[写真あり] 歯根の二股の部分が露出している歯は抜歯すべきか
相談者:
とろりんさん (50歳:男性)
投稿日時:2009-12-21 17:43:06
上7番の二股に溜まった膿を、歯肉を切開して掻爬してから10年経過しています。
掻爬の前に再根管治療されています。
切開した唇側の歯茎は10年の経過で後退し、歯根の二股が露出している状態です。
しかし、裏側の歯茎はしっかり残っていることもあり、歯に動揺は全くはありません。
ただここ数年は、年に1度か2度、多少腫れて、その都度抗生物質を4日程飲めば、後は何事も無かったようになります。
顕著に腫れて痛むとか、排膿やフィステルの結成はありません。
前回の定期検診(半年に一回、クリーニングをしています)時に、先生が
「この歯は教科書的には抜く歯なんだけど・・・」
とポツリと言われました。
仮に根っこだけでも自前の歯が保存されていることは良い事であると、私も先生も同じ思いであると思っていただけにショックを受けました。
ただ、その言葉の真意を追求するということは、その場の雰囲気では出来ませんでした。
がんばって保存されている歯を、さして問題もない(無くもないのかも?)のに、抜くのがスタンダードだというようなコメントをいただいた事に疑問や不安を感じてしまいました。
いつもは優しくて話し易い先生が、その時はちょっと怖く感じ、この部分についてはコミニケーションが取れませんでした。
アドバイスをいただければ幸いです。
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掻爬の前に再根管治療されています。
切開した唇側の歯茎は10年の経過で後退し、歯根の二股が露出している状態です。
しかし、裏側の歯茎はしっかり残っていることもあり、歯に動揺は全くはありません。
ただここ数年は、年に1度か2度、多少腫れて、その都度抗生物質を4日程飲めば、後は何事も無かったようになります。
顕著に腫れて痛むとか、排膿やフィステルの結成はありません。
前回の定期検診(半年に一回、クリーニングをしています)時に、先生が
「この歯は教科書的には抜く歯なんだけど・・・」
とポツリと言われました。
仮に根っこだけでも自前の歯が保存されていることは良い事であると、私も先生も同じ思いであると思っていただけにショックを受けました。
ただ、その言葉の真意を追求するということは、その場の雰囲気では出来ませんでした。
がんばって保存されている歯を、さして問題もない(無くもないのかも?)のに、抜くのがスタンダードだというようなコメントをいただいた事に疑問や不安を感じてしまいました。
いつもは優しくて話し易い先生が、その時はちょっと怖く感じ、この部分についてはコミニケーションが取れませんでした。
アドバイスをいただければ幸いです。
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回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-12-21 18:02:17
この様な歯を沢山見てきましたが、私は抜かない方針です。
”年に1度か2度、多少腫れて”程度では全身的に悪さをする程ではないと言えます。
二股に見えるということは、舌側根が有るということで(この歯は単根のこともある)、これがある程度しっかり支えてくれているのです。
現在でも何人かの患者さんがおられます。
ただし将来インプラントを視野に入れているならば、見切り時が大切です。
それは歯の保存に留意するあまりに、肝心の骨の喪失を許すことになるからです。
”年に1度か2度、多少腫れて”程度では全身的に悪さをする程ではないと言えます。
二股に見えるということは、舌側根が有るということで(この歯は単根のこともある)、これがある程度しっかり支えてくれているのです。
現在でも何人かの患者さんがおられます。
ただし将来インプラントを視野に入れているならば、見切り時が大切です。
それは歯の保存に留意するあまりに、肝心の骨の喪失を許すことになるからです。
助言1
助言者:
ノビーさん
助言日時:2009-12-21 23:45:44
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-12-22 04:00:20
とろりんさまこんばんわ。
インプラントはさておき、この写真と仰るような状態から言えることは、歯周病になっていることとオーバーブラッシングがありそうだということです。
もし歯周病で無ければ腫れることはないと思います。
したがって歯周病そのものを治す必要があります。
また歯肉の減り具合からオーバーブラッシングがありそうです。
歯ブラシが開いてしまうようなことはありませんか。
もし有るようなら、歯周病の治療とあわせて歯磨き指導を受けていただいたほうがいいと思います。
幾ら半年に一度クリーニングをしたところで歯周病は治りません。
おそらくこのことは実感なさっていると思います。
スケーリングで歯周病を治すことなど出来ません。
歯周病の原因は磨き残したプラークです。
したがってプラークを歯磨きできれいに落とし切ることが必要です。
歯磨き指導を受けられて、歯磨き技術が上達すれば磨けた所から歯周病は治っていきます。
是非、歯磨き指導の上手な歯科医と歯科衛生士を捜されて歯磨き指導を受けられることをお勧めいたします。
おそらくこのままではいずれまた歯を失うことになってしまいそうです。
インプラントを考える前に歯周病を治したほうがいいと思います。
参考になさってください。
お大事になさいませ。
歯周病 http://yamadashika.jp/perio.html
オーバーブラッシング http://yamadashika.jp/prevent08.html
歯周病を歯磨きで治す? http://yamadashika.jugem.jp/?cid=108
インプラントはさておき、この写真と仰るような状態から言えることは、歯周病になっていることとオーバーブラッシングがありそうだということです。
もし歯周病で無ければ腫れることはないと思います。
したがって歯周病そのものを治す必要があります。
また歯肉の減り具合からオーバーブラッシングがありそうです。
歯ブラシが開いてしまうようなことはありませんか。
もし有るようなら、歯周病の治療とあわせて歯磨き指導を受けていただいたほうがいいと思います。
幾ら半年に一度クリーニングをしたところで歯周病は治りません。
おそらくこのことは実感なさっていると思います。
スケーリングで歯周病を治すことなど出来ません。
歯周病の原因は磨き残したプラークです。
したがってプラークを歯磨きできれいに落とし切ることが必要です。
歯磨き指導を受けられて、歯磨き技術が上達すれば磨けた所から歯周病は治っていきます。
是非、歯磨き指導の上手な歯科医と歯科衛生士を捜されて歯磨き指導を受けられることをお勧めいたします。
おそらくこのままではいずれまた歯を失うことになってしまいそうです。
インプラントを考える前に歯周病を治したほうがいいと思います。
参考になさってください。
お大事になさいませ。
歯周病 http://yamadashika.jp/perio.html
オーバーブラッシング http://yamadashika.jp/prevent08.html
歯周病を歯磨きで治す? http://yamadashika.jugem.jp/?cid=108
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-12-22 08:48:55
この様に歯肉が退縮すると、歯根分岐部の、本来骨の中に埋まっているべきであるところが生物学的幅径(説明省略)が侵されるために感染しやすくなるのは事実です。
腫れる頻度が少ないですから放置か、希望により殺菌成分を有する洗口剤の使用、同洗口剤を付けての歯磨きを勧めています。
腫れる頻度が少ないですから放置か、希望により殺菌成分を有する洗口剤の使用、同洗口剤を付けての歯磨きを勧めています。
相談者からの返信
相談者:
とろりんさん
返信日時:2009-12-22 13:37:00
回答4
大野歯科医院(群馬県前橋市)の大野です。
回答日時:2009-12-22 16:28:15
お二人のベテランの先生の後ですが・・・
前医の先生の言うとおりに、「教科書的」には抜く歯であると思います。
しかし、あくまで「原則」であって、実際に抜くかは、とろりんさんのお気持ち次第だと思います。
そういう例は診療室ではたくさんあります。
歯医者の目からすると「症状が無い」≠問題が無い、ではなくて、他の歯への影響なども考えて総合的に歯を計画することがあります。
かならず患者さんにとってメリットがある、ということが前提です。
ただし患者さんにとっては「症状が無い」=問題が無い なのです。とくに日本人の患者さんはそうです。
(経験上、欧米の患者さんの多くは実にあっさりしています)
どちらが正しいではなく「どう考えるか」です。
治療と通院のゴールは何なのか?
本当の良医ならばどちらのゴールでも全力を尽くすものです。
何かの折に、抜歯のメリットも聞いてみてはいかがでしょう?
その上でとろりんさんのお気持ちを素直に伝えて、残すことに協力して欲しい旨を素直に伝えれば、コミュニケーションの問題は解決しますよ。
前医の先生の言うとおりに、「教科書的」には抜く歯であると思います。
しかし、あくまで「原則」であって、実際に抜くかは、とろりんさんのお気持ち次第だと思います。
そういう例は診療室ではたくさんあります。
歯医者の目からすると「症状が無い」≠問題が無い、ではなくて、他の歯への影響なども考えて総合的に歯を計画することがあります。
かならず患者さんにとってメリットがある、ということが前提です。
ただし患者さんにとっては「症状が無い」=問題が無い なのです。とくに日本人の患者さんはそうです。
(経験上、欧米の患者さんの多くは実にあっさりしています)
どちらが正しいではなく「どう考えるか」です。
治療と通院のゴールは何なのか?
本当の良医ならばどちらのゴールでも全力を尽くすものです。
何かの折に、抜歯のメリットも聞いてみてはいかがでしょう?
その上でとろりんさんのお気持ちを素直に伝えて、残すことに協力して欲しい旨を素直に伝えれば、コミュニケーションの問題は解決しますよ。
回答5
回答日時:2009-12-22 19:20:04
こんにちは。
更に若造の意見ですが。
私も、教科書的には抜く歯だと思います。
ご自身が調子が良いと感じていても、年に1〜2度も腫れる、というのは、抜く理由としては十分だと思います。
おそらく、今現在その歯の周囲には、細菌が多く集積していて、46時中炎症反応が起きています。
たまたま自覚症状が出るのが年に1〜2度というだけで、炎症自体は「ずっと」です。
身体のどの様な部位であっても年中炎症が起きているということは、例えば原因となっている細菌が血流に乗って身体を巡ったりして、ひいては血管が詰まる系の重篤な病気(脳梗塞など)にまでつながる「可能性」は、昔から指摘されています。
もちろん、そうそう起きることではないと思いますが・・。
そういう、炎症が今現在起きているかどうかの判断をする臨床的な目安がポケット測定の時の出血ですから、抜かないなら抜かないで、その変化をこまめに観察しておく必要があるでしょうね。
安全に残すのなら、ポケット測定時に出血のない状態をどうにか作った上で残しておくのがやはり理想的です。
どうにか作る・・方法は、徹底したブラッシングに加えて、一般的な歯周治療かも知れませんし、歯周外科やヘミセクションが適しているかも知れませんし、一番確実なのが抜歯、ということになります。
「見切り」の話が出ていましたが、それがまさにその通りだと思います。
その歯を残しておくことと抜いた場合の、安全性だけ比較すれば抜いておいた方が安全で、教科書的には抜歯だろうと想像します。
(実際には診査してみないと分かりませんが、おそらく・・)
理解した上で、残しておきたくて残しておくのは悪いことではないと思いますよ。
いつか「見切り」をつけるとして、それがいつかを考えるには、抜いた後と、今の状態の比較が必要なのではないかと。
先生によって意見は割れますが、個人的には、原則的に「7番」はなくても良い歯だと思っています。
そういう意味では、他の歯がたくさん残っていてそれらの歯の将来の不安も少ないとしたら、何も7番に労力を使うこともないかも知れません。
ですが例えば、隣接する6〜4番ぐらいまでがすでに抜かれていて、入れ歯を使用している、あるいはいつか使用することになりそうならこの7番は非常に大切な歯です。
入れ歯の安定にとても役立ちますからね。
そういう前提だと、わずかな危険性よりも残すメリットが上回るかも知れません。
あるいは、今もしも、他の部位にインプラントを入れているとしたら、この7番の様な細菌の巣を持っておくことは危険です。
この場合は抜歯を積極的にお勧めします。
または、この7番を将来抜いた後、隣の6番あたりにはインプラントを埋入するだけの骨が残らなさそうで、5番と7番にインプラントを入れてブリッジにしよう、と計画をするとしたら、この7番の炎症が進む(=骨の量が減る)前に、7番を抜歯しておかれた方が良いでしょう。
逆に6番部には骨が十分にあって、埋入したくなったらいつでも埋入出来る、ということなら7番は使える間は使って、抜いた後は何も入れずに放置というパターンもありだと思います。
と、色々なパターンがまだまだ挙げられますから、ややこしく書いてしまいましたが大野先生のおっしゃられる通り、
>何かの折に、抜歯のメリットも聞いてみてはいかがでしょう?
>その上でとろりんさんのお気持ちを素直に伝えて、残すことに協力して欲しい旨を素直に伝えれば、コミュニケーションの問題は解決しますよ。
ということだと思いますよ。
頑張って下さい。
更に若造の意見ですが。
私も、教科書的には抜く歯だと思います。
ご自身が調子が良いと感じていても、年に1〜2度も腫れる、というのは、抜く理由としては十分だと思います。
おそらく、今現在その歯の周囲には、細菌が多く集積していて、46時中炎症反応が起きています。
たまたま自覚症状が出るのが年に1〜2度というだけで、炎症自体は「ずっと」です。
身体のどの様な部位であっても年中炎症が起きているということは、例えば原因となっている細菌が血流に乗って身体を巡ったりして、ひいては血管が詰まる系の重篤な病気(脳梗塞など)にまでつながる「可能性」は、昔から指摘されています。
もちろん、そうそう起きることではないと思いますが・・。
そういう、炎症が今現在起きているかどうかの判断をする臨床的な目安がポケット測定の時の出血ですから、抜かないなら抜かないで、その変化をこまめに観察しておく必要があるでしょうね。
安全に残すのなら、ポケット測定時に出血のない状態をどうにか作った上で残しておくのがやはり理想的です。
どうにか作る・・方法は、徹底したブラッシングに加えて、一般的な歯周治療かも知れませんし、歯周外科やヘミセクションが適しているかも知れませんし、一番確実なのが抜歯、ということになります。
「見切り」の話が出ていましたが、それがまさにその通りだと思います。
その歯を残しておくことと抜いた場合の、安全性だけ比較すれば抜いておいた方が安全で、教科書的には抜歯だろうと想像します。
(実際には診査してみないと分かりませんが、おそらく・・)
理解した上で、残しておきたくて残しておくのは悪いことではないと思いますよ。
いつか「見切り」をつけるとして、それがいつかを考えるには、抜いた後と、今の状態の比較が必要なのではないかと。
先生によって意見は割れますが、個人的には、原則的に「7番」はなくても良い歯だと思っています。
そういう意味では、他の歯がたくさん残っていてそれらの歯の将来の不安も少ないとしたら、何も7番に労力を使うこともないかも知れません。
ですが例えば、隣接する6〜4番ぐらいまでがすでに抜かれていて、入れ歯を使用している、あるいはいつか使用することになりそうならこの7番は非常に大切な歯です。
入れ歯の安定にとても役立ちますからね。
そういう前提だと、わずかな危険性よりも残すメリットが上回るかも知れません。
あるいは、今もしも、他の部位にインプラントを入れているとしたら、この7番の様な細菌の巣を持っておくことは危険です。
この場合は抜歯を積極的にお勧めします。
または、この7番を将来抜いた後、隣の6番あたりにはインプラントを埋入するだけの骨が残らなさそうで、5番と7番にインプラントを入れてブリッジにしよう、と計画をするとしたら、この7番の炎症が進む(=骨の量が減る)前に、7番を抜歯しておかれた方が良いでしょう。
逆に6番部には骨が十分にあって、埋入したくなったらいつでも埋入出来る、ということなら7番は使える間は使って、抜いた後は何も入れずに放置というパターンもありだと思います。
と、色々なパターンがまだまだ挙げられますから、ややこしく書いてしまいましたが大野先生のおっしゃられる通り、
>何かの折に、抜歯のメリットも聞いてみてはいかがでしょう?
>その上でとろりんさんのお気持ちを素直に伝えて、残すことに協力して欲しい旨を素直に伝えれば、コミュニケーションの問題は解決しますよ。
ということだと思いますよ。
頑張って下さい。
相談者からの返信
相談者:
とろりんさん
返信日時:2009-12-23 01:19:08
大野先生、渡辺先生、ご回答ありがとうございます。
大野先生。
確かに症状が無い=問題がないではないと思います。
治療のゴールは、やはり歯槽骨の維持ということになると思っています。
ただ未だ、見切りというか割り切りがつかなくて・・・
渡辺先生。
各先生方から「年に1〜2度も腫れるというのは、抜く理由としては十分である」というご意見をいただいていたなら、見切れる(割り切れる)格好の材料になったのですが・・・
各先生方とも見解が違うので、とにかく、できるだけ歯周の状態を良好にして当面保存という頭(考え)になるというのが正直なところです。
ただ、この7番の歯周ポケットは4ミリですし、出血があったことも一度もありません。
かかりつけの先生は私の残しておきたいという意図は汲んでくれていると思います。
ただ今回、遠まわしに大野先生や、渡辺先生と同じ見解を示されたのだろうと思っています。
更に、仰る通りいろいろなパターンを考える事とも必要でしょうね。
ありがとうございました。
大野先生。
確かに症状が無い=問題がないではないと思います。
治療のゴールは、やはり歯槽骨の維持ということになると思っています。
ただ未だ、見切りというか割り切りがつかなくて・・・
渡辺先生。
各先生方から「年に1〜2度も腫れるというのは、抜く理由としては十分である」というご意見をいただいていたなら、見切れる(割り切れる)格好の材料になったのですが・・・
各先生方とも見解が違うので、とにかく、できるだけ歯周の状態を良好にして当面保存という頭(考え)になるというのが正直なところです。
ただ、この7番の歯周ポケットは4ミリですし、出血があったことも一度もありません。
かかりつけの先生は私の残しておきたいという意図は汲んでくれていると思います。
ただ今回、遠まわしに大野先生や、渡辺先生と同じ見解を示されたのだろうと思っています。
更に、仰る通りいろいろなパターンを考える事とも必要でしょうね。
ありがとうございました。
回答6
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2009-12-23 02:07:54
すでにご自身の中で回答を得られているようですが、一言付け加えておきます。
>治療のゴールは、やはり歯槽骨の維持ということになると思っています。
歯があれば必ず歯槽骨が維持されるとは限りません。
症状が無くても、慢性の炎症があればわずかずつですが歯槽骨は吸収します。
また腫れたときにはさらに大きく吸収します。
歯槽骨の維持だけが、抜歯するかどうかの判断基準はなりませんので、他の条件も合わせてよくお考えください。
>治療のゴールは、やはり歯槽骨の維持ということになると思っています。
歯があれば必ず歯槽骨が維持されるとは限りません。
症状が無くても、慢性の炎症があればわずかずつですが歯槽骨は吸収します。
また腫れたときにはさらに大きく吸収します。
歯槽骨の維持だけが、抜歯するかどうかの判断基準はなりませんので、他の条件も合わせてよくお考えください。
回答7
高田歯科 (神戸 三ノ宮・須磨)のタカタです。
回答日時:2009-12-23 14:13:26
人間の平均寿命を考えたときに、
●その歯が後何年使いものになるのか・・・
●骨粗鬆症になったりするとインプラント治療が難しくなる
●その歯の歯周炎が進行して、骨が少なくなるとインプラントを埋入できなくなる
●手術の肉体的な負担
●でも、インプラントの寿命も不安
●現在の歯周炎が進行形なのか、停滞しているのか・・・
など、さまざまなことを考えなければいけません。
なので、正解は存在しないです。
担当医と相談して、どのように治療を行っていくか考えてみてください。
●その歯が後何年使いものになるのか・・・
●骨粗鬆症になったりするとインプラント治療が難しくなる
●その歯の歯周炎が進行して、骨が少なくなるとインプラントを埋入できなくなる
●手術の肉体的な負担
●でも、インプラントの寿命も不安
●現在の歯周炎が進行形なのか、停滞しているのか・・・
など、さまざまなことを考えなければいけません。
なので、正解は存在しないです。
担当医と相談して、どのように治療を行っていくか考えてみてください。
相談者からの返信
相談者:
とろりんさん
返信日時:2009-12-24 17:24:31
小牧先生、高田先生、ご回答ありがとうございます。
いろいろな条件も考慮しますと、私の場合において、これこそ正解というのは存在しないのかもしれませんね。
ありがとうございました。
いろいろな条件も考慮しますと、私の場合において、これこそ正解というのは存在しないのかもしれませんね。
ありがとうございました。
タイトル | [写真あり] 歯根の二股の部分が露出している歯は抜歯すべきか |
---|---|
質問者 | とろりんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 50歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定 抜歯:7番(第二大臼歯) その他(診断) その他(写真あり) 根分岐部病変 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。