3度目の歯根端切除術はマイクロスコープのある歯科で行うべき?

相談者: にゃんこおうじさん (33歳:女性)
投稿日時:2009-11-13 23:46:14
はじめまして。
にゃんこおうじと言います。
よろしくお願い致します。

10月3日に、左2番の歯根端切除をしました。
2度目の手術です。
1度目は、4年ほど前です。

私の前歯6本はセラミック差し歯が入っており、外せないとのことで手術をしました。(ちなみに6本のは、2本づつで連結されています)

この手術をした歯なのですが、予後が悪く、術後数週間で切開した場所あたりにフィステルができており、このままでは抜歯といわれました。
痛みも時々あります。

また、右2番にも同じような病巣があり、この歯は今から20年ほど前に歯根嚢胞と診断され、手術しましたが、3年ほど前から
時々うずいたりするようになりました。

レントゲンの結果「抜歯するレベルだ」と言われていた歯で、「もたせるだけもたせましょう」と今日までだましだまし来ましたが、今週に入り痛みが出て、レントゲンの結果、「再歯根端切除か抜歯」と言われました。

私としては、高いお金を出してつくった歯だし、なによりやはり歯が無くなることには抵抗がありますので、できればもたせたいです。

ですが、状態の悪い歯なのでなんとかもつように処置していただいても結局近い将来抜歯になるなら、抜歯したほうがいいのか・・・と考えてしまいます。

10月に歯根端切除をした際、予後がわるく、とても不安で辛い日々をおくりました(もちろん今もどん底です・・・)。

歯医者に対しても、いろいろと不信感を持ってしまったこともあり、転院も考えております・・・。

術後に不安からネットなどでいろんな情報を見て、術前に勉強しなかったことを後悔しました。
通っている歯医者にはマイクロスコープはないので、次にもし手術するなら設備の整った歯科で絶対しよう!!と思いました。

しかし・・・

マイクロスコープは自費なので、当然治療費は高額となりますよね。
もし、藁をもつかむ思いで設備の整った歯科で再手術を行っても、予後が悪く、結局抜歯・・・を想定してしまうと、一歩ふみきれない自分もいます。

また抜歯する際も、連結している歯なので、すべての歯をやり直さなければなりませんので、差し歯を外す際の歯の破損などのリスクも怖いです。(もちろん新しい歯をつくるにもお金がかかりますし痛い出費です)

ちなみに抜歯後はインプラントブリッジになるといわれていますが、もともと骨がないところにインプラントはできないし、(骨を増やす治療法があるみたいですが、時間もお金もかさみますよね)前歯は骨が薄いのでインプラントも不安で、なにより高額だし、ブリッジで考えております。

その場合、左3,2,1と右3,2,1でのブリッジとなりそうです。


なんだか長々と書いてしまい申し訳ないのですが、お聞きしたいことを整理すると、

◎左2番の歯根端切除の3回目の手術を、マイクロスコープのある歯科でやっていただくべきでしょうか?
抜歯のがよいでしょうか?

◎右2番も歯根端切除を、マイクロスコープのある歯科で行うべきでしょうか?
 
◎右2番、左2番同時に歯根端切除の手術は可能ですか?
というか、どのような治療の進め方がベストでしょうか

◎抜歯という選択になった場合、これまでの状態をよくわかっている今の歯医者で治療を進めていくのがベストでしょうか?

今の歯科でつくった差し歯が審美的に満足いかず、ブリッジを作る際に不安があります・・・。
それとも、やはりマイクロスコープのある歯科で、やっていただく方がいいでしょうか。

私は幼いころから歯で悩んでいます。
ひどい着色歯だったのでずいぶんいじめにも合いました。

やっときれいな歯になって喜んでいたら、最近になりトラブル続出でほとほと歯の悩みから解放されず、心が折れそうです。
というか折れてます(泣)

どうかよい道がひらけますよう、アドバイスをお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-11-14 01:52:42
はじめまして。

色々これまで辛い経験をされている様ですね。



で、つまり、

マイクロスコープのある歯科でなら、2〜3度目の歯根端切除は価値があるか?」

と言うご相談かと思います。



まずお断りしなくてはいけないのは、機械が治療をする訳ではありませんからね・・^^;
(過去何度もここで書かれているのでお読みと思いますが)マイクロは、あくまで専門知識のない方が見ても分かる目安のひとつ、と捉えて下さい。



私もマイクロはどちらかと言えばヘビーユーザーになるので、確実に擁護派?推進派?ですが、虫歯審美治療等含めてあらゆる処置で、治療精度は格段に上がると感じます。

これに関しては使用しておられない先生方には反論もあるでしょうし、私のマイクロ下での処置よりも精度の高い処置を裸眼でされる先生も実際沢山おられると思います。

ですがとりわけ歯根端切除術においては、暗くて狭いところの処置ですから、マイクロスコープは必須と感じていますし、過去にもここで何度もその様に書いてきています。



細かいことを書き出すと色々注釈がつくのですが、大雑把に言えばマイクロのなかった頃の歯根端切除術の成功率が60%程度と言われていたものが、現在では90%以上見込めると言われてはいます。
(※米国の某大学のプロトコールに従い、マイクロ、MTAセメント等を使用した場合、の話なので、単純にマイクロだけの話ではないです)



以上は一般論ですが、にゃんこおうじさんの場合に考慮しなくてはいけないことが、

a)歯根端切除が2回目(3回目)であると言うこと
b)高額に感じること

の2点でしょうかね。


a)については、本来感染根管治療の最終手段が歯根端切除ですので、2回目以上はもう無理・・と書いておきたいところです。

ただ実際には"再"歯根端切除もされる先生はされますし、うまくいけば結果は出ると思いますよ。

ですが残存している歯質の量など、個人個人の条件によって結果は複雑に左右されますし、少なくとも成功率が90%以上・・なんて楽観的には考えられませんよね。



b)については、ご自身で判断される他ありません。

きちんとした歯根端切除術の相場がどれぐらいかわかりませんが、10〜20万円ぐらいでしょうか・・

成功率も予測がつきませんが、適当に、40%±数十%程度?と考えると、2本施術すれば片方はダメでも諦められるか?ぐらいが目安になるのかも知れません。

それと、歯根端切除術をしない場合とも比較しないといけませんよね。



これも数字は思い切りアバウトですが、片側の2番1部位につき、

c)抜歯インプラント骨造成オールセラミッククラウン・・50万±数十万ぐらい?

d)抜歯+オールセラミックブリッジ(+歯肉の手術も?)・・45万±10数万円ぐらい?

e)抜歯+保険のブリッジ・・数万円

c)〜e)にも、それぞれに選び難い、受け入れにくいデメリットがあるでしょうから、その辺りも加味して判断しないといけませんね。

個人的には、若い女性の上顎2番のc)については、特に慎重になります。。



ひとつだけ言えるのは、十分に調べた上でも「高額すぎる」と感じる様でしたら、やっぱりやめておかれた方がいいと思いますよ。

手の入れられているの寿命って、期待するほど長くありませんからね・・。

同じお金なら、治療は安く済ませてでも予防にかけた方がまだ有意義かも知れませんね。

もちろん歯以外にも色々ありますし。



悩みは続くと思いますが、すっきり覚悟が決まるといいですね。

お大事にどうぞ。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-11-14 06:04:22
にゃんこおうじさま、おはようございます。

ずいぶん状況はよくないようですね、心中お察しいたします。


>◎左2番の歯根端切除の3回目の手術を、マイクロスコープのある歯科でやっていただくべきでしょうか?
抜歯のがよいでしょうか?

個人的にはこの際マイクロスコープは関係ないと思います、腕が良くて親切な歯医者さんが一番いいと思います。


>◎右2番も歯根端切除をマイクロスコープのある歯科で行うべきでしょうか?

関係ないと思います。


>◎右2番、左2番同時に歯根端切除の手術は可能ですか?
>というか、どのような治療の進め方がベストでしょうか

拝見していないので断定は出来ませんが、基本的には根管治療をするべきでしょう、その結果予後が悪ければ根尖掻爬がいいと思います。

おそらく根尖部を掻爬すればほとんど治るとい思います、それでも良くならない場合は根切することになると思います。


>◎抜歯という選択になった場合、これまでの状態をよくわかっている今の歯医者で治療を進めていくのがベストでしょうか?

ベストではないと思います。


>やはりマイクロスコープのある歯科で、やっていただく方がいいでしょうか。

この際マイクロスコープにこだわらないほうがいいように思います、言ってしまえばマイクロスコープは覗く道具にしかすぎません。

基本的な手技が無ければ単に覗いているだけです、何も出来ないと思います。

腕のいい親切な歯医者さんにめぐり合われることを祈っています。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-11-14 10:27:47
歯根端切除術に関して、僕はノア先生と同意見です。

以前は歯根端切除は「口腔外科の守備範囲」だと思っていましたし、大学でもそのように習いました。
しかし、最近は「歯根端切除は歯内療法の範囲」だと考えるようになりました。


外科的歯内療法」と言う概念をお持ちの先生がマイクロスコープMTAと言う武器を用いて行うオペの精度は、マイクロ無しで行うオペの精度をはるかに上回るものと考えます。


しかしながらノア先生も書かれている通り、

>十分に調べた上でも「高額すぎる」と感じる様でしたら、やっぱりやめておかれた方がいい

でしょう。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-11-14 14:05:27
凄く冷たい言い方になりますが、私も意見を言わせてもらいますね。


>◎左2番の歯根端切除の3回目の手術を、マイクロスコープのある歯科でやっていただくべきでしょうか?
抜歯のがよいでしょうか

結論から言えば、抜歯も視野に入れた方がいいと思います。

1回目に失敗した時点でマイクロあり・ないを考えられるのであれば、それは1つの有効な選択肢になると思いますが、裸眼でも2回やって駄目なら歯根破折などの疑いがあります。

破折しているであれば、マイクロのある・ないに関係なく必ず根切は失敗します。
(破折が小さくそれをきちんと処理できれば話は別ですが)


渡辺先生がおっしゃられている

>細かいことを書き出すと色々注釈がつくのですが、大雑把に言えばマイクロのなかった頃の歯根端切除術の成功率が60%程度と言われていたものが、現在では90%以上見込めると言われてはいます。

私の知る1つのデーターでも裸眼の根切70%の成功率というものがあります。
確立的に言っても70%のもの2回やって駄目なら、マイクロでも結果は同じように思えます。


と言うより、今後インプラント歯ぐきの移植など考えられるようであれば、これ以上同じ場所に切開は入れない方がいいです。



>◎右2番も歯根端切除をマイクロスコープのある歯科で行うべきでしょうか?

2番は奇形歯が多いので、左の予後が悪ければ、特殊な形をしているかもしれません。
同じ人の同じ部位は、左右で大体似たような形をしています。
ですから最初からマイクロで治療されることをお勧めします。

そして右上2番がマイクロで事細かにチェックして奇形歯と分かれば、反対の2番も同じことが考えられるので3度目の根切もありかな!?と思います。

これ以上左上2は闇雲に切らない方がいいですよ。
術前にCTを撮るのも1つの方法かと思います。

長いですが、回答17に奇形歯のことを書いています。
参考⇒ラバーダムの縁を封鎖する白いものは何ですか?

http://eedental.jp/surgery.html
このケース1も2番でしたが、根尖は煙突状の太い神経管になっていました。


 
>◎右2番、左2番同時に歯根端切除の手術は可能ですか?
>というか、どのような治療の進め方がベストでしょうか

担当の先生しだいですね^^;



悩むでしょうが、まずは一度他の先生に実際診てもらい、話だけでも聞いてもらった方がいいと思いますよ。


おだいじに

 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にゃんこおうじさん
返信日時:2009-11-14 19:13:17
渡辺先生、山田先生、タイヨウ先生、井野先生、ご回答ありがとうございます。

マイクロスコープの存在有無に関しましては、2度目の根切をした後まで全く知りませんでした。
もっと事前に勉強するべきだったと本当に後悔しております。


しかし、先生がたのおっしゃるとおり、機械が治療するわけではないので先生の腕が一番大事ですよね。
今の地域にはマイクロスコープを使用している歯医者はなく、実家(車で1時間半)の隣町に1件、もうすこし実家から離れた場所に2件ありました。

しかし、先生の腕についてはもちろんわからないし、口コミを見ても、私のような治療をされた方の意見はなく、いまいちわからなくて・・・。
1件1件先生にお話を聞くしかないですよね。。。

料金のおおよその目安もわかりました。
よく考えなければならないですね・・・

本当に、腕がよくて親切な歯医者さんが見つかるといいのですが・・・。
1件隣町のほかの歯医者に行きましたが、その先生は矯正を最も得意とされている先生でした。

とても真剣に話をきいてくださり、「抜歯は最後の最後の手段ですから、やれるだけのことはしましょう」と言ってくださいました。
もちろん、マイクロスコープはない病院です。

今の病院で「差し歯をはずして根管治療をしていただきたいのですが」と伺ったところ、「歯根端切除をしたについては難しい」との回答でした。

今の先生は「歯茎を開けてとった方が(膿袋を)簡単」と口にしていました。
そうなのでしょうか?
なんだか簡単に発言されるので、ちょっと不信感があります。

今の先生はインプラントを専門(?)にされているようでして、こういった歯根嚢胞の手術も数こなしているようです。
外科的処置(と言っていいものなのかわからないですが)が得意なのでしょうか・・・

歯内療法を専門とされていらっしゃる先生って、なかなかいらっしゃらないんですよね(;_;)
近くに先生方のような歯医者があるといいのに(;_;)と思う今日このごろです。

どうしても「料金」が頭をよぎってしまいます。

どうしても治したいと思っても、現実は厳しいんですよね・・・もどかしいし悔しいです。
いい結論が自分の中で出るといいのですが・・・。


>手の入れられている歯の寿命って、期待するほど長くありませんからね・・。

>同じお金なら、治療は安く済ませてでも予防にかけた方がまだ有意義かも知れませんね。

なるほど・・・!と思わせていただいたお言葉です。

奇形歯ですか!
同じ2番だし、なんだか納得です。
それに私、下の2,3番を根管治療した際「根の形が特殊だ」と言われた事があります。
そういったことから私の歯って奇形歯って考えられますか?

あと、隣町の親切な先生の歯医者は、口腔カメラを使って治療するそうなのですが、マイクロスコープには及ばないですか?

先生によって本当に治療方針って違うでしょうし、自分がお任せしたいと思える先生でないと嫌だし、でもやはり先生の腕にかかっているので、本当に今歯医者選びで一番迷っているところかもしれません(>_<) 

お忙しい中ご回答ありがとうございます。
もう少しお付き合いくださいませ。
ご回答よろしくお願い致します。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-11-14 20:20:20
>「歯根端切除をしたについては難しい」との回答でした。

かなり難しいですね。
根尖が開いているので、アピカルバリアテクニックなど専門的な方法が必要になってきます。

このサイトで根の先端を切るのは最後の手段だとよく書いてありますが、その通りだと思います。
実際、根切をして予後が悪い歯は抜歯だと考えてもらった方がいいと思います。

頑張って根切を2回行ったと思うのですが、十分頑張られたと思いますよ。

現実殆ど手詰まりの状態かもしれません・・・
実際私も2回目の根切依頼はたまに引き受けますが、3回目はまず引き受けないと思います。


>あと、隣町の親切な先生の歯医者は、口腔カメラを使って治療するそうなのですが、マイクロスコープには及ばないですか?

1本の大きな歯であれば口腔内カメラもいいでしょうが、根切においては残念ながら無意味です。


>そういったことから私の歯って奇形歯って考えられますか?

下の歯であれば、全く関係ないですよ^^

 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にゃんこおうじさん
返信日時:2009-11-15 21:51:36
井野先生、ご回答ありがとうございます。

やはり3回目は本当に難しいようですね・・・

根管治療を専門とされていらっしゃる井野先生がおっしゃってるので、なんだか重みがあります。
そして現実を少し受け入れました。

口腔内カメラではやはりだめなんですね・・・
奇形については関係ないとのことで安心しました。

先生、私のうけた歯科の先生に左2番の再手術をしていただいた際、「人工骨と人工皮膚をいれたから」といわれました。

自費になるということで、手術代もあわせ7万近くを支払いました。
先生が言うには、「私は歯根端切除は大体5年を目安にしていて、あなたの場合は4年で再発なので、自費代は半額で結構ですよ」と言われたのですが、妥当な金額なのでしょうか・・・?

人工骨と人工皮膚を使うことで治癒率が上がるといわれたのですが、そうなのですか?

7万円は決して安いお金ではなく、高い治療費を払ったのに、数週間で再発(というか予後がずっと悪い)でなんだか納得いかずでして・・・。
きっと私の歯自体が状態が悪いからなのもあるとおもうのですが・・。

ご回答よろしくお願い致します。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-11-16 09:58:06
>妥当な金額なのでしょうか・・・?

なかなか回答に困るご質問で‥。^_^;

金額に関しては自費治療ですから、それぞれの医院さんで独自の設定です。
妥当かどうかは判断できません。



>人工骨と人工皮膚を使うことで、治癒率が上がるといわれたのですが、そうなのですか?

これも回答に困りますね。^_^;

僕は骨欠損が大きな場合には「骨の回復の足場」となるように人工骨を使いますが、その反面「感染の原因にもなりうる」です。
なので骨欠損があまり大きくない場合には、あまり使いたくはありません。

このあたりは担当の先生の考え方次第だと思います。


人工皮膚って何ですかね?
コラーゲンスポンジとかの事ですかね?

だとすれば僕は結構、使いますが‥。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-11-16 10:09:54
ん〜、難しいところなのですが、

>「人工骨と人工皮膚をいれたから」

確かに人工骨を入れると保健の適応にはなってきませんね。
人工骨を入れる・入れないは先生の判断だと思います。

ただ専門医と呼ばれている先生方は、人工骨より、マイクロを使用した外科的歯内療法の手技などの方を重視しますね。

逆に言えば、原因さえ発見できそれに対しての処置がきちんとできれば、1年ぐらいで勝手に骨は出来あがってきます。

AAEアメリカ歯内療法学会)でライブオペをキム教授がしていましたが、術中特に骨は入れておらず、通法の流れだけで終わっていました。



>、「私は歯根端切除は大体5年を目安にしていて、あなたの場合は4年で再発なので、自費代は半額で結構ですよ」

これも先生の考え方次第というか・・・
5年とは保障の期間のことですよね!?

自費治療になってくると、治療費は各歯科医院でマチマチでこの辺りは歯科医院と交渉するしかないと思います。



>妥当な金額なのでしょうか・・・?

これはここでは分りません。

我々の仕事は結果の成否で治療費を頂く仕事ではないので・・・
確かに7万円と言えば大金だと思います。
ただ、今回たまたま運悪く結果がこのようになってしまい、このように思えてきてしまっていると思います。

人工骨にしろ膜にしろ、人工材料だけでも数万ぐらいコストはかかっていますよ。。。



>数週間で再発(というか予後がずっと悪い)でなんだか納得いかずでして・・・。

ですよね^^;



>きっと私の自体が状態が悪いからなのもあるとおもうのですが・・。

いえいえ、このように考える必要はありませんよ。

何かしら原因があり、2回手術を行ったのにその部分が発見できず、取りきれていないだけです。
その原因部分が今の医学で治療出来るか!?は別の問題ですが・・・


マイクロがあるから成功するかと言われれば、答えは「NO」です。

ただし、裸眼で行うより高い頻度で小さな原因と思われる場所を発見することは出来ます。

例えば私が6番の感染根管処置を行いましたが、半年してもこの歯は病変が治ってきませんでした。
この場合、歯の中だけでは対処できないと思い外科(外科的歯内療法)に踏み切りました。

結果根の先端に側枝と言う神経の枝があり、そこが黒く感染しているように見えたので、その部分をカットして逆根管充填を行いました。

ただこの場合裸眼でも手術は可能です。
また裸眼で側枝が確認出来なくても、ここの側枝の部分はルーチンに削って削除する部分なので、同じ結果になってきたかもしれません。

考え方によっては凄腕の先生なら外科なしに、歯内療法のみで治ってきたのかもしれません。


医療とは歯科医院の設備や先生の考え方、得意分野により方法は少しずつ変わってきます、ただ1つ言えるのはどの先生もできる限りのベストは尽くしています。

結果が悪いから主義&手技がどうなの!?と多くの方が思われるかもしれません。
ただ結果重視の医療であれば、それは多くの面で成り立たなくなります。

この先生に託してダメならそれが天命だったと言う信頼関係こそが、1つの医療の形だと私は思います。

先生を選ぶ選択権は患者さん側にあると思います、そういった先生を探す意味でも今後セカンドオピニオン(自費)をうまく活用してください。

お若いので、まだ抜歯と言う選択肢は受け入れがたいものかもしれません。
ただ、まだまだ長い将来のことを視野に入れて、担当の先生とよく話し合って今後の治療方針を見つけてくださいね。


おだいじに
 


タイヨウ先生とかぶりましたね^^;
 
>だとすれば僕は結構、使いますが‥。

このサイト内でも主義&主義が違うように、先生により様々ですよ。

 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にゃんこおうじさん
返信日時:2009-11-16 13:36:26
タイヨウ先生、井野先生、ご回答ありがとうございます。

治療費はやはり歯医者で違ってくるんですね・・
答えづらい質問をしてしまってすみません^_^;

人工骨も使う使わないはその先生によるのですね。

20年前、右2番の歯根嚢胞の手術をした際、子供だったのもありますが、そんなびっくりする治療費だった記憶はなく、先生からもそのような説明はありませんでした。(中学生になったばかりの私に、絵を使って手術の説明をしてくださったのを思い出します)

感染原にもなりうるんですね・・・。

先生は

「病巣は大きくない。
でも膿の周りががちがちに固まってしまっている」

とおっしゃってました。


>>きっと私の自体が状態が悪いからなのもあるとおもうのですが・・。

>いえいえ、このように考える必要はありませんよ。
>何かしら原因があり、2回手術を行ったのにその部分が発見できず、取りきれていないだけです。

なんだか涙がでました。
どうして私の歯って・・・と落ち込んでいました。


>この先生に託してダメならそれが天命だったと言う信頼関係こそが、1つの医療の形だと私は思います。

本当にそうですね。
今の先生は「え?・・・」って思ってしまう事が結構あって、治療自体とても速いんですが、雑なような気もしてしまって・・
(言い方悪いですが)不安に陥ることが多いので、今の先生に次も託す気持ちにはなれなく、マイクロスコープのある病院に診察の予約をいれました。

もちろん、まだ説明をうけていませんので、この先生にお願いするかは決まっていません。

ですが、一歩踏み出せたように思います。

マイクロスコープに執着するわけではありませんが、別角度から(今までが使用した治療をしていなかったので)見ていただこうという気持ちです。

先生がたに相談して、気持ちの整理もついてきましたし、いろいろ励ましや、参考になるお言葉をいただけて本当によかったです。

ありがとうございました。


タイヨウ先生!今治療確認書をみましたところ、

「オスフェリオン 26500円 メンブレン 30000円」と記述がありました。

どっちがどっちかは私はわからないんですが(^_^;)
先生はご使用になられますか?



タイトル 3度目の歯根端切除術はマイクロスコープのある歯科で行うべき?
質問者 にゃんこおうじさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の失敗・再治療
根管治療に関するトラブル
歯根端切除術
歯医者への不信感
その他(保険と保険外)
治療費・費用
マイクロスコープ
歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル)
歯医者さんの探し方・見つけ方
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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