鼻の後ろから喉へ落ちる鼻水、歯の上あたりから異物感と痛み
相談者:
gouskさん (43歳:男性)
投稿日時:2009-12-14 18:25:14
43歳の男性です。
左鼻の後ろから喉へ落ちる鼻水に悩まされております。
夏場は常に喉に落ち、冬場は鼻の奥、または喉の上あたりで鼻水が乾いて詰まっている感覚があります。
これが歯の上あたりから鼻の奥にかけ、痺れるような違和感、異物感となり、時に局部的な片頭痛、目まいを伴います。
またキーンと言う耳鳴りが左右とも徐々に大きくなっています。
3年前、左上5および6番の根幹治療を受けました。
その後2年が経過しても5、6番の痛みが消えず、逆に痛みが増す一方でしたので、大変悩んだあげく、比較的痛みが大きかった6番を抜歯しました。
その後も5番の痛みが増す方向にありましたので別の歯科へ行ったところ、マイクロスコープによる診察にて、まだ治療の済んでいない第4の根があるとのことでした。
3ヶ月ほどかけてラバーダムを使用した治療を終えると、次第に歯の痛みは和らいだものの、約9ヶ月が経過する今も他の歯とは明らかに違う状態です。
爪で軽くコツコツと叩くと、「我慢できない痛み」とまでは言えないものの、打ってできた青たんを叩いているような痛み、力を入れることのできない弱さを根の位置に感じます。
その歯を使って噛むことでは直接的な痛みは感じません。
しかしながらよく噛んでしまうと、翌日以降2、3日はその歯の根の部分あたりから頭部に頭重感が続きます。
またこの場合、目まいも大きくなります。
このような症状は20歳頃からあり、鼻水や痰が出ることから長く耳鼻科へ通いましたが、これまでに受けた5名程の耳鼻科医の診断では、鼻、喉、耳、副鼻腔など特に大きな問題は見受けられないとことです。
いずれもCTや、鼻から喉へ通すカメラを使用した診断によるものです。
耳鳴りの検査においては異常が確認されましたが、原因不明とのことです。
根幹治療後1年近く続くこの5番の痛み、そして鼻の奥から喉へ落ちる鼻水と痰、また度々ある5番の根の辺りから上へ(頭部へ)に広がる痺れるような痛みと重さ。
どのような原因が考えられますでしょうか。
日々の生活の中、集中力に欠けるばかりか、時にはろれつも回らないこともあります。
思い当たる原因がございましたら是非ご教授ください。
よろしくお願いいたします。
左鼻の後ろから喉へ落ちる鼻水に悩まされております。
夏場は常に喉に落ち、冬場は鼻の奥、または喉の上あたりで鼻水が乾いて詰まっている感覚があります。
これが歯の上あたりから鼻の奥にかけ、痺れるような違和感、異物感となり、時に局部的な片頭痛、目まいを伴います。
またキーンと言う耳鳴りが左右とも徐々に大きくなっています。
3年前、左上5および6番の根幹治療を受けました。
その後2年が経過しても5、6番の痛みが消えず、逆に痛みが増す一方でしたので、大変悩んだあげく、比較的痛みが大きかった6番を抜歯しました。
その後も5番の痛みが増す方向にありましたので別の歯科へ行ったところ、マイクロスコープによる診察にて、まだ治療の済んでいない第4の根があるとのことでした。
3ヶ月ほどかけてラバーダムを使用した治療を終えると、次第に歯の痛みは和らいだものの、約9ヶ月が経過する今も他の歯とは明らかに違う状態です。
爪で軽くコツコツと叩くと、「我慢できない痛み」とまでは言えないものの、打ってできた青たんを叩いているような痛み、力を入れることのできない弱さを根の位置に感じます。
その歯を使って噛むことでは直接的な痛みは感じません。
しかしながらよく噛んでしまうと、翌日以降2、3日はその歯の根の部分あたりから頭部に頭重感が続きます。
またこの場合、目まいも大きくなります。
このような症状は20歳頃からあり、鼻水や痰が出ることから長く耳鼻科へ通いましたが、これまでに受けた5名程の耳鼻科医の診断では、鼻、喉、耳、副鼻腔など特に大きな問題は見受けられないとことです。
いずれもCTや、鼻から喉へ通すカメラを使用した診断によるものです。
耳鳴りの検査においては異常が確認されましたが、原因不明とのことです。
根幹治療後1年近く続くこの5番の痛み、そして鼻の奥から喉へ落ちる鼻水と痰、また度々ある5番の根の辺りから上へ(頭部へ)に広がる痺れるような痛みと重さ。
どのような原因が考えられますでしょうか。
日々の生活の中、集中力に欠けるばかりか、時にはろれつも回らないこともあります。
思い当たる原因がございましたら是非ご教授ください。
よろしくお願いいたします。
回答1
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2009-12-15 00:45:15
こんばんは。
お悩みの諸症状は20歳頃から続く後鼻漏と歯の治療後に生じた歯痛、顔面の違和感、頭痛、耳鳴り、めまいなどかと思われますが、それぞれの症状に対して客観的に検出できる原因がはっきりとある場合もあります。
その場合はその原因に対して治療すればよいわけです。
しかし、いくら調べても治療しても原因らしきものが見当たらない(歯についてはその歯が問題あるようにも思われますが)ということなのでしょうね。
実際、そのようなことは頻繁に見受けられます。
後鼻漏に関しては鼻、副鼻腔に感染や炎症が生じていなくても生じることがあります。
以前に鼻炎や副鼻腔炎にかかった経験があると、症状が軽快しても後鼻漏が残ることはよくあるようです。
鼻粘液は元来漿液性でさらさらしているのですが、鼻炎などの影響でねばねばした粘液性に変化することがあるからです。
これに対しては去痰剤などの薬物療法を行いますが、効果に乏しいこともあります。
なかなか難しいようです。
歯痛に関しては抜歯や再治療によりある程度改善したようですが、これ以上の改善は難しいのではないかとも思われます。
本当のことは治療を担当した先生しかわからないし、その先生でもある程度のことしかわからないとは思いますが。
先ほども書きましたが、原因がわからないとか原因ははっきりしていても症状が強くて説明が付きにくいというような場合というのはしばしば経験します。
このような状況を説明するのに「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」という疾患概念があります。
歯の治療の際の外傷性神経損傷が痛みや違和感を残存させているということです。
この感覚が頭痛やめまいなども起こしているのかもしれません。
この場合は原因部位を探し出して治せば問題が解決するということはできません。
歯は症状発現のきっかけにはなったけれど、今となっては歯を治しても抜いても症状はなくならないのです。
原因を取り除くのではなく、症状に対して症状を改善するということを考えなくては仕方がないのです。
CRPSに対しても薬による治療が中心となります。
針治療や神経ブロックなどもよく用いられます。
お悩みの諸症状は20歳頃から続く後鼻漏と歯の治療後に生じた歯痛、顔面の違和感、頭痛、耳鳴り、めまいなどかと思われますが、それぞれの症状に対して客観的に検出できる原因がはっきりとある場合もあります。
その場合はその原因に対して治療すればよいわけです。
しかし、いくら調べても治療しても原因らしきものが見当たらない(歯についてはその歯が問題あるようにも思われますが)ということなのでしょうね。
実際、そのようなことは頻繁に見受けられます。
後鼻漏に関しては鼻、副鼻腔に感染や炎症が生じていなくても生じることがあります。
以前に鼻炎や副鼻腔炎にかかった経験があると、症状が軽快しても後鼻漏が残ることはよくあるようです。
鼻粘液は元来漿液性でさらさらしているのですが、鼻炎などの影響でねばねばした粘液性に変化することがあるからです。
これに対しては去痰剤などの薬物療法を行いますが、効果に乏しいこともあります。
なかなか難しいようです。
歯痛に関しては抜歯や再治療によりある程度改善したようですが、これ以上の改善は難しいのではないかとも思われます。
本当のことは治療を担当した先生しかわからないし、その先生でもある程度のことしかわからないとは思いますが。
先ほども書きましたが、原因がわからないとか原因ははっきりしていても症状が強くて説明が付きにくいというような場合というのはしばしば経験します。
このような状況を説明するのに「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」という疾患概念があります。
歯の治療の際の外傷性神経損傷が痛みや違和感を残存させているということです。
この感覚が頭痛やめまいなども起こしているのかもしれません。
この場合は原因部位を探し出して治せば問題が解決するということはできません。
歯は症状発現のきっかけにはなったけれど、今となっては歯を治しても抜いても症状はなくならないのです。
原因を取り除くのではなく、症状に対して症状を改善するということを考えなくては仕方がないのです。
CRPSに対しても薬による治療が中心となります。
針治療や神経ブロックなどもよく用いられます。
相談者からの返信
相談者:
gouskさん
返信日時:2009-12-15 17:22:37
タイトル | 鼻の後ろから喉へ落ちる鼻水、歯の上あたりから異物感と痛み |
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質問者 | gouskさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 43歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療に関するトラブル 根管治療その他 上顎洞炎(蓄膿症) その他(診断) その他(その他) |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。