[写真あり] 麻酔が効かず抜髄が中止に。今からでも抜髄を回避したい
相談者:
ぱくぱくさん (40歳:女性)
投稿日時:2009-12-04 22:48:28
よろしくお願いします。
一か月程前に、左下、5、6、7番の以前詰めてあった銀のインレーを外し、その下にできていた虫歯を治療しました。
特に6番の虫歯は深く、抜髄するかどうかを担当医が迷われていました。
できるだけ神経を残したい旨を伝え、新たに銀のインレーを詰め、しばらく様子をみることになりました。
しかし治療後ずっと、冷たい物が凍み、熱い物もジーンとくるのが続き、何もしていなくても疼く状態が続いたので、再度来院しました。
そして、その場で6番の抜髄をしました。
しかしその後の状態は変わらず、以前のレントゲンで7番の虫歯も深かったことがわかり、そこが原因だったということになりました。
(6番も原因だったのかはわかりませんが)
確かに、6番抜髄前に、冷たい物を5、6、7番の歯にあてた時には、6、7番とも激痛が走りました。
また、その場で7番の抜髄を決定され、麻酔の注射をしましたが、6番の抜髄の後に歯茎が腫れていた(歯周病をおこしたらしく、膿がたまりました)せいで、まったく効かず、少し削っただけで、中止になりました。
現在腫れが引くのを待って、7番の抜髄をすることになっています。
4か月前にも、同じ歯医者で、右上の6、7番もやはり治療後痛みが続くので抜髄をしました。
私としてはこれ以上抜髄を避けたいのですが、左下7番はもう神経を残せる可能性はないのでしょうか?
現在の担当医はないと言っています。
最近友人から、神経近くまで削った歯に薬を塗って、象牙質を培養、再生させる治療をしたと聞きました。
既に抜髄した私の三本の歯も別の歯医者に行っていれば、神経を温存できたのではないかと気になっています。
長々とすみませんが、ぜひご意見をお聞きしたく、よろしくお願いいたします。
一か月程前に、左下、5、6、7番の以前詰めてあった銀のインレーを外し、その下にできていた虫歯を治療しました。
特に6番の虫歯は深く、抜髄するかどうかを担当医が迷われていました。
できるだけ神経を残したい旨を伝え、新たに銀のインレーを詰め、しばらく様子をみることになりました。
しかし治療後ずっと、冷たい物が凍み、熱い物もジーンとくるのが続き、何もしていなくても疼く状態が続いたので、再度来院しました。
そして、その場で6番の抜髄をしました。
しかしその後の状態は変わらず、以前のレントゲンで7番の虫歯も深かったことがわかり、そこが原因だったということになりました。
(6番も原因だったのかはわかりませんが)
確かに、6番抜髄前に、冷たい物を5、6、7番の歯にあてた時には、6、7番とも激痛が走りました。
また、その場で7番の抜髄を決定され、麻酔の注射をしましたが、6番の抜髄の後に歯茎が腫れていた(歯周病をおこしたらしく、膿がたまりました)せいで、まったく効かず、少し削っただけで、中止になりました。
現在腫れが引くのを待って、7番の抜髄をすることになっています。
4か月前にも、同じ歯医者で、右上の6、7番もやはり治療後痛みが続くので抜髄をしました。
私としてはこれ以上抜髄を避けたいのですが、左下7番はもう神経を残せる可能性はないのでしょうか?
現在の担当医はないと言っています。
最近友人から、神経近くまで削った歯に薬を塗って、象牙質を培養、再生させる治療をしたと聞きました。
既に抜髄した私の三本の歯も別の歯医者に行っていれば、神経を温存できたのではないかと気になっています。
長々とすみませんが、ぜひご意見をお聞きしたく、よろしくお願いいたします。
回答1
回答日時:2009-12-05 01:01:44
こんばんは。
神経の保存については、労力をいとわなければ、かなりのケースで可能性はあると思いますよ。
多くは保険の、追い立てられる様な短時間診療が招いている結果の様にも、個人的には感じています。
(それはそれでコスト面などの大きなメリットがあるのですが・・)
神経を残していこうとすると、長い時間をかけての、非常に細かい処置が必要ですからね。
ただし、すでに持続痛が出ている様なものはまず無理です。
限度を明らかに超えてしまっています。
刺激による誘発痛だけでも、時間の長いものや、温かいものに強く反応する様な場合は望みが極めて低いと理解して頂いて良いと思いますよ。
ぱくぱくさんの場合、まずお痛みの原因が文面だけでははっきりしないので、何とも言えません・・。
それとあまり無理して神経を残すことに固執するよりは、抜くならしっかりと抜く、ということにこだわった方がはるかに良い結果につながると思います。
きちんとした処置であれば、一生涯でも十分持つ歯になりますからね。
初めての、神経を抜く処置というのはその歯の運命の分かれ道と言っても大げさではないと思いますよ。
↓必ず目を通してみて下さい
参考⇒根管治療
>最近友人から、神経近くまで削った歯に薬を塗って、象牙質を培養、再生させる治療をしたと聞きました。
3Mix-MP法のことだと思いますが、自分は必要ないと考えています。
参考⇒3Mix-MP法
幸運が重なれば、下の画像1の右上1番の様な状態でも神経は残せる場合はありますので、参考までに。
(※因みにこれは、元々無症状の歯です)
お大事にどうぞ。
画像1
神経の保存については、労力をいとわなければ、かなりのケースで可能性はあると思いますよ。
多くは保険の、追い立てられる様な短時間診療が招いている結果の様にも、個人的には感じています。
(それはそれでコスト面などの大きなメリットがあるのですが・・)
神経を残していこうとすると、長い時間をかけての、非常に細かい処置が必要ですからね。
ただし、すでに持続痛が出ている様なものはまず無理です。
限度を明らかに超えてしまっています。
刺激による誘発痛だけでも、時間の長いものや、温かいものに強く反応する様な場合は望みが極めて低いと理解して頂いて良いと思いますよ。
ぱくぱくさんの場合、まずお痛みの原因が文面だけでははっきりしないので、何とも言えません・・。
それとあまり無理して神経を残すことに固執するよりは、抜くならしっかりと抜く、ということにこだわった方がはるかに良い結果につながると思います。
きちんとした処置であれば、一生涯でも十分持つ歯になりますからね。
初めての、神経を抜く処置というのはその歯の運命の分かれ道と言っても大げさではないと思いますよ。
↓必ず目を通してみて下さい
参考⇒根管治療
>最近友人から、神経近くまで削った歯に薬を塗って、象牙質を培養、再生させる治療をしたと聞きました。
3Mix-MP法のことだと思いますが、自分は必要ないと考えています。
参考⇒3Mix-MP法
幸運が重なれば、下の画像1の右上1番の様な状態でも神経は残せる場合はありますので、参考までに。
(※因みにこれは、元々無症状の歯です)
お大事にどうぞ。
画像1
回答2
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2009-12-05 03:35:11
>最近友人から、神経近くまで削った歯に薬を塗って、象牙質を培養、再生させる治療をしたと聞きました。
3MIXじゃなくてIPC(暫間的間接覆髄法)かもしれませんね。
こちらの相談も参考になると思いますので、ぜひ目を通されてみて下さい。
⇒参考:虫歯をどこまで削るのか?黒い部分は残しても大丈夫なのか?
3MIXじゃなくてIPC(暫間的間接覆髄法)かもしれませんね。
こちらの相談も参考になると思いますので、ぜひ目を通されてみて下さい。
⇒参考:虫歯をどこまで削るのか?黒い部分は残しても大丈夫なのか?
回答3
ホワイトファミリー歯科(川崎市麻生区)の つつみです。
回答日時:2009-12-05 08:49:31
補足させてください。
かなり長文になりました。すいません。
神経歯髄組織の治癒能力は個人差もあり、その時の身体の免疫力、に左右されます。
一般にお口の中の常在菌群も深い虫歯になると、嫌気性の菌が増えて、象牙歯質内への遊走、拡散浸入が大きくなります。
症状としては、2次虫歯初期には冷たいものが沁みては、すぐに治り、中期では、冷たい刺激が残り、後期には温かいもので、沁みて、噛むと響く、箸などの先でたたくと、垂直方向で他の健康歯と比較して響く、重い、違和感などを感じるようになります。
神経歯髄へのダメージの程度はこれにより判断できます。
経験では、患者さんの身体の状態と生活ストレスを軽くコントロールできていれば、4週間の虫歯の3MIX消毒とリハビリで、神経の傷のダメージを癒し、症状をなくし、5年以上延命させることはできた場合が多くありました。
数%の方では、5年以後に打診の痛み、咬合の痛みが出て、同じ繰り返しのリハビリをしても改善せずに、12か月経過後に神経を取ることになりました。
3MIXに関する治療は12年やっています。
3MIX以前はIPC暫間的間接覆髄法で、麻酔して感染歯質を除去して、NC消毒して深いと水酸化カルシウム製材のペーストを神経歯髄側に置いて、封鎖する方法でした。
この方法では、使う薬剤のPhでの消毒殺菌効果が、生活神経歯髄に対して、良い賦活効果で、治癒回復する場合が少なく、多くは、神経歯髄にもアルカリの細胞毒性効果で、梗塞と血流障害、壊死が起きて、3ヶ月後に神経を取る場合が、50%くらいになりました。
その後色々、改良しましたが、今の3MIX調合薬の使用で80%以上で神経残せる可能性が増えました。
カチカチと噛んで、痛い場合は、歯の根の先のほうの神経歯髄から歯の周囲の歯根膜という、範囲まで、菌群の影響が広がっていて、ほぼ、歯の中の神経は梗塞状態で保存して生かすことは、難しくなります。
5年延命させるのか、今回の一回で、すっきり、症状をなくし神経を取るのか、こういう判断を患者さんと相談して、患者さんに決めてもらうのも良いです。
一回は、自分の歯の神経の治癒能力に賭けて、延命治療を試みる患者さんは多いですし、温かいものが沁みる程度で、打診痛、咬合痛も軽いなら、新しい延命治療法で助かる場合は50%以上はあるはずです。
今までの歯科大で教育された治療方法(IPCや生活歯髄切断)だと、ほとんど、麻酔をして、無知覚にして削ると、その感染した歯質や歯髄は除去できますが、菌群の侵攻により、影響を受けた、神経歯髄組織に対しては、削る作業の刺激や詰め方、薬剤刺激が最終的な血流障害を起こし、神経歯髄の梗塞状態を広げ壊死します。
つまり、神経歯髄は回復治癒せずに数日から数カ月後に死ぬ場合が多く、患者さんの免疫力や、生活状況、健康状態良好であっても、
6か月経過見てから根幹治療する場合が50%近くまでありました。
まずは、麻酔をすると、その添加止血剤のエピネフリンという、血管収縮剤により、今まで、ダメージを受けていた神経歯髄にとどめの虚血状態を作るのです。
最新の治療法なら、丁寧に麻酔なしで、痛みを増加させないように、金属をカットして除去して行きます。
まずは、麻酔をしない、麻酔なしでも、痛みを発生させない器具の扱いができるということが先生に必要です。
次に、なるべく神経歯髄に刺激を伝えない工夫がドクターに求められ、そういう訓練を受けていないドクターで、一時間に数人もの患者さんを診ている保険治療では、とても、時間的余裕がなく、できないかもしれません。
これは、神経をできるだけ残そうとする先生の意識の問題だけでなく、経済効率のためだったりもします。
さて、次に中の感染歯質が見えてきた歯の中をどうするかです。
どのくらい中で感染が広がり、歯の神経にダメージがあるのか?
そういう、診かたで、神経を残す治療法を多く経験していないと、その診断はできないかもしれません。
かなり深い虫歯でも、歯の頭の部分の80%が柔らかく感染したものでも、神経に対する、ダメージが少なく、しっかり数十年後も噛んで使えていたりする場合も50%以上あります。
ただし、感染して歯の中が半分以上に崩壊していた場合は、その修復方法もインレーでなくなります。
しかも土台の部分には特殊な補強土台を立てて、歯を包むような、修復物を入れますし、その修復物を入れるまでにはプラスティックの仮の冠の柔らかい材質の仮歯で、3か月くらい咬合チェックしながら、オーラルケア指導をします。
そういう、ダメージを受けた歯の神経や歯根膜に負担をかけないリハビリを賦したうえで、最終的な修復物も保険の金属のパラ合金だと、硬度高く、硬すぎるので、奥歯の場合、20K金合金という、3元合金(高カラット金合金)やエステニアというハイブリッドセラミックレジンを入れます。
もちろん、インレーでなく、歯を包む冠状の修復物です。
インレー修復を奥歯に行った場合。
奥歯というのは、咬合において、咬合面では、30キログラムから100キロという、とても重い圧力で、噛んでいます。
歯の咬合面にある修復金属と歯質の境目(マージン)の縁には、接着セメントの層が50ミクロン位の幅であります。
一年間で、数万回も噛んで、50キロ以上の圧で、食片がこすり、ぶつかり、押し込まれますから、咬合面に堺目があると、一年後には、そのセメント層はどんどん、削れ、崩壊して歯の中に食片の腐敗した菌などのプラークが浸入するのです。
これは、どんなに精密に治療した場合でも起こり得ます。
特に保険の硬いパラジウム合金のインレーの場合は崩壊した、セメント層への適合柔合が起きないので、隙間は50ミクロン以上で、どんどん深くなりますから、オーラルケアができていても、10年後に歯の中の虫歯で、痛みなど違和感が出てきます。
柔らかい20Kゴールドは、噛みあわせの対合歯にやさしいだけでなく歯列全体の咬合の変化に調和して変化し、セメント層のなくなった隙間も展延性で埋めてくれ、プラークの浸入を起こし難くしてくれます。
神様がくれた健康な歯は構造的に口の中に露出した部分は強い酸に溶けにくい、硬いガラス状のエナメル質で包まれ、保護されています。
その内面にゴム状の神経センサーを張り巡らした比較的柔らかい象牙質があり、その中に神経歯髄の部屋があり、根の中から神経と血管が出入りしています。
硬いガラスエナメルは柔らかいゴムで裏打ちされて割れたりせずにタフでしなやかなのです。
活きてい健康な奥歯の場合とても変形するような咬合圧にも強いのです。
歯のエナメル質を虫歯で、小さく削ると、歯の咬合面内で、幅が2mmくらいまでなら、エナメル質の強度も保てるのですが、それ以上の幅で咬合面にメタル修復物を接着セメントでセットした場合、噛む圧力で歯の中央にセットされたメタルは押し込まれる、ウエッジ(くさび)効果で、周囲のエナメル質が押し広がりをくりかえします。
最初の数年は、セメント層の崩壊も少ないので、接着力で保っていますが、数年後ににはインレーはハマっていても、くっ付いていない状態に近づきます。
そうすれば、周囲のエナメル質は押し広がりの繰り返しのために、また、中の象牙質部分の虫歯などで材質疲労を起こし、小さなヒビが伸び始め、10年くらいで歯が欠けたりして、2回目で神経を取ることになるのです。
そして、また、10年後には、神経取った、歯の根の状態が、中年期の老化で、免疫力低下、治癒力の低下で慢性炎症から急性化して腫れて、痛みもひどく、歯周炎も起こり、歯を抜くのです。
これは多くの統計から、3回目で歯医者が歯を抜くのは、ほぼ70%と出ています。
残りは、歯周病での自然脱落です。
奥歯の保険インレーについては医原病の元といえるのかもしれません。
10年後が怖いの・・・・です?
ですから10年ごとに歯医者で治療を受けて悪くしていくのが嫌なら、最初の段階で奥歯など咬合圧の強い部分は、包む形で、20K金合金のアンレーからクラウンにする方が安全で良いかもしれません。
話をもどします。
感染した歯質を上部だけ除去して、神経歯髄側を薄く残し、3種類抗菌薬を混合して多くの抗菌スペクトル有し、カビなどの胞子までも殺菌する3MIX薬は効果あります。
多くの感染し、症状が出始めた状態でも、5年以上延命すると思われます。
3MIX-MP法では、それを使いやすく、キャリア剤を加えています。
さらに、これに症状を緩和させる、ユージノール油を調合し、軽い症状が出ている場合でも、仮封鎖後の歯の中の内圧行進や、治癒が始まり、最初の好転反応の症状が出て、患者さんに苦痛を与えないようにユージノール油とユルイ詰め方をする、3MIX−MP改良法では、打診痛がある場合でも、80%以上で、5年以上の延命効果はあるようです。
3MIXを入れた後は、歯の中はゆるい状態にしてきつく詰めません。
仮の冠状の柔らかいプラスティックで仮歯をかぶせ、咬合を弱く調整して、さらに、投薬で、抗菌材を内科的に7日間服用してもらいます。
4週間後には、症状がなくなる場合は50%以上です。
これら、保存経験を多く有する先生であれば、金属除去した段階で歯の中の状態と症状、患者さんのお口の中全体の状況、生活状況、
健康状態などをしっかり把握して診断してくれますから、神経を取るのが良いのか?
保存的に3MIX−MP改良法などで、保存を試みるのか?
患者さんに選んでもらい、また、保存不可能と判断した場合には、患者さんに判断をゆだねるだけでなく、不可能な理由説明を尽くし、理解のもとで、即日に根管治療を行うことで、患者さんの負担を少なく、最良方法を相談しながら、進めていくのが、今までの、保険治療などと違う部分です。
お話した治療の進め方の場合、保険治療で対応出来にくい、時間的経過と、薬剤と、方法が使われており、保険治療主体の歯医者さんでは対応しにくいかもしれません。
かなり長文になりました。すいません。
神経歯髄組織の治癒能力は個人差もあり、その時の身体の免疫力、に左右されます。
一般にお口の中の常在菌群も深い虫歯になると、嫌気性の菌が増えて、象牙歯質内への遊走、拡散浸入が大きくなります。
症状としては、2次虫歯初期には冷たいものが沁みては、すぐに治り、中期では、冷たい刺激が残り、後期には温かいもので、沁みて、噛むと響く、箸などの先でたたくと、垂直方向で他の健康歯と比較して響く、重い、違和感などを感じるようになります。
神経歯髄へのダメージの程度はこれにより判断できます。
経験では、患者さんの身体の状態と生活ストレスを軽くコントロールできていれば、4週間の虫歯の3MIX消毒とリハビリで、神経の傷のダメージを癒し、症状をなくし、5年以上延命させることはできた場合が多くありました。
数%の方では、5年以後に打診の痛み、咬合の痛みが出て、同じ繰り返しのリハビリをしても改善せずに、12か月経過後に神経を取ることになりました。
3MIXに関する治療は12年やっています。
3MIX以前はIPC暫間的間接覆髄法で、麻酔して感染歯質を除去して、NC消毒して深いと水酸化カルシウム製材のペーストを神経歯髄側に置いて、封鎖する方法でした。
この方法では、使う薬剤のPhでの消毒殺菌効果が、生活神経歯髄に対して、良い賦活効果で、治癒回復する場合が少なく、多くは、神経歯髄にもアルカリの細胞毒性効果で、梗塞と血流障害、壊死が起きて、3ヶ月後に神経を取る場合が、50%くらいになりました。
その後色々、改良しましたが、今の3MIX調合薬の使用で80%以上で神経残せる可能性が増えました。
カチカチと噛んで、痛い場合は、歯の根の先のほうの神経歯髄から歯の周囲の歯根膜という、範囲まで、菌群の影響が広がっていて、ほぼ、歯の中の神経は梗塞状態で保存して生かすことは、難しくなります。
5年延命させるのか、今回の一回で、すっきり、症状をなくし神経を取るのか、こういう判断を患者さんと相談して、患者さんに決めてもらうのも良いです。
一回は、自分の歯の神経の治癒能力に賭けて、延命治療を試みる患者さんは多いですし、温かいものが沁みる程度で、打診痛、咬合痛も軽いなら、新しい延命治療法で助かる場合は50%以上はあるはずです。
今までの歯科大で教育された治療方法(IPCや生活歯髄切断)だと、ほとんど、麻酔をして、無知覚にして削ると、その感染した歯質や歯髄は除去できますが、菌群の侵攻により、影響を受けた、神経歯髄組織に対しては、削る作業の刺激や詰め方、薬剤刺激が最終的な血流障害を起こし、神経歯髄の梗塞状態を広げ壊死します。
つまり、神経歯髄は回復治癒せずに数日から数カ月後に死ぬ場合が多く、患者さんの免疫力や、生活状況、健康状態良好であっても、
6か月経過見てから根幹治療する場合が50%近くまでありました。
まずは、麻酔をすると、その添加止血剤のエピネフリンという、血管収縮剤により、今まで、ダメージを受けていた神経歯髄にとどめの虚血状態を作るのです。
最新の治療法なら、丁寧に麻酔なしで、痛みを増加させないように、金属をカットして除去して行きます。
まずは、麻酔をしない、麻酔なしでも、痛みを発生させない器具の扱いができるということが先生に必要です。
次に、なるべく神経歯髄に刺激を伝えない工夫がドクターに求められ、そういう訓練を受けていないドクターで、一時間に数人もの患者さんを診ている保険治療では、とても、時間的余裕がなく、できないかもしれません。
これは、神経をできるだけ残そうとする先生の意識の問題だけでなく、経済効率のためだったりもします。
さて、次に中の感染歯質が見えてきた歯の中をどうするかです。
どのくらい中で感染が広がり、歯の神経にダメージがあるのか?
そういう、診かたで、神経を残す治療法を多く経験していないと、その診断はできないかもしれません。
かなり深い虫歯でも、歯の頭の部分の80%が柔らかく感染したものでも、神経に対する、ダメージが少なく、しっかり数十年後も噛んで使えていたりする場合も50%以上あります。
ただし、感染して歯の中が半分以上に崩壊していた場合は、その修復方法もインレーでなくなります。
しかも土台の部分には特殊な補強土台を立てて、歯を包むような、修復物を入れますし、その修復物を入れるまでにはプラスティックの仮の冠の柔らかい材質の仮歯で、3か月くらい咬合チェックしながら、オーラルケア指導をします。
そういう、ダメージを受けた歯の神経や歯根膜に負担をかけないリハビリを賦したうえで、最終的な修復物も保険の金属のパラ合金だと、硬度高く、硬すぎるので、奥歯の場合、20K金合金という、3元合金(高カラット金合金)やエステニアというハイブリッドセラミックレジンを入れます。
もちろん、インレーでなく、歯を包む冠状の修復物です。
インレー修復を奥歯に行った場合。
奥歯というのは、咬合において、咬合面では、30キログラムから100キロという、とても重い圧力で、噛んでいます。
歯の咬合面にある修復金属と歯質の境目(マージン)の縁には、接着セメントの層が50ミクロン位の幅であります。
一年間で、数万回も噛んで、50キロ以上の圧で、食片がこすり、ぶつかり、押し込まれますから、咬合面に堺目があると、一年後には、そのセメント層はどんどん、削れ、崩壊して歯の中に食片の腐敗した菌などのプラークが浸入するのです。
これは、どんなに精密に治療した場合でも起こり得ます。
特に保険の硬いパラジウム合金のインレーの場合は崩壊した、セメント層への適合柔合が起きないので、隙間は50ミクロン以上で、どんどん深くなりますから、オーラルケアができていても、10年後に歯の中の虫歯で、痛みなど違和感が出てきます。
柔らかい20Kゴールドは、噛みあわせの対合歯にやさしいだけでなく歯列全体の咬合の変化に調和して変化し、セメント層のなくなった隙間も展延性で埋めてくれ、プラークの浸入を起こし難くしてくれます。
神様がくれた健康な歯は構造的に口の中に露出した部分は強い酸に溶けにくい、硬いガラス状のエナメル質で包まれ、保護されています。
その内面にゴム状の神経センサーを張り巡らした比較的柔らかい象牙質があり、その中に神経歯髄の部屋があり、根の中から神経と血管が出入りしています。
硬いガラスエナメルは柔らかいゴムで裏打ちされて割れたりせずにタフでしなやかなのです。
活きてい健康な奥歯の場合とても変形するような咬合圧にも強いのです。
歯のエナメル質を虫歯で、小さく削ると、歯の咬合面内で、幅が2mmくらいまでなら、エナメル質の強度も保てるのですが、それ以上の幅で咬合面にメタル修復物を接着セメントでセットした場合、噛む圧力で歯の中央にセットされたメタルは押し込まれる、ウエッジ(くさび)効果で、周囲のエナメル質が押し広がりをくりかえします。
最初の数年は、セメント層の崩壊も少ないので、接着力で保っていますが、数年後ににはインレーはハマっていても、くっ付いていない状態に近づきます。
そうすれば、周囲のエナメル質は押し広がりの繰り返しのために、また、中の象牙質部分の虫歯などで材質疲労を起こし、小さなヒビが伸び始め、10年くらいで歯が欠けたりして、2回目で神経を取ることになるのです。
そして、また、10年後には、神経取った、歯の根の状態が、中年期の老化で、免疫力低下、治癒力の低下で慢性炎症から急性化して腫れて、痛みもひどく、歯周炎も起こり、歯を抜くのです。
これは多くの統計から、3回目で歯医者が歯を抜くのは、ほぼ70%と出ています。
残りは、歯周病での自然脱落です。
奥歯の保険インレーについては医原病の元といえるのかもしれません。
10年後が怖いの・・・・です?
ですから10年ごとに歯医者で治療を受けて悪くしていくのが嫌なら、最初の段階で奥歯など咬合圧の強い部分は、包む形で、20K金合金のアンレーからクラウンにする方が安全で良いかもしれません。
話をもどします。
感染した歯質を上部だけ除去して、神経歯髄側を薄く残し、3種類抗菌薬を混合して多くの抗菌スペクトル有し、カビなどの胞子までも殺菌する3MIX薬は効果あります。
多くの感染し、症状が出始めた状態でも、5年以上延命すると思われます。
3MIX-MP法では、それを使いやすく、キャリア剤を加えています。
さらに、これに症状を緩和させる、ユージノール油を調合し、軽い症状が出ている場合でも、仮封鎖後の歯の中の内圧行進や、治癒が始まり、最初の好転反応の症状が出て、患者さんに苦痛を与えないようにユージノール油とユルイ詰め方をする、3MIX−MP改良法では、打診痛がある場合でも、80%以上で、5年以上の延命効果はあるようです。
3MIXを入れた後は、歯の中はゆるい状態にしてきつく詰めません。
仮の冠状の柔らかいプラスティックで仮歯をかぶせ、咬合を弱く調整して、さらに、投薬で、抗菌材を内科的に7日間服用してもらいます。
4週間後には、症状がなくなる場合は50%以上です。
これら、保存経験を多く有する先生であれば、金属除去した段階で歯の中の状態と症状、患者さんのお口の中全体の状況、生活状況、
健康状態などをしっかり把握して診断してくれますから、神経を取るのが良いのか?
保存的に3MIX−MP改良法などで、保存を試みるのか?
患者さんに選んでもらい、また、保存不可能と判断した場合には、患者さんに判断をゆだねるだけでなく、不可能な理由説明を尽くし、理解のもとで、即日に根管治療を行うことで、患者さんの負担を少なく、最良方法を相談しながら、進めていくのが、今までの、保険治療などと違う部分です。
お話した治療の進め方の場合、保険治療で対応出来にくい、時間的経過と、薬剤と、方法が使われており、保険治療主体の歯医者さんでは対応しにくいかもしれません。
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-12-05 12:05:55
ノア先生と同意見です。
どこまで削って中止されたのかにもよりますが、歯髄を残す努力をされても良いとは思います。
しかし、持続的に痛みがあるのであれば、残念ながら「きっちり抜髄」された方が後々の結果が良いように思います。
現在の担当の先生は「もう神経を残せる可能性はない」とおっしゃられている現時点において、ぱくぱく さんが「神経を残したい」とお考えであれば、根管治療に精通した先生に診てもらう事をお勧めします。
根管治療が得意な先生は歯髄の残し方も上手なはずですから。
>3Mix-MP法のことだと思いますが、自分は必要ないと考えています。
同感です。
別につつみ先生を否定するわけではありませんが、僕の所には「他院で3Mixをしてもらったが‥」と言って来院される方が多いのは事実です。
僕が普通に(マイクロスコープ下で)覆罩処置をする事で症状が改善される事がほとんどだと感じております(すでに歯髄に感染してしまっている場合には残念ながら抜髄が第一選択ですが‥)。
個人的には3Mix(3Mix-MPを含む)はテクニックセンシティブと言うか、術者の考えによって成否の差が激しいように思います。
つつみ先生のように実績のある先生を探す事が可能であれば3Mixをチャレンジする事もアリかと思いますが、そうでない場合は避けられた方が無難かと思います。
どこまで削って中止されたのかにもよりますが、歯髄を残す努力をされても良いとは思います。
しかし、持続的に痛みがあるのであれば、残念ながら「きっちり抜髄」された方が後々の結果が良いように思います。
現在の担当の先生は「もう神経を残せる可能性はない」とおっしゃられている現時点において、ぱくぱく さんが「神経を残したい」とお考えであれば、根管治療に精通した先生に診てもらう事をお勧めします。
根管治療が得意な先生は歯髄の残し方も上手なはずですから。
>3Mix-MP法のことだと思いますが、自分は必要ないと考えています。
同感です。
別につつみ先生を否定するわけではありませんが、僕の所には「他院で3Mixをしてもらったが‥」と言って来院される方が多いのは事実です。
僕が普通に(マイクロスコープ下で)覆罩処置をする事で症状が改善される事がほとんどだと感じております(すでに歯髄に感染してしまっている場合には残念ながら抜髄が第一選択ですが‥)。
個人的には3Mix(3Mix-MPを含む)はテクニックセンシティブと言うか、術者の考えによって成否の差が激しいように思います。
つつみ先生のように実績のある先生を探す事が可能であれば3Mixをチャレンジする事もアリかと思いますが、そうでない場合は避けられた方が無難かと思います。
相談者からの返信
相談者:
ぱくぱくさん
返信日時:2009-12-10 13:40:32
タイトル | [写真あり] 麻酔が効かず抜髄が中止に。今からでも抜髄を回避したい |
---|---|
質問者 | ぱくぱくさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 3Mix-MP法 その他(診断) その他(写真あり) 覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。