回答4
中山歯科医院(石川県金沢市)の中山です。
回答日時:2009-09-08 18:57:21
よい治療法が有るのかもしれませんが、僕は存じ上げません。
気長に治療されるしか無いように思います。
頑張ってください
気長に治療されるしか無いように思います。
頑張ってください
回答5
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-09-08 19:28:28
JRAGOKU さん、こんにちは。
神経麻痺の一番の治療法としては、松山先生のおっしゃるように麻痺の原因となっているものを除去することでしょう。
もし一時的な神経の麻痺であれば、ビタミンBやATP製剤によって神経が賦活することは考えられます。
神経が切断されてしまっているのであれば、神経移植や神経縫合が行われることもありますが、時間が経ってしまうと回復が難しい場合もあるようです。
参考になれば幸いです。
神経麻痺の一番の治療法としては、松山先生のおっしゃるように麻痺の原因となっているものを除去することでしょう。
もし一時的な神経の麻痺であれば、ビタミンBやATP製剤によって神経が賦活することは考えられます。
神経が切断されてしまっているのであれば、神経移植や神経縫合が行われることもありますが、時間が経ってしまうと回復が難しい場合もあるようです。
参考になれば幸いです。
回答6
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-09-08 23:58:15
JRAGOKUさん、こんにちは。
大変お困りの状況にあると思います。
ご心中お察しします。
>3年ぐらい前にインプラント治療をして完了しておりますが、治療中より未だに唇の痺れが取れません。
私見ですが、3年間も症状が持続している状態にあると、今後の処置で、ある日劇的に症状が改善するという可能性は、残念ながらあまり高くないように思います。
インプラントの除去というのは一つの選択肢ではあると思いますが、ご質問の内容のみでは、これで症状が改善するかどうかの予測は困難です。
この3年間、特に神経麻痺の専門診療科(麻酔科・ペインクリニックなど)を受診されていないのであれば、一度受診されてみることも選択肢の一つではないか、と考えます。
何とか良い方向に状況が進むことを願っています。
お大事になされてくださいね。
大変お困りの状況にあると思います。
ご心中お察しします。
>3年ぐらい前にインプラント治療をして完了しておりますが、治療中より未だに唇の痺れが取れません。
私見ですが、3年間も症状が持続している状態にあると、今後の処置で、ある日劇的に症状が改善するという可能性は、残念ながらあまり高くないように思います。
インプラントの除去というのは一つの選択肢ではあると思いますが、ご質問の内容のみでは、これで症状が改善するかどうかの予測は困難です。
この3年間、特に神経麻痺の専門診療科(麻酔科・ペインクリニックなど)を受診されていないのであれば、一度受診されてみることも選択肢の一つではないか、と考えます。
何とか良い方向に状況が進むことを願っています。
お大事になされてくださいね。
相談者からの返信
相談者:
JRAGOKUさん
返信日時:2009-09-09 10:17:31
色々とアドバイス有り難うございます。
経緯を詳しく説明しますと、問題の箇所のインプラント(3Iで2回術)の術後、顔左半分に痺れがあり、主治医に相談した所、5日後に除去してもらいました。
その後、痺れている範囲は徐々に狭くなり、左の下あごから唇までに
おさまりました。
再手術までの8ヶ月の間にCT撮影をして神経の切断がない事を確認して、安全と思われる長さのボルトを決め再手術をしました。
インプラント完治までは痺れの範囲は変わらず、現在より4ヶ月前に
口腔専用の低周波器で表側と口の中に電気を流して治療をしました。
その結果、あごの辺りの痺れは少なくなりましたが、唇だけは初めと
変わらず現在に至っています。
ビタミン剤の服用は一番初めに試しましたが、全く変化はありませんでした。
諸先生方の経験から完治の処置方法がありましたら具体的にお教え願いたいのですが、宜しくお願いします。
-----------------
返信1と同じ相談が2009-09-14 10:06:53に新スレでも投稿されてましたので、回答はこちらのスレに追加いたします。
(歯科相談室・編集部)
経緯を詳しく説明しますと、問題の箇所のインプラント(3Iで2回術)の術後、顔左半分に痺れがあり、主治医に相談した所、5日後に除去してもらいました。
その後、痺れている範囲は徐々に狭くなり、左の下あごから唇までに
おさまりました。
再手術までの8ヶ月の間にCT撮影をして神経の切断がない事を確認して、安全と思われる長さのボルトを決め再手術をしました。
インプラント完治までは痺れの範囲は変わらず、現在より4ヶ月前に
口腔専用の低周波器で表側と口の中に電気を流して治療をしました。
その結果、あごの辺りの痺れは少なくなりましたが、唇だけは初めと
変わらず現在に至っています。
ビタミン剤の服用は一番初めに試しましたが、全く変化はありませんでした。
諸先生方の経験から完治の処置方法がありましたら具体的にお教え願いたいのですが、宜しくお願いします。
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返信1と同じ相談が2009-09-14 10:06:53に新スレでも投稿されてましたので、回答はこちらのスレに追加いたします。
(歯科相談室・編集部)
回答7
あらきデンタルクリニック(香川県坂出市)の荒木です。
回答日時:2009-09-19 16:07:43
現在の状況では「何かをしたからすぐに治る」というのは難しいのではないかと推察いたします。
痺れの症状は治癒の過程で最初どんどん良くなってきますが、最後の部分(違和感であるとか少しの痺れ)がなくなるのに時間がかかる事が多いと思います。
万全を期すのであればインプラントの撤去でしょうが、撤去しても完全に治癒するかどうかは何とも言えませんので、最終的なご判断は担当医の先生との相談の上で、というのが良いと思います。
処置方法として「この方法ならOK」というものは現在の状況ではないのではないかと推察いたします。
痺れの症状は治癒の過程で最初どんどん良くなってきますが、最後の部分(違和感であるとか少しの痺れ)がなくなるのに時間がかかる事が多いと思います。
万全を期すのであればインプラントの撤去でしょうが、撤去しても完全に治癒するかどうかは何とも言えませんので、最終的なご判断は担当医の先生との相談の上で、というのが良いと思います。
処置方法として「この方法ならOK」というものは現在の状況ではないのではないかと推察いたします。
回答8
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-09-19 16:13:33
そうですね。
インプラント体の除去、ビタミン剤、ATP製剤の投薬、レーザーや高周波などの温熱療法‥と言う感じでしょうか。
荒木先生の書かれている通り、麻痺の治療は時間がかかります。
お大事にされてください。
インプラント体の除去、ビタミン剤、ATP製剤の投薬、レーザーや高周波などの温熱療法‥と言う感じでしょうか。
荒木先生の書かれている通り、麻痺の治療は時間がかかります。
お大事にされてください。
相談者からの返信
相談者:
JRAGOKUさん
返信日時:2009-09-19 16:14:21
アドバイス有り難うございました。
時間をかけて様子を見ます。
時間をかけて様子を見ます。
タイトル | 3年前にインプラント治療してから唇の痺れが取れない |
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質問者 | JRAGOKUさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 47歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | インプラントに関するトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。