[写真あり] ジルコニアクラウンの色に透明感が無い (海外)
相談者:
katmeinさん (29歳:女性)
投稿日時:2009-11-25 05:16:11
こんにちは。
今回初めて質問投稿させて頂きます。
現在海外に住んでおり、先日現地にて前歯6本+奥歯2本の合計8本をジルコニアクラウンで作成いたしました。
(前歯3本はブリッジです)
海外でありながらとても良い先生に恵まれ、私の要望も丁寧に聞いてくださり、仮歯からインプレッション、ワックス模型まで何度も相談を重ね納得がいくまで作成していただきました。
そしてついにファイナルが出来た訳ですが、ひとつ気になることが出てきてしまいました。
写真をみてお分かりのように、今回作成のクラウンの色味が自分の下の歯の色と比べて透明感がなく、黄色がかったクリーム色の様に見えます。
仮歯の時点でもっと白かったこともあり、初めに鏡を見たときはあれ?っと思ってしまいました。
先生曰く、実際は私の自分の歯の色より白く見えるとの事ですが、私が見る限り透明感がないせいかとてもソリッドに写ってしまいます。
写真でも、そのつどの微妙な光加減、角度により多少違って見えるため自分では判断が難しい状況となってます。
もともと色味については自分の歯より若干白めの透明感をお願いしていた為、想像と違う感じです。
余談ですが口紅なども透明感のある歯のほうが綺麗です。
そこで幾つか質問させて頂きます。
?有難いことに先生はもしどうしても色を変えたい場合は再度相談にのってくださると仰ってますが、その場合ジルコニアで透明感を出すことに限界はあるのでしょうか。
海外で作成のため、ソリッド系が外人の主流なのかとも思ってしまいます。
また、作成し直す価値はあると思われますか。
?もし再度作成する場合、最初からプロセスをやり直すそうですがジルコニアを既に接着している場合、それを取り外すことで起こり得るリスクを教えて頂ければ幸いです。
今回の作成にあたりかなり時間を費やし相談を進めてきただけに、最後の最後で妥協はしたくないというのが本音です。
また、せっかく前歯6本を施術するなら出来るだけ綺麗にしたいという気持ちがあります。
親身になって下さる先生だからこそ、とても申し訳ないと思いつつも不満を伝えてしまいました。
自分では客観的に判断するのが難しいため、是非先生方のご意見を伺えれば幸いです。
よろしくお願いします。
画像1 画像2
今回初めて質問投稿させて頂きます。
現在海外に住んでおり、先日現地にて前歯6本+奥歯2本の合計8本をジルコニアクラウンで作成いたしました。
(前歯3本はブリッジです)
海外でありながらとても良い先生に恵まれ、私の要望も丁寧に聞いてくださり、仮歯からインプレッション、ワックス模型まで何度も相談を重ね納得がいくまで作成していただきました。
そしてついにファイナルが出来た訳ですが、ひとつ気になることが出てきてしまいました。
写真をみてお分かりのように、今回作成のクラウンの色味が自分の下の歯の色と比べて透明感がなく、黄色がかったクリーム色の様に見えます。
仮歯の時点でもっと白かったこともあり、初めに鏡を見たときはあれ?っと思ってしまいました。
先生曰く、実際は私の自分の歯の色より白く見えるとの事ですが、私が見る限り透明感がないせいかとてもソリッドに写ってしまいます。
写真でも、そのつどの微妙な光加減、角度により多少違って見えるため自分では判断が難しい状況となってます。
もともと色味については自分の歯より若干白めの透明感をお願いしていた為、想像と違う感じです。
余談ですが口紅なども透明感のある歯のほうが綺麗です。
そこで幾つか質問させて頂きます。
?有難いことに先生はもしどうしても色を変えたい場合は再度相談にのってくださると仰ってますが、その場合ジルコニアで透明感を出すことに限界はあるのでしょうか。
海外で作成のため、ソリッド系が外人の主流なのかとも思ってしまいます。
また、作成し直す価値はあると思われますか。
?もし再度作成する場合、最初からプロセスをやり直すそうですがジルコニアを既に接着している場合、それを取り外すことで起こり得るリスクを教えて頂ければ幸いです。
今回の作成にあたりかなり時間を費やし相談を進めてきただけに、最後の最後で妥協はしたくないというのが本音です。
また、せっかく前歯6本を施術するなら出来るだけ綺麗にしたいという気持ちがあります。
親身になって下さる先生だからこそ、とても申し訳ないと思いつつも不満を伝えてしまいました。
自分では客観的に判断するのが難しいため、是非先生方のご意見を伺えれば幸いです。
よろしくお願いします。
画像1 画像2
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-11-25 05:31:30
katmeinさまおはようございます。
せっかく親身になって相談に乗っていただいて出来上がったジルコニアクラウンの色調に、いささか御不満なようですね。
個人的な意見を言わせていただくと、お世辞にも上手とはいえないと思います。
私ならもう少しきれいに作れませんかと技工士に文句のひとつも言うと思います、もし作れない様であれば取引先を代えると思います。
しかし私が見聞きした所日本の技工士さんは世界的に見てものすごく上手だそうです、したがってそこまで要求しても無理なのかも分かりません。
そのあたりも含めて相談なさってみてはいかがでしょうか。
参考になさってください。
審美修復
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=75
せっかく親身になって相談に乗っていただいて出来上がったジルコニアクラウンの色調に、いささか御不満なようですね。
個人的な意見を言わせていただくと、お世辞にも上手とはいえないと思います。
私ならもう少しきれいに作れませんかと技工士に文句のひとつも言うと思います、もし作れない様であれば取引先を代えると思います。
しかし私が見聞きした所日本の技工士さんは世界的に見てものすごく上手だそうです、したがってそこまで要求しても無理なのかも分かりません。
そのあたりも含めて相談なさってみてはいかがでしょうか。
参考になさってください。
審美修復
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=75
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2009-11-25 08:43:56
ご相談ありがとうございます。
写真は必ずしも実際の色を再現しているわけではありませんから、正確な回答にならないかもしれませんが説明いたします。
ジルコニアなど最近のセラミックはとてもよくなっています。
自然で透明感のある天然の歯と見間違うほどに回復できます。
しかし、昔のセラミックでもそれはかなり実現できていました。
実は、30年以上前にもオールセラミックのクラウンを我々は使ってきました。
それは古いタイプで、アルミナス・ジャケット・クラウンといいますが、強度や精密さでは新しい方法にかなわず、今では使われていません。
でもとてもきれいで、私が治療した方たちは他の人から見破られたことはないとお話されていました。
また、20年30年と経過を見てきて、歯肉への影響はごくわずかで、は肉が下がることもなく、割れることもなく長く使えています。
最近の材料のほうがいろいろ有利な点が増えただけともいえます。
歯の治療はすべて手作業です。
つまり材料を生かす人間によって結果が決まります。
山田先生もお話しているとおり、日本の技工士さんは世界のトップレベルです。
とてもすばらしい技術と誠意を持って作っていただいています。
国家試験も受けなければなりません。
一方、海外では国家試験がありませんから誰でも作れますために、人によって大きなムラがあるともいえます。
幸いとてもよい先生におかかりのようですから、納得行くまで対策を練られれば良いかもしれません。
一つヒントとして、いきなり作ってしまうのではなく、今までの治療した写真を見せていただくと良いでしょう。
又技工士さんにも、今までの作品の写真集を見せていただくことも参考になります。
さらに、クラウンを完成する前の途中の段階でお口の中に入れて色を確認する方法を我々は良く行っておりますが、これはとても有効です。
写真は必ずしも実際の色を再現しているわけではありませんから、正確な回答にならないかもしれませんが説明いたします。
ジルコニアなど最近のセラミックはとてもよくなっています。
自然で透明感のある天然の歯と見間違うほどに回復できます。
しかし、昔のセラミックでもそれはかなり実現できていました。
実は、30年以上前にもオールセラミックのクラウンを我々は使ってきました。
それは古いタイプで、アルミナス・ジャケット・クラウンといいますが、強度や精密さでは新しい方法にかなわず、今では使われていません。
でもとてもきれいで、私が治療した方たちは他の人から見破られたことはないとお話されていました。
また、20年30年と経過を見てきて、歯肉への影響はごくわずかで、は肉が下がることもなく、割れることもなく長く使えています。
最近の材料のほうがいろいろ有利な点が増えただけともいえます。
歯の治療はすべて手作業です。
つまり材料を生かす人間によって結果が決まります。
山田先生もお話しているとおり、日本の技工士さんは世界のトップレベルです。
とてもすばらしい技術と誠意を持って作っていただいています。
国家試験も受けなければなりません。
一方、海外では国家試験がありませんから誰でも作れますために、人によって大きなムラがあるともいえます。
幸いとてもよい先生におかかりのようですから、納得行くまで対策を練られれば良いかもしれません。
一つヒントとして、いきなり作ってしまうのではなく、今までの治療した写真を見せていただくと良いでしょう。
又技工士さんにも、今までの作品の写真集を見せていただくことも参考になります。
さらに、クラウンを完成する前の途中の段階でお口の中に入れて色を確認する方法を我々は良く行っておりますが、これはとても有効です。
相談者からの返信
相談者:
katmeinさん
返信日時:2009-11-25 11:55:56
山田先生
さがら先生
お忙しいところご回答ありがとうございます。
やはり日本の技工士さんはトップレベルでしたか。。
日本ではどちらかというと単純に整い過ぎている歯は敬遠されがちなので、技工士さん達はいかに自然に歯を美しく見せることができるかを日々試行錯誤されていると思います。
歯に微妙な透明感を求めるのも日本人ならではだと思います。
それにしても歯科治療とは本当に難しいものですね。
担当の先生のみならず、技工士さんとの連携プレーによって出来栄えが大きく左右されてしまうのも一種の賭けですね。
今回全てジルコニアで作成して頂きましたが、その技工士さんによって得意・不得意があると思います。
もし再度作成をお願いする際には、マテリアルにこだわらずにその方の得意とする方法でお願いしたほうがいいのでしょうか。
また、透明感を説明する際には参考になる写真などを持参し、お願いするのも効果的ですか(コミュニケーションに問題は無いのですが念のため)
今回色の相談の際に透明感をリクエストしたのですが、技工士サイドで全く反映されてませんでした。。
最後に、通常では技工士さんからの納品は色が決まってからどのくらいの期間で可能となるものでしょうか。
今回色づけに関しては、翌日すぐに出来上がってきたため気になりました。
お忙しいところ恐れ入りますがご回答をお待ちしております。
さがら先生
お忙しいところご回答ありがとうございます。
やはり日本の技工士さんはトップレベルでしたか。。
日本ではどちらかというと単純に整い過ぎている歯は敬遠されがちなので、技工士さん達はいかに自然に歯を美しく見せることができるかを日々試行錯誤されていると思います。
歯に微妙な透明感を求めるのも日本人ならではだと思います。
それにしても歯科治療とは本当に難しいものですね。
担当の先生のみならず、技工士さんとの連携プレーによって出来栄えが大きく左右されてしまうのも一種の賭けですね。
今回全てジルコニアで作成して頂きましたが、その技工士さんによって得意・不得意があると思います。
もし再度作成をお願いする際には、マテリアルにこだわらずにその方の得意とする方法でお願いしたほうがいいのでしょうか。
また、透明感を説明する際には参考になる写真などを持参し、お願いするのも効果的ですか(コミュニケーションに問題は無いのですが念のため)
今回色の相談の際に透明感をリクエストしたのですが、技工士サイドで全く反映されてませんでした。。
最後に、通常では技工士さんからの納品は色が決まってからどのくらいの期間で可能となるものでしょうか。
今回色づけに関しては、翌日すぐに出来上がってきたため気になりました。
お忙しいところ恐れ入りますがご回答をお待ちしております。
回答3
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2009-11-25 14:56:14
写真を見る限り、下の歯に比べ上の歯はマットな感じがしますね^^;
ジルコニアクラウンは現在世界的に見ても最も注目分野で80種類ぐらいの物があるそうです。
katmeinさんの国で一般的に取り扱われている物が、日本でも取り扱われているとは限らないので・・・
回答に困る所はありますが、見る限りトランスルー系の色が足りない気がします。
また内冠のジルコニア、メーカによってはマットになってしまうものもあるそうです。
最近ブログで書いたので暇なら、
http://eedental.fine.to/eeblog/2009/11/post-14.html
>今回色の相談の際に透明感をリクエストしたのですが、技工士サイドで全く反映されてませんでした。。
厳しい言い方ですが、技工士の腕の限界だと思います。
またみなさんがお書きのように日本の技工士さんほど優秀な方は海外では少ないと思いますので、かなり歯科医院を吟味しないと難しいとおもいます。
1回目のものでここまでマットなものであれば、築製の仕方に技術的な限界を感じます。
>最後に、通常では技工士さんからの納品は色が決まってからどのくらいの期間で可能となるものでしょうか。
ジルコニアフレームが出来上がってからは、技工士のやる気次第でしょうか^^;
その気になれば1日あれば可能と言えば可能ですし。
ブログの写真の方もセラミックを入れて3週間後に転院して来た方ですが、結局セラミックの色に関してはセラミストの腕に9割方かかってきてしまいますので、先生がいくら親切で良い先生でも色に関しては希望を叶えられないかもしれません。
毎回書いていますが、術前に症例を見せてもらった方がよかったと思います。
またジルコニアにすれば綺麗な歯が入る訳でもありません・・・
今後のアドバイスとしては、外す前に技工士の過去の作品を見せてもらった方がいいと思います。
その見本や症例写真で十分な透明感があれば、再製も考えてみればいいと思いますが、他のものも同じ、症例がない、であれば被せ物だけ転院して作られた方が結果は良いと思います。
前歯の被せ物と言っても何回もやり代えのできる物ではありません。
その為にも症例を見せてもらったり、審美系の歯科医院などに相談に行ったりしてみてください。
綺麗な歯が入るといいですね^^
おだいじに
ジルコニアクラウンは現在世界的に見ても最も注目分野で80種類ぐらいの物があるそうです。
katmeinさんの国で一般的に取り扱われている物が、日本でも取り扱われているとは限らないので・・・
回答に困る所はありますが、見る限りトランスルー系の色が足りない気がします。
また内冠のジルコニア、メーカによってはマットになってしまうものもあるそうです。
最近ブログで書いたので暇なら、
http://eedental.fine.to/eeblog/2009/11/post-14.html
>今回色の相談の際に透明感をリクエストしたのですが、技工士サイドで全く反映されてませんでした。。
厳しい言い方ですが、技工士の腕の限界だと思います。
またみなさんがお書きのように日本の技工士さんほど優秀な方は海外では少ないと思いますので、かなり歯科医院を吟味しないと難しいとおもいます。
1回目のものでここまでマットなものであれば、築製の仕方に技術的な限界を感じます。
>最後に、通常では技工士さんからの納品は色が決まってからどのくらいの期間で可能となるものでしょうか。
ジルコニアフレームが出来上がってからは、技工士のやる気次第でしょうか^^;
その気になれば1日あれば可能と言えば可能ですし。
ブログの写真の方もセラミックを入れて3週間後に転院して来た方ですが、結局セラミックの色に関してはセラミストの腕に9割方かかってきてしまいますので、先生がいくら親切で良い先生でも色に関しては希望を叶えられないかもしれません。
毎回書いていますが、術前に症例を見せてもらった方がよかったと思います。
またジルコニアにすれば綺麗な歯が入る訳でもありません・・・
今後のアドバイスとしては、外す前に技工士の過去の作品を見せてもらった方がいいと思います。
その見本や症例写真で十分な透明感があれば、再製も考えてみればいいと思いますが、他のものも同じ、症例がない、であれば被せ物だけ転院して作られた方が結果は良いと思います。
前歯の被せ物と言っても何回もやり代えのできる物ではありません。
その為にも症例を見せてもらったり、審美系の歯科医院などに相談に行ったりしてみてください。
綺麗な歯が入るといいですね^^
おだいじに
相談者からの返信
相談者:
katmeinさん
返信日時:2009-11-29 23:51:20
井野先生
回答頂きありがとうございます。
昨日早速こちらの先生に担当技工士の症例をお願いしたところ、先方と話し合って頂き、次回のサンプル作成を取り付けて頂きました。
もしサンプルの色味・質感に納得がいかないようであれば納得がいくまで時間をかけるとのことでしたので、とりあえず一安心しております。
それでも出来上がりは日本の技工士の方には及ばないと思いますが、何とか自然に出来上がることを願っています^^;
先生方、お忙しいところご丁寧に回答頂き有難うございました。
回答頂きありがとうございます。
昨日早速こちらの先生に担当技工士の症例をお願いしたところ、先方と話し合って頂き、次回のサンプル作成を取り付けて頂きました。
もしサンプルの色味・質感に納得がいかないようであれば納得がいくまで時間をかけるとのことでしたので、とりあえず一安心しております。
それでも出来上がりは日本の技工士の方には及ばないと思いますが、何とか自然に出来上がることを願っています^^;
先生方、お忙しいところご丁寧に回答頂き有難うございました。
タイトル | [写真あり] ジルコニアクラウンの色に透明感が無い (海外) |
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質問者 | katmeinさん |
地域 | 海外 |
年齢 | 29歳 |
性別 | 女性 |
職業 | その他 |
カテゴリ |
クラウン(差し歯・被せ)のトラブル 海外その他 ジルコニアクラウン クラウンの変色・着色・色の問題 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。