左上6番の歯根が折れトライセクションもできないと言われた (タイ)

相談者: カエリターイさん (44歳:男性)
投稿日時:2009-10-19 15:03:20
お世話になります。
小職は現在、海外駐在(タイ)しております。

左上6番(第一大臼歯)は治療後5-6年経過、当時虫歯の程度が悪く神経治療まで実施したものです。


昨年末から硬いものを噛むと痛みがあり、手で押すとのぐらつきを若干感じていました。

今年4月までにBKK歯科にて根管治療を3回ほど行い、この治療方法では回復の見込みがないとの診断を受けました。


原因調査のためCT検査したところ歯根の折れが見つかりトライセクションも検討しましたが、骨の厚みが不足し3本のうち最も大きな歯根が折れているので、小さな2本では支えきれないとの意見でした。

歯根の折れは就寝中の歯ぎしりが原因の一つとも言われました。


BKK歯科の担当医からは抜歯を勧められています。
東京の会社の産業医医師にも状況と写真を送付したところ、やはり抜歯を勧められました。

現在は痛みもなく、日常生活には問題ないのですが今回の根管治療に用いた仮付けしたクラウンも外れたため、来週もう一度状態をみてもらい、思い切って抜歯することを検討しております。

抜歯後はブリッジにて対処していくつもりです。



上記の状況ではやはり抜歯することが一番でしょうか?

将来に渡って歯根部分の問題が残る場合もあるため、抜歯までの処置をしておいた方が良いといわれた記憶があります。


長期的に考えると日本に帰国(約2年後?)した後で治療することも想定すべきと思います。
すみませんが相談にのってください。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-10-19 18:47:48
>3本のうち最も大きな歯根が折れているので、小さな2本では支えきれないとの意見でした。

上6番の最も大きな歯根は舌側根と言い、咬む力に対する方向が
良く、頬側根二つは咬む力の力点から外れていますし、弱い物です。

抜歯は仕方ないでしょう。
今はブリッジで対処して、帰国後インプラントをするのが良いかも知れません。

頬側根を残したことが有りますが、元々気休め程度の結果しか得られていません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: カエリターイさん
返信日時:2009-10-24 10:28:46
回答ありがとうございます。

長期海外赴任ですので途中で何度か一時帰国するものの、どの程度BKKの医師を信頼できるかも疑問がありました。

現在通院している医院では数度治療を受けたり、相談や治療計画を作成してもらったりしています。
日本人事務員もいますし、対応も丁寧ですので日本とのレベル差がない印象を受けます。

抜歯は明日実施し、まずその後の経緯を見ようと思います。


落ち着いてからブリッジの治療に入るつもりです。
左上第5,7のの治療や型合わせ後にブリッジの処方です。

ブリッジの費用は日本円でざっと8-13万円程度と聞いています。
妥当なところでしょうか?


今後の注意事項、ケアすべき事項がありましたら
すみませんがご教授ください。
回答 回答2
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-10-24 10:49:48
年令からすると,ブリッジで修復するとそろそろ7番に負担がかかりすぎる(5番も)事が考えられますので、永続的にブリッジでいこうとすると??6?がよいときが有ります。

ただインプラントをした方が良いと考えているならば、接着性のブリッジで治療し両支台歯を極力切削しないようにするか、可撤式部分義歯にするのも一法です。


あと欠損部をなるべく早く何らかの形で修復しないと、咬み合わせに変化が起きやすいタイプの人がいますので注意してください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: カエリターイさん
返信日時:2009-10-28 11:44:58
10/25 左上6番を抜歯しました。

歯根がもろくなっており、3月段階より悪化していたと担当医の診断でした。
現在は特に痛みもなく、10/31抜糸予定です。


とりあえずブリッジ処置していくことを伝えております。

インプラントも考えましたが骨の厚みが不足しており、+αの外科的処置が必要かもしれないとの懸念を言われたことがあります。


今後、担当医とも経過を見ながら、再度、治療計画について相談しますがブリッジ治療で噛みあわせを確保、日本への帰国後に採取的な処置を行う方が賢明かと思っています。

ご指導いただいた、接着性のブリッジ、可撤式部分義歯というものについてもう少しご説明いただきたくよろしくお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-10-28 13:27:08
・接着性のブリッジ
ブリッジの多くは、支台歯にすっぽり被せる

クラウン形式のものでないと永続的には使えないことが多いものです。


将来インプラントを視野に入れているならば、歯牙の切削量が少なくて済む、接着力に頼る形式のものが,一時的には良いかも知れないということです。



・可撤式部分義歯 

部分入れば(義歯)のことです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: カエリターイさん
返信日時:2009-11-02 16:18:28
ご回答ありがとうございました。

小職が入れ歯についての知識に関して乏しいので、もう少し勉強してから担当医とも相談します。

現在、抜歯後一週間以上経ちましたが特に痛みもなく順調です。
2ヶ月ぐらい経ってから、次のブリッジのステップに移る予定です。


いずれにしても今後の方法論については担当医と相談し、治療計画を作成しながら適切な処置を進めたいところです。

今後ともよろしくお願いします。



タイトル 左上6番の歯根が折れトライセクションもできないと言われた (タイ)
質問者 カエリターイさん
地域 非公開
年齢 44歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
抜歯:6番(第一大臼歯)
ヘミセクション(トライセクション)
歯根破折
回答者




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