2歳、全身麻酔で虫歯を抜歯するかどうかについて (イスラエル)
相談者:
あかりやんさん (42歳:女性)
投稿日時:2009-10-18 17:14:49
はじめまして。
テルアビブに住んで2年半になる、2歳になったばかりの娘の母です。
イスラエルで生まれた娘が最近歯(乳側切歯あたり)を時折、いたがっております。
明日、治療に行く予定でありますが、10月17日に歯を見せに行ったときに
『これは全身麻酔での抜歯になります』
と言われました。
娘の歯の状態は下記のとおりです。
上前歯2本(乳中切歯)は1ヶ月前に転び、半分折れ、今はそれがどんどん小さくなっている状態。(虫歯もある)
乳側切歯(上)も虫歯(C2)
第1乳臼歯(上)C2
と言う状況です。
1歳の半のとき、まだ歯が少し茶色になりかけたとき、歯医者2箇所にいきまいした。
「この年ではどうすることもできません。
どうしても治療したいなら、全身麻酔での治療のみです。」
と言われました。
今回も、シロップを飲ませ、寝かせての治療。
抜歯。
といわれました。
甘いものは殆ど口にしないのですが、おっぱいを夜も飲んでいるところに問題があるのかと思います。
やめようとは思っているのですが、泣き喚くのでい方仕方ない感じできております。
(上の息子も同じように育てたのですが、息子はこのような早い時期の虫歯はありませんでした。
私も2歳のとき、前歯上4本銀歯をいれたそうです。
メキシコでしたが遺伝なのでしょうか)
明日、小児歯医者の先生に見てもらう前に、日本の先生に問い合わせをしたく、お便りさせていただきました。
全身麻酔の抜歯・・・何本抜くのだろうか・・・
と、考えただけでも、ぞーっとします。
心配です。
どう先生方はお考えでしょうか?
どうぞ、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
テルアビブに住んで2年半になる、2歳になったばかりの娘の母です。
イスラエルで生まれた娘が最近歯(乳側切歯あたり)を時折、いたがっております。
明日、治療に行く予定でありますが、10月17日に歯を見せに行ったときに
『これは全身麻酔での抜歯になります』
と言われました。
娘の歯の状態は下記のとおりです。
上前歯2本(乳中切歯)は1ヶ月前に転び、半分折れ、今はそれがどんどん小さくなっている状態。(虫歯もある)
乳側切歯(上)も虫歯(C2)
第1乳臼歯(上)C2
と言う状況です。
1歳の半のとき、まだ歯が少し茶色になりかけたとき、歯医者2箇所にいきまいした。
「この年ではどうすることもできません。
どうしても治療したいなら、全身麻酔での治療のみです。」
と言われました。
今回も、シロップを飲ませ、寝かせての治療。
抜歯。
といわれました。
甘いものは殆ど口にしないのですが、おっぱいを夜も飲んでいるところに問題があるのかと思います。
やめようとは思っているのですが、泣き喚くのでい方仕方ない感じできております。
(上の息子も同じように育てたのですが、息子はこのような早い時期の虫歯はありませんでした。
私も2歳のとき、前歯上4本銀歯をいれたそうです。
メキシコでしたが遺伝なのでしょうか)
明日、小児歯医者の先生に見てもらう前に、日本の先生に問い合わせをしたく、お便りさせていただきました。
全身麻酔の抜歯・・・何本抜くのだろうか・・・
と、考えただけでも、ぞーっとします。
心配です。
どう先生方はお考えでしょうか?
どうぞ、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
回答1
小荷田歯科医院(葛飾区柴又)の久保です。
回答日時:2009-10-18 17:40:03
全身麻酔!
日本の歯科医院では,滅多に行われておりません。
さぞや,ご心配のことと存じます。
しかし,少なくとも文明国においての全身麻酔は,ほとんど事故症例はありません。
基本的な手技に忠実な麻酔科医が,現在の最新の薬物を用いる限り,麻酔事故とか,その後の後遺症などは,まず考えられないほどに改善が進んでおります。
特別なアレルギーや心臓の先天疾患などが無い限り,小児の歯科治療で全身麻酔を選択するのは,欧米の常識になっております。
むしろ日本のように,数人で暴れ回る小児を押さえつけ,ベルトで胸部を圧迫して,ただでさえ呼吸困難の状態でありながら,さらにラバーダムを装着するというスタイルよりも,はるかに安全な方法であります。
日本の医療は,常にアメリカの30年以前を追いかけておりますので,あと30年後には,小児の全身麻酔下の歯科治療は「あたりまえ」の常識になると思います。
日本の横須賀米海軍病院や,三沢空軍病院などでは,小学生以下の歯科治療は,原則として全身麻酔下で行われております。
ただ問題は,欧米では基本的に乳歯の虫歯には,「抜歯」という処置が行われます。
日本人のように,こまごまと乳歯を根管治療して,金属冠をかぶせるといった発想は,まったくありません。
彼らに言わせると,「どうせ生えかわる歯なのに,どうして手間隙をかけるのだ」ということになります。
基本的に歯科治療費が高く(日本の10倍程度),保険の制限がきついので,乳歯の虫歯を削って詰めるという選択肢が選べる人は,相当なお金持ちに限られます。
したがって,C2位の虫歯でも,抜歯になることが殆どです。
日本のように,フッ素やサホライドを塗って様子を見るという発想もありません。
その辺を良くご確認いたしませんと,一度に数本以上,抜かれることも稀ではありません。
くれぐれもお大事になされてくださいませ。
日本の歯科医院では,滅多に行われておりません。
さぞや,ご心配のことと存じます。
しかし,少なくとも文明国においての全身麻酔は,ほとんど事故症例はありません。
基本的な手技に忠実な麻酔科医が,現在の最新の薬物を用いる限り,麻酔事故とか,その後の後遺症などは,まず考えられないほどに改善が進んでおります。
特別なアレルギーや心臓の先天疾患などが無い限り,小児の歯科治療で全身麻酔を選択するのは,欧米の常識になっております。
むしろ日本のように,数人で暴れ回る小児を押さえつけ,ベルトで胸部を圧迫して,ただでさえ呼吸困難の状態でありながら,さらにラバーダムを装着するというスタイルよりも,はるかに安全な方法であります。
日本の医療は,常にアメリカの30年以前を追いかけておりますので,あと30年後には,小児の全身麻酔下の歯科治療は「あたりまえ」の常識になると思います。
日本の横須賀米海軍病院や,三沢空軍病院などでは,小学生以下の歯科治療は,原則として全身麻酔下で行われております。
ただ問題は,欧米では基本的に乳歯の虫歯には,「抜歯」という処置が行われます。
日本人のように,こまごまと乳歯を根管治療して,金属冠をかぶせるといった発想は,まったくありません。
彼らに言わせると,「どうせ生えかわる歯なのに,どうして手間隙をかけるのだ」ということになります。
基本的に歯科治療費が高く(日本の10倍程度),保険の制限がきついので,乳歯の虫歯を削って詰めるという選択肢が選べる人は,相当なお金持ちに限られます。
したがって,C2位の虫歯でも,抜歯になることが殆どです。
日本のように,フッ素やサホライドを塗って様子を見るという発想もありません。
その辺を良くご確認いたしませんと,一度に数本以上,抜かれることも稀ではありません。
くれぐれもお大事になされてくださいませ。
回答2
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2009-10-19 00:01:11
おそらく、うちだと局所麻酔で抜歯せず保存する治療を試みると思います。
もちろん、私と同じような教育を受けた日本の小児歯科医であれば、何の問題もなく同じような処置を行なうはずです。
ただ、全身麻酔となるとそうはいきません。
毎週毎週、数回連続で全身麻酔で歯科治療なんてことはおそらくアメリカでもないんじゃないかと思いますので、30年進んでいる?アメリカならイスラエルと同様に(場合によっては局所麻酔での)抜歯の選択となるんじゃないでしょうか。
つまり、抜かずに歯を残せるのは、30年遅れいている?日本だけかもしれません。
しばらく日本に帰ってくることが可能でしかも暴れる子供でも問題なく治療できる歯科医院を見つけられないのであれば、抜歯をしてもらい、それと同時に他の歯をむし歯にしないように予防に努めるといった対応が妥当だと思います。
もちろん、私と同じような教育を受けた日本の小児歯科医であれば、何の問題もなく同じような処置を行なうはずです。
ただ、全身麻酔となるとそうはいきません。
毎週毎週、数回連続で全身麻酔で歯科治療なんてことはおそらくアメリカでもないんじゃないかと思いますので、30年進んでいる?アメリカならイスラエルと同様に(場合によっては局所麻酔での)抜歯の選択となるんじゃないでしょうか。
つまり、抜かずに歯を残せるのは、30年遅れいている?日本だけかもしれません。
しばらく日本に帰ってくることが可能でしかも暴れる子供でも問題なく治療できる歯科医院を見つけられないのであれば、抜歯をしてもらい、それと同時に他の歯をむし歯にしないように予防に努めるといった対応が妥当だと思います。
相談者からの返信
相談者:
あかりやんさん
返信日時:2009-10-23 01:55:15
先生方、
適切な早いお返事をありがとうございました。
あれから、こちらでも病院探し、先生探しなどをしながら、これからの方針を決めているところです。
海外での生活をしていると、本当に困ったことも起きるものですがこうして、助けてくださる先生方の存在は、本当にありがたいものです。
感謝いたします。
ありがとうございました。
先生方のご健康、ご多幸をイスラエル・パレスチナよりお祈りいたします。
あかりやんの母より
適切な早いお返事をありがとうございました。
あれから、こちらでも病院探し、先生探しなどをしながら、これからの方針を決めているところです。
海外での生活をしていると、本当に困ったことも起きるものですがこうして、助けてくださる先生方の存在は、本当にありがたいものです。
感謝いたします。
ありがとうございました。
先生方のご健康、ご多幸をイスラエル・パレスチナよりお祈りいたします。
あかりやんの母より
タイトル | 2歳、全身麻酔で虫歯を抜歯するかどうかについて (イスラエル) |
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質問者 | あかりやんさん |
地域 | 海外 |
年齢 | 42歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 主婦 |
カテゴリ |
虫歯治療 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定 小児歯科治療 抜歯:乳歯(子供の歯) 全身麻酔 乳歯の虫歯(むし歯) 子供(子ども)の虫歯 イスラエル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。