2歳3ヶ月、奥歯の間に黒い線。虫歯だった場合の治療方法は?

相談者: じゅんかんさん (36歳:女性)
投稿日時:2009-09-30 00:17:10
<前文>

5歳の長男が3歳ごろから虫歯になり、上下左右の奥歯(計4箇所)の治療をしたため、次男の虫歯予防はしていたつもりでしたが、2歳の歯科検診前歯の表面が虫歯になっているので、歯医者へ行くように言われました。

ショックでしたが長男かかりつけの小児歯科医に行きました。
診察台に乗ったとたんに号泣&大暴れで、衛生士さんと私の2人がかりで押さえつけなんとか診てもらいました。


上の前歯4本の前面と右上Dが初期の虫歯と診断され、

「この状態では治療は無理なので甘いものを減らし、フッ素歯磨きで朝晩磨き、3ヵ月後に様子をみましょう。
その時も治療できない場合はサホライドも検討しましょう」

とのことでした。


夏だったのでチューチューアイスが多かったと反省し、その日から買うのをやめて甘いお菓子は与えていません。

ただ干しぶどう・チーズ・牛乳・無糖ヨーグルト・おせんべいなどのおやつは日に2度ほど食べています。

歯磨きは自分でシャカシャカするのは好きですが、仕上げを号泣していやがります。
でも押さえつけて毎朝晩やっています。



そして診て頂いてから1ヶ月ほど過ぎた今日。
右下奥歯DとEの間に黒い線を見つけてしまいました。

もしかしたら何かの食べ残し?と期待してつまようじを当てようとしましたが、案の定号泣で無理でした・・・。


<質問>
・万が一虫歯だった場合、奥歯の間のの治療はどのように行なわれますか?
やはり削り、詰めるという流れでしょうか?

・前歯にサホライドは目立つので避けたいと思っているのですが、(進行度合いによってはやむを得ないとも思ってはいます)奥歯だけサホライドを行なうことはできるでしょうか?


長文で申し訳ありません。
なにとぞよろしくお願いします!


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-09-30 00:34:04
>やはり削り、詰めるという流れでしょうか?

そうなりますね。
ただ、治療の時期をどうするかは、口の中の状況次第です。


前歯サホライドは目立つので避けたい

この旨を伝えておけば、考慮した治療方針を立ててもらえるでしょう。


あと、気になる点をひとつだけ・・・

>仕上げを号泣していやがります。
>でも押さえつけて毎朝晩やっています。

なんだか悪循環になっているように思えます。

「泣くから押さえつける」⇒「押さえつけられるから泣く」⇒「もっと押さえつける」⇒「もっと泣く」

「昨日を思い出して泣く」⇒「今日も押さえつける」・・・


「自分でシャカシャカするのは好き」なうちは良いのですが、そうでなくなったら・・・(>_<)

親子で仲良く一緒になって(できれば楽しそうに)歯磨きしてもらえると良いんじゃないかなぁ、なんて思いますがどうでしょう?

褒めながら見せてもらえば、そんなにイヤイヤしないのでは・・・と。


いろんなタイプがいるので、そううまくはいかないかも知れませんけど(^^;)

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-09-30 14:21:24
ご相談ありがとうございます。

吉岡先生のお話の通り、治療や歯みがきの進め方に工夫があっても良さそうに思えます。



その年令であれば、大きい子供のようには協力してくれないことが多いものです。

まず初めは治療室という新しいところに慣れるように、そして自分から進んで口を開けるように、自信を持たせることから始めると良いかもしれません。



サホライド奥歯にも使えますし、削る治療をさせてくれない今の場合に有効かもしれません。

しかしそれすらも無理矢理に治療しては効果が薄れます。



仕上げ磨きも、もしお兄ちゃんがお手本になってくれると効果的ですが、楽しさを感じさせるように時間をかけて持っていけば変わってくるかもしれません。



むし歯ができてショックのようですが、今は慌てないほうが良いと思います。

急いては事をし損じると言いますが、いずれにせよその年頃で抵抗が強い場合はじっくり時間をかけると長い目で見れば必ず良くなることが多いものです。

一つずつ進めてみると良いでしょう。



また、甘いものの取り方は、一般的に勘違いされている方が多いものですから、ほんの参考までに1つの考え方を説明しましょう。



よくある勘違い=

おやつは食べ物ではないから本当はいけない、とくに甘いものはいけない、悪いことだから止めるか減らさなければいけない、でも止めたいけどできない、甘いものは量を減らせば大丈夫、ちょっとだったら良い、甘くないおやつなら良い、などなど他にもあります。


正解=

子供には間食も必要な栄養摂取です、甘いことはちっとも悪くない、甘みは良い食物にも含まれています、一番危険な甘みは砂糖の含まれているものです、しかし砂糖を減らす必要はありません、再石灰化の回復時間を与えるために砂糖の休み時間を作れば仮に食べ放題に大量に砂糖をとってもそれだけでむし歯にはなりません(身体への問題は別です)、逆に量をとても減らしても砂糖が入っていなくても糖質の摂りかたによってはむし歯になります。



因みにスウェーデンでは一人あたり、日本の約2倍の砂糖を消費していると言われています。
最近日本は砂糖の消費も減っています。

それではむし歯はスウェーデンが日本の2倍も多いでしょうか?

いいえ、逆です。
このことからでも、砂糖の量が重要なのではないことが分かります。



つまりおやつを止める必要は全くありません。
砂糖を減らす必要もありません。

砂糖をだらだらと、あるいは長く口に入れておくことは危険ですが、時間のけじめをつければ大丈夫です。


はらはらしながらストレスを与えることは、逆にとても危険です。
大人のむし歯予防についても砂糖の摂り方は同じです。


おやつは美味しくて良いことなのよと、一緒に楽しみながら教えてあげましょう。

本当の予防は楽しいから長続きします。
みんな進んでやりたくなります。


そんな予防もあることはあります。

細かいことは省略してあります。
実際のことはご担当の予防専門家にお聞き下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: じゅんかんさん
返信日時:2009-09-30 20:56:57
吉岡先生、さがら先生、早々のお返事ありがとうございます。


昨晩は治療しづらそうな奥歯の間に虫歯を発見してしまい激しく動揺していたのですが、先生方の温かいコメントで随分落ち着きました。

吉岡先生のコメントを拝見して、今晩の歯磨き

「おにいちゃんみたいにかっこよくできるかな?できたぁ(拍手)」

など楽しい雰囲気ですすめてみたところ、号泣することなく!仕上げ磨きが出来ました。
本当に感謝です。


さがら先生の間食の与え方も、腑に落ちました。

砂糖の休み時間!肝に銘じます。
というのも、次男は本当に食欲旺盛でものすごく食べるのです。
沢山食べてもすぐ「お腹すいた」とアピールして泣き叫ぶので、ついダラダラあげがちでした。

でも、最近は少しこちらの言うことが分かるようなので「もうちょっと待とうね」などなど、休み時間を設けて、楽しく食べていきたいと思います。


このHPに出会えて、先生方の温かいコメントをいただけて、とてもとても良かったです。

まずはかかりつけの歯医者に出かけて、サホライドを検討したいと思います。


家庭で出来ることをしっかりやり、治すところは治す。
ガンバリマス☆
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-10-01 01:14:03
>「おにいちゃんみたいにかっこよくできるかな?できたぁ(拍手)」

流石は我が子を熟知したお母さんですね♪
その調子でお願いします。

治療も褒めながら慣れさせていけば、早々にできるようになりそうですね(^^)


>家庭で出来ることをしっかりやり、治すところは治す。

その方針で良いと思います!!


予防は「無理せず、楽しく、続けること」が大事だと思います。
プロの力も上手に利用して、程よいさじ加減で「予防」に努めてくださいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: じゅんかんさん
返信日時:2009-10-06 07:20:12
吉岡先生

たびたびのコメント、本当にありがとうございます。
子育てしながら自分も育っていきたいものです。

これからもこのサイトに寄らせていただきたいと思っています。
あ、虫歯に悩む友人たちにも紹介していこうと思います☆



タイトル 2歳3ヶ月、奥歯の間に黒い線。虫歯だった場合の治療方法は?
質問者 じゅんかんさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
虫歯予防
小児歯科治療
乳歯の虫歯(むし歯)
子供(子ども)の虫歯
子供の虫歯予防
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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