ビスホスホネート製剤投与中の歯科治療について

相談者: MIYAKAZUさん (37歳:女性)
投稿日時:2009-12-08 21:30:52
父が直腸がんの骨転移により、ビスホスホネート製剤(ゾメタ)を投与していました。

ちょうど入院中に歯痛を訴え、歯科治療をしました。
歯科治療後に主治医より

「歯科治療後はゾメタは投与できない」

と告げられました。


ゾメタは骨転移箇所の骨折予防のためにも継続して投与したいのですが、歯科治療後の投与はできないのでしょうか?


本サイト内で同様の質問があり、1年前の話では投与しても大丈夫との回答でした。
この1年で頸骨壊死について調査が進み、現在は歯科治療後の投与はできないのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-12-09 09:18:33
日本口腔外科学会のガイドラインでは、

http://www.jsoms.or.jp/pdf2/bone_bisphos.pdf


-----------------------------

注射用BP製剤による治療を中止するべきか予見できるようなデータは存在しない。

もし、注射用BP製剤による治療中に抜歯又は他の歯科手術が必要となった場合は、手術部位が治癒するまで注射用BP製剤による治療を延期することが推奨される。

悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症あるいは骨関連事象(骨痛や病的骨折)のリスクが高い患者では、注射用BP製剤による治療の継続を検討すること。

-------------------------------

とされています。


つまり、ご質問の、

>現在は歯科治療後の投与はできないのでしょうか?

ということに関しては、投与を続けることと止めることのメリットとデメリットを天秤にかけ、よりメリットが大きくデメリットが小さいと思われるほうを選択することになります。

このあたりはお父様の状態を一番把握している、担当医とよくご相談下さい。


お大事にどうぞ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: MIYAKAZUさん
返信日時:2009-12-09 20:56:13
田尾様

早速のご回答ありがとうございました。

日本口腔外科学会のガイドラインの内容を基に担当医と相談してみます。



タイトル ビスホスホネート製剤投与中の歯科治療について
質問者 MIYAKAZUさん
地域 非公開
年齢 37歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ その他(歯科治療関連)
その他(その他)
癌(抗がん剤服用中)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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