上7番の歯根破折。抜歯とインプラントについての悩み(アメリカ)

相談者: つうちんさん (30歳:男性)
投稿日時:2009-10-10 04:33:53
こんにちは。
一ヶ月前からアメリカに住んでいるものです。
不幸にもアメリカに到着直後に右上7番が真っ二つに割れてしまいました。
(右上8番は元々ありません。)

実はここ数年、右上7番あたりに鋭い痛みが走っていたのですが、歯医者に聞いても

には異常がない。恐らく歯肉炎だろう」

と言われ続けました。
(割れた時に歯の症状を詳しく調べた結果、恐らく亀裂歯症候群ではないかということに至りました。)


勇気を持ってアメリカの歯科医にかかった所、

「割れが大きすぎて抜くしかない」

と言われました。
抜きたくないのが正直な意見なので、セカンドオピニオンとして違う歯医者にもかかりましたが、そこでも

「やはり抜くしかない」

と言われてしまいました.

以下にアメリカの医師の診断書の和訳を書いておきます。
(セカンドオピニオンの和訳です)

「患者はファーストオピニオンで歯が割れていると診断された。しかしできる限り歯を残す治療が受けたいらしく、よってセカンドオピニオンとして、ファーストオピニオンの診断書とレントゲンを持って当診療所を訪れた。歯は末端まで大きく割れている。割れた二つの歯は動きやすい。患者はよく歯ぎしりをすると言っていた。
割れの大きさによって回復困難であること、抜いた方が良いことを勧めた。」

自分の舌で触ってもその割れ目が確認できますが、ただ柔らかいものならあまり痛みがなく食べることが出来ます。
(そんな状況もあって、なかなか抜歯には踏みきれない状況です。)

サードオピニオンとして、日本のかかりつけ医に(アメリカからレントゲンと診断書の和訳を郵送して)相談して頂いた所、

「割れた歯を抜かずに一年位は放っておいても大丈夫だから、その間に帰国して当院を受診してはどうか。アメリカで抜いてもいいがインプラントは勧めない」

と言われました。
インプラントを勧めない理由として、破折が噛み合わせでおこっていること。
上顎洞が近接しているので手術が大変なこと。
歯が1本欠損するので当然咀嚼効率は落ちるが、日常の食事に不便になるほどではない。
ということのようです。

ただ、リスクとして右下7番歯もこの先抜歯になる、可能性がおおきい。
と言われました。

あと、アメリカは起訴社会のため、医療訴訟も大変多く、それもあって、少しでも不安要因がある治療は行わない傾向がある可能性がある。
(すぐに抜歯を勧めるということでしょうか。)
歯も体の一部なので、心配なら一時帰国を勧める。
とも言われました。

ただ、幸運にもこの医療費の高額なアメリカでもかなりいい保険に入れまして、インプラントを行なっても保険が効いて50%オフになります。


ここで質問ですが、

1、
何としてでも抜きたくないのですが、そういう道は閉ざされているのでしょうか。
日本に帰国することで歯を残せる可能性がアメリカより少しでも高いと思って良いのでしょうか。
歯の割れが大きいと診断されたものの、(リスクがあるかもしれませんが)クラウン等の治療は本当にしないほうがいいのでしょうか。
アメリカだからしない可能性がある、とみていいのでしょうか。
(一時帰国をする価値を見極めたいための質問です。)

2、
仮に抜歯を選んだとして、この50%オフのメリットを生かしてインプラントをしたいと思っていたのですが、する必要は本当にないのでしょうか。


3、
抜いてそのままにしてもいい、という意見は当掲示板からも幾つか見受けられましたが、ただ「相談者が女性だから」という条件があったように思います。
男性でもそのままにして良いものなのでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-10-10 07:07:34
つうちんさまおはようございます。

歯根破折を起こして抜歯を勧められているのですね、拝見してみないと残せるかどうかの判断は致しかねますが、残せる可能性は無いわけでは在りません。

適応症かどうかの診査が必要ですが、接着修復あるいは抜歯して接着の上再植という方法もあります。

ただこのような方法は少数派なので引き受けていただけるDrを捜す必要があります、もし成功すればを残すことが出来るので意味の有る治療方法だとは思っています。

>50%オフのメリットを生かしてインプラントをしたいと思っていたのですが、する必要は本当にないのでしょうか。

咬合状態を拝見しないと判断は難しいところですが個人的にはインプラントをなさっておいたほうがいいように思います。

参考になれば幸いです。

歯根破折歯の接着修復 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=143
破折歯の接着再植法  http://yamadashika.jugem.jp/?cid=161

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-10-10 08:32:48
おはようございます。

個人的には抜歯しておかれた方が良いと思います。

無茶なを残して、慢性的な細菌感染炎症を身体の入り口で起こしておくということには、全身の健康を考えても少々不安を覚えます。

接着に関しては山田先生もお書きの通りで、ごくごく少数派な方法ですから、もしもご興味がおありでしたら、一時帰国して姫路まで行かれた方が現実的かと思います。

抜歯自体は米国で行われて問題ないと思いますよ。



抜歯後の処置については意見の分かれるところですが、上顎7番部は骨質が非常に悪いので、「インプラントの将来」を優先するなら、費用対効果も考えて「抜歯後放置」をお勧めします。

インプラントが悪くなったら抜けばいいや・・と考えられるなら埋入しても良いと思います。
歯ぎしりがあればこそ、歯も欲しいところですが、何かを入れても危ない訳です。
(※と言っても、おそらくそこまで確率の高い話ではないです。ここを気にする考え方も、若干少数派かも知れません)

もしも私でしたら、その方のご希望やかみ合わせ、経済状況などにもよりますが、今回は抜歯後放置にしておいて、隣の6番ももしも抜歯することになった場合に、6,7番連結でのインプラントをご提案することが多いのではないか??と思いますよ。



それと歯ぎしりに関しては治すことが難しいですから、ナイトガードスプリント)の使用を強くお勧めしておきます。

症状(炎症、歯の欠損?)に対しての処置も大切ですが、原因(歯ぎしり、プラークコントロール)についてもアプローチされた方が賢明かと思いますね。

異国で余計に悩まれることと思いますが、色々な方によく相談して、納得出来る方法を選択して下さいね。

お大事にどうぞ。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-10-10 11:03:25
僕も基本的にはノア先生と同じ方向で考えます。

は末端まで大きく割れている。

これは残念ながら残せる可能性は非常に低いと思います。
どうしても抜きたくないと言う事であれば、一時帰国して姫路に行かれる事をお勧めします。


抜歯後の事に関して言えば

 「放置」か「インプラント

と言う事になると思います。

仮にインプラントを希望されるとすれば、抜歯は早い方が骨の吸収が抑えられるので良いかと思います(感染拡大の防止)。

で、そのまま放置が良いかインプラントを入れた方が良いかはレントゲン、CT、模型など総合的な診査を行い、慎重な判断が必要かと思います。


僕的には可能であれば「インプラント」を入れておいた方が良いような気もします。

ノア先生の書かれている「隣の6番ももしも抜歯することになった場合」を少しでも先伸ばし出来るかも?という考えからです。

オペとしては二度手間になりますが、

 7番を抜歯、放置
 → 6番への負担増大
 → 6番も抜歯
 → 7、6番へ2本のインプラントを埋入

というよりも

 7番を抜歯
 → インプラント
 → 少しでも6番の負担を減らす
 → もしかしたら、それでも6番が抜歯になるかも
 → 6番にインプラントを追加して再補綴

の方がいいかなぁ‥と。


いずれにしてもナイトガードなどブラキシズム対策は最重要課題ではありますが‥。


以前はブラキシズムのある患者さんへのインプラントは禁忌とされていましたが、僕は「ブラキシズムのある患者さんにこそ(ブラキシズム対策をした上で)インプラントを入れて天然歯への負担を減らしてあげた方が良いのでは?」と考えるようになってきました。

また、上顎洞へのアプローチも、様々な方法で対処できるようになってきています。


なので(少数派の意見かも知れませんが)

 「7番は諦めてソッコーで抜歯。
  上顎洞挙上を含めたインプラント治療を計画」
  (当然、ブラキシズム対策は忘れずに)

を提案するように思います。

あくまでも私見ですが、参考にされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: つうちんさん
返信日時:2009-10-10 13:19:40
山田先生:

アドバイスをありがとうございます。
歯根破折の接着修復や破折歯の接着再植法に興味があります。
ただ問題なのが、引き受けていただけるDrを捜す以前に私がアメリカに住んでいるということです。
ただ、短期帰国は可能なので、おおまかな見積もりが必要です。
そこで接着再植法の費用と治療期間を教えていただけませんか。


渡辺先生、タイヨウ先生:

アドバイスをありがとうございます。
実は歯に鋭い痛みが走り出して以来、市販のマウスピースをしていますが、やはり市販のものは効果は薄いとみていいのでしょうか。
いずれにしても、これを機会にナイトガードを手に入れるようにしたいと思います。

7番を抜歯するとその隣の6番もそのうち抜歯対象になる、というのが一般的なのですか?
7番の上を抜歯するとその下も抜歯対象になると伺っているので、何だかドミノ方式で歯が抜けていくような怖い印象を受けました。
それでも放置というのは一つの有効な手段なのでしょうか。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-10-10 13:27:59
50%オフの特典があるのですから、迷わず私でしたらインプラントを選択すると思います。

年齢的もお若いので、治癒力も高いでしょうし、天然に比べても歯冠の交換がシンプルですから、長期的にも有利だと思います。

治療方法に関しては意見が割れる所です。

アメリカのインプラント専門レベル治療なら、骨造成してからインプラントとなると思います。

抜歯時に骨が減らないようにしてくれるかどうか、同時にインプラント植立出来るのでしたら手術回数は少ない方が嬉しいでしょうから、一応聞いて見ても良いのではと思います。
(私自身は殆どそうしていますので参考までに)

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-10-10 14:16:30
>市販のマウスピースをしていますが、やはり市販のものは効果は薄いとみていいのでしょうか。

フィットが悪いですからね。
やはり、歯科医院でオーダーメイドで作られる事をお勧めします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: つうちんさん
返信日時:2009-10-12 06:43:45
松元先生:

アドバイスをありがとうございます。
歯医者

抜歯時に骨が減らないようにしてくれるかどうか、同時にインプラント植立出来るのか」

を聞いてみることにします。


タイヨウ先生:
アドバイスをありがとうございます。
歯科医院でオーダーメイドするようにしたいと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: つうちんさん
返信日時:2009-10-15 07:27:29
追伸させて頂きます。

最初の投稿欄でも書きましたが、右上7番の亀裂に関して、柔らかいものなら痛みがなく食べることが出来ます。
治療は一切していない歯です。

痛みがないということは、亀裂が歯髄まで達していないor亀裂が歯髄を避けている、ということなのでしょうか。

歯髄まで達していなかったり歯髄を避けている場合は、歯根がまだ大丈夫だという可能性があるということなのではないでしょうか。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-10-15 08:38:57
おはようございます。

>短期帰国は可能なので、おおまかな見積もりが必要です。
>そこで接着再植法の費用と治療期間を教えていただけませんか。

接着再植法の費用については私どもの医院では15万円です。
治療期間については、現在3症例ですが術後早い人で2ヶ月後にクラウンを被せました。
遅い人で5ヵ月後でした。

接着修復については早い人では1週間様子をみて、問題が無ければ被せることが出来ます。
歯周病が絡んでいればそれを治してからとなります。

ただ根管充填が出来ていなければそれを解決する必要があります。
これはやって見ないことには分かりません。

再根管治療が出来なければ接着再植法を選ばざるをえません。
費用は同じく15万円となります。



>治療は一切していないです。
>痛みがないということは、亀裂が歯髄まで達していないor亀裂が歯髄を避けている、ということなのでしょうか。
>歯髄まで達していなかったり歯髄を避けている場合は、歯根がまだ大丈夫だという可能性があるということなのではないでしょうか。

推測ですが一切治療なさっていない歯ということならクラックが歯髄まで達していない可能性があります。
もしそのような状況なら抜髄せずに歯髄の鎮静療法を行って自覚症状が無くなれば保存できると思います。

実際に拝見したわけではないのでどのような状況なのかは分かりかねますが参考になれば幸いです。


象牙質のクラック http://yamadashika.jugem.jp/?cid=137

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-10-16 18:21:34
いくつかの治療法があると思いますが、
それぞれ成功のリスクが異なると思います。

もしアメリカの先生が述べられているように、
完全に根まで割れているのでしたら、
私の私見ですが、リスクの低い順に並べてみると

抜歯して、そのままの状態で過ごす。
インプラント
3接着

ではないでしょうか。

抜歯して接着再植する方法は一般的ではないと思います。
この治療で有名な東京・自由が丘の真坂信夫先生(私の恩師です)のお話ですと、
10年間で65%の生存率だったそうです。

ただ当時はどんなケースでも選ばずにおこなっていたそうで、
今では経験も増えて、もう少し高い成功率は可能である、
とのコメントです。

小臼歯が一番適応だが、
上顎7番でも十分可能、
ただし根の形態によっては
難しいともおっしゃておりました。

7番にインプラントを行うことは多少のリスクが伴うと思いますが、この掲示板でもそれぞれの歯科医師の考え方が異なるところです。

海外でご不安が大きいと思いますが、
くれぐれもお大事になさってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: つうちんさん
返信日時:2009-10-17 06:18:00
山田先生:

色々な情報提供をありがとうございます。

>一切治療なさっていないということならクラックが歯髄まで達していない可能性があります

有髄歯の破折によって歯髄や根まで割れているなら、それは相当な痛みがある可能性が高い、と見て良いのでしょうか。

大野先生:

アドバイスをありがとうございます。
アメリカの医師は、私の歯を見て少し触って「根まで割れている」と判断しているように見受けられました。
触っただけで根まで割れていることが確信的に分かるものなのでしょうか。

歯科医師の考えるリスクとは、「インプラントや接着再植法で治療しても、直ぐに歯が痛くなり、結局は抜かざるを得なくなる」といったものでしょうか。

素人な感想ですが、10年間で65%の生存率は結構高いような気がします。
15万円くらいの費用の接着再植法で平均6.5年も歯が延命されると考えると、それはそれなりの価値があるように感じられました。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2009-10-17 08:23:10
つうちんさん、はじめまして。

アメリカでは残すのに少しでも不安がある場合は、抜いてインプラントにする傾向が強いと思います。

日本の歯科医師はではできるだけ、自分のを残そうとするのと対照的です。

インプラントの性能が良くなった事と、歯を残す事でおきる問題をさけるためだと思われます。

日本では絶対治療をして残す様な、ムシ歯であっても抜いてしまう事が多い様です。

アメリカ在住の患者さんを現在治療していますが、ムシ歯の治療をしに行ったところ、すぐにインプラントをすすめられたとの事です、それも3件の歯科医院すべてで。。。。

ただし、今回は、松元先生のおっしゃるように、費用の点も考えるとインプラント治療が良いように思われます。

残せたとしても、アメリカで保存の治療を受けると、ほぼインプラントと同じ位治療費がかかってしまう可能性あります。

接着再植法もありますが、治療方法としては一般的でなく、出来る先生はかぎられてくることもあって、あまりおすすめは出来ないと思います。

回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2009-10-17 08:35:19
おはようございます。

クラックが歯髄まで到達していれば感染を起こして歯髄炎になっているでしょう、そうしたら痛くて我慢できなくなっていてもおかしくありません。

歯髄炎から歯髄壊死を起こしていればおそらく物をかむのは痛くて難しいと思います。

もしそれほど痛くなければ歯髄はバイタルで回復する可能性も有るように思います。

文面からは破折しているのでは無く単なるクラックのように思えるのですが、出来れば診断力の優れた歯科医にもう一度みてもらわれたほうがいいようにも思います。

誤診であれば残せるも残せないと診断されてしまいます。

>15万円くらいの費用の接着再植法で平均6.5年も歯が延命されると考えると、
>それはそれなりの価値があるように感じられました.

実は私の右上5番は昨年3月頃歯根破折を起こしたためその9月に遠路野辺山まで行って同級生の天川君に接着修復していただきました。

その後1年余り経過しましたが現在?6?のブリッジ支台歯として何の問題も無く使っています。

また左上の5番は8年位前歯根破折でやむなく抜歯になりました、この歯も抜歯せずに接着修復で治しておきたかったと後悔しています。

このような経験から個人的には破折した歯を残せないと診断して何のためらいも無く抜歯してインプラントを勧めるDrには正直な所失望しています。


歯根破折歯の接着修復は技術的には様々な難しいところがあって教えてもらったからといって誰でもすぐにできるものではないようですが、少なくともそのような技術が有ることぐらいは認識できる歯科医が増えてくれることを願っています。


このサイトでもたくさんの方が歯根破折で困っていらっしゃって多くの相談が有ることは御存知だと思います、この方たちのためにもこの術式が広く普及することを祈っています。


尚先日大阪歯科大学での日本接着歯学会の2009年度シンポジュウムで天川君がシンポジストとして「歯根縦破折の歯根内接着法」について講演されたそうですが聴講者が多くて会場に入りきれなかったとのことです。

おそらく興味を持っていらっしゃるDrが多いのではないかと考えています。

参考になさってください。


八ヶ岳歯科 http://www.dental-revolution.com/area/s20305.html
日本接着歯学会2009年度シンポジウム http://www.adhesive-dent.com/
垂直歯根破折に伴う歯周組織破壊の病理組織学的研究 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004013181
垂直破折歯根を接着法と歯周外科手術の併用により治療した症例http://ci.nii.ac.jp/naid/110003992374
垂直歯根破折の診査・診断・接着治療 - 日本歯科医師会http://www.bookpark.ne.jp/cm/contentdetail.asp?content_id=JDAB-200603-004
歯根破折症例に学ぶ破折防止の戦略‐接着性支台築造から非侵襲性覆髄まで‐ http://osk-net.org/gyouzi/dl/shougaiken_10.pdf
歯根破折の基礎的および臨床的研究(15209064) http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/15209064

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2009-10-17 10:50:24
つうちんさん

歯科医師の考えるリスクとは、「インプラントや接着再植法で治療しても、直ぐにが痛くなり、結局は抜かざるを得なくなる」といったものでしょうか。
>素人な感想ですが、10年間で65%の生存率は結構高いような気がします。
>15万円くらいの費用の接着再植法で平均6.5年も歯が延命されると考えると、それはそれなりの価値があるように感じられました。

インプラントのリスクは外科手術時の操作性の問題、その部分の骨の質の問題、また治療終了後にそこを歯ブラシでお手入れできるか、といった問題などがあります。

接着再植法の成功率は、経験豊富なドクターが行った上で、やっと65%で、その成功率が高いと感じるか、低いと感じるかは、つうちんさんの考え、また行うドクターの考えで判断してよいと思います。

お大事になさって下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: つうちんさん
返信日時:2009-10-18 10:46:10
吉田先生:

情報提供をありがとう御座います。

>日本では絶対治療をして残す様な、ムシ歯であっても抜いてしまう事が多い様です。

>アメリカ在住の患者さんを現在治療していますが、ムシ歯の治療をしに行ったところ、すぐにインプラントをすすめられたとの事です、それも3件の歯科医院すべてで。。。。

やはり日本とアメリカのに対する考え方が根本的に違うような印象を受けますね。
その辺は重要な判断材料の一つになりそうです。
ありがとうございます。


山田先生:

色々な情報提供を有難う御座います。

垂直歯根破折歯根内接着法というのは、歯科医師界でも浸透していないまだまだ前衛的な手法なんですね。
将来、どこの歯医者でも高い確率で成功する手法に発展して欲しいと願うばかりです。



>文面からは破折しているのでは無く単なるクラックのように思えるのですが、出来れば診断力の優れた歯科医にもう一度みてもらわれたほうがいいようにも思います。

単なるクラックでも歯がほんの少しグラグラするといったことはあるのでしょうか。
やはり「有髄歯が割れているのに痛くない」というところにすごくひっかかっています。
また別の歯科医(日本に一時帰国することも含めて)に診てもらいたいという風に検討したいと思います。


大野先生:
アドバイスをありがとう御座います。
やはりリスクも数値で色々示していただいた方が、少なくとも私は分かりやすいと感じました。

色々な検討材料になりそうです。
有難うございました。
回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2009-10-19 12:12:16
ご心配と現在の問題が解決されることをお祈りしております。

お大事になさって下さい。
なお、異国の地でのご活躍をお祈りしております。




タイトル 上7番の歯根破折。抜歯とインプラントについての悩み(アメリカ)
質問者 つうちんさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯のひび割れ、破折で抜く予定
抜歯:7番(第二大臼歯)
歯が割れた・折れた・欠けた
インプラントその他
アメリカ(米国)
再植(再植術、再植法)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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