硬質レジンジャケット冠は虫歯になりやすい?転院時の保険適用について

相談者: AHさん (39歳:男性)
投稿日時:2009-10-04 10:17:13
はじめまして。

現在、の治療を受けていまして、左下5番の歯へのクラウン装着についてお聞きしたいことがありますので、よろしくお願いします。

現在、左下の第二小臼歯(5番)と第二大臼歯(7番)を治療中です。
2つとも銀歯を被せることになったのですが、奥歯はともかく、第二小臼歯についてはためらっています。

できれば白いものにしたいので、何箇所かの歯科医に問い合わせたり、ネットで調べています(その中でこのサイトを見つけました)。

調べてみたところ、硬質レジンジャケット冠は、耐久性に乏しいことなどから、あまり好ましくないという意見が大勢を占めていました。
しかし、中にはそれでも特に問題はないと言われた歯科医が一箇所ありました(ネット上のHPで見つけました)。

現在かかっている歯科医では、プラスチック(硬質レジンジャケット冠)は耐久性に問題があり、また、(隙間ができやすいからでしょうか)再度、虫歯になりやすいと言われたので、そのことを伝えると、そんなことはないと言われました。

金属よりプラスチックの方が弱いのは当然でしょうが、ダメになったら、その時点でセラミックにしようと思い、その方向で行こうと考えています。

ただ、疑問があります。

硬質レジンジャケット冠は、再度、虫歯になりやすいのでしょうか。
このサイトでも調べましたが、耐久性に問題があるとはありますが、再度、虫歯になりやすいという記載は見当たりませんでした。
実際のところどうなのでしょうか。

もう一つ疑問があります。
保険や費用のことです。

現在通っている歯科で、2本の歯は既に型(銀歯)をとってあり、あとは被せるだけです。奥歯は現在の歯科でつけてもらい、第二小臼歯(5番)については、前述の歯科でつけてもらおうかと考えています。

硬質レジンジャケット冠でも大丈夫というのは自信があるからでしょうし、セラミックも相場よりかなり安めなので、まずはお試しということで、その歯科に頼みたいのです。

問題は、既にとってある型の方をどうするかです。その分、請求されても仕方がないですが、それが保険適用になるか否かです。

硬質レジンジャケット冠にしろ、銀歯にしろ、一方に保険を適用したら、2年間は保険が効かないとのことですから、もう一方には保険が適用されず、自費扱いになってしまうのではないかという危惧です。

以上、2つの質問についてご回答、よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-10-04 12:34:39
AHさま、こんにちわ。

硬質レジンジャケット冠については、お調べになったように強度的には若干問題がありますが、ご自身で納得の上ならいいと思います。

むし歯に関しては、ジャケット冠だからといってむし歯になりやすいことはないと思います。

保険適用については、歯科医院が変わればいいように思いますが、直接訊ねてみられてはいかがでしょうか。
はっきりせずに申し訳ありません。

すでに採って有る型については、費用が発生すると考えてください、出来れは歯科医院に作製を止めていただけるよう電話なさったら間に合うかもしれません。

参考になさってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: AHさん
返信日時:2009-10-04 23:14:39
山田歯科医院 山田様

ご回答ありがとうございます。

ジャケット冠だからといって、強度に若干の問題はあるものの、虫歯になりやすいということはないということが確認できて助かりました。

既に型は出来上がっているようで、その分、余計に費用がかかってしまいますが、ジャケット冠にしようと思います。
保険適用になるか否かはこれから確認しようと思います。

この度は、アドバイスありがとうございました。
今後もよろしくお願いします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-10-04 23:52:53
こんばんは。すでに半ば解決済みのようですが・・・

>耐久性に問題があるとはありますが、再度、虫歯になりやすいという記載は見当たりませんでした。

ムシ歯になるならないは、治療の精度とアフターケア次第です。
これは金属冠でも、レジンジャケット冠でも、セラミックでも同じです。

ただ、レジンジャケット冠は表面に歯ブラシなどで傷が付きやすく、プラークが付着しやすいと言われています。
これは「材質の差」ですね。

プラークが付きやすい材質なのに、歯磨きすると傷がつく・・・という悪循環が危惧されるので、お勧めしない先生が多いのでしょう。
(もちろん、強度の問題もありますが・・・)


もうひとつの質問に関してですが、7番の方は保険が適用されます。
5番の金属冠の製作費用に関しては、対応の仕方がいくつかあるので、その医院にお尋ねください。

5番のレジンジャケット冠に関しては、医院が違うので保険適用できるでしょう。

ちなみに先日他の相談でのやりとりで私も初めて知ったのですが、小臼歯硬質レジンジャケット冠は、条件が合わないと保険請求できないそうです。

まぁその「条件」というのも明文化されているわけじゃないので、担当医が「OK!」と判断すれば適用できるようなんですけどね。

必ずしも「小臼歯の硬質レジン冠は保険適用」ではないということです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-10-05 00:01:40
こんにちは。

解決後の様ですが・・

自分はやや問題がある様に感じます。



実際に比較をしたこともありませんし、正確なデータというのも自分の知る限るはありません。

ですが、理工学的に考えれば、どう考えてもジャケット冠は(同等のレベルの)銀歯と比べるなら、虫歯にはなりやすいのではないかと思っています。



保険硬質レジンジャケット冠という物は、想像に難しくないかと思いますが、強度が弱いです。

金属やセラミックと比べたレジンの強度というのは、磨り減るとか割れると言う現象だけではなく、その前に「たわむ」現象が必ず起きます。

そしてそれをセメントで合着している訳ですから、たわむ度に歯質(あるいは土台)と硬質レジンジャケット冠との隙間を埋めているセメントを、ポロポロと壊していくことになるのではないか?と想像します。

一切咬ませない、咬まないと言うのなら別ですが、それでも硬質レジン自体プラークが付着しやすいと言う問題もありますので、今後のプラークコントロールには相当な気を遣うことになります。



私なら、硬質レジンジャケット冠をどうしても入れることになったとしたら、それは保険のルール上2年以上持たせる努力をしなくてはなりませんので、少しでも強度を確保するために、物凄く分厚くなる様に敢えて作ります。

そうなれば残存歯質は必要以上に削る様になりますし、硬質レジンジャケット冠は物性上隙間がどうしても大きめに開いてしまいますから、次虫歯になった時には抜歯になる危険すら、他の方法と比べれば多くなると思います。

少なくとも、自分の口や、自分の診させて頂いている患者様には入れる気にはなりませんね。
(もちろん、山田先生のおっしゃる様に、デメリットを十分に理解した上での選択なら止めはしません)

ですが、経験上「自信のある」先生もいらっしゃることかと思います。
私は、その経験自体がないですから、あくまで想像の話です。

参考までとされて下さい。







それともうひとつ、今回保険で銀歯を作製されて、それの費用は支払うものの、またすぐに医療機関を変更(=転院)し、保険で硬質レジンジャケット冠を作製しようとされている(?)点も気になります。

これは、実際にはもしかしたら通るのかも知れませんが、ルール上も倫理上も問題がある様に思います。

保険で消費される医療費は、AHさん個人の貯金ではありませんからね。

堂々と行うとするなら、今回の銀歯作製までにかかっている保険診療報酬を、現在かかられている医院で全て返戻して頂いた上で、歯科医院に対してAHさんがこれまでの実費をお支払い(つまり、結構な金額になります)し、それから転院されるべきでしょうね。



少々ややこしかったかと思いますが、総じて、個人的な意見としては、このまま銀歯を装着されることを強くお勧めしますよ。




と書いてる間に吉岡先生からもコメントがありましたね^^;

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: AHさん
返信日時:2009-10-05 00:47:28
吉岡様 渡辺様

詳しい説明ありがとうございます。

なかなか難しい問題があるようで、どうしたら良いか分からなくなってしまいました。

水曜日に予約を入れてあるのですが、それまでなんとか整理をしておこうと思います。

また、よろしくお願いします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-10-05 14:01:23
そうですね‥。

やはり、保険のルールと「クラウンを白くしたい」というのは(今現在は)両立しませんよね‥。

硬質レジンジャケットクラウンに関しては、僕個人としては「1〜2年使う仮歯」という感覚です。

虫歯になりやすいかどうかというのは、一概には言えないと思います。

吉岡先生やノア先生が書かれている通り、材質として「プラークが付着しやすい」と言う問題はあると思います。


>金属やセラミックと比べたレジンの強度というのは、磨り減るとか割れると言う現象だけではなく、その前に「たわむ」現象が必ず起きます。

その通りだと思います。

従って、通常、保険で使用されるセメントでは「たわみ→隙間→虫歯になりやすい」という現象は考えられると思います。

保険外で使うような「強力なセメント」であれば隙間は生じにくいと思いますが‥。



ただ、ノア先生が書かれている

>今回保険で銀歯を作製されて、それの費用は支払うものの、またすぐに医療機関を変更(=転院)し、保険で硬質レジンジャケット冠を作製しようとされている(?)点も気になります。

は僕も気になります。
保険の無駄使い‥という意味でです。


ですので、僕も今回の件に関しては「このまま銀歯を装着されることを強くお勧めしますよ。」ですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: AHさん
返信日時:2009-10-05 23:01:48
タイヨウ・デンタル・オフィス タイヨウ様

詳しいご回答ありがとうございます。

よろしければ、さらに一つお聞きしたいことがあります。
削ってしまったクラウンを被せず、そのままにしておくなどということは、さすがに無謀でしょうか。

ところで、歯科医を代えたいと思ったのは、質問の本文には書きませんでしたが、他にも理由があったからです。
それは、通っていた歯科医に対する不信感です。

少し長くなりますが、経緯を書きたいと思います。

5番の歯が沁みたり噛むといたかったので歯科医を訪れたのですが、問題はその歯ではなく、一番奥の歯であるという診断を受け、治療を開始しました(神経の構造上、そういうことがあり得るという説明を受けました)。

奥の歯は虫歯がかなり進行していて、神経も抜いたことを後日知りました(会話のやり取りの中で)。
できれば了解をとって欲しかったのですが。

そして5番の歯も削られ、神経も取られました。
神経を抜かれたのは、さらに後日知ることとなります。
このことに疑問を感じました。
最初の説明と違うし、神経を2本も、本人の了解なしに抜いたわけですから。

さらに、ドリルが舌に当たって傷がついても、一言もありませんでした。

正直なところ、この歯科医には二度と行きたくない心境です。
怖くて仕方ありません。

しかし、問題は、やはり既にとってしまった型をどうするか、保険の適用はどうなるか、費用はどうなるかです。

最近、かなりまいっています。

なにか良い案があったら、教えていただきたいと思います(さらに教えを請ってしまい申し訳ありません)。

よろしくお願いします。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-10-06 00:44:05
事前の説明がなくて不信感ということだったんですね。

転院したとして、金属冠を作った医院から請求書が来ないか・・・という心配をされているような感じも受けましたが、その心配はありません。

制作費が二重にかかるので、ノア先生やタイヨウ先生が書かれたように「保険財源の無駄使い」になってしまうのですが、そういういきさつなら仕方ないのかな、とも思います。

「削ったまま放置」は良くないですよ。

頼もうと思っている歯科で、よくよく相談されて治療を進められてはどうですか?

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-10-06 09:14:29
ナルホド‥。

まあ、そう言う事であれば仕方が無いですね。

ただ、本来であればそうなる前に担当医と相談の時間を作り、どのようにしていくかを話してからクラウン作成に移行するべきでしたね(まあ、実際には難しいのでしょうが‥)。


前医の作成したクラウンに関しては、「診来院請求」という形で処理されますので、前医の負担にはなりません(ま、これも税金の無駄使いですが‥)。

ですから、AH さんは前医の事は気にせず、新しい歯医者さんを探されて結構です。

次の歯医者さんに行って、詳細をお話すれば継続して治療を続ける事が出来ると思います。



>削ってしまったにクラウンを被せず、そのままにしておくなどということは、さすがに無謀でしょうか。

これこそ最悪の選択ですね。

歯科治療は、咬めるようになるまで機能回復する事を目的とします。
完了させないと最終的には「抜歯」「咬み合わせの不具合」「顎関節症」などになってしまう可能性があります。
(今までの治療そのものが無駄になりますよ)


しっかり相談にのってくれる歯医者さんを探し、最後まで治療を完了させてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: AHさん
返信日時:2009-10-06 23:16:21
吉岡様、再度、ご回答ありがとうございました。

タイヨウ様、質問に答えていただきありがとうございました。

まず削ったについてですが、そのままにしておくことは、やはり危険であることが分かりました。

費用の件についてですが、調べてみたところ、製作した型の分だけではなく、最初から一連の全ての過程の費用が全額、自己負担になる可能性があると思われ、心配していました。
しかし、そんなことはないようなので安心しました。

確かに保険財政の無駄使いかもしれませんが、今後に生かしたと思います。

今回、このようなトラブルにあって、翻弄されてしまいました。


今後は、このことを教訓に、よく調べ慎重に事を運ばなければならないと思います。

アドバイスありがとうございました。



タイトル 硬質レジンジャケット冠は虫歯になりやすい?転院時の保険適用について
質問者 AHさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 保険のクラウン(奥歯:銀歯)
クラウンの治療費・費用
歯医者への不満・グチ
治療費・費用
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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