破折歯、インプラントを視野に入れた際は歯根端切除or抜歯?(イギリス)
相談者:
YUKさん (47歳:女性)
投稿日時:2009-12-16 08:35:55
左下6番の処置に関し根切か抜歯かで迷っています。
半年前、全身麻酔から目覚めた際に歯(根治根充+メタルコア+クラウン)が舌側傾斜し、若干の歯牙動揺と舌側部歯肉に腫脹が見られました。
その後症状は治まり様子を見ていたのですが、舌側歯頸部やや下からの排膿が始まり受診しました。
レントゲン診断後、根尖病巣(単根)が存在し恐らく原因は歯根破折であり、再根治による治癒の見込みは極めて低いとの見解です。
診断医が歯内療法専門医であることから同診断に異論はありません。
今後の治療方針として、抜歯または根切の選択肢を与えられました。
極力自己の歯を残したいもので、できれば根切を選択したいと考えていました。
しかし、根切歯の5年生存率が50%であることを踏まえると、将来的な抜歯も念頭に置かなければなりません。
5.7番が健全ですのでブリッジは考えておらず、欠損部にはインプラント希望です。
診断医が少し口にしたことで、
「根切術後部へのインプラント植立成功率はそうでない部分に比べ低い」
ということが気になります。
また、現在乳がんホルモン療法中でホルモン抑制薬を2013年まで服用予定です。
従って将来的な骨粗鬆症の可能性もあります。
当初の希望としては、先ず根切で予後不良であれば抜歯+インプラントでした。
そこでご相談ですが
1.インプラントを考慮しているのなら根切は避けた方が良いのか?
2.将来、骨粗鬆症の心配があってもインプラント処置は可能か?
以上、先生方のご見解をお聞かせいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
半年前、全身麻酔から目覚めた際に歯(根治根充+メタルコア+クラウン)が舌側傾斜し、若干の歯牙動揺と舌側部歯肉に腫脹が見られました。
その後症状は治まり様子を見ていたのですが、舌側歯頸部やや下からの排膿が始まり受診しました。
レントゲン診断後、根尖病巣(単根)が存在し恐らく原因は歯根破折であり、再根治による治癒の見込みは極めて低いとの見解です。
診断医が歯内療法専門医であることから同診断に異論はありません。
今後の治療方針として、抜歯または根切の選択肢を与えられました。
極力自己の歯を残したいもので、できれば根切を選択したいと考えていました。
しかし、根切歯の5年生存率が50%であることを踏まえると、将来的な抜歯も念頭に置かなければなりません。
5.7番が健全ですのでブリッジは考えておらず、欠損部にはインプラント希望です。
診断医が少し口にしたことで、
「根切術後部へのインプラント植立成功率はそうでない部分に比べ低い」
ということが気になります。
また、現在乳がんホルモン療法中でホルモン抑制薬を2013年まで服用予定です。
従って将来的な骨粗鬆症の可能性もあります。
当初の希望としては、先ず根切で予後不良であれば抜歯+インプラントでした。
そこでご相談ですが
1.インプラントを考慮しているのなら根切は避けた方が良いのか?
2.将来、骨粗鬆症の心配があってもインプラント処置は可能か?
以上、先生方のご見解をお聞かせいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-12-16 09:20:34
>1.インプラントを考慮しているのなら根切は避けた方が良いのか?
歯根破折ならば,歯根端切除術の適応では有りません。
抜歯するしかないでしょう。
>2.将来、骨粗鬆症の心配があってもインプラント処置は可能か?
それほど心配する事はないと思ってよいでしょう。
インプラント以外の問題の方がたぶん切実だと思います。
歯根破折ならば,歯根端切除術の適応では有りません。
抜歯するしかないでしょう。
>2.将来、骨粗鬆症の心配があってもインプラント処置は可能か?
それほど心配する事はないと思ってよいでしょう。
インプラント以外の問題の方がたぶん切実だと思います。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2009-12-16 13:11:46
海外での歯科治療は何かと不安があるとは思います。
ただ、松山先生が書かれているように「歯根破折ならば,歯根端切除術の適応では有りません」だと思います。
従って、しっかり診断してもらう事が必要だともいます。
できれば歯科用CTを撮りたいところです。
(海外ではまだまだ普及しているとは言い難いですが‥)
その上で、保存可能であれば「先ず根切」はアリだと思いますし、「予後不良であれば抜歯+インプラント」と言う流れは良いと思います。
しかし、保存不可能と言う事であれば、早めの抜歯を勧めます。
>2.将来、骨粗鬆症の心配があってもインプラント処置は可能か?
骨粗鬆症がインプラント治療に悪影響を与えるのは「オペ時」です。
特に「骨粗鬆症治療薬(ビスホスホネート剤)」を長期服用している場合にはインプラント治療は避けるべきでしょう。
従って、インプラント埋入手術が終われば「将来的に」と言う事はあまり気にする必要はないと思います。
ただ、松山先生が書かれているように「歯根破折ならば,歯根端切除術の適応では有りません」だと思います。
従って、しっかり診断してもらう事が必要だともいます。
できれば歯科用CTを撮りたいところです。
(海外ではまだまだ普及しているとは言い難いですが‥)
その上で、保存可能であれば「先ず根切」はアリだと思いますし、「予後不良であれば抜歯+インプラント」と言う流れは良いと思います。
しかし、保存不可能と言う事であれば、早めの抜歯を勧めます。
>2.将来、骨粗鬆症の心配があってもインプラント処置は可能か?
骨粗鬆症がインプラント治療に悪影響を与えるのは「オペ時」です。
特に「骨粗鬆症治療薬(ビスホスホネート剤)」を長期服用している場合にはインプラント治療は避けるべきでしょう。
従って、インプラント埋入手術が終われば「将来的に」と言う事はあまり気にする必要はないと思います。
回答3
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-12-16 13:57:41
YUKさん、こんにちは。
>1.インプラントを考慮しているのなら根切は避けた方が良いのか?
お二人の先生が回答されているように、歯根が破折した場合には抜歯が適応になります。
ふと思ったのですが,根切(歯根端切除)ではなくてヘミセクションでは?
ただヘミセクションで根を残したとしても単独で6番を維持するのは
非常に困難だと思います。
隣在歯との連結が必要になるでしょうね。
>2.将来、骨粗鬆症の心配があってもインプラント処置は可能か?
現在ビスフォスフォネート剤を服用していなければ大丈夫だと思います。
タイヨウ先生のおっしゃるようにCTを撮影して診断をきちんと行いたいですね。
お大事にしてください。
>1.インプラントを考慮しているのなら根切は避けた方が良いのか?
お二人の先生が回答されているように、歯根が破折した場合には抜歯が適応になります。
ふと思ったのですが,根切(歯根端切除)ではなくてヘミセクションでは?
ただヘミセクションで根を残したとしても単独で6番を維持するのは
非常に困難だと思います。
隣在歯との連結が必要になるでしょうね。
>2.将来、骨粗鬆症の心配があってもインプラント処置は可能か?
現在ビスフォスフォネート剤を服用していなければ大丈夫だと思います。
タイヨウ先生のおっしゃるようにCTを撮影して診断をきちんと行いたいですね。
お大事にしてください。
相談者からの返信
相談者:
YUKさん
返信日時:2009-12-16 20:10:31
タイトル | 破折歯、インプラントを視野に入れた際は歯根端切除or抜歯?(イギリス) |
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質問者 | YUKさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 47歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯のひび割れ、破折で抜く予定 抜歯:6番(第一大臼歯) 歯根端切除術 インプラント治療法 イギリス 歯根破折 癌(抗がん剤服用中) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。