神経のない前歯、ホワイトニングと土台について

相談者: しょこさん (32歳:女性)
投稿日時:2009-09-11 21:16:40
こんばんは。

ホワイトニングカウンセリングを受けた際、上前歯(左1)の神経がなく色があわなくなるためセレック3での冠を勧められました。
(4年程前に別の歯医者さん虫歯治療のため神経抜いています)

ラミネートベニアの説明も受けましたが、先生はクラウンのほうがよいという考えのようです。


ホワイトニングしか考えていなかったため、今後の進め方については保留の状態ですが、次回は

「とりあえずオフィスホワイトニングして、神経を抜いただけで前歯に土台が入ってなくて心配だから土台だけは入れる」

というお話でした。


ネットで調べてみて、セレックは色あわせが難しいこと、簡単に削らないほうがいいという意見やウォーキングブリーチという方法があることを知り、セレックの冠をどうしようか迷っています。

カウンセリングを受けた歯医者さんではウォーキングブリーチの説明は受けませんでしたので、やっていないのかもしれません。

現時点で神経のないが欠けているわけでもないですし、色調だけの問題ならあまり削りたくありません。



そこで質問なのですが、

1.個人差があることは認識していますが、オフィスホワイトニングで健康な歯と神経のない歯の色はかなり違いがでますか?

他の歯が黄色っぽいこともあり、今現在神経のない歯は素人目には変色は目立ちません。


2.今回、被せ物をしないにしても土台は入れるべきなのでしょうか?

先生からは土台は保険外で5000円の費用と聞いています。
素材等については聞いていません。
土台にもいろいろな種類があることを知り、実際に被せ物をすると決めた時に土台を入れたほうがよいのでは…と思ったので。


3.今後変色がすすむ、歯が弱って硬いものを噛んだ際に歯がかけるという状態になる前に、ラミネートベニアやクラウンという選択をしたほうがいいのでしょうか? 
タイミングがわからなくて…。


4.「削る部分が少ないほうがよい」という考え方からいくとラミネートベニアのほうがクラウンよりよい気がするのですが、選ぶ際にはなにを重視すればよいのでしょうか?


長文で申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-09-11 21:29:06
そうですね。

まずは

>現時点で神経のないが欠けているわけでもないですし、色調だけの問題ならあまり削りたくありません。

と言う事で回答します。
逆に目標とする色調にはならない可能性がある事と、僕の個人的考えであると言う事をご了承ください。


>1.

かなり近い所まで持って行く事は可能かと思いますが「同じ」と言うレベルを追及すると厳しいかも知れません。

ウォーキングブリーチよりもインターナルブリーチの方がいいかもしれませんね‥。



>2.

ウォーキングブリーチもインターナルブリーチも歯の裏側を削って行います。

そこで、出来るだけ歯全体を白くしたいと考えると根管孔に近い所まで開けるでしょう。
そうなると「どうせだったら補強の意味でポストまで‥」となってもおかしくは無いと思います。

インターナルブリーチ後、CR充填で済ませるのも手ですが、将来的にセラミッククラウンにする意向があるのであればコアまで作っておいても無駄では無いような気がします。



>3.

基本的にはラミネートベニアは神経を取った歯には適応外とされています。
(僕はやっちゃいますけど‥)


>4.

ドンピシャに色を合わせようと思うとクラウンの方が有利かと思います。
削る量が少なければ少ないほど色合わせは困難になる傾向にあります。
(一定量以上削る必要はありませんが‥)


後は、担当の先生と技工士さんの腕次第と言ったところでしょうか‥。


以上、私見でした。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-09-11 21:53:25
こんばんわ、以前私が処置した患者さんでの事ですが、質問1と2はそのときの経験からお答えします。


>1,
 神経のあると無い歯でのホワイトニング後の違いがあるかと言う点ですが、両方の歯とも白くはなりますが、神経をとってある歯の方が何となくくすんで見える感じがしました。

その患者さんはその状態で納得はされましたが、私自身はもう少し透明感が出るとよかったと感じています。


>2,
 タイヨウ先生も書かれていますが、ホワイトニングをするとき歯の裏側を削って行います。
そこで、出来るだけ歯全体を白くしたいと考えると根管孔に近い所まで開けるでしょう。

現在は根管充填をした後にレジンあるいはセメントで充填してあると思われます。

同じように開けた穴は何らかの方法で埋めなければなりません。3番目の質問につながりますが、単にレジンで蓋をするよりは土台を作っておいた方がいいとは思います。
 

>3,
私の個人的な意見ですが神経をとった歯は色もですが、脆弱になるのでできればクラウンにした方がいいような気がします。

ただ、某歯科大学の保存科教授が抜髄した後の歯にラミネートベニアをしてもいいようなことを言っていましたので、ありなのかもしれません。

こればかりは先生と良くお話になって、納得してから治療を受けてください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-09-11 21:53:55
>1.個人差があることは認識していますが、オフィスホワイトニングで健康なと神経のない歯の色はかなり違いがでますか?

神経のある歯と神経のない歯の色の差は非常に大きくなると思います。


>他の歯が黄色っぽいこともあり、今現在神経のない歯は素人目には変色は目立ちません。

オフィスホワイトニング後、たぶん変色は目で見て分かるようになると思います。

神経のある歯は車で移動する
神経のない歯は自転車で移動する

ぐらい白くなるスピードには差があります。


私もウォーキングはしなくてタイヨウ先生と同じインターナルブリーチで何回もホワイトニングして白くしています。
それとホームホワイトニングを神経のない歯だけ何日も続けてもらいます。

今日そう言った方の治療を行っていますが、大変ですよ。

削って被せた方がよっぽど短期間で治療もシンプルに終わり手間もかかってきません。

程度の問題ですが、ホワイトニング後神経のない歯は目立つと思ってもらった方がいいと思います。



>2.今回、被せ物をしないにしても土台は入れるべきなのでしょうか?
>先生からは土台は保険外で5000円の費用と聞いています。
>素材等については聞いていません。

レジンファイバーコアなどの白いものを選ばれた方がいいと思います。
治療前に一度先生に土台の色を聞いておかれた方がいいと思います。


>3.今後変色がすすむ、歯が弱って硬いものを噛んだ際に歯がかけるという状態になる前にラミネートベニアクラウンという選択をしたほうがいいのでしょうか? 
>タイミングがわからなくて…。

咬合にもよるのですが、私は患者さんが削りたくないと言えばそのまま置いておく歯が多いですね。
削れば医業収入に繋がり医院経営は楽になりますが、結局自分がされたい治療を考えるとあまり積極的には削りませんね^^;


>4.「削る部分が少ないほうがよい」という考え方からいくとラミネートベニアのほうがクラウンよりよい気がするのですが、選ぶ際にはなにを重視すればよいのでしょうか?

全ては歯科医院選びだと思いますが^^;
ご自身であまり悩むより、担当の先生から治療方針を聞きそれを考えられた方がいいと思いますよ。


因みに私は殆どラミネートしませんね、接着に不安があるので治療するのであれば被せ物で高い審美性を狙いにいきます。
それを長く使ってもらうと言う考え方です。

ラミネートが数か月で外れて転院されてくる方もおられますから^^;


おだいじに
 

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-09-11 23:30:51
こんばんは。

私も、神経のないを含んでホワイトニングをすると、かえって目立つ様になる気がします。

今現在があまり気にならないのなら、もういっそ何もしない方がいいかも・・。


ホワイトニングも、私は好きなんですけど、色の後戻りとかも必ずありますし、そのたびに他の歯の色とのバランスまで気を遣うのは結構大変かも知れませんよ。

攻め攻めで頑張る場合は、神経のない歯を中心とした(ウォーキング、インターナル)ブリーチやホワイトニングを第一選択として、それで無理ならラミネートではなくてクラウンがお勧めです。
(※お勧めは先生によって異なります)


ホワイトニングだけであれば、最悪の場合半年とか1年とか放置しておけば、多分今現在と同じ色にまで戻れると思います。

もしもクラウンにするなら、片側の1番だけと言う難症例でのセレックは、ちょっと不安なイメージがあります。。


病気の治療をする訳ではないのですから、時間をかけてしっかり考えて、後悔のない様に決めて下さいね。

お大事にどうぞ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: しょこさん
返信日時:2009-09-13 23:42:04
先生方、回答ありがとうございます。

インターナルブリーチというものがあるのですね。
勉強になりました。

通っている歯医者さんでインターナルブリーチをやっているかがわからないので、次回の時に相談してみます。


被せるためだけでなく、強度の意味で土台することがありだとわかりました。

ただ、通っている先生とはウォーキングブリーチをするという話にはなっていないので、タイヨウ先生がおしゃってる『出来るだけ全体を白くしたいと考えると根管孔に近い所まで開けるでしょう。そうなると「どうせだったら補強の意味でポストまで‥」となってもおかしくは無いと思います』というお話とはちょっと違うかもしれません。。。

ブリーチのついでではなく、補強の意味で土台をいれるということだと思います。

土台の素材についても先生に確認して、今後の進め方を決めたいと思います。



井野先生の『削って被せた方がよっぽど短期間で治療もシンプルに終わり手間もかかってきません』というコメントになるほどなぁと思いました。

「削ることはよくない」と思い込んでいましたが、神経のない歯の今後を長いスパンで考えて、被せることも視野において考えたいと思います。



タイトル 神経のない前歯、ホワイトニングと土台について
質問者 しょこさん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 支台築造その他
ホワイトニング治療法
審美歯科治療(人工の歯)
オフィスホワイトニング
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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