ブリッジ更新時に土台の歯を大きく削られたが強度等に影響は?

相談者: 毎日歯磨きさん (40歳:男性)
投稿日時:2010-01-11 03:43:26
こんにちは。
初めて相談させていただくのですが、よろしくお願いします。

私は、左上1〜3までがブリッジで、1,3番は共に神経が残っているです。


その3番が、先日外れたため、新しいブリッジをつけてもらうために歯医者に診察してもらいに行きました。

幸いにも中は特に虫歯もなく、状態は良かったのですが、

歯茎が多少下がっているため、歯の根元をもう少し削って、形を整えてから型を取ります」

と説明を受けました。


神経が残っている歯なので、できるだけ削って欲しくなかったのですが、そのくらいならとお願いしたところ、根元だけでなく、全体的に削られ、1,3番が一回り小さくなった感じがしました。

当初の説明通り根元だけなら削る理由は理解できますが、それ以外の先端部分などを削る必要性は有るのでしょうか?



それと私は20年ほど前に初めてブリッジを装着してから、その後現在に至るまで、2回ブリッジを更新しており、その度に、1,3番が削られていますが、現時点では、幸いにもしみたり、痛んだりするようなことはありません。

ただ、今回かなり歯の厚さが薄く削られてしまったようなので、今後神経に支障が出るのではないか、または強度的に問題が有るのではないかと非常に心配です。

将来的には、2番をインプラントにし、1,3番は単独の差歯にすることも考えており、その際に強度不足になるのではないかとも心配しております。



以上が状況の説明なのですが、質問内容をまとめると以下の通りです。
どうかよろしくお願いいたします。


1)ブリッジの更新時、土台の歯の形を整える場合、歯茎の後退した部分以外の、先端や全体を削る必要性は有るのでしょうか?
(特に私の場合は、虫歯などの問題はなかったようなのですが。)


2)ブリッジを更新するたびに土台の歯を削っていく場合、削りすぎると土台の歯の神経に支障を与えたり、強度に問題が発生するのではないでしょうか?

また、これを確認する判断基準や方法などはあるのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-01-11 18:04:54
こんにちは、

>当初の説明通り根元だけなら削る理由は理解できますが、それ以外の先端部分などを削る必要性は有るのでしょうか?

そうですね、一般的なイメージでは歯ぐきの縁だけでいいのでは!?
と思ってしまいますが、基本的にこの部分だけで処理することは難しいです。

この部分だけで処理を行うと階段状の形態になってしまい、次の被せ物の精度が下がってしまいます。


削った部分は出来るだけ段差がなくシンプルな方が適合はあがります。

茶筒と同じですが、本体と蓋はシンプルな円にした方が操作も単純化できその分結果に繋がります。


私も再治療で被せ物をする際には必ず1周はしっかり削ります。
歯ぐきの縁だけで処理することはまずしません。

と言うより出来ません^^;



>2)ブリッジを更新するたびに土台のを削っていく場合、削りすぎると土台の歯の神経に支障を与えたり、強度に問題が発生するのではないでしょうか?

歯は触れば触るほど歯の寿命は短くなります。
ですから、削れば削るだけ歯の強度はなくなります。

治療することによるメリットが大きければやもう得ないと思います。

ただ、神経がしっかり残っている歯であれば結構健康な部分は残っていると思いますから、ああまり強度のことは心配しなくていいと思いますよ^^



>また、これを確認する判断基準や方法などはあるのでしょうか?

残念ながらないです。


治療すれば治療するだけ削らないといけないので、今回歯が入ったらメンテナンスなどをしっかり受けて長持ち出来るようにしてくださいね^^


おだいじに
 

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-01-12 12:10:02
井野先生と同意見です。


ただ、強度強度と言っても「何の強度なのか?」と言うところも考える必要があると思います。

この場合、考えるのは「天然の強度」と「クラウンの強度」のバランスになります。

削らない方が「天然歯の強度」は保たれますが、その分「クラウンの強度」や「クラウンの色」に犠牲が出ます。

簡単に言えば
 セラミッククラウンが割れやすい
 クラウンの色が合いにくい
と言う事です。

逆に「クラウンが割れては困る」「色をドンピシャに合わせたい」と言う事であれば天然歯をやや多めに削り込む必要があります。

そのあたりのバランスを我々歯科医は考えるわけです。


また、井野先生の書かれているように「適合」と言う問題もあります。

「シンプルな形に削る」と言う事。
これは簡単に言えば「一筆書き」の要領で全体を滑らかに段差の無いように削るわけです。


以前の治療と今回の治療は同じ先生でしょうか?

以前の削りと今回の削りに統一性が無ければ、全体をグルリと削って滑らかに仕上げる必要が出てきます。


そうなると、今回の治療は「必然」と言えると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 毎日歯磨きさん
返信日時:2010-01-12 23:59:19
井野先生、タイヨウ先生、大変的確で丁寧な説明をありがとうございました。

自分の中の不安もこれで解消し、今後の治療に専念することができそうです。


そして、のメンテナンスに関しても、現在1日3回食後に歯磨きをしているのですが、今後は歯科医院での定期検査も実施し、現在の歯を少しでも良い状態で長持ちさせるように心がけていきたいと思います。


本当にありがとうございました。



タイトル ブリッジ更新時に土台の歯を大きく削られたが強度等に影響は?
質問者 毎日歯磨きさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ クラウン(差し歯・被せ)その他
ブリッジ治療法
ブリッジその他
歯医者への不信感
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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